(22.8.16) 夏休み特集 NO8 千日回峰

(マッスルさん撮影、山崎編集)
当初この四季の道の清掃を始めるにあたって願をかけた。
たとえどのような状況にあっても毎日清掃をするという願である。
雨が降ろうが雪が降ろうが、台風が来ようがあたかも比叡山延暦寺で行われている千日回峰のイメージで休むことなく実施することにした。
しかし春先の驟雨は冷たい。傘を持たずに清掃活動をしていたら体中冷えあがってしまった。
「こんなことなら願などかけるんじゃなかった」愚痴をいいながら歩いていたら、金澤小学校の近所に住む篤信の女性が傘を貸してくれた。
おかげで風邪を引かないで済んだが、以後は雨の日は無理をしないことにして、千日回峰は止めることにした。
(マッスルさん撮影、山崎編集)
(19.3.3)千日回峰
千日回峰(せんにちかいほう)とは比叡山延暦寺で行われている荒行で、7年間をかけて通算1000日間の業が行われる。歩く距離は当初は一日30kmだが、だんだんと増加され最後は1日84kmも歩くというからすさまじい。実際やってみると分かるが、84kmとなると一日中歩いているようになる。
実は私もこの千日回峰に憧れ、1000日間このおゆみ野で「業」に入ることにした。千日間一日も休まず、四季の道を清掃する「願」を立てたのである。
「もし我に、この願、違えることあらば、死を与えよ」
すっかり修験者の気持ちになって清掃活動をしていたが、ある驟雨の日、すんでのところでところで凍死しそうになった。この時は篤信の女性が傘を貸してくれたので、凍死だけは免れた。
あまり無理な「願」は本当に死んでしまいそうだと悟ったので、「願」の内容を少し修正した。雨の日は清掃活動を休むことにしたのである。
「もし我に、この願、違えることあらば、死を与えよ」
朝起きて、雨が降っていようものなら、実にほっとしたものだ。
「主よ、主はこのロドリゴに安息日を与えたもうたのですか」
雨が一日中降っているときは問題がないのだが、大抵の場合は午後には雨が止んでしまうことが多い。日差しが照りだしたりすると、ほとんど精神の安定を欠いてしまう。
「ぼくちゃん、今日はどうしょうか。雨は止んだけど、おなかは痛いし、熱もあるかもしれない」
ほとんど小学生が学校に行く前の状態になってしまう。
(マッスルさん撮影、山崎編集)
だが、しかしロドリゴは60才だ。小学生と同じでは笑われてしまう。中学生程度の意志力はある。
こういうときは景気付けが必要だ。大好きな長山洋子の「じょんがら女節」をめいっぱい歌いながら清掃活動を始める。
「雪は下から舞い上がり、赤い裳裾(もすそ)にまといつく ジャンジャンジャン(これは口三味線)・・・・・・・」
この歌を歌うと、精神はだんだんと高揚し、幸せな気分になって、ちょうど軍隊の行進のように意気揚々と歩くことができる。
ある女性から「山崎さんは歩くときは、身体をピシッと立てて、実に姿勢がいいですね」と言われたが、何を隠そう、長山洋子と心で歩いていたのだ。
しかし、こんなことがかみさんに知られたらことだ。
「いい年こいて、スケベー」なんて言われてしまう。
「久米の仙人でさえ、乙女の腿脛(ももはぎ)を見て神通力を失うのが世の常なので、この程度は許容範囲だ」なんて居直るのも大変だ。こればかりはかみさんに知られないようにしよう。
| 固定リンク
「リメイク版」カテゴリの記事
- (22.8.24) 夏休み特集 NO16 失敗記 数学者の巻き(2010.08.24)
- (22.8.23) 夏休み特集 NO15 失敗記 国連職員の巻き(2010.08.23)
- (22.8.22) 夏休み特集 NO14 失敗記 テニスの巻き(2010.08.22)
- (22.8.21) 夏休み特集 NO13 髪が生えてきた(2010.08.21)
- (22.8.20) 夏休み特集 NO12 足が目になる(2010.08.20)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント