(23.1.27) ザック・ジャパンが快調だ アジアカップ カタール大会
ザッケローニ監督率いるサムライブルーのザック・ジャパンが快調だ。
予選の第一試合でヨルダンと引き分けた時は「大丈夫だろうか?」と心配したし、第2試合のシリア戦で主審のひどい誤審(線審はオフサイドとしていたが主審が見逃した)で飛び出した相手選手と接触したゴールキーパー川島が一発退場になったときはどうなるかと思ったものだ。
しかし段々とサムライブルーは力強さを増していき、カタール戦では先行されても試合をひっくり返すし、昨日の韓国戦ではPK戦をゴールキーパー川島の神業のような読みで勝ち残ってくれた。
「ザックはなかなかやるじゃないか」すっかりザッケローニ監督のファンになった。
元々アジアでは日本と韓国とオーストラリアがずば抜けた力を持っているのだから、こうしたチームが勝ち残るのは当然とはいえ、試合になると何が起こるか分からない。
今回は中東のカタールでの試合だから当然カタールの応援団は熱狂するし、選手は実力以上の力を出すので、アジアカップが始まる前は「中東勢有利」との前評判が高かった。
その中で中東勢や宿敵韓国を打ち破って決勝進出したのだからたいしたものだ。
私などは相手が韓国だと「どうせまた日本が負けるのだろう」と最初から負け犬根性が出てしまうが、イタリアのACミランで鍛えられたザッケローニ監督にはそうしたコンプレックスは微塵にも感じられなかった。
「ヨーロッパの強豪チームから見たら、アジアのチームははるかに劣る。韓国と言えども例外でない」というところだろう。
当初ザッケローニ氏が日本の監督になると聞いた時は、私はザッケローニ氏のことを知らなかったから懐疑的だった。
「ザッケローニは日本のサッカーを知っているのだろうか・・・・・」
しかしここまで来たのだから彼は本物だ。
次は強豪オーストラリアだ。オーストラリアがこんなに強くなってきたのは最近の数年間だが、間違いなくアジアでトップクラスのチームだ。
日本はこのオーストラリアを破って優勝すると信じたい。
注)2006年以降オーストラリアはサッカーではアジアリーグに参加している。
アジアのサッカーは確実に力をつけているが、それに引きかえ審判団の実力はかなり劣る。
昨日の日本・韓国戦のサウジアラビアの主審もひどかった。
最初の韓国のPK はどう見ても単なる接触でPKを与えるようなものではない。さすがにこの主審は自分がミスしたと思っていたらしく、今度はPKにもならない韓国の接触(しかもペナルティーエリアの外だった)で日本にPKをあたえて誤審をチャラにしていた。
注)審判は自分がミスをしたと思ったときはよくこうした形で誤審の取り消しを行う。
ところで私は熱狂的なサッカーファンだが、実はアジアカップやワールドカップをライブで見ることはほとんどしない。
相手チームに先行されでもしたらそれだけで心臓が破裂しそうになり、応援する声は枯れ、めまいまでしてくる。
負ける試合など観戦し続けたらほとんど病人になって翌日は寝込んでしまう。
だから録画をしておいて、日本が勝ったことを確認してからゆったりとした気持ちで試合を見ることにしている(もちろん負けたら見ない)。
はたからは「ノミの心臓」と揶揄されており、まったくその通りだが何と言われようともアジアカップやワールドカップのような重要な試合をライブで見る勇気はない。
カタール戦のときも韓国戦の時もかみさんが見ていて、寝ていた私に教えてくれた。
「すごい、PK戦で日本が勝ったのよ」
「そうか、では明日はゆっくり勝利の試合をビデオで確認しよう」ようやく安眠できる。
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