(22.12.19) どこまで続くぬかるみぞ  我が家の通信回線トラブル

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 12月6日に突然我が家の通信回線が動かなくなってブログもかけない状態になったが、その後の経緯がはかばかしくない。
私はソフトバンクの光回線を使用しているのですぐにソフトバンクにTELを入れて対応措置を取った。
ソフトバンクのルータに障害があるらしいとの診断で、ルータの交換をしたのだが、その後の動きが何ともちぐはぐなのだ。

 こうしたシステムを扱っている人はよく知っているが、今まで安定していた環境が突然崩れその対応を図ると今まで表に出ていなかった隠れたバグのようなものが出てきて、今度はその対応でおおわらわになってしまう。

 現在の状況はインターネットを利用するとインターネット・エックスプローラIE)がすぐに落ちてしまい、ブログを書いている途中でそれまでの作業がオジャンになってしまうことだ。

なんで、こんなにインターネット・エックスプローラが不安定なのだろうか???」
実は9月セキュリティーソフトウィルスバスターからウィルスセキュリティーZEROに変えてから、ときどきIEが落ちることはあった。
しかし作業に支障が出るほどではなかったのに、12月6日以降はほとんど常時だ。

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(左から回線終端装置、ソフトバンクのルータ、NTTのルータ

 しかも何とも不思議なのは私は2台のパソコンを回線でつないで使用しているのだが、一方が安定していると他方が不安定になり、大騒ぎで回線環境をいじくると今度は反対の状況になる。
一体何が問題なのだ、さっぱり分からん・・・・・

 インターネット環境はもっぱらIEが落ちてしまうという問題だが、もう一つ電話回線の問題もあって当初はインターネット電話光電話が交互につながらなくなる問題があった。
山崎さんのところに通常のNTTの番号(光電話)でかけるとかからなくて、インターネット電話だとかかりますがどうかしたのですか」と知り合いから確認が入った。

 調べてみるとその通りで、ルータ間の回線を変えると今度は光電話が通じてインターネット電話が不通になってしまう。
なんでだよ・・・・・・・・
ソフトバンクとNTTのサポートセンター交互に電話して対応策を聞くのだが、何ともよく分からない。
それでも回線の接続方法をあれこれ変えていたら理由は不明だが何とか電話は両方つながった

 しかしIEの不安定さはちっとも解決しないので、毎日1時間程度は回線をあれこれいじっているのでつかれきってしまった。
俺はシステムマンではないか、がんばれ」それでも叱咤激励をして取り組んでいるのはプライドが許さないからだ。
なにしろ私はシステム経験25年のベテランで、情報処理試験の資格なんかは山のように持っている。それなのに家のパソコンの回線一つまともに直せない。

 息子もシステムマンなのだが「おやじが持っている国家資格なんて何の役にもたたないのだな」なんて平気で言うのだから、今までの人生を全否定されている気持ちだ。
原因が特定できないので何とも精神的に不安定な日々が続いている。

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回線が段々と複雑に絡み合ってしまった

その後の追加)思い余ってメモリーを倍にしてみたらIEはまったく落ちなくなった。ウィルスセキュリティーを導入したためにメモリーが不足したのが原因だった。

 

 

 

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(22.12.7) サイバーテロ攻撃 中国とイスラエル

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 なぜGoogleが今年3月中国から撤退したかの一端がウィキリークスのリークで明白になってきた。当初は人権活動家のメールが中国からサイバー攻撃されたのがその理由とされたが、実際はGoogle本体のソフトのソースコードを盗もうとしたのが最大の理由らしい。

注)ソースコードを盗んでしまえばGoogleのシステムをいかようにも操れる。

 この時期中国からアメリカの主要企業34社に対しハッキングが行われたが、その方法はメールで従業員にホームページのURLを送りつけ、それを開くとウィルスが送り込まれて社内ネットワークに潜入する仕組みだった。

 特にGoogleやYahooやAdobeに対しては、その仕組みの根幹であるソースコードを盗もうとしたのでGoogleが切れてしまったようだ。
当時は中国の仕業とは言われていたものの、誰が指示していたか分からなかったがウィキリークスによると、信頼すべき情報筋の話として、「中国国務院の宣伝担当と治安担当の常務委員(日本的感度では担当大臣)が指令を出していた」とアメリカの外交文書に記載してあった。

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 最も中国は「ハッカーの最大の被害を受けているのは中国だ」と居直ったが、これはGoogleのメール機能を使用して中国要人が情報交換していたのを、西側の情報収集システム・エシュロンが情報収集していたことをさすらしい。
ハックはお互い様だろう」中国の言い分だ。

 中国もアメリカもなかなかやるじゃないかと思っていたら、その上を行くサイバーテロが発生していた。
毎日新聞の12月6日付けの記事によると、イラン濃縮ウラン(核兵器の原料)を作るための遠心分離機がウイルスに感染して約1週間まるまる動かなくなったという。

 このウイルスはイスラエルが仕掛けたウイルスらしく(新聞には明白には書いていない)、3段階進入方式という実に巧妙な方法で進入している。

①まずウインドウズパソコンにこのウイルスを進入させる。これはUBSメモリー等で簡単に感染させられる。ただしこの段階では何事も起こらない。

②このパソコンでドイツ企業の工業施設管理ソフトを稼動させると、ウラン濃縮施設の周波数変換機を制御するソフトにウイルスが感染する(
このドイツの管理ソフトがイランの濃縮ウラン装置に使用されているのが味噌)。ただしこの段階でもすぐにウイルスが動き出すわけでない。

③3ヶ月ぐらい後に、周波数変換機が突然異常に動き出し、濃縮工程をとめてしまう。


 なんてことはない。従来はイスラエルの戦闘機がこのイランの濃縮ウラン装置を爆撃するだろうと予想されていたが、爆撃したのは航空機でなくウィルスのサイバーテロだった。

 このウイルスはスタックスネットと名づけられたが、このように特定のシステムだけを攻撃するようなウイルスは世界初であり、ピンポイント爆撃そのもので世界中のウイルス研究者を驚かしている。

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 世界ではこのように中国イスラエルそしておそらくはアメリカとロシア)がサイバーテロのウイルス攻撃の最前線にいて互いのシステムを攻撃しあっている。
日本では防衛省に中国のサイバーテロのウイルス攻撃があったほかはあまり知られていないが、武器を持たない戦争は熾烈を極めている。

 日中関係が緊迫化すると、盛んに中国のネット上で「本をネット攻撃しろ」と騒いでいるが、これは中国サイバーテロの技術が最先端にいるのだから、当然の攻撃方法だ。

 核兵器は防御用の武器だが、サイバーテロは人的被害がないため、いくらでも攻撃に使用できる。
この戦いについて日本はあまりに無防備だが、日本企業の最先端情報や、研究所の最先端情報がいとも簡単に盗まれてしまうと想定して防御しないと、尖閣諸島の二の舞になってしまいそうだ。

 

 

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(22.3.26) 自由と検閲  Googleと中国政府の仁義なき戦い

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 Googleと中国政府の仁義なき戦いが始まった。06年1月Googleが中国で検索サービスを開始するに当たっては、「中国政府を刺激する内容の検索は自主規制する」との約束の下に開始した。

 当初は「天安門事件、法輪巧、チベット独立」と言った検索をブロックしていただけだったが、次々に検閲用語が増え、さらにGoogleの提供しているGmailの利用者で中国人権活動家のメイルが中国からサイバー攻撃されて、Googleが切れてしまった。

これでは自由と平等を標榜するインターネットの世界が崩壊してしまう
ついにGoogleは中国本土から撤退し、サイトの中心を香港に移してここから自主規制のない情報を提供すると発表した。

 中国は激怒して「一企業が国家主権に挑戦している」と声明を出したが、本当は「アメリカ政府の手先のGoogleが、中国に挑戦している」と言いたかったのだろう。

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 実はGoogle中国政府の戦いは、アメリカと中国の代理戦争だからだ。
Googleの中国進出は「トロイの木馬」だったと言える。Googleは中国政府の嫌がる天安門事件のような情報のブロックには協力したが、一方中国政府が何を検索しようとし、中国要人がGmailで何をやり取りしているかについては、慎重に調査をしてきた。
アメリカにとって21世紀の覇権を脅かす国は中国だから、中国情報の収集が情報機関の最大の課題になっている。

 アメリカはすでにイギリスと協力してエシュロンという諜報網を築いており、Google情報も当然このエシュロンによって把握されている。
中国政府はそのことに気が付いているので、Googleに自主規制させるだけでは情報漏えいが防げないと考え、独自に「万里の長城」と言うネット検閲・遮断システム構築した。

 この「万里の長城」の役割は、中国からの極秘情報の漏洩を防ぐと共に、中国国民が有害情報を検索するのを防ぐ役目を持っている。

 インターネットの世界は原則自由平等で情報が勝手気ままに飛び交うような印象を持っているが、実は違う。

 情報が通る主要回線はほぼ決まっていて、そこの回線に検閲サーバーを設置すれば、情報の遮断や検閲が自由にできるというのが実態だ。

 イメージ的には道路網とよく似ていて、たとえば東京から大阪まで自動車で行く場合はほとんどの人が、東名・名神高速道路を通る。
したがってここに監視カメラを設置しておけば事件が起きた時は、この監視カメラの映像をチェックすればいい。
もっとも犯人は中央高速を使うかも知れないので、そこにも監視カメラを設置する必要があるし、場合によったら国道一号線を通るかもしれないので監視網はだんだん細かくなっていく。

 中国の監視網はこの監視カメラの設置のように、回線にサーバーを設置することで整備されていった。

注)実際はそれでも抜け道を通る場合があるので、中国政府は中国で発売されるパソコンにグリーンダムという検閲ソフトを搭載するように各メーカーに要請したが、これはアメリカ等の反対で取りやめた。

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 中国が構築した「万里の長城」と言われる検閲・遮断システムはその名の通りほとんど鉄壁のシステムといっていい。
よく「天安門事件」と言うような検索を行っていて、検索速度が急に遅くなったりするのはこうした検閲ソフトが動いているからだと言われている。

注)個人のパソコンでもウィルスバスターが動き出すと急にパソコンの動作が遅くなる。

 アメリカはGoogleを利用して中国国内の情報をエシュロンで収集しては分析してきたが、最近中国政府の検閲・遮断システムが高性能になってきて、中国情報をGoogleの検索・メール網で把握することが難しくなってきた。

まずい、これではGoogleが無料で検索やメールを提供している意味がない
アメリカ政府と図って一旦撤退することにして、今度は政府間の通信の自由の問題として取り上げることにした。

 米通商代表が中国政府の検閲問題についてWTOに提訴を検討すると言っているのがそれで、このままでは「トロイの木馬」が単なる木馬になってしまうからだ。

 しかし中国の検閲システム網の整備には驚いてしまう。かつてインターネットが普及すれば中国も世界の情報を平等に知ることができて普通の国になると言われていたが、実際はますます情報鎖国の国になってきた。

 Google中国政府仁義なき戦いの第一回戦は、中国政府の検閲システムで押し戻され中国の優勢勝ちのようだ。

 

 

 

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