(22.10.3) デストロイヤー 陸がめ カメゴン
我が家の陸がめ、カメゴンはひどいデストロイヤーだ。
ありとあらゆるものに突進して壊す習性がある。
夏場は昼間、二階のベランダに放しておくのだが、このベランダに設置してあるクーラーのファンに突進して、ファンの蛇腹がほとんど壊れてしまった。
狭いところにもぐりこむ性質があって、ファンの下にもぐりこもうと持ち上げたりしているうちにファンがカメゴンお豪腕でへなへなになってしまうのだ。
また窓をネットだけにしておくと、このネットに突進して室内に入り込もうとするので、網が破られ大きな穴が開いている。
カメゴンは私と一心同体なので責任はすべて私に来る。
「カメゴン、俺の小遣いはすべてカメゴンの弁済金になってしまうよ・・・」
(壊されたクーラーのファンの蛇腹。動いているのが不思議なくらいだ)
カメゴンが我が家に来た経緯は、息子が結婚するため亀の面倒を見れなくなって私に預けたからだ。
すでに3年半もたってすっかり我が家の一員になっている。
最初は3kg程度だったのに、今は8kg程度までおきくなり、頭から尻尾まで約40cm程度まで成長してしまった。
亀は鼻を互いにくっつけて挨拶するので、私もカメゴンと鼻をくっつけて挨拶する。
私もほとんど亀のようだ。
カメゴンはケズメという種類らしく、餌さえやれば60cmぐらいまではすぐに成長するらしい。
「お父さん、餌をやりすぎて大きくなると家で飼っていられなくなるわよ」
いつも娘から注意を受けるが、ついつい餌を多く与えすぎてしまう。
えさはあればいつまでも食べていて限界というものがない。
(私の部屋に入り込もうとしている。実にたくましい)
最近寒くなったり、雨が降ったりしたのでケージの中に入れているのだが、そうするとこの中でウンチとチッコをする。
すぐに気がつけば私が処理するのだが、遅れると体中ウンチまみれになる。
「お父さん、大変、カメゴンが大変・・・・・・」
糞尿にまみれて大騒ぎをしている。
注)ベランダでいる時はベランダにチッコとウンチをするが、チッコはそのまま流れ、ウンチはカメゴンが食べてしまう。
そうしたときは一階の風呂場でカメゴンとケージを洗うのだが、ケージをもって階段を下りる時が一苦労だ。カメゴンとケージを合わせると10kg程度になり、狭い階段でよろけそうだ。
(ネットもカメゴンの突進でぼろぼろだ)
「もうやだ、カメゴンの面倒は見てやれない。山に捨てに行く」
「先生は動物愛護の精神はないのですか」
「糞まみれでなければ愛護してもいい」
「糞も愛護の内です。犬の糞は愛犬家が処理しています」
「俺は愛亀家なんかになりたくない」
「先生はすぐに切れてしまうところが弱点です。私をみならって泰然自若としないとイラ菅なんていわれて中国に足元を見られますよ」
カメゴンに説教されてしまった。
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