(20.1.10)何がいるのだろうか

 おゆみ野四季の道」のテーマソング。以下のファイルをダウンロードすると曲が始まります。
 「pianotokurarinetto.mid」をダウンロード

今年最初のみやこ会里山・調節池整備合同作業日だ。数えて17回目になる。
気候はここ数日穏やかで風もなく、絶好の作業日だった。
平日でもあり集合したのは定年退職者の4名である。

 今日(9日)は調節池に生息しているや、水生昆虫類の調査を行なった。
この調節池には入水路が3箇所あるのだが、今日は、こやつ公園近くの入水路に出来ている水溜りの生き物調査を行なった

 ここは一見すると単なる水のたまり場みたいに見えるのだが、サギカワセミがこの水溜りに来ている事もあり、何らかの生き物が居るのではないかと予測されたからである。

 調節池の草原方面からこの水溜りに接近したのだが、途中つる類が繁茂しており、こうしたつるの除去をしないと水溜りに近づけない。

 調査地点の葦を取り払って、魚すくいの網で探ってみると、小魚小エビ、それとおたまじゃくしが網にかかった。
この時期におたまじゃくしがいるのがなんとも不思議だったので調べてみたらウシガエルのおたまじゃくしだった。ウシガエルおたまじゃくしで冬を越す。

 Wikipediaには「繁殖形態は卵生で、日本では5-9月に寒天質に包まれた10,000-20,000個の卵を産む。幼生の状態で越冬し、翌年の夏に変態し幼体になる。幼体は水場をつたい他の水場へと移動する」と記載されている。

 この調節池は調査すればするほど、色々な生物がいることが分かってきて驚かされる。
もともとこの調節池に入ることは学校で禁止されており、また実際にヨシセイタカアワタチソウが繁茂していて人が近づけなかったため、生き物の楽園になっていたみたいだ。

今回発見した小魚小エビはインターネットで検索し調べてみる事にした.。

 それにしてもここはみやこ会が里親になって整備しているのだが、何か後世に残すべき自然環境を委託されたようになってきた。

作業中の写真を掲載します
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/2019?authkey=J_UWl4DLkIk
 

 

 

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(20.1.9)谷津田(やつだ)を知っていますか

おゆみ野四季の道」のテーマソング。以下のファイルをダウンロードすると曲が始まります。
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 谷津田(やつだ)という言葉をご存知だろうか。実は私はまったく知らなかった。そもそもこの言葉は固有名詞だと思っていたのだ。
世田谷神田のようなどっかの知名だろう」

 先日(7日)、みやこ会の会長  I さんに誘われて千葉市の環境保全推進課が主催する自然保護講習会守り伝えたい谷津田の自然」にでて、初めて谷津田が普通名詞であり、また谷津田がどのようなものかを知った。

 Googleで検索すると谷津田は「里山景観の構成要素の一つ。
谷津とは谷にある湿地を意味し、主に関東地方の武蔵野台地と関東平野の境目に多く見られる小規模な谷にある。

湿田そのものが失われつつあり、湿田に依存した生物に絶滅危惧種が多数いることや、谷間のために田が小さく不定形で機械化されにくく、多くの生物が残されていることなどを背景として、生態系や里山の生物の保全が近年注目されているものを言うのだそうだ。

どうやら谷間にある小さな田んぼで、年中湿っている場所みたいだ。

 講師は谷津田については大変な権威者といわれる赤井裕氏だったが、私は知らなかった。

 赤井氏によると、谷津田整備された田との違いは、入排水の水路の構造の違いによるのだという。

 谷津田の場合は入排水の水路が一緒で、一年中水が流れているため、田んぼが乾くことがない
一方整備された田んぼ入水路と排水路が別で、排水路が低い位置に設置されている。したがって排水路から水を抜くと、田んぼが乾いてしまい水辺に生息する生物(かえる、やご、めだか等)が生息できない。

 この水環境が常時維持されているか否かが、水辺の生物の生存条件を決定するので、生物多様性の見地からは谷津田の環境が非常に大事になってくるのだそうだ。

なるほど、常時水のある田んぼがあれば生物は多く住めるのか」納得した。
しかしよくよく考えるとこの環境を維持するのはかなり大変そうだ。

谷間のために田が小さく不定形で機械化されにくいのであればどう考えても農業に適さない。真っ先に休耕田になる場所だ。

 だから農業維持の観点からは谷津田の保全を目指すことは難しい。
収穫量が少ないとか、労力が大変だとか言ってはいけない。メダカのために米を作りなさい」なんてとても農家に言えないからだ。

 そのため行政が乗り出して自然保護の観点から谷津田の保全が叫ばれるようになったようだ。

 これは一度谷津田を見に行ってみよう。どうも頭の中で考えているだけではこの問題を実感するのは難しそうだ。


谷津田という言葉をご存知だったかどうか教えてください。

 

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(19.12.17)水鳥と野鳥の聖域が見つかった

 水鳥と野鳥の聖域が見つかった。私たちみやこ会が整備を進めている都川調節池のことである。
千葉市環境保全部長の紹介で、野鳥観察の専門家W氏がボランティアで都川調節池の水鳥と野鳥の観察指導をしてくれた。

 参加したのは私たちみやこ会のメンバーと、紹介をしてくださった千葉市環境保全部長同環境規制課S氏、および野鳥観察の愛好家H氏等で、総勢で10名になった。

 野鳥愛好家のH氏は鳥を見つけることに長けており、観察された鳥の種類は30種類に及んだ。
専門家W氏によると「このような風の強い日に、水鳥や野鳥が30種類もいることは信じられない多さで、ここが鳥の聖域といっていいほどの場所なのだ」という。

おそらく
とW氏は言う。
里山があり、池があり、かつ草原が残っており、かつ街の真ん中にあるような場所はほとんどないので、非常にすばらしい好環境が残されていたということでしょう
だから
ここを野鳥の聖域として保全していくことはとても大切なことです

 W氏から指摘されて始めてその価値を知ったのだが、ブルーノ・タウトが「泣きたくなるほど美しい」と指摘した桂離宮のようなものだ。
しかし、本当にうれしくなってしまった。

 懸命にゴミを撤去し、里山を整備していたが、気がついたら鳥の聖域を守る使命まで託されていたようだ。
ますますここをしっかりと守っていかなければいけませんね」会長の I さんの肩に力が入るのは無理もない。
みやこ会も社会的使命を帯び始めてきた。

 なお、水鳥と野鳥の観察はこの日(16日)の午後行ったのだが、それに先立って午前中に環境管理センターの都川調節池の水質検査が3時間に渡って実施されている。
この調節池に流れ込む流入口3箇所、および流出口1箇所の水と泥を採取している。

 この調査には「おゆみ野の環境を守る会」から責任者が2名千葉市環境規制課S氏、およびみやこ会のメンバーが同行した。

 水質調査は環境管理センターが稼動する前の都川調節池の水質状況を調べる目的で実施したもので、約40項目の調査をおこなった。
結果は「おゆみ野の環境を守る会」および「みやこ会」にも通知してもらうことになっている。

 今日は木枯らしが吹き本当に寒い一日だったが、実に得がたい一日だった。なにしろ水鳥と野鳥の楽園を発見した記念日だ。


今回の水鳥と野鳥観察の写真と、環境管理センターが行った水質調査の写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/191216?authkey=u9OW-Byvqxk

おゆみ野四季の道のテーマソングは以下のファイルをダウンロードしてください。
「pianohamori.mp3.mid」をダウンロード



         

 

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(19.12.15)調節池の野鳥観察

今回からテーマソングを最初においております。以下のファイルをダウンロードすると聞くことができます
「pianohamori.mp3.mid」をダウンロード  

私たちみやこ会が整備を行っている、都川調節池野鳥観察をすることにした。なにしろ私は数日前に昭和の森公園野鳥観察の手ほどきを受けたばかりのビギナーである。腕を磨きたいとおもった。

 双眼鏡と、カメラと野鳥図鑑をもってさっそく出かけた。野鳥観察のトレーニングとしては最適な場所だ。
前回の里山整備のときも10羽前後の水鳥が飛来していたが、今回も同じ程度の水鳥が葦の木陰で休んでいた。

はたして飛来している水鳥はなんだろう
双眼鏡で眺めながら鳥類図鑑と見比べたのだが、同じような水鳥ばかりで、種類がちっとも分からない。
慣れている人はくちばし尾羽鳴き声飛び方で種類が分かるようだが、鳥類図鑑をはじめて見るような人にはそおした区別はつきようもない。

黒っぽい鳥と灰色がかった鳥だ」なんてことになり、ため息が漏れた。

 実はみやこ会ではこの16日の日曜日、水鳥の専門家を招き観察会を開く予定になっている。それまでにビギナーを卒業して「ああ、あれはおおばんですね。ここには多いのですよ」なんてかなりの通に見せようとしたが、この作戦は大失敗だ。
しかたなくもとのビギナーに戻ることにした。

 種類については写真を取って後で確認することにしたが、やってみると遠すぎて写すこともできない。私のカメラは3倍ズームだが、この程度ではどこに鳥がいるのかも分からない。
まずい、もっと倍率の高いカメラがいる

 私はアナログカメラであれば、高倍率の望遠レンズを持っているのだが、現像にだしたり、できた写真をスキャンしなければパソコンに取り込めなかったりしてとてもアナログカメラを使用する気持ちにはなれない。

 家に帰ってパソコンで映像を拡大してみたが、やはり鳥がいるのが分かる程度で種類を特定するなんて不可能なことが分かった。
仕方ない。そのうちに高倍率のデジタルカメラを買おう。どうも野鳥観察にはそれなりの投資が必要のようだ
ふたたびため息が出た。

 しかしがっくりするのはよそう。場数を踏んでいくうちに裸眼でもマガモカルガモの区別くらいはつくようになるかもしれない。それまでの辛抱だ。

今回は調節池で野鳥観察をしたというだけの写真です。残念ながら鳥はまともに写っていません
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/191214?authkey=hjiasGQ8Mgs


テーマソングについて感想をお聞かせください。

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(19.12.6)里山・調節池整備第15回合同作業報告

 今回で15回目の合同作業日となった。水曜日ということもあり参加者は4名である。
里山の整備については一段落したので、今回は薮原の整備について今後どのような方針で取り組むかの調査を行った。

 薮原にはが生息していることが確認されており、また薮原を通って調節池まで水路が伸びているが、そこに小魚が生息していることも分かっている。
12月に入り調節池には水鳥が飛来するようになり、今日も4~5羽葦の木陰で泳いでいた。調節池にはのような大型の魚も生息している。
また「ここにはカルガモもいて、時々調節池の周りの遊歩道にまで出てくることがある」とこの地に長く住む女性が話していた。

 薮原の整備については、段階的に行うことが以前の話会いで決定されており、おおむね薮原の8分の1程度を試験的に整備することにしていた。8分の1程度であれば、全体への影響が少ないと思われたからである。
今回はその場所をどこにするか下見をし整備の方向性を話し合った。

 現地調査をしてみると、流入口から調節池までの水路が特に荒れており、ゴミが水路に引っかかっていたり、が伸びて水の流れを止めていたりしている。
また、調節池と薮原の間には人がはいらないように、金網のネットが張ってあるのだが、台風等の大水の時に、ネットが流されてしまっていた。

 この地区の住民の話では「ネットは子供を調節池に入らせないために張ったのだが、よく壊れるのでそのたびに県に申し入れをして張りなおしてもらっていた」のだそうだ。
もっともこの金網のネットは私が知っている限り昨年から壊れたままになっていた。

 調査の結果、次回からの薮原の整備については、
① ゴミやセイダカアワダチソウの除去と、
② 葦の丈を詰めたり枯れて水中に浸かっている葦を除去したりと、
野鳥や小魚の環境を悪化させない様に留意しながら整備していくという基本方針を確認した。

 また、金網ネットについては県に報告するが、併せて工事で水路を悪化させたりしないように申し入れる事にした。

 なお従来この報告書の題名は里山整備だったが、今後は薮原の整備が中心になるため「里山・調節池整備」と題名を変えることにする。

 なお、今回調査した水路の現状の写真を掲載します
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/19125?authkey=htKbHrLfZYw






 

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(19.11.10)里山整備第14回合同作業報告

 先日(7日)、第14回目の里山整備の合同作業が実施された。参加人員は合計で9名だが、正式メンバーは6名、その他に非正式メンバー1名と、植物観察の専門家2名の参加を得た。

 この日は二人の植物観察の専門家の指導の下に植物観察を実施し、作業は行わなかった。
会長の I さんは以下のようにこの日の植物観察の感想を述べている。

自分達の森をゆっくりと観察出来たのは、活動開始以来始めての事だった。似たような樹木でも違う種類だったり、あの森では数少ない部類の木があったりと発見の連続。
日照条件の良い赤松林では多くの野草があり、次から次へと名前を聞かされて戸惑ったりと、楽しい時間を過ごした


 正直言って私の場合は、どの野草を見てもほとんど同じように見えるので、とても名前を覚えることはできなかったが、木の種類については少しずつ覚えられるようになった。
草より木のほうがなじみがある。

 里山については、不法投棄されたゴミの除去は概ね終わり、下草刈りも終わって、危険箇所には柵の設置もできたので一応の整備は済んだといえる。

 今後は調節池が野鳥にとって棲みよい環境なのか観察したり又、
背高泡立ち草が繁茂している草原のビオトープ化の整備
について検討を加える時期になってきた。

 野鳥の棲息状況については大草や千城台西調整池での野鳥観察を長年されている方に観察して頂き、意見を聞く機会を設ける事になった

 いづれにしても新たな段階になってきたので、メンバー全員で今後の整備方針について話し合いを実施することにしている。

晩秋の森と植物調査の写真を掲載します

http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/1911902

 

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(19.10.22)里山整備第13回合同作業報告

 21日の日曜日は、みやこ会の13回目の合同作業日だった。 この日は、都川源流の調節池近くに住んでおられるAさんご夫婦が新たに参加してくれ、11人のメンバーが参集した。

 Aさんご夫婦は「この森がどんどん美しくなっていくので、誰が整備しているのか、とても気になっていたのだという
たしかに地面を覆っていた笹は一部を残して刈り取られ、木に巻きついていた蔓草も除去され、間伐も進んで明るい森になっている。

 従来は道路から池方向を見ても、草木にさえぎられて何も見えなかったが、いまは池まで十分見渡せるようになった。遊歩道も整備され危ない箇所には柵も設置されている。

 今日(21日)は主としてキツネノカミソリなど保全が必要な野草が踏み荒らされないように柵で囲って、生育場所を守る作業を行った。
気候も良くなり作業をしていても気持ちよい秋風が吹いてくる。本当に気持ちのよい一日だった。

 今回は水質検査はおこなわなかったが、2日前の19日に千葉市の環境保全推進課の職員の方が来て、水質検査をおこなってくれた。われわれも従来からのパックテストを実施したが、千葉市が行った水質検査との比較ができそうだ。

 千葉市の水質検査結果はほぼ1週間ほどで判明するそうで、他の河川の水質検査結果等とも比較してくれることになっている。
この調節池の水質については、流入口の透明度が1m以上あるのに、流出口の透明度は30cm以下であり、水質の指数は河川の下流域の指数レベルになっている。

 その原因を知りたいとかねがね思っていたので、千葉市の検査結果が非常に待ちどおしい。


合同作業日の写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/191021/photo#s5123713022328546722

千葉市環境保全推進課の水質検査の写真を掲載します

http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/tchMLH

 

 

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(19.10.4)里山整備第12回合同作業報告

  今日(3日)はみやこ会の12回目の作業日だった。参集メンバーは6名である。
ようやく秋めいてきて大変涼しい一日だったが、信じられないことに蚊の大群に悩まされた。
蚊も、生存競争の最後の戦いをしている」のだとメンバーの一人が言ったが、蚊取り線香や蚊ネットで防御していないメンバーにとっては大変な日だった。

 この里山には実に不思議な現象がある。合同作業を開始してからはや半年になるのに、生き物の姿をほとんど見かけないのだ。「ヒバカリ」とおもわれるを見たのは今回がはじめてだしウサギのような哺乳類は見たことがない。さらに会長の I さんの話だと、他の池や調整池と比べると水鳥も少ないと言う。

 従来ここに古くから住んでいる人から「狸がいて餌付けをしたことがある」とか、「マムシがいるので注意するように」とか言われたのがうそのようだ。
そおいえばクワガタカブトムシのような昆虫についても非常に少ない。

 なぜなのだろうか。住宅地にかこまれて、爬虫類や哺乳類等はすでに住むことができない環境になってしまったのだろうか。今のところまったく原因がわからない。

 もう一つ不思議な現象を見つけた。ここは従来蔓(つる)が繁茂し、木の樹幹を覆っていたのだが、私が2月、3月の間に蔓をすべて切断しておいた。
これで今年はからまれていた木から芽吹きが始まり、蔓に変わって樹幹を形成すると思っていたいたのだが、いっこうにそうした気配がない。

 そのかわり、かつて蔓が閉めていた場所はポッカり空間が開いたままだ
あまりに蔓に痛めつけられたため、葉っぱも出せないのだろうか
予想に反してとても残念だが、来年は芽吹いてくれることを期待しよう。

 本日の作業は、恒例の水質調査と、藤のツルの除去通路の土留め工事をおこなった。また伸びてきた笹の刈り取りも同時におこなった。

 森の整備もかなり進み、手を入れていない部分も減ってきている。同じ様に刈ったり切ったりしていても、当初の頃に比べ周囲に与える影響が大きくなりつつあるとも言える。

 今回 ① 生物の隠れる場所を確保するためにはササやぶをどお残すべきか ② しつこいアズマネザサは一旦刈り取った方が里山の景観上や野草のためには良いだろうかについてメンバー間で意見交換した。
この問題も、この森をどのように利用するのかで整備の方向が決まって来るので、I さんが改めて整備目標の原案を提示することになった。

  I さんの構想としては、中央に残された原生林的な場所は一度にササを刈る事はしないゾーンとし、すでに笹をかったゾーンと交互に整備したり、野草の保護ゾーンや遊びゾーン等と分けて、それぞれの場所に合った整備をしていく事を想定しているようだ。

 すでにゴミの除去、蔓の除去、下草狩り、池の囲い、土留め等をおこなうことで里山整備はかなり進み、これからはこの里山をどのように育てていくかの段階に来たようだ。

本日の作業の写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/19103

なお、水質調査結果は、今後月に1回の掲載に変更します

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(19.9.18)里山整備第11回合同作業報告

 本日(16日)は台風9号が関東地方に上陸した後の始めての合同作業日だ。参加者は8名である。

 案の定折れた小枝や倒木が散乱していたが、早出してくれた力持ちのAさんUさん達が前もって、通路の数箇所に集めておいてくれた。それを全員で会長の I さんが作った倒木置き場に運んで道を整備しなおした。
よく台風の後、山小屋の関係者が登山道を補修しているが、何かそれに似てきた。これでまた小道を楽に通れるだろう。

 今回は「印旛沼わいわい会議」への参加について打ち合わせがもたれた。この会議は印旛沼の浄化を目的に組織された会議で、関係市町村が持ち回りで会議を開催している。
本年度は千葉市が主催することになり、千葉市に存在する河川浄化活動に関連している5団体・組織に参加要請が来たものだった。

 当「みやこ会」も関係5団体の一つとして参加を要請されたのだから、それなりに活動実績が認められたと言うことにはなりそうだ。
 I さんの話によると「一般にはそれほど知られてないが、市や県では認知されつつある団体」なのだそうだ。
これは I さんが市の会議やイベントに参加したり、他の環境団体との交流を深めたりしている結果かもしれない。

 しかし残念なことに「印旛沼わいわい会議」についていうと、当「みやこ会」は「都川源流の里山開発をおこなって、都川の浄化に貢献しようとしてはいる」が、印旛沼とは直接関連がない。

 打ち合わせの結果「会長の I さんがみやこ会の代表として本会議に参加。会員は自由参加。みやこ会の活動内容を事例として口頭説明する程度に留め、パネル展示など準備を要するレベルのものはしない。今後の準備会の中で、会員の協力が必要となった時は、その旨会長から要請する」ことになった。
会議は11月25日におこなわれる。

 しかし、それにしても暑い日だった。気温は32.5度で、真夏日になってしまい、池からの涼風があるものの汗びっしょりになってしまった。
私は前日の8時間走がこたえて、午前中はほぼ寝ていたのだが、午後からはこの合同作業日に無理して出て行った。
山崎さん、元気がないなあ、疲れているのですか」見透かされてしまった。

 本日は池の柵の延長や、丸太道の手すりの作成をしたが、全員お疲れモードになってしまった。はやく涼しくなって快適に作業ができるようになってほしいものだ。

今回の作業中の写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/19917

なお、水質調査結果については以下のファイルをダウンロードしてください。
「9.16)」をダウンロード

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(19.9.6)里山整備第10回合同作業報告

 里山開発の合同作業日も今日(9月5日)で、10回目を数えた。記念すべき日だ。参加者は6名である。
最も会長の I さんや里山の近くに住んでいるAさん、力持ちのBさんたちは3日に空けずにこの里山に通っているから、自分の庭のようなものだ。

 遊歩道も整備され、間伐の伐採も進み、下草はほぼ除去された。不法投棄されたゴミもほとんど片付いている。

 今日は台風が接近していたため天候が不順で、晴れているかと思うと急ににわか雨が降るという状況だった。
会長の I さんの提案で、今回は水質調査池の周りの柵の強化をおこなうことになった。
柵の強化は、先日広島県呉市の農業用溜池に子供たちが入り込み、内2名が死亡、それを助けようとした老人も死亡した事故が発生したからである。
安全対策として柵を池の周りに設置しましょう

 この里山の池の深さについては実は知らない。農業用溜池のように深くはなさそうだが、昔ここで遊んだ経験があると言うCさんの話だと、子供たちが水泳をしていたそうだ。
一度池の深さについて計ってみたいと思っているが、ゴムボート等の手配がいるだろう。

 この里山については、学校で入ってはいけない場所として教えられており、また入口は木製の柵がしてあって「注意書」もある。しかしそれでも入ってくることが想定されるので、池の周りに柵をめぐらしておいた。

今は我々しか入っていないけれど、今後この里山をどのように開放していくか検討しなければなりませんね
池があるから、その安全対策は必要だなあ

ある特定の日に開放日を設けて、そのときにフケイ同伴で入山してもらうような形で、徐々に開放していくのがいいかもしれませんね
有用植物の保存や、里山の自然についてボランティアで教育の場を設けることなんかも考える必要がありそうですね

 そのうち、回り近所や小学校からこの場所を見学したいと言う要望も出てくるだろう。そのときに備えて今は準備期間として里山の整備をしている。


(恒例の都川源流の水質調査結果)

・pH(ペーハー)は7であり、中性といえる。
・雨水の流入があったため、汚染度合いが緩和されている。
・水の透明度は低くなっている。

調査地点      調節池への流入口        調節池からの流出口
調査日        08/01 08/19 09/05       08/01 08/19 09/05

調査開始時刻   10:30  11:50  12:30        10:55   12:20   13:05
天気         高曇り  晴れ  曇り・雨        高曇り  晴れ   曇り・雨
気温(℃)      34   31    29.5           25    29     28.5
水温(℃)      24   27    28            26    29     27.5
透視度(cm     30超* 30超   16           28    20     11
pH          7.0   7.0   7.0             7.0    7.5    7.0
NO3(硝酸)     5    5     1             2     2      2
NO2(亜硝酸)   0.2   0.2    0.02          0.1    0.05    0.05
NH4(アンモニア)  0.2  0.5     0.2           0.5    0.5     0.2
COD         10   13    20            10    13      10
水の濁り       なし  なし  有り            なし   若干    有り
水の臭気       なし   なし  なし            なし   なし     なし

今回の作業の写真を掲載します
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/199

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(19.8.20)里山開発第9回合同作業報告

 里山開発はますます順調に作業が進んでいる。今回は正式メンバー10名の他に、Aさんの家族が特別に参加してくれた。Aさん家族は近くの森で採取してきたカブトムシとクワガタをこの森に放って、新しく「カブトムシとクワガタ」の森を作ろうという計画だ。
 カブトムシは10匹程度、クワガタは5匹程度放った。いたるところに堆肥場や倒木があるから、来年は楽しみだ。

 池の側は、人が入らないように柵を作っておいた。池の水は今日は満杯であり、深いところでは1m程度はありそうだから、小さな子供がもしこの森に入ってきたらやはり危険だ。
池を見晴らせるベストポジションには、昔、路上生活者のテントがあり、辺り一面に空き缶や使用済みの電池が散乱していたのだが、今はきれいに清掃されて変わりに丸太のベンチが置かれている。
座っていると、夏でも池から吹き上げてくる風は涼しい。

それと今回から、「都川源流の自然再生をはかる会」の名称を略称で呼ぶことにした。「みやこかい」と呼ぶ。このブログを書くときでも時々名称を間違えていたくらいだから、略称は大歓迎だ。
新しい、名札はやはりAさんが作ってくれる。我々「みやこかい」はプロの集団だから何でも自分たちで作ってしまう。

 しかし、今日の作業は本当は大変だった。単に熱いとか蚊がいるとかの問題なら対応は可能なのだが、に襲われてしまったのだ。
どうも我々の作業が、蜂の巣を壊したらしい。怒った蜂が草刈機で作業していたKさんを襲った。

 Kさんはの攻撃に耐えかねて、草刈機をそのまま置いて避難したのだが、そのあとで草刈機のモーターをとめようとした私が襲われた。一瞬、火をつかんだような痛みが親指にはしり、続いて首筋をかまれた。
イテー
正直言って、最初は何が起こったかわからなかったが、小さなあぶに似た蜂が執拗に攻撃してくるのには閉口した。

 結局、さされたのはKさんと、私と、やはりそばにいたSさんの三人だったが、なぜか蜂の攻撃はこの3人に限っており、道路に避難したあともしつこく攻撃されてしまった。
臭いを追ってくるんじゃないか」みんなの評である。
今、作業が終わって3時間程度立つが、まだ痛みが残っている。しかし蜂に刺されるなんて本当に久しぶりだ。自然とのふれあいもなかなか大変だ。

いつもの水質検査の結果を以下に記載します。
(結果の概要
・pH(ペーハー)は7であり、中性といえる。
・数値は生活排水等で汚れている河川の、下流の水に相当する。
・水の透明度は入り口の方が高い。

前回と同様の結果


都川防災調節池における水質調査記録
【 2007年8月 ~ 9月 】
都川源流の自然再生をはかる会

調査地点 調節池への流入口    調節池からの流出口   
調査日           08/01 08/19       08/01  08/19      
調査開始時刻 10:30    11:50       10:55    12:20      
天気              高曇り   晴れ        高曇り   晴れ      
気温(℃)        34       31            25         29      
水温(℃)        24        27            26        29      
透視度(cm)  30超*    30超         28       20      
pH                 7.0       7.0            7.0      7.5      
NO3(硝酸    ) 5          5              2        2      
NO2(亜硝酸) 0.2        0.2           0.1       0.05      
NH4(アンモニア) 0.2        0.5             0.5      0.5      
COD             10        13             10       13      
水の濁り        なし      なし           なし       なし   
水の臭気        なし     なし           なし       なし    
             *透視度計が30cm迄のため、それ以上は計測不可

なお、今回の合同作業結果の写真を掲載いたします
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/19819

 

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(19.8.2)里山開発第8回合同作業報告

 「都川源流の再生をはかる会」の先月15日の合同作業日は台風のため中止になったため、1ヶ月ぶりの合同作業日となった。平日であったが9名のメンバーが参加した。なお、再生をはかる会のメンバーは現在14名であり、最近はおゆみ野地区在住のメンバーの参加が増えている。
おゆみ野に住んでいて、知らん振りをするわけにはいかない」調節池のそばに住むAさんの言葉である。

 今回の作業テーマは都川源流の調節池の水質調査を実施することであり、「水の状態が生き物が生活するのに適しているか」を調べる調査をおこなった。
 また、これは現在建設がおこなわれている「環境管理センター」の雨水が、ここの調節池に流れ込むために、「都川源流の再生をはかる会」として都川源流の水質のデータを時系列的にそろえておくための調査も兼ねている。

 初めての水質調査であり、試薬等の取り扱いも初めてだったため、参加者全員が興味津々で調査をしたが、2箇所の水を採取し、試薬等で確認するのに約1時間かかった。
里山開発以外に、水質調査をするとなると、活動時間を少し増やす必要がありますね」会長の I さんの提案である。

 調査用の試薬はパックテスト用試薬と言い千葉地域整備センターが手配をしてくれた。私は知らなかったが、これは専門家以外でも比較的簡単にできる水質調査の方法だそうだ。
 水質調査はパックテストの5項目と透視度の1項目で、これは坂月川等で現在実施されている調査項目を参考にして決めたものである。

 都川源流は調節池となっているため、ここに流れ込む入口と出口の2箇所で水質調査をおこなった。入口には主としておゆみ野地区の雨水が流れ込んでいる。
 出口の水の採取場所は池であるが、採取する場所の地面がぬかるんでいるため、遠隔操作で水を採取する装置を作ってみた。
 このメンバーは何でも自力で作ってしまうところがすごい。

 調査結果について、正確な分析をすることは難しい。初めてのパックテストであり、各項目の数値の意味を解説書を見てもあまり良く分からないからだ。
 ちょうど、初めて自分の血液検査の結果を見たときのような状態になっている。

 今後は、毎月2回パックテストをおこなっていく予定であり、時系列的なデータがそろってくると、かなり正確なコメントができるようになると思う。
今回はとりあえず分かったことと、テスト結果の数字を掲載することにとどめよう。

分かったこと
・PH(ペーハー)は7であり、中性といえる。
・数値は生活排水等で汚れている河川の、下流の水に相当する。
・水の透明度は入り口の方が高い。

(データ
            入口     出口
・PH            7      7
・COD          10      10
・亜硝酸体窒素    0.2      0.1
・硝酸体窒素      5       2
・アンモニア体窒素  0.2     0.5
・透明度        30cm以上 28cm

なお、今回の水質調査等の作業写真を掲載いたします。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/FExMiI?authkey=BjrwdgkWHk0

 

 

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(19.7.5)里山開発第7回合同作業報告

 今日(4日)は、「都川源流の自然再生をはかる会」の第7回目の合同作業日だった。すでに不法投棄されたゴミは片付けたし、下草狩りも進んでいたので、今回は間伐作業をおこなうことになった。

 この里山は長らく人の手が入っていなかったため、立ち枯れたり、倒れてそのまま放置された杉の大木があったため、それを地域整備センターから借りたチィエンソーで切断した。
 また、生存競争に敗れ、成長が止まってしまった低木があちこちに生えており、森を暗くする要因にもなっていたため、できるだけ間伐をおこなった。

 会長の I さんのビジョンでは、「明るく下まで太陽が差し込み、カタクリの花が咲き乱れるような、自然環境」を再生したいのだという。
 現状はまだまだ暗い森であり、先日おゆみ野ウォーカーズのTさんが、「一人でこの森を散歩したら、怖かった」と言っていたので、もう少し間伐が必要なようだ。

 今回は、「都川源流の自然再生をはかる会」の5人のメンバーが参集した。
 会長の I さんはこの里山を心から愛しており、3日に開けずここに通っては、草刈機で下草狩りをしている。
ここにいると、池の方から涼しい風が吹き上げてきて、別世界にいるみたいです」 I さんはここの自然環境が好きなのだ。

 力持ちのAさんは、チィエンソーを縦横に操り、立ち枯れたり、倒れている30cm以上もある杉の大木を、1m程度の丸太に切断していた。
このチィエンソーは切れが悪くてね」と言いながら、苦もなく切断する技術は目を見張る。
 森林組合出身ではないかと思ってしまうが、元は日本を代表するネットワーク関連企業の技術者だと言うのだから驚いてしまう。

 エコに詳しいHさんは、この森から池を見渡せる場所をつくるために、草刈鎌でヤブを払っていた。
 池と森の間には水路があり、その土手際にヤブが鬱蒼と茂っている。 ささとつるが絡まった、高さ3m位のヤブをようやくのことできりひらいて明るい場所を作ることができた。
これで森と池の一体感ができてきた」満足そうだ。

 また危ない箇所は、力持ちのAさんと、相撲取りのようなBさんが、間伐した木を使ってくいを打ってくれた。
ここから、入るな」という印だ。

 こおして、都川源流の里山開発は着々と整備が進んでいる。
 間伐も進めば、きっとカタクリの花も咲いてくれるだろう。また、湧き水もあるのだから、蛍も生息できるかも知れない。

 作業が終わった後、調整池の近くの公園で、Bさんが持ってきてくれた、夏みかんを食べながら雑談のひと時を過ごした。
 作業が終わった後のひと時は、いつも満足感がただよう。

ここは、森があり池があり、芦原があって、ちょっと『おゆみ野の尾瀬』見たいな場所だな」Hさんの感想である。
 そお言えば約20年ほど前、息子と二人でこの場所を見たとき、息子が「おとうさんが家を建てようとしている場所は、尾瀬のようなところで、魚がいっぱいいます」と小学校の作文に書いていたのを思い出した。

 今回の里山開発作業の写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/1974?authkey=Hk_y2_-4dZM

なお、里山開発シリーズは、このブログのカテゴリー「里山」の中に入っております。

 

 

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(19.6.18)里山開発 第6回合同作業報告

 本日(17日)は、都川源流里山開発の第6回目の合同作業日だった。
作業は午後1時から3時の2時間だったが、それに先立ち、里山に隣接するおゆみ野4丁目自治会の会長さんと副会長さんに、「都川源流の自然再生をはかる会」の活動内容の説明をおこなった。

 私たちの活動は、やはり地区の住民の理解の下におこなうのが適切で、そうでないと誤解が発生してしまう。
里山で、変なおっさんたちが草刈をしているが、あれは何なのだろう」

 今回の説明では、
① 私たちの活動は県の地域整備センターとの間で、里親制度に基づく契約を取り交わして作業をおこなっていること
② 主として調節池周辺のゴミの除去や、里山の下草狩りをおこなって、環境改善をはかっていること、
③ 将来的には自然に親しむための、子供たちの環境学習の場にしたいこと

等の説明をおこなった。

 4丁目自治会の会長さんも副会長さんも、説明の趣旨をよく理解してくださり、自治会の定例会議の中で、私たちの活動内容について役員等に説明してくださることになった。

 それにしても、今日の合同作業は暑かった。ほとんど真夏のような太陽が照りつけ、日陰がない場所では熱射病になりそうだった。
 前回までの作業で、不法投棄されたゴミのほとんどを撤去していたので、今回は里山の遊歩道の整備、金襴等の保護活動、松林や里山側面の下草狩りをおこなった。

 この里山には金襴や銀欄が自生しているのだが、盗掘にあってほとんどなくなってしまっている。残された金襴と銀欄を何とかして守りたいと言うのが、再生をはかる会の会長  I さんの心からの希望だ。
盗掘されるかも知れませんが、我々がこの金襴や銀欄を守っていると言うことを分かるように柵で囲っておきましょう」 I さんの言葉である。

 今回の参加は5名だったが、地域整備センターの前任の担当者 Kさんも、自前の草刈機を持って参加してくれた。Kさんは草刈機やチィエンソーの扱いのプロで、私もKさんから草刈機の操作を教わった。
 Sさんは今回参加ができなかったが、その代わりと言ってポンカンの差し入れをしてくれた。

 暑くてふらふらだったが、4丁目自治会長さん等との話し合いもできたし、遊歩道の整備は進んだし、松林の下草は除去できたし、まずまずの成果ではなかろうか。

 今回の作業実績の写真を下記に掲載しておきます。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/617

なお、里山開発については、このブログのカテゴリー「里山」に時系列で掲載してあります。

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(19.6.7)里山からゴミが消えた

 都川(みやこがわ)の源流の一つ、都川調節池の里山とそれを取り巻く調節池周辺からゴミが消えた。
都川源流の自然再生をはかる会」の第5回目の合同作業の結果、1.3t車の車で、都合6回の不法投棄されたゴミの運び出しに成功した。
 合計で8t弱のゴミが、地域整備センターのトラックで、若葉・緑環境事務所に運び込まれたことになる。

 この日は大変暑い日だったが、集まった7名の情熱はすさまじく、ぜひともこの日までに里山からゴミをすべて撤去する意欲にもえていた。 車を出してくれた地域整備センターのYさんも「今回でゴミをすべて運び出しましょう」と乗り気十分だった。

 見てほしいのだ
 
都川源流の里山からはゴミがなくなり、笹は刈られ、遊歩道が整備されつつある。
 小川や池のような子供にとって危険な場所については、次回以降柵等を作って安全対策をはかる予定だ。
池の前の笹は刈らずに残そう。安全対策だ
それでは、子どもが池がみえないな
展望台を作ってやるのはどうだ

もしかしたらこの小川は蛍の生息地になるのではないか
えさの、カワニナはいたっけ
タニシはいたぞ

 集まった7名のうち6名は60歳以上だが、子供のようにはしゃいでしまった。信じられないだろうが、今の60歳以上の元気老人はそん所そこらの若者よりエネルギーにあふれている。

 特にこの活動のリーダ、 I さんの情熱はすさまじく、合同作業日以外にも3日にあけずにこの里山に通い、最近操作をマスターした草刈機で笹の除去を行っていた。

 これに感化されたのか力持ちのAさんは、不法投棄された自転車やバイクを片付けに時間があれば来ていたし、道作りのプロフェッショナルBさんは、家が里山に近いこともあって、暇があれば里山道を整備していた。

 また今回の第5回合同作業には、都川中流域でめだかの再生活動を行っているCさんも初参加した。
  ここ都川源流だけでなく、今や泥川と言われて久しい都川のあちこちで、かつての美しい清流を取り戻す活動が活発化しているのだ。
 

20XX年  都川 フリー百科辞典Wikipedia

 かつて泥の川と言われ、小栗公平の映画の題名にまでなった、千葉の都川は、現在日本有数の清流に生まれ変わり、関東の四万十川と言われている。

 都川がここまで美しく変貌したのには、都川のあらゆる場所で再生活動が行われた結果であるが、特に都川源流の調節池周辺の環境改善が大きな要因となっている。

 この場所の整備は  I 氏が主催するボランティア「都川源流の再生をはかる会」のメンバーの努力によるものであるが、当時60歳を越えていたメンバーはすでに鬼籍に入っている。
 里山の脇にはメンバーを顕彰したレリーフが建てられており、そこには「老人が若者であることを証明し、かつ都川を再生した功績により、ここに『里山と清流を救った人々』の称号を与える。千葉県知事」と記載されている。(文責 亀ゴン)

 今回の作業活動の写真を掲載しておきます。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/xEsVaJ

 なお、都川源流の里山開発の経緯については、このブログのカテゴリー「里山」を見ていただくと時系列的に詳細が分かります。

(追記) 実は大変うれしいお便りをSさんからいただいた。私一人で見ているのではもったいないので、一部転写させてもらっています

 「私は今は千葉市の美浜区に住んでいますが、今から25、6年前の小学校卒業までの子供の頃、支川都川の中流域?を遊び場としていました。
 ちょうど川戸小学校の裏手あたりです。現在は川沿いに遊歩道が舗装整備されています。
 今、このあたりの川の流れは遅く、不透明ですが、当時、川の流れは速くて透明でした。
 深さは浅いところは膝位まで、砂地の川底が「完全に」見えました。
 夏の日にひざまでズボンをたくし上げ、素足で川に入り涼しい川風に当たりながら、ざぶざぶと上流に向かって歩いたことは、今でも鮮明に心に残る思い出です。

 生き物も、現在は大きな鯉や亀、カモのような水鳥がよくいますが、その頃は夏になると小さな蛍が出ました。
 川底にはたくさんの細長い巻貝がいました。あとでそれがカワニナだと知りました。
 他にもいろんな生き物がいました。ギン鮒やクチボソ、虹色に光ったタナゴ。タイコウチ、ザリガニ。
田んぼの方には、よく白いサギがおり、秋に小山に分け入るとあけびもありました。

 皆様が里山の保全活動をされていることで、里山と共になにか自分のとても大事なものも、守っていただいているような思いがしましたので、
感謝を申し上げたく、メールを送らせていただきました。
 本来であれば私も一緒に清掃ボランティアに参加させていただきたいのですが 健康面に訳があり、陰ながらとなりますが応援させていただきます」

 とてもすばらしい文章でしょう。

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(19.5.28)男子一生の仕事

 男の一生なんて分からないものだと I さんはこの頃つくづく思うようになった。
 かつてある航空会社のチーフパーサーとして、世界を飛び回っていた頃を思うと、現在の生き方に自分でもびっくりしてしまうのだ。

 あの頃は、やり手のチーフパーサーとして、女性乗務員の尊敬を一身に集めていた。
 ある時、酔った乗客が女性乗務員のお尻を何度もさわるので、女性乗務員が泣き出したことがあったが、このときの I さんの措置は水際立っていた。

お客様、そんなにお尻をさわりたいのなら、私のお尻を触ってください
  I さんはパンツを脱いで、尻をみせたので、乗客はすっかり酔いがさめてしまったという。

 これは世界的にも有名なできごとで、世界の航空会社が毎年すぐれたパーサーに贈る「パーサー オブ ザ イヤー」の称号を I さんはその年贈られた。記念品は I さんのお尻をかたどったブロンズ像だったという。

  I さんの航空会社での業績はこんなにも高かったが、60歳になったとき、社長の「是非会社に残ってほしい」という懇願を振り切って退職してしまった。

 実は I さんには是非ともやり遂げたい男の仕事があったのである。
 I さんがしようとしたのは、都川の源流の里山開発だった。
 そこにはうっそうとした太古の森が残っており、そばには清らかな水をたたえた池があり、何より I さんを喜ばしたのは、水生昆虫の雄、タガメの生息地でもあった。
 I さんは職業柄、多くの言葉を理解していたが、もっとも得意な言葉はタガメ語で、この池のタガメと友情を深めていた。

 「この生息地を乱開発から守ってほしい
 タガメの透き通るよな目に I さんは心を打たれていたのである。

男子一生の仕事は里山開発である」 I さんの決意は鋼鉄のように硬かった。

 I さんは早速、都川源流の里山開発に着手したかったが、一つの大きな問題が立ちはだかった。この里山に古くから住んでいる亀男が反対したのである。
 この人物は、亀ゴンという陸ガメと一緒に、この里山にテントを張って暮らしていたので、近所の人から亀男と言われていた。
カメハメハの神が里山開発をお許しにならない

  I さんは亀男を説得しようとし、カメハメハの神にお供え物までしたが、亀男の抵抗は激しく最後は決闘で決めることになった。 I さんが押すタガメと亀男の亀ゴンが対決し、敗者は勝者に全面的に従うことにしたのである。

 この決闘の模様はNHKのクローズアップ現代で取り上げられたので、見られた方もあるかと思う。
 大きな口をあけて亀ゴンがタガメをくわえたとこまでは、亀ゴンが有利だったが、タガメがすかさず亀ゴンの舌をかんだので、たまらず亀ゴンが「ひーひー」と泣き出して勝敗が決してしまった。
  以来、亀男と亀ゴンは I さんの軍門にくだり、ともに里山開発に精を出すようになった。
亀に二言はない」負けた後の、亀男と亀ゴンの態度は実に立派なものだったという。

 都川源流の里山は、こうして I さんの指導の下に順調に開発がすすんだ。多くの老若男女も参加してくれた。
 さらにここは世界有数のタガメの生息地として知られるようになり、自然遺産にも登録された。
 I さんの「男子一生の仕事」は成就されたのである。

 しかし、人の命ははかないものだ。 I さんが70歳になったとき、悪性のはしかを大学生からうつされ、余命いくばくもない状態になった。
誰にこの仕事を引き継いでもらえるだろうか」 I さんの残された気がかりは後継者問題だった。

  ともに里山開発を行ってきた亀男はバリ島の海水をたらふく飲んで、すでに数年前に死亡していたので、残るは亀ゴンのほかに亀材はいなかった。

 「亀に二言はない」この時も亀ゴンは I さんの要請を快く引き受けた。こうして都川源流の里山開発事業は今も守り育てられている。

 今回は I さんが開発し、亀ゴンが守っている都川源流の写真を見てもらうこととする。

 http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/I
 

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(19.5.10)里山開発さらに進む

 都川源流の里山開発はさらに進み始めた。会員も1名増えて9名になった。この日(9日)は6名が集まり、笹の生い茂った斜面の笹薮の除去を行った。ここは道に面した斜面で、残念なことにゴミ捨て場の様相を呈していた場所である。

 笹を除去すると、数え切れないほどのゴミが出てきたが、今回そのほとんどを回収できた。10日には県の地域整備センターが、ゴミの回収車を出してくれるので、ずいぶん美しい里山に生まれ変わるはずだ。

 まだ、路上生活者が捨てていった缶やペットボトルが山ほど残されているが、それを除けば一応のめどは立ったといえる。
 かつて、私が一人でゴミの回収をしていたときは、道路から見えているゴミをとりあえず拾っていただけだが、都川源流の自然再生をはかる会ができてからは、里山は見違えるほど美しくなっている。

 今回は信じられないようなことが2つあった。
 一つは、おゆみ野ウォーカーズの女性メンバー二人が、この里山再生活動に参加してくれたことである。
 おゆみ野ウォーカーズのブログは私のお気に入りに入っており、定期的にチェックしていたが、今回なぜ女性二人が参加してくれたのか知らなかった。

 改めてブログを見てみたら、5月9日のブログ(http://oyw.cocolog-nifty.com/blog/)に参加の経緯が書いてあったので、理由が理解できた。ウォーカーズのメンバーがこの里山を散策していて、作業をしていたリーダの I さんに会い、この日(9日)が定例の作業日だということを知ったようだ。
 いままで男衆だけの作業だったが急に華やいでしまった。

 もう一つは、私のブログの愛読者のKさんが、ブログで定例の作業日であることを知って、差し入れに来てくれたことだ。
 この日は千葉は夏日で、気温は瞬く間に上昇し、水を飲まないと熱射病になるような状態だったので,本当に助かった。
 日陰で団欒しながら、Kさんの差し入れの清涼飲料水や果物やパンをご馳走になってしまった。

 しかしそれにしても、老年パワーはすさまじい。再生をはかる会のメンバーは、全員60歳以上であるが草刈や道つくりを軽々とやってしまう。ゴミの回収はお手の物だ。
 はっきり言って、体力のない若者などまったく寄せ付けないほどの活動力だ。戦後の日本を支えて来た、男魂のようなものを感じた。
まだこうした人たちが生きている間は日本は大丈夫だ
 急に自信が出てきた。

 今回の活動記録についても、写真で紹介します。記録写真なので、ゴミの写真が出てきますが、私たちがどのような場所を再開発しているか見ていただきたいと思います。スライドショーで見てください。
 なお、次回の作業日は20日の午後1時から3時を予定しているので、里山開発に興味のある方は是非ご参加ください。。

http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/XSeWhI

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(19.4.29)里山開発進む

小谷小学校の前に広がる、都川源流の里山開発は順調に進んでいる。特にリーダの I さんの熱意はすさまじく、時間があれば里山に入り込んで遊歩道の整備にいそしんでいる。
 会の定例の作業日は、月2回であり、4月22日には、7名の参加者を得て作業を進めることができた。
私は、あいにくインフルエンザで寝込んでいたため、参加できなかったが、I さんの活動報告によると以下のようだった。

天気: 曇り / 強風。 
気温: 20度。 
参加者: 計7名。  
時間: 1300~1500 
活動内容: 
① IHさん⇒チェンソーで枯れ木(気になっていた管理道路際の赤松含む)伐採、
②U
さん⇒草刈機で「上の道」(仮称)の拡幅・整備

③Sさん・Hさん⇒草刈機と剪定ばさみで管理道路際斜面のササ刈り、
④Kさん⇒自前の草刈機で管理道路際の下草刈り、
⑤INさん⇒自前の熊手で管理道路際のササ片付け、
⑥I さん⇒調整的作業であっちこっち。 

 チェエンソーと草刈機を県の地域整備センターから借り入れることができたため、作業が思いのほかはかどったといえる。
 里山の中に里山を一周する遊歩道がほぼ完成し、簡単に歩けるようになっている。ただし、水辺近辺にやや危険な箇所があって、そうした場所の安全性を確保してから出ないと、一般の人の出入りは、まだ認められそうにない。

 先日、小谷小学校の校長先生が調節池を眺めていた。話を聞くと
こんな環境のいい場所があるのだから、子供たちの散歩道にしてもいいのではないかしら」と考えていたのだという。
 調節池の周りの道は約1kmだが、いままで学校では「調節池は基本的に入ってはいけない場所」と認識していたのだという。
都川源流の再生をはかる会が、この場所の整備を行っているので、そのうちに自由に遊べるようになりますよ」と伝えておいた。

 次回の定例作業日は5月9日(水)午後1時から3時までの予定。里山開発に興味のある方は是非参加してください。参加はまったく自由です。ただし、長靴と手袋は必須で、自分が作業をする道具を持参していただければ結構です。

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(19.4.5)老人パワーが爆発した

44_004  老人パワーが爆発した。すべて60歳以上の定年退職者、6名が集まって里山開発を始めた。「都川源流の再生をはかる会」の初仕事で、県の「里親制度」に基づく、環境整備事業である。場所は四季の道に隣接した、小谷小学校の前の里山だ。

 遊歩道を作り、笹を草刈機ではらい、チィエンソーで間伐材を切り倒した。草刈機やチィエンソーは、県の千葉地域整備センターのK氏とY氏が持ってきてくれた。手ほどきは経験豊かなK氏がしてくれた。

 一般に老人は物覚えが悪いと思われているが、それは誤解だ。老人になってみればわかるが、認知症が発生していない老人は、反対に物覚えが早い。何しろ今まで生きてきた経験がものを言う。
 早速、草刈機2台と、チィエンソー1台を使いこなし、瞬く間に立派な遊歩道を作ってしまった。

 正直に言うが、この里山開発ほど老人にとって面白いものはない。大きな自然のキャンパスに、おもいっきり自由に絵を書いているみたいだ。 それに空気が異常なくらいおいしい。登山をしなくても森林浴ができる。春の芽吹きも始まった。緑がことのほか美しい。鶯も鳴いている。子供のように嬉嬉として半日の作業をしてしまった。

 こんなにもすばらしい里山だが、道路沿いに沿って不法投棄されたゴミが山のようにある。今回はこうしたゴミをできるだけ回収して、千葉地域整備センターの車で回収してもらった。
44_009  実は里山開発の一番の難敵はこの不法投棄されたゴミの回収作業で、これには千葉地域整備センターが、全面的にバックアップしてくれる。こうした自然再生事業は、老人パワーと熱心な行政がタイアップした時に最大の力を発揮する。

 老人は行動力が衰えると思われているが、実際は違う。60歳なんかは洟垂れ小僧だ。身体はまったく衰えていないし、頭もさえてる。
 だから、年金をもらっているだけでは、安倍総理に申し訳が立たない。いままで生活させてもらったこの社会に少しでも恩返しをするのが、老人の役割だ。
 老人の繰言は世の常だけれど、ご意見番だけではいけない。社会に対する不満があれば、率先垂範して解決を図るのも老人の役割だ。

 札幌農学校のクラーク博士の言葉を思い起こそう。
老人よ、大志をいだけ

 ケネディの大統領就任演説を思い起こそう。
国家が老人に何をしてくれるか問うのではなく、老人が国家に対し何ができるか問うてほしい

 今日は、森林の息吹を身いっぱいに浴びたため、異常にテンションがあがってしまった。老人と若者はすぐに興奮するのだ
 

 

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(19.3.29)落日燃ゆ

326_030  「落日燃ゆ」は先日鬼籍に入られた城山三郎氏の名著である。主人公は広田弘毅で、戦前首相まで勤め上げたが、東京裁判で死刑になった。
 著者はこの広田弘毅を「国際協調に尽力し、軍部の独走を必死に食い止めようとした、自己弁明をしない高貴な人物」として描いている。

 私などは戦後教育の最盛期に育ったものだから、戦前の政治家や軍人はみんな好戦家で、広田弘毅もその一人だと思っていたので意外な感じがした。

 実はこのおゆみ野界隈で「落日を燃やしている」人物がいる。私と同じ定年退職者であるが、炎のように燃えている。落日の前のひと時の炎などといってはいけない。落日であると悟ったがゆえに燃えているのだ。

 その人は「都川源流の自然再生をはかる会」の責任者 I 氏である。 現在 I 氏は都川源流の里山で二日とおかず遊歩道の整備にいそしんでいる。

 従来、ここは私しか入ることのない里山で、私は木に巻きついた蔓(つる)と笹薮を切り開くだけで汲々としていた。見ればわかるが、とりあえず切ったという状況だった。

 信じられないことに、そこに I 氏は美しい遊歩道を作ってしまったのである。写真を見てほしい。鎌で笹を根元から切り倒し、切り倒した笹は横に積み重ね、落ち葉だけの遊歩道になったときは、心底驚いた。しかも道を適度に迂回させて、入り口から水辺に通じるように道の設計までしている。

 ここは今まで、マムシと狸が生息していたいわば動物の結界のような場所である。ここを将来地域住民や小学生が自由に遊べる自然とのふれあいの場にするのが I 氏の夢になっている。
山崎さん、ここはいいですね。鶯は鳴いているし、実に静かだ。第一気持ちがいい

 私もここが特別に空気のおいしい場所であることを知っていたので、大いに同意した。回りが木々に囲われているため、住宅地の真ん中にあるのに、深い森林にいるように空気がおいしい。森林浴ができる。

 しかし、私には心配がある。ここはマムシの生息地だ。遊歩道が整備されると人が入ってきてマムシにかまれないとは限らない。もうすぐ春だ。
入り口に《マムシ注意》 の張り紙はしておいた方がいいのじゃないかな」と I 氏に提案した。

 それにしてもここはいい場所だ。不法投棄されたゴミが片付けられ、この都川源流一帯に遊歩道が整備されれば、おゆみ野地区で最高の自然と触れ合える場所になる。なにしろマムシや狸とも触れ合えるのだからすごい。

今日は、嬉しいことがありました。春蘭を二株見つけました」と道造りにいそしむ I 氏から報告があった。実に風流な人だ。

風流の はじめや里の 蘭の春

 芭蕉をまねた。 
 4月からは、県のエコリーダも参加して、本格的な整備も始まる。I 氏人工的でない、自然のままのふれあいの場にするのだというビジョンを持っている。I 氏ならやり遂げるだろう。

 私も及ばずながら協力することにした。

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(19.3.21) 7人の侍

Photo_29  七人の侍が都川源流に集まった。源流とは、四季の道の面した都川調節池のことである。いづれも県のエコリーダ養成コースを卒業した指導者で、エコにかけては一家言がある面々だ。別名、エコの7人衆という。
 会の名前は「都川源流の自然再生をはかる会」と言う。この会の発起人である I さんは言う。
雑木林では林床まで日が差し込み、多くの花をつける下草が再生し、元々この地に生息していた多様な生物も復活し、多くの鳥が観察できる、こんなビオトープ、バードサンクチャリーにしたい

 うぅーん、エコリーダの言うことは難しい。バードサンクチャリーは鳥の聖域を作りたいのだと想像できたが、私はビオトープという言葉を知らなかった。  

さっそく辞書を引いてみた。
ビオトープとはドイツ語で、日本語では生物空間と訳される」と書いてある。何のことかさっぱり分からない。さらに読んでみた。
周辺地域から明確に区分できる性質を持った生息環境の地理的最小単位」だと言う。ますます分からなくなった。

 教育における利用の項目を見てようやく理解できた。
自然の水草や水生植物とプランクトン、小さな魚に昆虫の幼虫などの自然環境の成り立ちとそのシステムを、子供たちに学ばせるために、人為的に再生された観察場所」のことだそうだ。それなら分かる。

 今回は会の発足式で、私が現地の案内役をすることになった。この都川調節池周辺はほとんど人が入らない。入る人は、この調節池に鯉やフナが多く生息していることを知っている一部の釣り人と、里山整備のためにつると下草を刈っている私ぐらいである。

 理由がある。ここはおゆみ野地区におけるマムシの最後の生息地であり、夏場は危険で近づけない。
マムシのいる場所には、長靴と厚手のズボンをはき、手も厚手の手袋をしないといけない。飛びかかってくるから、頭も安全のために帽子をかぶる必要がある」と会のメンバーの識者が言った。

葦原はそのまま残さなければいけないな。なかに木製の遊歩道を作ってそこだけが通れるようにしたらいい
 私は尾瀬のイメージと理解した。
笹もすべて刈ってはいけない。もずが巣を作れなくなってしまう。鳥が来る場所は笹を残そう
 私はすべて刈り取るつもりだったので、思わず下を向いた。

 I さんはさらに言う。
この場所は、学校と子供たちが中心になる教育の場にしたい。この場所の名前も子供たちに付けてもらおう
 
 結局毎月2回、この場所をビオトープにするため、7人のエコリーダが活躍することになった。私も及ばずながら現地担当者としてお手伝いをすることになった。

 だが、聞きながらひとつ心配事があった。ここはマムシの最後の生息地である。子供たちを参加させるには、その対策が必要だ。

 2008年X月x日

 ロドリゴ率いる、マムシ討伐隊700は都川調節池の周辺を取り囲んだ。都川野営地にはシャイアンマムシやアラパホマムシの軍団1500が、ロドリゴの襲撃を察知し、洞窟に隠れ、酋長クリバヤシのもとで虎視眈々と逆襲の機会を狙っていた。
 ロドリゴは勇猛果敢だが、かみさんからパーといわれている男である。マムシの数を200と見誤った。洞窟に隠れているとは思わなかったのである。
酋長クリバヤシの首を取ったものには、マムシ酒を振舞う。5日で落とせ」 ただひた押しに押した。

 討伐隊は洞窟に隠れたマムシ軍団の壮烈な反逆にあい、1ヶ月をたっても都川野営地を落とすことができなかった。戦いが終わったとき討伐隊はその半数を失った。
 ロドリゴも帽子をかぶることを忘れたため、マムシに頭を食われ、マムシ酒にされてしまったという。実に壮烈な戦闘だった。

 後にこの戦いをクリントイーストウッドが「都川調節池からの手紙」として映画化し、惜しくもアカデミー賞の受賞を逃した。

 

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(19.3.5)自然再生をめざして

2007_03040039  I さんはとても熱心な自然愛好家だ。このおゆみ野地区で、自然と触れ合うモデル地区を作ろうとしている。場所は都川調節池で四季の道に隣接している都川の源流部だ。周りを1周すると、約1km位ある広大な場所だ。

 今この場所は、荒れた葦原と、人の近づけない池と、不法投棄されたゴミが散乱している里山しかない。ただし池には野鳥が多く飛来している。I さんは、ここを地区を代表する自然観察の場にしようと計画している。

 名前は「都川源流の自然再生をはかる会」という。この調節池の管理は県の千葉地域整備センターだが、先日「センター」と「はかる会」は正式に契約を締結した。公共施設の「里親制度」契約という。
ゴミの収集、除草、破壊損傷等の情報提供が主な仕事だ。

 契約に先立ち、現地視察をしていた県の担当者が
いやー、改めてみるとずいぶん広いですね。草を刈るのも大変だ」と感嘆していた。

 I さんも目を細めてみていた。
葦原が生えているところに水路を通して、メダカを放流しましょう。葦原はできるだけ自然のままに残しましょう。それと池と葦原を隔てている柵は取って、水鳥が自由に調節池全体を移動できるようにしたほうがいいですね。 それが私の夢です

 私も目を細めてみていた。
ゴミの量から見て,45Lの袋で約200袋は覚悟しなくちゃ駄目だろうな。それに水路を掘るとなると江戸の玉川上水を作ったときのような難工事になりそうだ。二人で掘ると数年は覚悟がいる。それが私の悪夢だ

20XX年 フリー百科事典 ウィキペデア都川調節池

 都川調節池には、I 氏と山崎氏の2名の努力により、壮大な水路が建設された。その結果、メダカや野鳥の天国になっており、世界遺産にも登録されている。おゆみ野地区だけでなく、全国から自然観察の愛好家が集まって来る名所になっている。

 一方、建設資金はすべて自己調達だったため途中で資金が枯渇した両名は家屋を売って資金調達にあてた。現在二人は調節池の里山に葦でテントを作り生活している。

 住民からは景観を汚すと苦情が出ているが、県は二人の功績を多として、路上生活者としては特別に、里山での生活を許可することにした。食料としてはメダカの採取が許されている。

 

 

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(19.2.24)マムシが怖い

 私はヘビが大の苦手である。昔、草むらで青大将を踏んづけたときは、飛び上がらんばかりに驚いた。逃げ出そうとしたのだが、手と足のバランスが崩れ、まともに走れなかったことを覚えている。

 通常ヘビは暖かくならないと出てこないが、昨今の陽気で目覚めが早そうだ。そのことが私を不安に陥れている。

 実は、私が現在整備中の都川調整池の里山は、いかにもヘビが生息していそうな場所である。この里山には一部に路上生活者がテントを張って生活していた跡があるものの、それ以外の場所はたえて人が入った形跡がない。住宅地の真ん中に人跡未踏の地があるなどとは信じがたいが、現状は私が唯一の進入者になっている。

 ここおゆみ野には昔からマムシがいたらしい。私が越してきた13年ほど前は、泉谷公園に「マムシに注意」という看板が設置してあった。実際私自身も農業試験場近くの道路で草むらに逃げ込むマムシを見ている。
 最近はマムシの話は聞かないが、私はここ都川調整池に逃げ込んだのではないかと思っている。何しろこの場所に踏み入れる人は極度に少ない。小谷小学校の近くに住んでいる人から、しばらく前まで狸がいたという話を聞いた。いわゆる動物や爬虫類の結界になっている。

 だから、暖かくなる前に、ここ都川調整池の里山の整備をすまそうとしているのは、ひとえにマムシを恐れているからに他ならない。春めいてきたら危ない。
 もっともマムシの立場になってみれば、せっかく手に入れた安住の土地を、里山開発に血迷ったおっさんに追い出されることになるわけで、座して死を待つわけにはいかない。逆襲の機会を虎視眈々と狙っているはずだ。

マムシの酋長わが一族はここおゆみ野の森に広く生息していたが、いまや追い詰められ、都川遊水池のみが最後の生息地となった。然るに血迷ったおっさんが、ここの里山まで入り込み、我らの生存を危うくしている。いかがすべきか
マムシの若者私に、一族を代表し、血迷ったおっさんの鎌首に食らいつき、止めを刺す任務をお与えください
マムシの酋長若者よ、良くぞ申した。お前にわが一族の栄光あるを授けよう
なんてことになっているはずだ。

 マムシの毒性については、諸説があって本当のところどの程度か分からない。毎年3000人近くの人がマムシにかまれているが、死ぬ人は10名程度で、それも老人や子供が大半だと聞く。
 毒は猛毒だが、注入量ははそれほど多くないので、危険でないという人もいる。何回かまれても平気だという人もいるが、おそらく耐性ができているのだろう。
 しかし私の場合は、ママさんから「蚤の心臓」といわれているほどだから、精神的パニックになりそれで死んでしまいそうだ。

おゆみ野都川調整池の里山で下草刈りをしていた、山崎次郎さん(60歳)は、マムシに右手の親指をかまれ、ショック死した。専門家の話によるとこの程度の毒では通常致死量にならないが、本人が致死量になったと思い、勝手にショック死したものだという。マムシに罪がないというのが、専門家の一致した見解になっている

 

 

 

 

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