(23.1.17) 第3回 おゆみ野の街路樹を考える会 が開催された
第3回目のおゆみ野の街路樹を考える会が15日に開催された。
この会はおゆみ野の住民と行政が一体となって街路樹のあり方を考えようと組織したもので、行政側からは緑土木事務所、公園管理課、緑公園緑地事務所、みどりの協会、住民側からはおゆみ野街づくり協議会、私も参加しているおゆみ野守り人、地区住民それにUR都市機構の総勢20名弱の会議だった。
こうした会議が必要なのは従来住民の要請が個々に行政側に向けられ、行政としてはそれが住民の総意なのか個別の要請か分からないままに樹木の剪定をしたり、伐採をしたりして後から異なったクレームがつくことが多いからである。
住民としたらどうやって全体の意思確認したらよいか分からず、行政側も同じ悩みに遭遇していた。
このためおゆみ野守り人が中心になり、一方行政側は緑土木事務所が中心になって、そうした互いの意思疎通を解消するための組織作りに取り組んだのが、この「おゆみ野の街路樹を考える会」である。
特に夏の道のケヤキの剪定については筒切りと言う方法で剪定されたため、一部樹木が弱って衰弱死しそうなケヤキが発生していたため、今回は夏の道のケヤキに問題を絞って検討することにしてきた。
(みどりの協会が治療措置をとってくれた)
前回の会議を受け、みどりの協会が特に弱っているケヤキ2本について樹木医の診断とその治療結果を報告してくれた。
こうした具体的対応はみどりの協会でも始めてのことだそうで、私自身大変嬉しく思ったものである。
また夏の道のケヤキについては私が別途調査した段階では、153本中11本のケヤキが腐朽菌に犯されており(うち2本について今回治療済み)、他の9本については春先の芽吹きの時期に再度樹木医の診断を仰ぐことになった。
注)腐朽菌が入ると木部がスカスカになって、台風等の強い風が吹くと倒壊する危険性がある。
また公園管理課が千葉市の街路樹の実態報告をしてくれたが、街路樹が圧倒的に多いのは美浜区と緑区で、他の区の3倍から7倍程度も樹木が多いのだという。
この2つの区は緑が多い自然溢れた区域と言えそうだ。
また街路樹のトップ5は、イチョウ、マテバシイ、ハナミズキ、ケヤキ、サクラだそうで、確かにこの地区にはハナミズキやケヤキが多い(それ以外にはユリノキとカツラが多い)。
私の好きなケヤキは緑区ではハナミズキの次に多い街路樹だそうで、特におゆみ野の夏の道を中心に植えられている。
今回の会議で景観を守ることと、一方落ち葉の清掃や電波障害等との折り合いをどうつけて行ったら良いかと言う具体的な課題に取り組む必要性が確認された。
そのためには住民側でそうした苦情を地区住民で解決しながら、地区の景観を守って行く取り組みが必要で、おゆみ野守り人を中心になって住民側の組織作りに取り組むことを確認した。
注)とりあえず「おゆみ野の緑を守る会の会長」に私が立候補することにした。会員は当面私一人だが意気盛んだ。
できれば多くの住民が参加してもらいたいものだ。
当面は少人数でも核になる組織作りをするのが良いだろうとの確認まで行った。
なお、次回の会議は4月を予定している。
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