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(22.11.13) おゆみ野夏の道と夏の道公園を歩く会が開催された

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ふれあい舘での会議の模様)

 行政と住民に間で、夏の道ケヤキの選定夏の道公園の鬱蒼と茂っている森のあり方について現地調査と話し合いが行われた。

 行政の側の出席者は土木事務所、公園管理課、緑地事務所、みどりの協会であり、一方住民側は地区の自治会の会長、おゆみ野街づくり協議会、私も所属している守り人の会員、樹木の専門家佐々木さん、それにこの催しを知って参加してくれた地区の住民である。
全員で50人弱になったが、こうした行政と住民が直接話し合いをしたのは始めての試みだ。

 夏の道の太鼓橋の上に集合してから、夏の道のケヤキの剪定状況を確認し、さらに夏の道公園い行って鬱蒼と茂っている森を視察した。
その後ふれあい舘で話し合いの機会を持った。

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夏の道のケヤキの剪定状況の確認

 このような話し合いの機会が必要なのは、従来は個別に住民が「落ち葉が落ちて困るのを剪定してほしい」とかの要請をし、それに応じてみどりの協会が剪定をすると景観をめでていた住民から「なぜ木をきってしまったのか」とクレームがついて収拾するのが大変だったからである。

 一般に遊歩道沿いの住民は落ち葉とテレビの電波障害等で苦情を言い、遊歩道から離れている住民はケヤキ並木の美しさにあこがれてこの地区に越してきたような人が多い。

 問題はこの様に錯綜する住民の意見を何とか最大公約数的に取りまとめて、行政と相談する組織が必要だったが、今までは存在していなかった。
そのため、行政も住民も不満を持ったまま鬱積した気持ちで過ごしてきたと言える。

 私自身はこの町を「世界でもっとも美しい街にしようと思っているので、特にケヤキの強剪定はケヤキ並木をサボテン並木にしてしまい、せっかくの景観が台無しになってしまうと嘆いていた。

 またより緊急の課題としては、ケヤキの中で数本は病気になったり、弱ったりしてこれ以上の剪定に耐えられない木が有り、そうしたケヤキはしばらく何もせずに養生をさせるべきだと考えていた。

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右が強剪定で弱ったケヤキ。夏場にはっぱが落ちてしまった

 今回の会議を持ってよく分かったのは、遊歩道沿いに住居を構えていて、実際に落ち葉処理等で苦労している人の意見が聞けたことで、これと景観を愛する気持ちとどのように整合性を取るかと言うことのようだ。

 私のようにいつも目を楽しませてもらっている人は、当然のこととして苦労している人に何がしかのお返しをすべきで、特に落ち葉処理に困っているならボランティアでそれをサポートするような組織が必要と感じた。

 私自身は基本毎日約6km四季の道の清掃をしているし、それに落ち葉処理を加えるだけだから、特に(自分が老人なのを忘れて老人所帯についてはボランティア作業をしていいと提案したが、誰かこの提案に賛成して一緒に参加しくれないものだろうか。

 また低木等は周辺の住民がボランティアで剪定をする試みをするのが妥当だと思っている。低木の剪定はやってみれば分かるがたいした作業ではなく、後のゴミ処理に困るくらいで誰にでもできる作業だ。

 一方的に行政に要請しても昨今の予算削減下では困難なことが多いので、これからは積極的に住民参画が必要だとこの会議を通じてしみじみ思った。

 

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ボランティア ケヤキ剪定問題」カテゴリの記事

コメント

sakuradaさま、雨どいの落ち葉よけネットとは、どんな物ですか。どこで販売していますか。おゆみ野は、これから高齢化世帯が増えます。対策ツールとして紹介したいのですが、教えてください。

(山崎)sakurama様宛にメールを発信しておきました。

投稿: | 2010年12月15日 (水) 17時31分

はじめまして。たまたまケヤキの強剪定の事を調べていて、こちらのページを拝見致しました。
私は樹医をしております。
少々気になる事がございましたので、書き込みさせていただきました。
 まず、強剪定によって樹勢が衰え、病害虫にかかっている木があるのでしたら、何もしないのは養生になりません。治療の必要があります。
 2番目に落ち葉の問題は私も治療先のどこへいっても持ち上がる問題です。
落ち葉の掃除以上に、樹木が近くにある事によって、そのメリットがある事を人が忘れてしまうからでしょう。
しかし、そんな事を云ってもクレームをつける方にはそちらの言い分があるのも事実です。
ボランティアでサポートをというご意見もあるようですが、それならば尚の事、行政にも協力をしてもらい落ち葉で腐葉土を作るスペースを確保して、腐葉土を作ってはいかがでしょうか。
出来あがった腐葉土は、地域の方々で家庭園芸に使うようにすれば喜ばれると思います。
腐葉土をお金を出して購入される方は多いのと思いますので、一石二鳥、落ち葉がごみだと思うから問題が起きるのであって、これも資源と思えば有効に活用できます。
 また落ち葉の問題でよく聞かれるのが、雨どいがつまるという点だと思います。
これも、最近は雨どいに乗せるだけという落ち葉よけのネットがあります。
これを活用されてはいかがでしょうか。
 樹木の治療については、私のホームページをご参照頂ければ幸いです。
最後になりました、是非地域の樹木を大切にしてあげて下さい。

(山崎)とても貴重な意見、ありがとうございます。ホームページは良く見させていただきます。

(山崎 22.12.18追加)
桜田様から以下のような回答をいただきました。

落ち葉除けのネットというのは、以下のホームページのようなものです。
 このページは、セキスイの物ですが、
 いくつかのメーカーから販売されているようです。

 http://www.sekisui-kenzai.com/html/amatoi_material/esronet/esro_net.html

 私は、ビバホームというホームセンターで販売しているのを見ました。
 価格は、そのホームセンターでは、1本(2メートルくらいの長さ)980円だったと記憶しております。

 ご参考になりましたら、幸いです。

投稿: sakurada | 2010年11月28日 (日) 11時08分

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