(23.2.13) 千葉大園芸学部 O君の発表会

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 ヒョンなことから千葉大学園芸学部のキャンパスを訪問することになった。
2月8日のことである。
私達はここおゆみ野の森でボランティア活動をしているのだが、その活動に千葉大学の学生がフィールドコラボレーションという授業の一環として参加してきた。O君といいほぼ1年間に渡って私達の活動と共にしている。

 大学では社会との接点を求めており、実際に社会活動をしている団体に学生を派遣してそこでの経験を積ませようということらしい。
O君は毎月のおゆみ野の森の活動に参加してきたが、その成果発表会がこの8日に行われた。

ぜひ、受け入れ母体としてのおゆみ野の森からも発表会に参加して、学生の発表についてコメントを述べてもらいたい」との要請があったので、森のメンバー3名で出かけていった。
森のコンサルタントで自身も千葉大園芸学部出身のSさん、それとメンバーのTさんと私である。

 園芸学部の有る松戸市ははじめて訪問した市だが、江戸川沿いに発達した旧水戸街道沿いの宿場町である。
水戸藩から分家した松戸徳川家のあった場所で徳川最後の将軍慶喜の弟の別邸がある。
戸定(とじょう)邸という立派な邸宅で松戸の高台にあり、庭園が美しく書斎と称する場所からは江戸川の流れが見える。

 Sさんが「せっかく松戸に来たのだから」といってこの戸定邸と千葉大の園芸学部を案内してくれた。
園芸学部はとてもユニークな学部で、国立大学でこの学部を設置しているのは千葉大学だけだ。

 私も昔「園芸学部なんて素敵じゃないか」とおもって受験しようと思ったが、私の住んでいた八王子からは通学ができそうもなかったので諦めた経緯がある。ここに進学していたらまた違った人生が歩めたかもしれない。

 行って見るとこの発表会は緑地環境学科の学生の研究成果を発表する場だった。
おゆみ野の森を含めて8団体に学生が派遣されており、派遣された学生数は約20名、そして受け入れ団体から40名近い人が教室に集まっていた。

大学の教室で、成果発表を聞くなんて40年ぶりだ!!」気持ちが若やぐ。
学生はパワーポイントを使用して手際よく説明を行い、それに対して参加者が質問をするという形式だった。全体で約2時間程度で、1団体の持ち時間は質問を含めて10分程度だった。

 おゆみ野の森に参加したOさんもなかなか立派な発表をしていたので、先輩にあたるSさんが「O君はなかなかやるじゃないか」とことのほか喜んでいた。
私はOさんおゆみ野の森トトロの張りぼて(ネブタのようなもの)を一緒に作っている。
Oさんが張りぼての設計図を作ってきて、それにしたがってOさんと森のメンバーが手伝ったのだが、最初はどのようにして張りぼての枠組みを作るかさっぱり分からなかった。

Oさん、どうやって枠組みを組み立てるんだい?」聞いたがOさんも始めてらしく設計図を見てウンウンうなっている。
私も仕方ないから隣でウンウンうなっていたら、見かねた森のクラフトマンが、電気ドリルの使い方や、適切な釘の選択法、およびどこに釘を打てばよいかを教えてくれた。

はは、こうすればよいのか・・・一旦分かればそれからの作業ははかどった。張りぼては白紙のままで、そこに森の活動の時に子供達にトトロの画を書いてもらうつもりが、私達の予想とは裏腹に一面マジックで塗りたくられてしまった。
うぅ-ん、とてもトトロには見えないな・・・」
しかしこの千葉大のO君との共同作業は楽しいものだった。
なにせ学生と一緒になって張りぼてを作るなんて経験はそうざらにあるものでない。

 またこの発表会の派遣先団体の一つに袖ヶ浦市の里山を歩く会と称するボランティア団体が参加しており、私達の活動とよく似た活動をしていたので、3月にも訪問して情報交換をすることにした。
当初はこの発表会の性格が分からなかったが、千葉大の学生や他の団体の人々とも知り合いになれ、なかなか得がたい経験だったといえる。

 

 

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(22.12.5) おゆみ野の森の「古代食体験」

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(火起こしの練習

注)ネット環境が壊れてしまいブログのアップがままなりません。ネットカフェを見つけてようやくアップすることができました。明日以降もしばらく新規ブログを書くことはできないかもしれません。懸命に回復は図りますが、ご了承ください。

おゆみ野の森で「古代食体験」のも催しが行われた。
国立歴史民俗博物館の田形先生が古代人の食事方法を指導してくれるという。

 興味深深で出かけて行ったら、この催しのための道具がすでにそろえてあった。弓式の火起こ器、煮るための道具の縄文土器、それに味付けの海水(ここから塩を作る)、アサリ、それと古代米

 古代米は日本古代稲研究会の吉野さんが用意してくださったという。
いわゆる赤米という種類で、今回初めて食べることになる。

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吉野さんの農園から古代米を持ってきてくれた

 田形先生がまず火起こしの実演をしてくれた。弓を逆さにしたような道具で木と木で摩擦して熱を持った木屑を作り、それをよく燃える繊維で包んで息を吹きかえると火が起こる。

 田形先生は簡単に火を起こしたが、実際にやってみるとなかなか難しい。弓を使って棒を回転させるのだが、なかなか要領がつかめない。何度やっても失敗するのでいい加減にいやになる。

 30分ぐらいトライしてようやく火を起こすことができた。
いやはや、火を起こすことも大変だったんだ」実感した。

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田形先生の火起こしの実演

 この火を使って縄文土器に入っている古代米とアサリ、それと塩を作る。
嬉しいことに古代米も炊け、アサリ汁もでき、これに作った塩をまぶせば古代食の出来上がりだ。

 始めて古代米なるものを食べてみたが、何かもち米のような感触だ。もっとも今回の古代米は精米がされているのだそうで、古代人はこれを玄米のまま食べていたのだという。

 今回の催し物には泉谷中の先生も体験のために来られていた。総勢で50名近くの人たちが集まりなかなか盛況だ。
古代米があまったので家に持って帰ってかみさんたちにも食べてもらったが、割合好評だった。

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この土器で古代米を炊いた)

 私の印象は「古代人の食事はシンプルでなかなかおいしいではないか」というところだ。
現在の飽食の時代に比べると、必要最低限のカロリーは得ることができ、かなり健康食のような感じだ。

 火起こしはとても疲れるがなかなか楽しい体験だった。

 

 

 

 

 

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(22.11.28) おゆみ野の森の秋祭り

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(おゆみ野の森の落ち葉のプール

 この23日勤労感謝の日おゆみ野の森秋祭りが開催された。
昨年まではUR都市機構の子会社、新都市ライフの職員の方が実質的なプランナーになって開催されていたが、今年からはこの地区の住民が主体的にこの秋祭りを開催している。

 今回のプランナーはK姉さんで、K姉さんはこのおゆみ野の森で毎週金曜日に「森の時間」という催し物を行っており、その延長線上に秋祭りを計画してくれた。

 秋祭りの正式名称は、『森の時間オータムフェスタ2010』で、そのキャッチフレーズは「自然は学びと創造の宝庫。おゆみ野の森に楽しい仲間が集まったよ。秋の一日森であそぼう!楽しもう!」というものだった。

 この森の活動でとてもよいところは基本なんでもできるということで、昨今の公園が管理が厳重で木登りやロープ遊びを禁止しているが、ここは自己責任でそうした遊びを認めている。

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クラフトマン、O兄さん作成のターザンロープ

 今回「冒険あそび場(一日プレーパーク)」開催してみた。
子どもたちが自らの自由な発想で遊びを作り出し、やりたいことを実現する冒険遊び場が「プレーパーク」言うのだが、このための“プレーリーダー”のゆうまささん、そして明徳短大の学生さんもやって来てくれた。

注)私は知らなかったが、プレーパークの遊び方を指導してくれるプレーリーダーが存在していた。

 実は私もこの催し物の一部の手伝いをしている。それはトトロの張りぼてを作る作業だった。
このトトロの張りぼては千葉大のO君が、オータムフェスタに参加する一環としてトトロの張りぼての製作を計画したもので、この活動が授業の単位になるのだそうだ。

 最初は張りぼてを作る要領が分からず、目の前の木材を見ながら途方にくれたが、やり始めるとなんとなく要領がつかめるものだ。
O君とO君の指導者で植物のインストラクター佐々木さん、それと散歩おじさんと私で、青森のねぶたのような張りぼてを何とか作ることができた。

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トトロの張りぼての製作途中。この上にクラフト用紙を張れば完成

 こうした作業は高校生の時の文化祭以来だから、何と50年ぶりの作業だ。
このトトロの張りぼてにオータムフェスタの日に子供たちに画を書いてもらった。
しかし放っておくと落書きになってしまい「これはまずい」ということで、明徳短大の学生さんに目と鼻と口を書いてもらい、腹の部分を落書きコーナーにした。

 久しぶりに子供たちが多く集まりにぎやかだったが、その模様をこの森一番のクラフトマンO兄さんが以下のような感想文を寄せてくれた。

 昨日のフェスタ、ご参加のみなさん、お疲れさまでした。
これまでの春秋の祭りとは一味違った催しでしたが、一日を通しての延べ来場者数からすると、これまでの最高になるかもしれません。

 正確に数えられていませんが、ある一時の(お昼すぎくらい)にざっと数えたら、100名近くの人が滞留していました。
朝から夕方まで、入れ替わりを考えると、200名? 300名?以上の方が訪れたのではないでしょうか。

 各ブースの出店者、プレーリーダーのまさとゆう、明徳の学生さんとみんな快く理解のうえ協力していただき、共同手づくり感のあるすばらしい催しとなりました。

 準備に飛び回ったみなさんありがとうございました。
森のPRにも大いに貢献していただいたと思います。
片付け終了後に行われた、リーダーや学生さんとの意見交換も有意義でしたね。

 

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(21.5.19) おゆみ野の森の市民参加

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 ここ数ヶ月、おゆみ野の森の今後のあり方をめぐってJunJun姉さんをはじめ、フォーシスターズファイブシスターズとも言う)が悩んでいる。

 ことの起こりは来年4月以降は、この森の管理運営市民が行なうことになるのだが、その運営母体をどのように立ち上げるかで苦慮しているからだ。

 ここおゆみ野の森は普通の公園ではなくて、元々はUR都市機構が保有していたものを、10年間の契約で千葉市に貸与したものだが、その維持管理は市ではなく市民が行なうことになっている。

 市民緑地設置事業と言うのだが、千葉市で2件目でありあまり例がないだけに、運営母体を立ち上げるのが難しい(注、市も財政が厳しく、すべての公園の管理に手が回りかねており、ボランティアによる管理を試行しているのがこの事業)。

 現状はUR都市機構の子会社新都市ライフが、ここおゆみ野の森の実質的な維持管理やイベント企画を行なってきており、それを来年4月から市民主体に変えようとしている。

 ここでは月一回の定期活動と、これも月1回の草刈、それ以外に年2回、春と秋のお祭り、それ以外のイベントとしてキャンプ等が行なわれている。
従来はこうした企画の詳細はすべて新都市ライフOさんを初めとするスタッフによって計画されてきた。

しかし、来年からは新都市ライフに頼むわけにはいかない。さてどうしたらよいものか
フォーシスターズは「やってみ隊」という組織を立ち上げ、来年以降の準備として企画にも参加し始めたが、自分達だけでは荷が重い。
そこで男衆を集めるため実行委員会を立ち上げることにした。

21515_016_2  この森には「やってみ隊」「草刈隊」「キャンプ実験隊」「ふれあい隊」といった組織があるので、その責任者と有志による実行委員会の設置がようやく昨日(17日)決まった。

 これでJunJun姉さんはじめフォーシスターズの肩の荷はだいぶ下りたのだが、 だがそれでも問題が残る。
ここの組織は三層構造になっており、
① おゆみ野の森を育てる会メンバー(参加している人全員)、
② 実行委員会(実際にイベントの準備や実施をしている市民メンバーとそのサポーター)、
③ 執行委員(予算、年間計画、詳細計画の立案をしている新都市ライフ)、
から構成されている。

 問題は執行委員が今のところ新都市ライフ男性3名、女性2名)によって行なわれているのだが、これをどのようにして市民団体が引継いでいくかで、やはり給与をもらっての仕事とボランティアではおのずと密度は異なる。

 私の当初のイメージは、最低限草刈と清掃をして森の維持管理を行なうことと、年2回のイベントを行なうことだったが、最近のイメージは毎月イベントを行なっていくというイメージになっている。

 そうなると執行委員が大変で、なり手がいなくなってしまうのではないかと危ぶんでいる。
JunJun姉さんフォーシスターズの悩みもそこなのだから、今年はともかく来年4月以降は催し物を制限して、自分達のできる範囲内で行なうのがいいのではなかろうか。

 市民参加の公園管理も、実際行なうとなるとなかなか苦労することが分かった。

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(21.4.20) おゆみ野の森の春まつり

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 今日(19日)はおゆみ野の森2周年記念春まつりが行なわれた。快晴の素晴らしい天候にも恵まれ、400名近くの住民が集まってくれた。昨年は300名程度だったからにぎやかになったものだ。

 想定人数は350名だったので、用意したフランクフルトソーセージピザが足らなくなるのではないかと、裏方のOさんが心配して急遽買出しに行った様だ。

 私は昨年は単なる参加者だったが、今回はスタッフの一員だったので、JunJun姉さんの号令で、何回かの会議や、孟宗竹の切り出しや、前日の荷物運びや清掃を行なった。
山崎さん、必ず来てくださいねJunJun姉さんはとてもすてきなお姉さんなのだが、人使いがあらい。

 もっとも今回は、私が担当の縄文式マラニックや混声合唱団Tomorrowの合唱があったりして、実に楽しかった。Tomorrowの指揮者の女性は指揮だけをするのかと思っていたら、最後の2曲を観客を含めた全員で歌った時、飛び切り素晴らしい透き通るような発声で歌っていた。

 縄文式マラニックは縄文人の服装で森の中を雄たけびをあげながら走り回るのだが、幼児コース200m、小学生コース500m、お母さん用コース1000m、お父さん用コース1500mを設計してみた。
この森はほぼ3haなのだが、上り下りのアップダウンが厳しいコースや、森の草原を疾駆できる1周500mの周回コースが設定できる。

 2月に行なったおゆみ野駅伝のノウハウが効いて、事前にアスファルト上にテープで矢印を貼り付けたり、森の中に矢印をつけたりする作業はお手のものになっていた。
それに何より駅伝の時のスタッフがまた手伝ってくれたので、運営は至ってスムーズにできた。

 マラニックの参加者も多く、森に来てくれた子ども達や、お父さん、お母さんが森の中を疾駆する姿は壮観なものだ。
いやー、すごい。こんなに多くの人が走っている」感激した。

 私はすっかりテンションがあがり、オータム姉さんが作ってくれた弓矢を左手に、メガホンを右手に持って雄たけびを上げながら走り回ってしまった。気持ちは縄文時代人が狩をしている雰囲気だ。

 大人たちはビックリしたようだが、子ども達は私の知能が幼児並だと分かったらしく、すっかり子どもの人気者なってしまった。私の両手に子ども達がぶら下がり、頭を突っついたりして幼児仲間に入れてくれた。

 おゆみ野の森では、実に楽しいひと時が過ごせたのだが、帰宅すると疲れていつものように2時間程度寝込んでしまった。森ではあれほど元気溌剌だったのに、家に着いたとたん、寄る年波が襲ってくる。
うぅーん、これが年というものだ」一日中元気と言うわけには行かない。

春まつりの写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/21419?authkey=Gv1sRgCMWzzejL7-_kfQ#

また、私が所属しているちはら台走友会のSさんが、飛び切り上手な写真を撮っていましたので、転載させていただきました。
http://picasaweb.google.co.jp/bxk00042/hhTqhB?authkey=Gv1sRgCO-cg-O7tMXYtQE
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(21.4.17) 竹取物語   JunJun姉さん奮闘記

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 最近は何か新しい経験ばかりしている。今度は孟宗竹の切り出しと、たけのこ狩りをすることになった。
この19日(日)に、おゆみ野の森春まつりが開催されるのだが、そこで孟宗竹でポックリを作ることになった。その材料集めだ。

 春まつりの実行委員の一人であるJunJun姉さんから、竹の切出隊に参加するように号令がかかった。私はおゆみ野の森ではJunJun姉さんの部下のようなものだから一も二もなく参加しなくてはならない。

 場所は印旛沼を見渡せる「印旛沼サンセットヒルズ」の竹林だと言う。
ここはNPO法人が管理運営しているのだが、おゆみ野の森インストラクター佐々木さんがかかわっていて、自由に竹の切り出しができる場所なのだそうだ。

 刈田郷に住むUさんご夫婦と、私とかみさん、それに小太郎姉さんJunJun姉さん佐々木さんの7名で出かけた。切り出した竹を自動車で運べる大きさに切って、それを車2台で運ぼうと言う計画だ。
おゆみ野からは約1時間でいける。

 印旛沼サンセットヒルズ佐倉市に有るのだが、佐倉市は歴史の宝庫のようなところだ。近くには国立歴史民族博物館佐倉城址公園があり、印旛沼の湖畔も美しく散策には事欠かない場所だ。
印旛沼は江戸時代、田沼意次が開拓に乗り出し失敗した場所としても有名だ。

 「印旛沼サンセットヒルズ」と言う名前は、ここから印旛沼が一望に見渡せ、特に夕日がことのほか美しいので、この名前がつけられたのだそうだ。
元々はオートキャンプ場として整備されたのだが、テニスコート野鳥の森があり、この森の中に目指す孟宗竹がある。

 私は竹を切ったのは初めてだったが、直径10cm長さ10m以上もある竹を切り倒し、それを自動車で運ぶ大きさにさらに切ったのだが、汗だくになってしまった。

 ところがこの2~3m程度にきった孟宗竹を運び出そうとして頭を抱えた。この森は自動車もリヤカーも入ってこれない場所だから、人力で運び出さなくてはならない。
この森を管理している責任者に相談したところ「あんたがた、竹は運び出してから細分化するのが効率的で、ここで切ってしまったらみんなで担いで運ぶより仕方がないじゃないか」と言われてしまった。

うぅーん、運搬方法一つでも工夫がいるのだ」勉強になったが、仕方がないのでみんなで肩に抱えてリアカーのある場所まで運ぶことになった。
再び汗だくだ。

 こうして、おゆみ野の森春まつりで使用する孟宗竹の確保はできたのだが、期待の竹の子はすでに誰かが掘り出してしまっており、JunJun姉さんがやっと一つ見つけただけだった。

 孟宗竹の切り出しが終わり、「やれやれこれで一仕事が終わった」と思ったら、JunJun姉さんから金曜日と土曜日に春まつり事前準備があるので手伝うように言われてしまった。

 私はJunJun姉さん恩義我が家は貧しくJunJun姉さんが作ってくれるパンを食べて生き延びている)があるのだが、なんとも人使いの荒いお姉さんに仕えてしまったものだと思っている。


竹の切り出し作業の写真です。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/21414?authkey=Gv1sRgCLjsza32x5LI_wE#

 

 

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(21.4.5)「 おゆみ野の森の春まつり」の準備

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 今日(4日)は恒例の草刈隊の日だったが、実際は4月19日(日)に開催される「おゆみ野の森の春まつり」の準備をすることになった。

 この春まつりは、この森の開設2周年記念を兼ねていて、この市民の森ができてから2年経ったことになる。
今回は二つのビックイベントを用意しているが、一つは音楽会であり、もう一つは縄文式マラニックである。

 音楽会を行なう広場のチェックや掃除、また金属製の倉庫の周りを竹で覆って森にふさわしい雰囲気にしたり、切り出しておいてあった木材を片付けたり、チップにしたりする作業を行なった。

 春まつりの音楽会は混声合唱団Tomorrowがその歌声聞かせてくれるのだが、Tomorrowはここおゆみ野ちはら台にかけて幅広く活躍している合唱団で団員はほぼ40名だそうだ。

 このTomorrowにはちはら台朗読会を実施している飛び切り声のいいYさんも参加しているが、Yさんは私が朗読担当の時に徹底的に私を鍛え上げた鬼軍曹である。

 もう一つのイベントの縄文式マラニックは私が担当である。
ここは縄文人が暮らしていた住居跡や貝塚が残されており、いまは住宅地になっている場所はかつては海だった。
いわゆる縄文海進という海水面が現在よりかなり高かった頃の話だが、今回はそれを記念して縄文人の服装で、森を走り回ることにしたただしこの服装は主催者側のみ)。

 マラニックと言う言葉はあまり一般化していないが、マラソンピクニックからとった合成語で、「楽しく森の中をかけまわる遊び」だと思えばよい。
通常は森の中は歩いて散策するのだが、そこを走るのがミソだ。

 子どもコース小学生コースお母さんコースお父さんコースも用意して、特にお父さんコース縄文人に負けないようにタフに作ってある。ここを縄文人のように雄たけびを上げながら森の中を走ることにしている。
うわーお、ウサギがいるから捕まえろ
ぎゃーお、いのししをのがすな

昔「ギャートルズ」というマンモスを食べて生活していた古代人を描いた漫画があったが、そんな雰囲気だ。

 このイメージをおゆみ野の森やってみ隊Kお母さん漫画にしてくれたので、これを見るとイメージがわくのではなかろうか(Kお母さんは飛びきり漫画がうまい
食べ物はUR都市機構と関連会社の
新都市ライフが今年もたっぷり用意してくれているので、きっと春まつりを楽しむことができると思う。
誰が来られてもまったく問題がないので、是非参加をしてくれたらと思う。

*時間  4月19日(日) 10:00から13:00
*場所  おゆみ野の森(京成学園前駅の横)

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(21.3.27) おゆみ野の森の「やってみ隊」

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 ここおゆみ野の森には森をこよなく愛する若いお母さん方が「やってみ隊」という会を組織して、毎月1回程度の間隔で催し物を開催している。

 今回はその第3回目で、テーマは「生ゴミの資源化(肥料化)について」で講師はこのおゆみ野の森の主のような、千葉市生ゴミ資源アドバイザーの額賀章夫氏だった。

 額賀さんとは毎月のようにこのおゆみ野の森で顔を合わせているのだが、今回は普段と違って背広でばっちり決めており、話し方もよそ行きで、普段の額賀さんとは異なった面を垣間見る思いがした。

 実は私自身過去に「生ゴミの資源化」について挑戦し、ひどい失敗をした経験がある。生ゴミ処理については大きく電動式非電動式に分かれるのだが、電動式10万円弱(ただし3万程度の市の補助があるの費用がかかり、当初はどうしてもその10分の1程度の費用で始められる非電動式に挑戦することになる。

 この非電動式にも、① 嫌気性発酵、 ② 好気性発酵があるのだが、当時はこの区別を知らなかった。
とりあえず近くのホームセンターで「生ゴミ資源化セット」を購入してきたのだが、今思えばこれは嫌気性発酵のセットだった。
よし、これで我が家もゴミを外に出さず、エコライフができるぞ」勇んで挑戦したものだ。

 しかし知らないとは恐ろしいものだ。嫌気性の場合はふたをしっかり閉めて内部を乳酸発酵させるのだが、一杯になった後は1ヶ月程度ふたを密閉したまま置いておく必要がある。

 だが私はそんなことを知らなかったので、肥料化の進度を確認するため何度も蓋を開け、嫌気性ならぬ好気性発酵をさせてしまった
そしてある日、蓋をとり中を見て思わず我が目を疑った。

 中には大量のがわき、そのそばにムカデ大のげじげじが大量にはいまわっており、さらに種類は分からなかったがもっと恐ろしい姿をした虫が所狭しと容器の内側に張り付いていた。
これは日本神話にある黄泉の国そのものではないか」おもわず吐き気がした。

 私は殺虫剤を大量にまいて虫を一網打尽にし、地中に容器の中身をすべて埋めて決心したものだ。
もう2度と肥料化には挑戦しない。こんな恐ろしい光景は見るのもいやだ

 あれから10年近くたって、今回額賀さんの話を聞く機会を得た。
肥料化には最初から成功することはありません。だから失敗したら気にせず一般の可燃ごみとして出してください。そうして再度挑戦することが大事です

そうか、1回程度の失敗でめげては、生ゴミ処理もできないのだ
肥料化も簡単にできないことに気がつかなかった。
それに私の場合は嫌気性発酵させなければならないものを好気性発酵させたのだから失敗するに決まっている。

嫌気性発酵ではそもそも酸素はないのですから、虫も生息することはできません。1ヶ月程度何もせずにそのまま置いておけばよかったのです
うぅーん、最初に講義を受けてからやればよかった」悔やまれた。

 ところでせっかく堆肥を作っても、それを利用できない環境の人もいる。
家庭で堆肥を利用することがない人は、おゆみ野の森に家庭で作った堆肥を持ち込んで入れておいてもらえば、ここの畑で利用する計画になっている。

 そのためおゆみ野の森には竹で囲った野積みの堆肥場がある。農家ならばどこにでもあるような堆肥場だが、サラリーマン家庭ではこうした場所がない。

やってみ隊」のお母さん方がこうした堆肥のリサイクルに挑戦しているので、肥料化した後の処理に困る方は是非利用して欲しいものだ。

研修会の模様です。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/21326?authkey=Gv1sRgCPmy5KvNrJOLZA#

 

 

 

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(21.3.16) おゆみ野の森の「春まつり」の準備

21315_018  おゆみ野の森の春まつりの準備が始まった。ここおゆみ野の森では春と秋の2回、大きなお祭りをしてきたが、今年の春まつりは4月19日(日)の10時からである。

 この春まつりは従来は新都市ライフOさん達が中心になって企画をしてきたが、今年からは少し趣向が変って、この森が好きな若いお母さん方5名が中心になって企画を立てるのだという。
私からみるといづれも乙女のような若々しいお母さん方だ。

山崎さん、春まつりのメインイベントを音楽祭と、マラニック(森の中を走り回る競技)ではどうかしらモモカ姉さんと、JunJun姉さんから相談を受けた。

 私はいつものように頼まれると断らない主義だから軽く引き受けた。
ええ、いいですよ
さて、引き受けたのはいいがどのようなマラニックにするか企画を立てなければならなくなった。

 ここは約3ha程度の森で、標高差は10m程度と見られる。昔は縄文人がここで生活していた場所だ。
1周300m程度楕円形の遊歩道はあるが、そこを走っただけでは300m走のようなものだ。
なんとか10mの高低差を利用し、また森の中を走るコースを設計したい。

 ただしここには幼児と小学生、およびその親御さんたちが主体だから、セグメンテーションが必要になりそうだ。
幼児はいくらなんでも森の中を走らせるわけには行かないから、遊歩道の200m(300mの一部)程度がよさそうだ。

 小学生は全体で500m程度の距離にして、一部は森の中を走らすような設計にしよう。
あとはお母さんだが、高低差10mの上り下りと草原を疾駆させる1周500mのコースで2周1000m程度が適当ではなかろうか(もちろん1周でもOKとしよう)。

 最後はお父さんで、ここは若いお父さんが多いから、お母さんと同じコースで3周1500m程度がいいのではなかろうか(太目の人は2周が精々だろう)。

 また、草原内を走ると言うことにすると、転んだ時のために手袋は必須で運動靴で来てもらわなくてはいけなさそうだ。
走り方にも若干の工夫が必要で、舗装路を走るときよりも足を高く上げないと、草や切り株に引っかかってしまう。

 主催者側のランナー要員としては、できれば4人各クラスごとに1名ずつ)欲しいが、いなければ私一人でやることにしよう(Oさんが参加してくれることになったので現在は2名体制)。
いづれも最初の1周は主催者側のランナーが先頭を走ってコースを教え、2周目からは自由に走らさせるのがよさそうだ。

 時間的には幼児5分、小学生5分、お母さん10分、お父さん15分で、少しバッファーを見て40分程度あればできるのではなかろうか。
コース指示要員の配置と,場合によったら布で目印をつけておくことも必要だろう。

 天気さえ良ければ気持ちの良いRUNになりそうだ。かつてここで縄文人の子供達が走り回っていたのだから、数千年の時をへだてて、その姿が復活することになる。

 なお、今回のコースは以下のように設定しました。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/GtcXGD?authkey=Gv1sRgCM7b06ze9cejQg#

 

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(21.3.8) 森の理解 インストラクター斎藤さんの話

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 おゆみ野の森はとてもユニークな森だ。ここは市が管理する公園ではないし、また個人の所有地でもない。市民(住民)が自発的に管理の主体となって守り育てていく森だと言う。

 しかし実際はUR都市機構の子会社の新都市ライフが中心となって、実質的にこの森の管理や催し物を実施してきた。
だが来年の四月には新都市ライフが撤退し、本当の意味で市民が管理の主体にならなくてはならない。
さてどのようにして行なうか?」

 今日(7日)は毎月1回の草刈隊の日だった。今までは新都市ライフのOさんが刈るべき場所と刈り方を指示してくれ、私達はもっぱらその指示の元に草刈をしていたのだが、それでは済まなくなって来た様だ。

 今日はインストラクターの斎藤さんから「森の理解」と言うレクチャーを受けたが、これは今後の草刈の方針を決めるための一助だと言う。

森には必ず遷移というものがあり、このおゆみ野の森がどのような段階にあるか理解することが必要です
一般的には森は数千年の単位で一旦は消滅し(富士山の噴火等)、まず草原が出現し、次に雑木林になり、最後は照葉樹林になって安定するのだと言う。

この森の状況をどう判断しますか。若い森と思いますか、古い森と思いますか
さっぱり見当が付かなかったが、「古い森ではないでしょうか。大木になっていますしつる草が繁茂してます」と答えてみた。

 どうやら森は「安定しているか」「安定してないか」で森の遷移段階が決まり、「安定していれば」後はその状況を維持するようにするのがよいらしい。

この森は、雑木林ですがおそらく40年近くはこの状態のままだったはずです。そしてこのような状態になるまでやはり数十年たっていたと思います。

 通常は雑木林は照葉樹林に移行するのですが、ここは地質の関係からかそうはなっていません。

 そうした意味で非常に安定した森といえます。また森は木だけでは成り立たず、潅木の下には篠や笹が生い茂っていますが、この笹と潅木の組み合わせこそが、この森を安定させている理由です

では、笹刈りをするのは問題があるのですか。放っておくと笹は2m近くになってしまいますが」聞いてみた。

ここは完全な公園でもなく、また自然保護運動を実施する場所でもなく、市民が参加して守っていく森です。従って市民がこの森に集まって活動をするという主旨と、森を安定させると言う主旨の妥協点を見つけることが必要です。
あまりに深い笹薮では何もできませんし、一方完全な運動場では植生が育ちません


私は50cm程度の笹薮と潅木の組み合わせが好きですが、そうした考え方はどうでしょうか

それをここに集まっているみなさんが方針を決めて草刈をしてください。私の説明はそのための助言です

 草刈一つにしてもなかなか大変なことが分かった。今までは「エイヤー」と草を刈っていたが、森の植生まで考えねばならない段階に来たようだ。
私はこの森の草刈隊長なのだから、森というものを少し研究した方がよさそうだ。

 

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