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(22.7.14) 動物の予知能力 パウル君の大快挙

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 ドイツの西部にあるオーバーハウゼン水族館の占いダコ「パウル君」が、ドイツの試合7試合と、決勝のスペイン・オランダ戦の勝敗をすべてあてたと、世界中で大評判になっている。

 占いの方法は水槽の中にカラス貝の入った二つの箱を用意し、前に国旗を貼り付け、パウル君がどちらの箱からからす貝を食べるかと言うもので、特に決勝戦の占いは全世界に向けて放送されたので見た方もおられるのではなかろうか。

注)以下のURLをクリックするとスペイン・オランダ戦の占いの模様が見れます。
http://www.youtube.com/watch?v=7fyK6Ojw6S4

 英国のブックメーカーによると「もしパウル君の占いのとおりかけていれば300倍の配当があった」と言うことだから、もしかしたら大金持ちになった人がいたかもしれない。

 数学的には各回の確率は2分の1でそれが8回すべてあたる確率は2分の1の8乗、256分の1となる。
パウル君はその256分の1の確率を当てたのだから、確かに驚異的だ。

 私は当初「どうせドイツが勝つように細工をして盛り上げたいのだ」と思っていたが、準決勝でドイツが負けると占い、それが的中した頃から「もしかしたらタコに予知能力があるのかしら」と真剣になってしまった。

 実際、準決勝でパウル君の占いどおりドイツが負けると、激高したドイツファンが「パウルをシーフードサラダにして食べてしまえ」わめきだしていたし、一方決勝でスペインが勝つと占われたスペインのサパテロ首相は「警備員を派遣してパウル君を保護する」と言ったりして、すっかりパウル君は国際的有名人になってしまった。

 ブックメーカーによるとパウル君の占いの前まではオランダ優勢だったが、占いが出てからはスペインが優勢になったのだから、その影響力はすごい。
今回の結果を受けてタコの予知能力の研究が一気に進むのではないだろうか。

 もっともすぐに反論が現れていて、英デーリーメール紙が専門家の意見として「タコは色の識別はできないが、明度や形の大きさを識別できる。特に横型に引き付けられる傾向がある」として、ドイツの国旗が横型で、黄色の色を含んでいて明度が高いので選択されたのだと反論している。

(検証)ドイツ国旗対ウルグアイ国旗(3位決定戦)
① ドイツ国旗  黒・赤・黄色の横長
② ウルグアイ国旗 しろ・青の横じま模様
(タコが黄色の明度に反応するとすればドイツ国旗に惹かれる)


注)以下のユーチューブ参照
http://www.youtube.com/watch?v=GfCZGwoUrWA

(検証)スペイン国旗対オランダ国旗(優勝決定戦)
① スペイン国旗 赤・黄色・赤の横長 
② オランダ国旗 赤・白・青の横長
(スペインの黄色の明度が高かったことになる)


(検証)スペイン国旗対ドイツ国旗(準決勝)
どちらも横長だがスペイン国旗の方が黄色の部分が大きく、明度が高い


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 さてどうだろうか。本当にパウル君に予知能力があるのだろうか、それとも明度の高い国旗に惹かれただけで、予知能力とは無関係なのだろうか。

 これからしばらくは世界中の学者がタコに予知能力があるかどうかを実験で検証しようとするだろうから、これからタコ学が一気にレベルアップし、科学雑誌ネイチャーはタコ一色になるかもしれない。
とても面白そうだ。

注)地震予知能力について動物にそうした予知能力があるのではないかとの報告は昔からなされている。

 04年のスマトラ沖地震では、スリランカのヤラ国立公園が3kmに渡って海水に侵食されたが、動物の屍骸は一匹もなかった(人はスリランカ全土で2万人死んでいる)と報告されている。

 同じくタイでは海岸にいた象が津波が来る前にすべて高台に避難したと報告された。

  


 

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