(22.3.4) 今年も「かつうらビッグひな祭り」に行ってきた
今年も勝浦の雛祭りを見に行くことにした。昨年は私一人で行ったのだが、かみさんも「都合がつけば是非見に行きたい」と言っていたので、この3月3日の雛祭りの日に出かけることにした。
我が家は自動車を処分してしまったので、こうしたときはJRを使用することになるのだが、幸いに友達のKさんは、勝浦出身で高校生のときまで勝浦に住んでいた。
頼んだら「一緒に自動車で連れて行ってくれる」という。
喜び勇んで勝浦まで行くことになった。我が家からは自動車で1時間半程度の距離にある。
勝浦の雛祭りは前年のブログにも書いたが、「徳島県勝浦町で開催されていた『ビッグひな祭り』を東と西の勝浦で同時に開催しようとしたのが始まりで、当初は徳島県勝浦町から約7000体の雛人形を里子として譲り受けて開催した」ものだそうだ。
今年で10回目だが年々盛んになり、雛人形を寄贈人が増えて勝浦市では人形の保管場所に苦慮するぐらいになっているらしい。
私は昨年と同様、市民会館で1万体以上の雛人形が見れるのかと思っていたが、今回は会場が分散されていた。
聞けば市民会館が老朽化して使用に耐えなくなったため、現在は使用禁止になっているという。
「じゃー、一体あの壮観な雛人形はどこで見れるのだろうか」
聞いてみると旧行川小学校で開催されている雛人形がもっとも華やかだという。街の中心から5km程度の距離にある。
昨年は徒歩圏でほとんど見れたのだが、今回は巡回バスに乗らないと行けない距離になっていた。Kさんの車に乗って海岸端を走り、旧行川小学校に行ってみたが正直言って昨年の圧巻はなかった。
高いひな壇を作るだけのスペースがない。
「うぅーん、残念だ」かみさんに昨年の壮観な雛人形を見せたかったので少しがっかりした。
しかし市民会館の雛人形はなかったが、新聞でよく紹介される遠見岬(とみさき)神社の石段には1200体の人形が飾られていて、相変わらず見ごたえがあった。
私は勝浦を含め、外房の海岸を訪れるのがとても好きなのだが、それには理由がある。
かつて私が大学生の頃水泳部に所属していたのだが、この外房の海はクラブの資金集めに欠かせない場所だった。
私は二線級の選手だったのだが、二線級選手のもっとも大事な仕事は女子高校生の臨海学校の指導で、指導料の3割を部費として納めるのが慣わしだった。
注)一線級の選手は練習が忙しく、資金集めをする暇がなかった。また、女子高は当時卒業生に水泳を指導できる人材がいなかったので、私の所属する大学にその要請が来ていた。
おかげで私は夏になると外房の各地を転戦し、ほぼ1ヶ月間はこの海のほとりで過ごした。勝浦市の海岸にいたかどうかは記憶にないが、指導の合間に時間が空くと外房の海を散策し、夜になるとそのまま浜辺で寝たものだ。
外房と聞くとあの海の香りと、若かった頃の赤銅色の肉体を思い出す。
今日は朝方は小雨模様の状態だったがだんだんと天気は回復して、夕刻には晴れていた。
途中でよった漁港で猟師のおじさんと話しをしていたら、このおじさんが「さばを持って行け」という。
思わぬところでとれたばかりの大量のさばをもらってしまった。
Kさんが土地勘を生かして案内してくれたし、さばまで入手してしまったし大変楽しいひと時を過ごすことができた。
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