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(22.9.25) ロドリゴ 蝦夷地探訪記 その15

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 歩み続ければ人間どこへでもたどり着くものでございます。
様似を出発してから早2週間、約400kmの道のりでございましたが今日(元禄3年8月21日)ようやく目的地の納沙布(ノサップ)岬に立つことができました。
ここからは北方4島が見渡されるのでございますが、特にエトロフ島は近藤重蔵様が最初にここが日本国の土地だと明記した碑を建てた場所でございます。
だからエトロフ島は日本国の固有の領土であると和人が申しておりました。

 根室から納沙布岬まで行ってひき返しますと約50km程度あり、1日の行程としてはやや長すぎましたので、行きはバスで、帰りを納沙布岬から歩くことにいたしました。

 納沙布岬ではちょうどノサップ岬マラソンが開催されておりまして、ロドリゴが岬に着いたときに開会式を行っていました。
この開会式の主賓は蝦夷地の鈴木大酋長で、「北方4島問題の解決を図るため、鳩山総理の代理としてロシアと交渉し、かなり前進が見られたが、菅内閣になってもとの木阿弥になってしまった。大変残念なことだ」という趣旨の話をしておりました。

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 鈴木大酋長はこの蝦夷地に公共工事という一大産業を樹立させた功労者で、おかげで蝦夷地は高速道路や一般道、空港や漁港の整備が格段に進み、それでも足りないと熊や狐のための道路まで作ったのでございます。
蝦夷地では多くの和人やアイヌから尊敬され、特に熊や狐は「鈴木大明神」という祠を作って参拝しておりました。
これは熊や狐のことまで忘れずに道路を作ってくれた感謝の気持ちだそうでございます。。

 しかし分からないものでございます。幕閣は大酋長が道路や空港を作るたびにその資金の一部をピンはねしているのではないかと疑い、江戸表に引っ立ててご詮議あそばされました。
その結果、「ピンはねは明瞭」との御沙汰となり、大酋長は鈴が森で斬首の刑に処せられたたのでございます。

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北方4島が見える展望塔。入場料が900円と高かったので諦めた

 鈴木大酋長の最後の言葉は「蝦夷地を愛するものが蝦夷地のために努力してなにが悪い」という言葉でしたが、ピンはねは熊や狐の食糧確保のための政治的行為だとの説明でございました。

 ここ納沙布岬からは北方4島がくっきりと見える展望塔があり、ロドリゴも見ようとしたのですが、信じられないことに見聞料が900両もするということで、見聞を諦めたしだいでございます。

 納沙布岬一帯はほとんど平らと言ってよく、牧草地と原生花園が広がっている何とものどかな場所でございました。
道路もほぼ直線で10km以上先まで見渡すことができ、とても気持ちの良い場所でございます。

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 こうして様似から始まって納沙布岬の先端まで約400kmの距離を歩くことができ、蝦夷地の見聞は格段に広がったのでございます。
当初は気づきませんでしたが、かつて近藤重蔵様が歩いたであろう道をたどることができ、ロドリゴはとても満足いたしました。

 明日はおゆみ野の地に戻ると思うととても気持ちが落ち着きました。明日の旅の準備をいそいそとして深い眠りについたのでございます。


(別件)苅田郷で恒例の陶芸展が18日より開催されています。詳細は以下のとおりです。
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