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(22.12.7) サイバーテロ攻撃 中国とイスラエル

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 なぜGoogleが今年3月中国から撤退したかの一端がウィキリークスのリークで明白になってきた。当初は人権活動家のメールが中国からサイバー攻撃されたのがその理由とされたが、実際はGoogle本体のソフトのソースコードを盗もうとしたのが最大の理由らしい。

注)ソースコードを盗んでしまえばGoogleのシステムをいかようにも操れる。

 この時期中国からアメリカの主要企業34社に対しハッキングが行われたが、その方法はメールで従業員にホームページのURLを送りつけ、それを開くとウィルスが送り込まれて社内ネットワークに潜入する仕組みだった。

 特にGoogleやYahooやAdobeに対しては、その仕組みの根幹であるソースコードを盗もうとしたのでGoogleが切れてしまったようだ。
当時は中国の仕業とは言われていたものの、誰が指示していたか分からなかったがウィキリークスによると、信頼すべき情報筋の話として、「中国国務院の宣伝担当と治安担当の常務委員(日本的感度では担当大臣)が指令を出していた」とアメリカの外交文書に記載してあった。

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 最も中国は「ハッカーの最大の被害を受けているのは中国だ」と居直ったが、これはGoogleのメール機能を使用して中国要人が情報交換していたのを、西側の情報収集システム・エシュロンが情報収集していたことをさすらしい。
ハックはお互い様だろう」中国の言い分だ。

 中国もアメリカもなかなかやるじゃないかと思っていたら、その上を行くサイバーテロが発生していた。
毎日新聞の12月6日付けの記事によると、イラン濃縮ウラン(核兵器の原料)を作るための遠心分離機がウイルスに感染して約1週間まるまる動かなくなったという。

 このウイルスはイスラエルが仕掛けたウイルスらしく(新聞には明白には書いていない)、3段階進入方式という実に巧妙な方法で進入している。

①まずウインドウズパソコンにこのウイルスを進入させる。これはUBSメモリー等で簡単に感染させられる。ただしこの段階では何事も起こらない。

②このパソコンでドイツ企業の工業施設管理ソフトを稼動させると、ウラン濃縮施設の周波数変換機を制御するソフトにウイルスが感染する(
このドイツの管理ソフトがイランの濃縮ウラン装置に使用されているのが味噌)。ただしこの段階でもすぐにウイルスが動き出すわけでない。

③3ヶ月ぐらい後に、周波数変換機が突然異常に動き出し、濃縮工程をとめてしまう。


 なんてことはない。従来はイスラエルの戦闘機がこのイランの濃縮ウラン装置を爆撃するだろうと予想されていたが、爆撃したのは航空機でなくウィルスのサイバーテロだった。

 このウイルスはスタックスネットと名づけられたが、このように特定のシステムだけを攻撃するようなウイルスは世界初であり、ピンポイント爆撃そのもので世界中のウイルス研究者を驚かしている。

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 世界ではこのように中国イスラエルそしておそらくはアメリカとロシア)がサイバーテロのウイルス攻撃の最前線にいて互いのシステムを攻撃しあっている。
日本では防衛省に中国のサイバーテロのウイルス攻撃があったほかはあまり知られていないが、武器を持たない戦争は熾烈を極めている。

 日中関係が緊迫化すると、盛んに中国のネット上で「本をネット攻撃しろ」と騒いでいるが、これは中国サイバーテロの技術が最先端にいるのだから、当然の攻撃方法だ。

 核兵器は防御用の武器だが、サイバーテロは人的被害がないため、いくらでも攻撃に使用できる。
この戦いについて日本はあまりに無防備だが、日本企業の最先端情報や、研究所の最先端情報がいとも簡単に盗まれてしまうと想定して防御しないと、尖閣諸島の二の舞になってしまいそうだ。

 

 

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