(22.6.19) オオムラサキがおゆみ野の森に羽ばたく
(オスのオオムラサキ Wikipedia より。2枚目の写真はメス)
この20日のおゆみ野の森の定期活動は「オオムラサキをおゆみ野の森」に放つ活動だ。
この取り組みを進めているのは森のメンバーのTさんと緑土木事務所の所長鈴木さんだが、鈴木さんは色々な森にオオムラサキを復活させようとの取り組みをしている。
私はオオムラサキという蝶は名前こそ知っていたものの、どのような蝶かまったく知らなかった。
オスのオオムラサキはアゲハ蝶を一回り大きくした、青紫色の羽を持った美しい蝶で国蝶だという。
「国蝶だったのか・・・・・」
日本全国の雑木林に生息し、主としてえのきの葉を食べて幼虫は成長し、一方成虫はクヌギ等の樹液をすって生息していると言う。
「しかし、このオオムラサキを見た記憶がないな・・・・・」
私の知っている蝶はアゲハ蝶やもんしろ蝶やもんき蝶で、これは子どもの頃故郷の八王子のあちこちで見かけた。
今でも覚えているが、小学生の時、京王線の廃止されていた線路跡をかけ抜けると、無数の蝶が一斉に私の周りを飛び交い、蝶の中に自分ひとりがいると言うような光景にであった。
「ぼくと蝶が友達になって踊っている」そんな感覚にとらわれたものだ。。
注)当時は京王線が北野~高尾間が廃線になっていて、子どもたちの格好の遊び場になっていた。
しかしオオムラサキという蝶は知らない。Wikipediaで調べてみると、日本では最大の蝶でとても気が強く樹液を吸うときはスズメバチやカブトムシにも負けないで相手を蹴散らすと書いてあった。
このオオムラサキを千葉で実際に育てている方は秋葉さんと言う方で、それをコーディネートしているのが緑土木事務所の所長の鈴木さんだと言う。
「しかし、放てばおゆみ野の森にオオムラサキが生息できるのですか」Tさんに聞いてみた。
「放つ蝶は交尾を終えて子どもを生んだ後の蝶だから、実際はその時だけに終わってしまうでしょう」
「そうするとじいさんとばあさんを放つと言うことか・・・」
「まあ、そんなものです。でも子どもたちに国蝶がどういうもので、どのような生息の仕方をするのか教えるのはとても有意義なことだと思います」
20日(日)の10時から鈴木さんと秋葉さんの話を聞いた後、オオムラサキをおゆみ野の森に放つ予定です。
お子さんの教育にはとってもいい試みですので、子どもを誘って是非おいでください。
地図等は以下のURLを参照してください。http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/40/fe68fc96542d0b4e08ae0fdbe0da556b.jpg
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コメント
森の空高く消えていったオオムラサキ。子どもたちの笑顔、最高でした。大人の心を鷲摑みにした幼虫の可愛らしさ。とても良い時間を過ごすことが出来ました。63名の参加でした。来年も企画したいと感じています。それから、午後の草刈もお疲れさまでした。次回もガンガン草刈しましょう。
投稿: 森のT | 2010年6月21日 (月) 23時02分
実は私もオオムラサキの実物を見るのは初めてです。秋葉さんが大切に飼育しているオオムラサキの先祖は千葉市で生息していました。それだけ、千葉市からも雑木林がなくなってしまったということでしょうか。おゆみの森には幼虫が食べるエノキの木が自生しています。クヌギが樹液を出すようになるとオオムラサキが生息できる森になります。地域の子どもたちと、おゆみ野の森でオオムラサキを見守ることが出来るといいなあー。鈴木さんのコーデイネートのお陰です。そして、企画に賛同し準備を進めてくれている森の仲間に感謝です。山崎さん、明日が楽しみです。雨が降らないことを祈ります。では、森でお会いしましょう。
投稿: 森のメンバーT | 2010年6月19日 (土) 08時01分