(22.5.23) 小谷小学校の運動会

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 私が評議委員をしている小谷小学校の運動会が22日(土)に開催された。学校から招待状が送付されてきていたのだが、本音を言えば今回はあまり乗り気でなかった。
毎年出ているので今度で4回目だ。もうそろそろサボらせてもらおうか

 しかしそうは問屋が卸してくれなかった。私はほぼ毎日四季の道の清掃活動をしているのだが、ちょうど小谷小学校の登校時間にかち合って、セーフティー・ウォッチャーのお母さん方に会う。

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 私はこのセーフティー・ウォッチャーのお母さん方とは顔見知りなので、いつも気安く声をかけあっている。
山崎さん、今度の運動会に来てくれるでしょう、私の子どもは黄色組みなの
私の子は赤組よ、来てね
私の子どもは青、青応援してね

 とても行かないというような雰囲気でなくなってきた。
はは、私は小谷小学校の審議委員ですから、必ず行きます。子どもたちを応援しましょう」調子よく答えた。
いつものように頼まれると断ることができない。

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 22日はほぼ一日中晴れていて、風も実に心地よい運動会日和だった。来賓席の一番前に陣取って、カメラとビデオをセットして運動会風景を写したが、見ている限りはなかなか面白い。

 私はマラソンが趣味だし、子どもたちにマラソンを教えている関係からどうしても徒競争に目が行ってしまう。
走り方の上手なフォームの整った走りなど見ると惚れ惚れする。

うぅーん、この子は陸上をすればきっといい選手になるだろうな
なんで上級生になると急に体が太って熊みたいな走り方になるのだろうか
なんて気持ちで見ていた。

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 小谷小学校のグランドは直線で50m程度しか取れないため、それ以上の距離の場合はトラックを使って曲線を走ることになる。
見ていると一番外側の選手がほとんどトップで入ってきたが、これは内側になるほど急角度に回らなくてはならないのでスピードを出せないためだ。
狭い運動場のトラックは絶対に外側が有利だ、これじゃ内側の選手がかわいそうだ」同情してしまった。

 私が小学校の運動会をしていたのははるかに50年以上も前のことだが、現在も種目はほとんど変化がなく、徒競争、綱引き、玉入れ等実に伝統的な競技ばかりだった。
そうか、運動会はいつまでたっても昔ままか・・・・・」少し感慨深かった。

(別件)ベンチのペンキ塗りについて

 最近四季の道や周辺の公園のベンチが腐りはじめており、とても気になっていました。また当初はペンキが塗ってあったのですが、既に剥げ落ちてしまい、その上にうっすらとコケが生えていたりしています。

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ペンキを塗っておきました

 2ヶ月ほど前からベンチのペンキ塗りに取り掛かっています。本当は腐った場所を木製パテ等で補修した後ペンキを塗りたいのですが時間がかかるため、当面は腐りそうなベンチにペンキを塗るだけにしております。
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年数がたって腐りかけています

 

 

 

 

 

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(21.2.6) 小学校はアイデアの時代

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 小学校の経営もアイデアの時代だということを教えてくれたのは、小谷小学校寺崎校長先生である。

 実はそれまで卒業以来小学校とは無縁の生活をしていたので、「小学校はどこでもまったく同じ方針で運営されており、学校ごとの特色を見つけることはほとんど不可能」だと思っていた。

 しかし私が小谷小学校パソコンの特別講師ボランティア教師をしてみて、こうした取り組みが必ずしも一般的ではなく、どちらかといえば先進的な取り組みであることがだんだんと分かってきた。

 私はこの四季の道に隣接する4つの小学校の先生や校長先生と知り合いになっているので、他の小学校の先生に質問してみた。
私は小谷小学校で特別講師をしているのですが、この小学校ではそうした取り組みはないのですか
聞いたら他の小学校では特別講師も、ボランティア教師の取り組みもしてなかった。

 とても不思議に思って寺崎校長先生に確認したら「制度としてあるのだけれど採用するかしないかは校長の裁量にある」のだそうだ。
いわば積極的に手を上げてそうした制度を導入している学校と、まったく採用しない学校に分かれるらしい。

 たとえば私はパソコンの特別講師をしているが、100%必ずしも先生方から好意的に迎え入れられているわけではないという。
パソコン教育も自分達で行なうべきだ」との意識が強い場合があり、外部の教職免許を持たない講師に快い感情を持たない場合があるらしい。

でも、私は地域の人のサポートをできるだけお願いして、地域に溶け込んだ学校にしていくのが子供達のためにもいいと考えています」校長先生の方針だ。

 またボランティア教師はいわば1対1のマンツーマン教師であり、国語と算数の時間にある決められた児童の指導を行なっている。
この取り組みのついても先生の間で意識の差があるようで、積極的にボランティア教師を受けいれる教師と、そうしたことを嫌がる教師がいるのだという。

特別な児童というわけでなく、ある科目だけが遅れている場合にサポートをお願いしているので、子供達もボランティア教師に教わっているからといって、特殊な気持ちを持つわけではありません

 私もこの学校に6人いるボランティア教師の一人だが、1年生の児童に国語を教える時などは、まるで孫に勉強を教えているような気分になる。
「『おとうさん』と『おとおさん』とどっちが正しいか分かるかい
実を言うと自分でも分からないことがあるのだが、あまり気にせず教えている。

 さらに今日(5日)、校長先生から小谷小学校が「ソニー優秀プロジェクト校」に選ばれたのだと聞いた。
ソニーは科学好きな子供を育てるために、科学教育を積極的に行なおうとしている学校に助成金を出して支援をしているのだという。

 受賞するにはまずしっかりした取り組み計画が必要で、その計画の内容で助成するかしないかをソニーは決定するのだという。小谷小学校では校長先生のイニシャティブで企画書を作成したようだ。

これからの取り組みが大変なんだけど、こうしたことで前向きに取り組まないとどうしてもぬるま湯につかってしまいます。

 助成金は50万円で、昨今は教育予算がとても厳しいのですが、これでデジタルカメラを10台購入できます。科学知識を増やす道具がそろえそうです

 校長先生は実にアイデアマンだ(ただしアイデアウーマンといわないと怒られる)。
あらゆる機会をとらえて学校の活性化を図ろうと努力している。小学校もアイデアの時代だということを寺崎校長先生を見てつくづく感じた。

 

 

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(21.2.4) 再びパソコン教育が始まった

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 昨日一日注意して寝ていたら、風邪の症状もなおり体調が回復してきた。今日はパソコン教室があり、3時間目と4時間目に授業がある。
昨日の段階ではとても行けそうになかったが、直った以上はいかざる得ない。

 授業は昨年の12月以降、約1ヶ月余りしていなかったので、操作方法をすっかり忘れてしまった。私は普通の人よりもはるかに記憶力が弱いので、こうした時はピンチだ。
いつもはかなり前にパソコン教室に行って事前トレーニングをして思い出すようにしているのだが、今回はそうした時間がなかった。

 久しぶりにキューブキッズペイントの授業をしたが、先生からは「絵を描いたところに文字入力をさせてほしい」という要望を受けた。
2年生だから『ローマ字入力』でなく、『かな入力』でさせてほしい」のだそうだ。

 実はこの「かな入力」をさせるのが若干ことなのだ。入力方式は通常私たちが使用しているマイクロソフトのIMEでなく、学校ではATOKを使用していて、このコントロールがいまだにうまくいかない。
ATOKはどうもよくわからん」毎回うなっている。

 実際やってみるとローマ字入力からかな入力に変換するのは簡単にできるのだが、それを元に戻すやり方がさっぱりわからない。ヘルプ機能を見て確認しているのだが、なぜかヘルプに書いてあることと、実際の動きが違う。
うぅーん、どうしたらいいんだ」だんだんとヒア汗が出てきた。

 それに先生の要望であるペイント画面で、通常の文字入力もできそうもない。
通常の文字入力は元々無理なのではないだろうか」あせるがよく分からない。

 結局絵文字は用意されているので、今回は絵を描いてその上に絵文字で名前を書いてもらう方式に変えることにした。
今日は絵文字で我慢してください
しかし先生は不満らしく、なんとか絵と文字入力の組み合わせをしたいらしい。
次の授業では何とかできないものかしら」言われてしまった。

 実はパソコン教師になって一番の悩みは、先生のイメージと実際の作業イメージがうまく合わないことだ。
先生は「山崎さんはプロなんだから何でもできるはずだ」と思っているようだが、ペイントのようなソフトは日常的に使用しているわけでない。

 授業課題が与えられたらその前に1時間ぐらいかけて演習をして始めて教えられる水準になっている。
やれやれ、これでどうにか授業ができるだろう」本音を言えば泥縄授業だ。

 しかしまあ、またペイントも徐々に思い出してきた。次回からは自信を持って教えられそうだが、長い休みが入るたびに頭がリセットされてしまうのには大弱りだ。



 

 

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(21.1.15) 国語は難しい

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 笑ってしまった。国語の難しさについてである。今日(14日)から小学生に国語と算数のボランティア授業をすることになったが、小学校1年生の国語のサポートだった。

 この小学校では何らかの理由で授業について行けなくなった児童がいた場合、そうした児童をマンツーマンボランティア教師が教えるシステムがある。
これが全国どこにでもあるシステムかどうか私は知らない。

 たまたま今日教えた児童はひらがなや漢字の読み方がかなりおぼつかなく、ほとんどの漢字にはひらがながふってある。何か昔の私のようだ。
ひらがなは君がふったのかい
うぅーん、おにいちゃん

 一緒に教科書を読んでみたが声が小さく蚊が鳴いているようだ。
大きな声で読むんだよ
うん

 ひとしきり教科書を読んだ後、次にドリルを見てビックリした。
ドリルでは「おと( )さん」という質問があり、ここに文字を入れるのだが、私は「おとさん」か「おとさん」か分からなかった。

うぅーん、どっちなんだろう」先生が悩んでしまった。
悩んでいたらその子はすらすらと「おとうさん」と記載したので、「そうか、『』なんだな」なんて子供に教えてもらったが、正直言ってビックリした。

 実は長い間私は「」と「」の発音が不明確で、どちらとも聞こえる発音をしてきた(どちらかといえばに近い)。62年間それで不便を感じなかった。
たとえば「そおした」と「そうした」という言葉は、私にとっては同音同義語なのだ。

 書き言葉にすると違うのだが、話し言葉では同じだったため、書く場合もどちらでもいいのだと思っていた。
私のブログではそのときの気持ちで両方が使用されている。

 ところが先日読者の方から、「表記法が間違っている」と指摘されて始めて「そおした」でなく「そうした」が正しいと知った。
また同じく「おとおさん」でなくて「おとうさん」が正しいことになる。
うぅーん、国語は難しい」唸ってしまった。

 算数などはもともと表記法を定義してから始めるので、間違いようもないが、国語は話し言葉と書き言葉に相違があり、しばしば話し言葉で書き言葉を表記してしまう。
現在の言文一致運動」のようなものだ。

 私など典型的にそうなのだが、国語の教師をすることになったのだから、せめて正しい表記法を教えるのが勤めだろう。
信じられないことに私の方が子供達から教えられている。

 

 

 

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(20.12.17) 最後の奉公 小学校の算数ボランティア

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 昨今のおゆみ野界隈の荒れ方は、ほとんど非常事態宣言並だ。中学校や四季の道の公園、遊歩道にほぼ毎日のようにひどい落書きがされ、分解された自転車やバイクが泉谷公園の池に放り込まれ、フェンスのポールが抜かれたり、太鼓橋の蛍光灯のカバーが割られている。

 なぜこんなに急激に破壊活動が始まったのだろうか。今まで雌伏していたアルカイダが一斉に攻撃しかけてきたみたいだ。
どう見ても中学生を中心とした破壊活動で、警察や地区の育成や防犯関係者がパトロールをしたりしているが、なかなか犯人が判明しない。

 昨日泉谷中学で行なわれた「地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業」の講演会で講師の方が「地域と学校が協力しなければ、安全は守ることができない」と言っていたが、全くそのとおりだ。

 中学生が荒れる原因の一つに学業についていけず、落ちこぼれになって精神が荒れる場合がある。
私は中学生とは直接のかかわりはないが、小学生のパソコンの特別教師をしてみて、低学年の時は懸命に授業について行こうとしているのに、学年があがるに従ってさめてしまう児童がいることに気がついた。
どうせ出来ないのだから、パソコンなんてやる気もしない」そうした態度を見せる。

 こうした生徒は全ての授業に対し同じ態度をとるようで、担任の先生もすっかり諦めてしまい、ほとんど無視して授業を進めているようだ。

 通常クラスにはよく出来る子、普通の子、出来ない子がいるが、よく出来る子は塾などに行ってますます磨きをかけているし、普通の子は学校での授業に十分ついていける。

 問題は出来ない子なのだが、多くの場合算数の授業についていけなくなった場合が多い。繰上げ繰り下がりの概念が理解できなかったり、分数の掛け算や割り算がまるでダメというような児童だ。

 こうした子が中学生になって、ますます授業についていけなくなり、荒れる子になってしまうことが多い。
授業は全く面白くネエし、バイクでも壊して遊ぼう」と言うことになる。

 思い余って先日、私がパソコンを教えている小学校の教頭先生に、ボランティアで算数を教えるメンバーに私を加えてほしい旨、依頼をした。
この小学校では地区のお母さんが、毎日2時間目と3時間目に、授業についていけない児童をマンツーマンで教える体制をとっている。
そこに私も加えてもらい、少しでも落ちこぼれの児童がでないように、及ばずながらお手伝いをすることにした。
小学校の時から落ちこぼれて、すねているのではかわいそ過ぎる

 小学校の授業に一人でもついていける子供が増えれば、中学校で荒れる子供がそれだけ少なくなる可能性が高い。地区の安全を図る上でなんとも迂遠な方法だが、私が出来る方法としては最善だ。
幸い私はパソコンとマラソンの教師をしてきて、子供達にはなれている。今度は算数の教師になってあげよう。

 こうした行動でドロップアウトする児童が一人でも救えたら、私自身はいままでこの社会にお世話になった恩返しになる。
そして子供にとっては社会のアウトローに近づくか、社会のまじめな構成員になるかの分かれ目だ。

 やはり私のような年長者は、子供達の未来を見据えて子供達を社会のよりよき構成員になるように導くことが、最後のこの世に対する勤めなのだと思う。

 




 

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(20.12.15) 小学校のパソコン教育  驚きと感動と

043754501 私は近くの小学校でパソコンの特別講師をしているのだが、驚いたり感動したりすることが多い。
先日の1年生の授業で算数の切り上げ、切り下げの復習をパソコンですることになった。小学校には学年別算数の練習ソフトが入っており、それを使用して復習するのだ。

 ある女の子が手を前に出して盛んに首をかしげている。
先生、指が足らないから計算できない」泣きそうな顔だ。この少女は繰り上がりや繰り下がりの概念が理解で出来ず、10本の指の範囲でしか計算できない。
そうか、それなら先生の指を貸してあげよう。これなら計算できるだろ

 かつて私もこうして指を数えて計算していたことを思い出した。今では暗算でいとも簡単に成し遂げていることも、当初はこうして指計算機で計算していたわけだ。
人類はいかにして計算が出来るようになったのか」人類の歴史を追体験してしまった。

 これも1年生の男の子の話である。ペイントと言うソフトを使用してクリスマスカードを作成する授業だった。学校にはパソコンが20台しか配置されていないため、生徒は交代でパソコンを使用する。

 授業が終わる頃になって、ある男の子がさめざめと泣いていた。目から鼻から涙が流れ出し、ぐじゅぐじゅになっている。
どうしたの」聞いても要領を得ない。

 授業の最初の頃に、隣の女の子に足をけられて泣きそうになっていたのを知っていたので、隣の女の子に注意し「君は男の子なんだから、泣いたりしちゃーダメだ。男の子は強くなくちゃー、ダメだぞ
頭をなぜ、さとして教室に帰らせた。

 その日はこの授業だけだったので、パソコンの電源を落とし、電気を消してパソコン教室から出ようとしていたら、例の男の子と他に女の子と男の子計3人が、息せき切ってドアーを開けて入ってきた。

あっ、先生がいた。よかったね、A君。先生、A君はクリスマスカードが作れなかったの」女の子が息を切らしながら説明する。
どうやらA君はパソコンを操作する時間が取れなくてクリスマスカードが作れなかったようだ。

そうか、それで泣いてたんだな。よし、ここに座れ。先生と一緒にクリスマスカードを作ろう」A君は気を取り直して操作を始めた。
A君、よかったね。クリスマスカードがつくれて。後でみててやるからね。本当に良かったね」嬉しそうに少女が言う。

 私は思わずその少女の顔をしげしげと見てしまった。
これが小学校1年生の言える言葉だろうか・・・・・・・

 この話をクリーンクラブでいつも一緒に活動している小太郎姉さんに話した。
小太郎姉さんによると「女の子のほうがはるかに早熟で、特に下に弟がいるような場合はお姉さんとしていつも面倒を見ていることが多く、小学校低学年では男の子は本当に子供なの」だそうだ。

 小太郎姉さんの話で、先日読書会で取り上げた平岩弓枝さんの「ちっちゃなかみさん」を思い出した。この小説の主人公は11歳の少女だが、「兄の結婚話の障害にならないようにと、弟と二人で家を去り、自分は女郎をしてでも弟を育てるので、兄の結婚を承諾してほしい」泣きながら訴える話である。

あの小学校1年の少女は、本当にちっちゃなかみさんだなあ
目から鼻から涙を出して泣いていたA君も、孫のようにいとおしかったが、さらに少女が示した男の子をいたわる気持ちには、思わず胸が熱くなってしまった。

 パソコン教育には驚きも感動も多い。

 

 

 

 

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(20.12.12) 悪い予感

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(蛍光灯のプラスチックカバーが破壊されていた

 先週の土曜日(6日)、いつものように四季の道の清掃活動をしていたら京成おゆみ野駅の前の歩道橋の欄干にはめ込まれている蛍光灯2基が、バットのようなもので破壊されていた。
また始まったか。まずいな」悪い予感がした。

 こうした破壊行為が始まると次々にエスカレートしていき、次にはもっと大規模な破壊行為や反社会的行為が始まるのが常だ。
危惧していたら泉谷中学校で校門や校舎の壁一面にスプレーで落書きがされ、中学校で大騒ぎになったとの記事おゆみ野Walkersやその他のブログに掲載された。

 最近の落書きは書かれても1箇所ぐらいであったりして、たちどころに消去が可能であったが、どうやら今回はそのような生易しいものではないらしい。ブログに掲載されていた写真を見てもところかまわず書きなぐっていると言う感じだ。

 「○○死ね」と言う文字が踊り、現生徒指導の教官名や在校生の名前が書かれていたという。
○○死ね」と言う言葉は四季の道の街路灯やトンネルの壁にしばしば書かれた経緯があり、その都度クリーンクラブのメンバーで消していた。しかし上塗りが効かない場所は完全には消し去ることが出来ず頭を抱えたものだ。

 特に裸のゴツゴツしたコンクリートに書かれた場合は、針金ブラシで削り取るのだが、コンクリートの粉を目いっぱい吸い込んで気持ちが悪くなった。

 今回は防犯カメラを事前に壊してから犯行に及ぶ等、確信犯的な用意周到さが見られる。こうした犯人を捕らえることは至難の業だが、私がかつて勤めていた金融機関ではこうした確信犯に対する対応をしていた。

 そこでは防犯カメラ以外に隠しカメラを設置して、たとえ防犯カメラが壊されても犯行を映し出すことが出来るようにしてあった。
これは海外の子会社の例だったが、成績が不良な職員を馘首したところ、この職員が「人種差別による不当解雇」だとの理由で提訴したことがある。海外では人種差別だと認定されると企業が存続できないほどのペナルティーを取られる。

 その時この職員が解雇後に「不当解雇」の証拠集めに上司や本人の机を開けていた映像が隠しカメラに映っており、これによって逆に提訴することが出来た。実務ではこのくらい注意深い対応をしないと企業経営がなりたたない。

 学校教育では一般に性善説的な対応をとることが多く、また問題が起こると教師や父兄が自分達がいたらなかった等の反省をすることが多い。
十分に教育指導が出来なくてもうしわけない」という気持ちだ。

 しかし、これはものの半面で、いくら教育しても駄目な児童はある一定の割合でいるものだ。完全な善人も、完全な悪人もいないが、相応に反社会的行為を行なう児童はいる。
どんなに社会が進んでも警察があるのは、一定の割合で犯罪者が現れるからで、単に確率の問題といえる。

 こうした場合は社会の規則にしたがって罰するのが最も大事で、「悪いことは悪い」とのけじめをつけさせるのが大事だ。
なまじ「教育の欠如だ」なんて反省しないほうがよい。

 犯罪者は必ず犯行を否認するから、そのためにははっきりした証拠が必要になり、会社では一般的に行なわれている隠しカメラの設置を学校も検討したほうがよい
人間社会の維持のためには教育も罰則も必要だとの常識的判断がこうした場合最も大事だと思う。

 

 

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(20.12.1) 小学校のパソコン教育 その3

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 私は近くの小学校でパソコンの特別講師をしているのだが、半年以上たってどうにかパソコン教育の現状と言うものが分かってきた。
パソコン教育はほとんど教師の能力に左右され、特にパソコンについて知識が豊富な教師がいる場合はおおいに勉強が進むが、反対の場合はさっぱりになる。

 大体どの学校でも数人はパソコン操作が上手な先生がいて、そのクラスでは技術的に難しい内容でもどしどし教えている。
一方「パソコンはちょっとね」という先生の場合は、出来るだけパソコン授業をしないか、しても生徒にすべてまかせて「今日は○○の検索をして、報告してください」と言って後は生徒に全て任せてしまう。
自分でもよく分からないんだから、口出しするのはよそう」それが本音だ。

 だから私の役割はパソコン操作が苦手な先生をサポートして、全体のレベルをそろえてあげることなのだが、今一番の悩みはローマ字入力のトレーニングが十分になされていないため、文字を入力することが苦手な子が多いことだ。

 ローマ字は4年生から習うとのことだが、パソコンでの検索は文字入力が必須なので、3年生でもローマ字入力が必要になる。
全てのパソコンの前にローマ字入力表なるものが置いてあり、それを元に懸命に入力しているけれど、かなりたどたどしい。

 出来れば3年生の段階でローマ字入力が出来るようになれば、4年以降の授業が大いに進むのだが、実際は4年生でも約半数程度の生徒が文字入力に悪戦苦闘している。

 下期は何とかして3年生にローマ字入力が出来るように教えたいが、時間の制限もあり思うようには進んでいない。
パソコン教育は一進一退だが、生徒が喜んで授業を受けてくれるのが救いだ。
先日「私の好きな授業は○○です」と打ってもらったところ、スポーツと並んでコンピュータ授業が上位にランクされていた。

 子供達の期待に答えられるようにがんばろうと思っている。

(追加) パソコン教育についての記事を記載したら、奈多さんから「自分もパソコン教師になりたいのだがどうしたらなれるだろうか」という主旨のコメントをいただいた。
詳細はコメントの返事に記載したが、そうした希望をもたれている方がいることに嬉しくなった。

 

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(20.11.30) 小谷小学校のこやつ祭り

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小谷小学校の小谷祭りが29日(土)に行なわれた。私がパソコンを教えている隣の部屋で、この祭りのためにこやつ会の会長さんはじめ、多くのお母さん方が数日かけて懸命に準備していた祭りだ。

山崎さんも是非見に来てくださいね」旧知の会長さんから言われれば断るわけに行かない。「ええ、喜んで

 午前中は子供達の催し物、午後からはおやごさんや地域の名人さんたちの催し物が組まれていた。
子供達はアリーナで演奏会をしたり、各クラスでそれぞれの催し物をしている。わらでぞうりを編んだり、紙芝居をしたり、クイズをしたり、ちょっとした演劇をしている。

 担当の先生も総出で参加しており、ふけいの参観も多くなかなかにぎやかだ。
子供達のバイタリティーはなかなかのものでしょう」校長先生の言葉だ。

 外ではゲートボールと竹馬の実技が行なわれていた。ゲートボールは地区の年配者が指導していたが、さすがに上手だ。
また竹馬はなれた子供が相当高い竹馬に乗って歩いているのにはビックリした。

 音楽教室に行ってみた。音楽担当のM先生がパワーポイントを使用してこの日のための資料作りをしていたのを知っていたからだ。
かなりM先生の趣味が色濃く出ている選曲でアイーダバブァロッティトゥーランドットなどを聞かせてくれたが、トゥーランドットがM先生が用意した字幕をみて千夜一夜物語の中の「カラフ王子と中国の王女の恋物語」を歌った歌だと始めて知った。

 教室や会場を歩いていると「あ、パソコン先生だ」なんて随分声をかけられる。子供達から声をかけられるのはとても嬉しいのだが「先生、髪の毛を切ったの」と何人にも言われたのには当惑した。

 私はパソコンを教えるときはハンカチを頭に巻いてハゲを隠しているのだが、今日は何もせずに出かけたので子供達がビックリしてしまったようだ。
実はこれが普通なのだ」とはとても言えず笑ってごまかしたが、若づくりも大変だ。

 まあ、しかしお母さんがたも張り切って理科の実験の手伝いをしていたり、子供達も楽しげでなかなかのものだった。すでに小学校を出てから50年もたっていたが、何か昔に戻った感じがしたものだ。

 

 

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(20.11.8) 小学校のパソコン教育 その2

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 私は近くの小学校でパソコンの特別講師をしており、最近は週3回程度小学校に出向いていって教えている。現在までのところ教えている学年は1年生から4年生までだが、下期には5,6年生も教えてほしいと言われているので、全学年を見ることになりそうだ。

 パソコンの授業は私としてはとても楽しく張り切ってやっているのだが、それでも時々落ち込んでしまうこともある。難しい子がいるのだ。
小学校の先生をしてみて一番タフな仕事は教えることよりも難しい子の相手をすることだと言うことが分かった。

 ほとんどの子供は素直でかわいらしくて孫みたいなものだが、それでも学年で何人かは扱いに苦労する子がいる。授業中に教室を走り回ったり、パソコンがうまく動かないとパソコンの操作卓をたたいて壊そうとしたりする子がいるのだ。

 先日はパニックに陥ってパソコン机の下を足で蹴飛ばし始めた子がいた。ドンドンとひどい音が出ている。ここにはパソコンの配線がわんさかとまとめられているのでビックリした。
担任の先生が「壊れたら山崎先生ぐらいしか修理できないのですよ。そんなことをしてはいけません」と強く注意したが、配線が切れたら私でも対応が無理だ。
一方注意された子は「ぼくじゃないよ」とうそぶいていた。

 本当はそうした子供をマンツーマンで教えればパニックには陥らないのだが、そうすると他の子供達の授業が出来なくなってしまう。
どうしたらいいのだろうか」頭を抱える。

 最近は1日4時間ぐらい生徒の指導をすることがあり、そうした日はすっかり疲れ果てて家で寝込んでしまった。疲れると気持ちがすっかりブルーになる。
あのワンパクにどう対処しようか。悶々・・・・・・

 しかし疲れているときは何も考えず、決心しないのが生活の知恵だ。
寝て元気になれば、また考えが変る
私も十分に年を取ってきたので、自分の気持ちをコントロールすることがうまくなった。

 いつものように8時から寝たら翌日はすっかり元気になった。
あのかわいい生徒達に今日は何を教えようか」様変わりだ。

 5,6年生まで教えるとなると,プレゼンテーション、表計算初歩、ホームページ基礎程度は教えなくてはなるまい。
山崎先生も忙しいのだ。

「亀ゴン、パソコン先生もなかなか大変なのだぞ
昨日は『クソガキ』なんて言っていましたが、今日は元気ですね

寝れば誰でも元気になるんだ。最近は生徒のパソコン技術があがったといって喜ばれているんだ。1年生の先生から『授業では引き算をさせても嫌がるのに、パソコンだととても楽しくするのですよ』と言われたんだ
きっと、子供は身体を動かしながら学ぶのが楽しいのですよ。頭だけで理解するのは難しいものです。
先生は時々気落ちしているみたいですが、深刻に考えないで、気楽にやってください

 

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