(20.8.5) 6.14恐喝暴行事件の続報(その3)
(シナリオシリーズを掲載中ですが、6.14恐喝暴行事件に合われたA君のお父さんからメールをいただきましたので、その記事を先に掲載いたします)
このブログでは6月14日の恐喝・暴行事件(高校1年生のA君が、15、16才と思われる高校生の4人組から恐喝を受け、現金を脅し取られた上暴行を受けた事件)について、引き続き掲載していくことにしている。その最大の理由はこのような事件が多発しているにもかかわらず、一般メディアには全くといっていいほど掲載されないからだ。
今回被害に会われたA君のお父さんから、加害者の少年達に審判が下ったことを機に、お父さんの心情を述べられたメールが送付されてきたので、全文を掲載したい。
このお父さんのメールを読めば、日本の法律が少年の更生という名目で加害者だけを守り、被害者は全くと言っていいほど法律に守られていないことが分かります。
「刑事裁判は少年の更生を図るのが目的だから被害者は関係ない。必要があれば民事裁判で損害賠償を請求すればいい」と言うのが日本の実情です。
ですから私達住民がA君やA君のお父さんを支援していかなければ、被害者は精神的にも実質的にも孤立してしまいます。
今後もこのブログでは被害者の家族を支援するために、記事の掲載を続けます。
山崎 次郎 様
少年たちに審判が下った。
しかし、その内容をお伝えすることはできない。少年法の精神に反していると言う。
被害者は申請すれば家庭裁判所で調査官などに意見陳述し、審判結果通知を受けることができる。知り得た情報は誰にも明かさないことを求められる。
少年審判当日は全て非公開。被害者は傍聴すらできない。申請しなければ公には審判結果の内容を知ることはできない。
少年法において少年犯罪は罪を処罰すること以上に、少年の更生、健全な育成と社会への復帰を優先させている。加害者はもちろん、その家族を含めプライバシーの侵害を受け、この少年法の精神を被害者であれ、何人も阻害してはならないのだ。
ところが、被害者とその家族に対するケアーは極端に少ない。
少年たちの刑事罰は決まった。良識ある裁判官が下した罰であると信じる。
民事処分はこれから。息子の脱臼した上顎前歯の神経は壊死した。今は歯根膜をこれ以上傷付けないよう、時間をかけて少しずつ壊死した神経を摘出している。折れた下顎前歯は元には戻らない。前歯を使っての食事はまだできない。心の傷も受けた。前歯が全部抜け落ちる夢を見ている。
息子が受けた心身の傷は元には戻らない。ところが、加害者たちにはやり直すチャンスが与えられる。法律は犯罪を起こした少年を守る。このアンフェアーは酷過ぎる。損害賠償でこの喪失感、法律の不条理への憤りを静めることができるのか。
多くは期待していない。しかし、6月14日以降、被害者家族として受けた冷遇は忘れられない。くやしい。許せない。
是非、被害者に刑事罰がどんな手続きで進むのか。刑事と民事の違いは。健康保険は使えるのかなど相談に乗ってくれる仕組み(機関)を作ってほしい。
被害者の立場になって寄り添ってくれる人がほしい。私はなりふり構わず多くの人に助けを求めた。仕事を休んでも自分の足で歩き、突然襲い掛かった悲劇と向き合う術を求めた。自分の気持ちを整理しようとしてきた。とんでもなく、しんどい。なぜ、被害を受けた者がこんな思いをしなければならないのか。おかしい。間違っている。
第二、第三の被害者を産み出さないために何が必要か。
加害者の親の教育が絶対必要である。審判を受けた後も、「今までの子どもの育て方に間違いなかった。我が子がした事とは信じられない。ショックを受けている」と平然と私の前で言い切る親がいる。
私の息子を襲撃するまでの我が子の振舞いを知らない?知らないふりをする親がいる。未だに姿を現さない父親がいる。被害者の痛みを受け入れない、事実と向き合う事を避け、弁護士に全てを任せ名前と連絡先さえ言わない親がいる。こんな無責任な親たちの姿勢を敏感に子どもは感じ取る。親に甘えがある以上、子どもがほんとうに更生できるとは思えない。
親を教育する仕組みがあるのか。これから確認したい。なければ作るべきである。
息子の治療が一段落付いた時点で損害賠償を請求する。戦いはまだまだ続く。
皆様からのご厚情にこの場を借りてお礼を申し上げます。これからも、変わらぬご支援をお願いいたします。
表に出ていないカツアゲなど少年犯罪が身近でたくさん起こっています。カツアゲは昼間も起こっています。ゲームを楽しむ感覚、親からもらっているこずかい以上に飲食、遊興したいが故に罪の意識なく、どこにでもいる一見普通の子どもが犯罪を起こします。カツアゲに応じない気持ちを持ってください。被害届を警察に出す勇気を持ってください。悪い事を悪いと言い、許さないおゆみ野を作りましょう。
罪は厳粛に償い、真にやり直そうとする少年とその家族を受け入れ、見守る街を作りたいと願います。
そうでなければ、被害者とその家族はどうしたら報われるのでしょうか。
私は考え、私の思いを発信し続けたいと思います。
では、またご連絡します。よろしくお願いいたします。
平成20年8月3日 父親
(20.8.10追加)この記事にコメントをしてくださった、yokuyaさんがA君の記事を書いておられました。以下のURLをクリックすると見ることが出来ます。
http://biomass.exblog.jp/8812762/

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