(22.12.5) おゆみ野の森の「古代食体験」
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おゆみ野の森で「古代食体験」のも催しが行われた。
国立歴史民俗博物館の田形先生が古代人の食事方法を指導してくれるという。
興味深深で出かけて行ったら、この催しのための道具がすでにそろえてあった。弓式の火起こ器、煮るための道具の縄文土器、それに味付けの海水(ここから塩を作る)、アサリ、それと古代米。
古代米は日本古代稲研究会の吉野さんが用意してくださったという。
いわゆる赤米という種類で、今回初めて食べることになる。
(吉野さんの農園から古代米を持ってきてくれた)
田形先生がまず火起こしの実演をしてくれた。弓を逆さにしたような道具で木と木で摩擦して熱を持った木屑を作り、それをよく燃える繊維で包んで息を吹きかえると火が起こる。
田形先生は簡単に火を起こしたが、実際にやってみるとなかなか難しい。弓を使って棒を回転させるのだが、なかなか要領がつかめない。何度やっても失敗するのでいい加減にいやになる。
30分ぐらいトライしてようやく火を起こすことができた。
「いやはや、火を起こすことも大変だったんだ」実感した。
(田形先生の火起こしの実演)
この火を使って縄文土器に入っている古代米とアサリ、それと塩を作る。
嬉しいことに古代米も炊け、アサリ汁もでき、これに作った塩をまぶせば古代食の出来上がりだ。
始めて古代米なるものを食べてみたが、何かもち米のような感触だ。もっとも今回の古代米は精米がされているのだそうで、古代人はこれを玄米のまま食べていたのだという。
今回の催し物には泉谷中の先生も体験のために来られていた。総勢で50名近くの人たちが集まりなかなか盛況だ。
古代米があまったので家に持って帰ってかみさんたちにも食べてもらったが、割合好評だった。
(この土器で古代米を炊いた)
私の印象は「古代人の食事はシンプルでなかなかおいしいではないか」というところだ。
現在の飽食の時代に比べると、必要最低限のカロリーは得ることができ、かなり健康食のような感じだ。
火起こしはとても疲れるがなかなか楽しい体験だった。
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