(22.6.16) 岡ちゃん ごめんなさい
信じられないような快挙だ。岡田ジャパンが初戦でカメルーンを1-0で破って、勝ち点3をもぎ取った。
ここ4回の練習試合ではいいところなく敗れていたので、よもやカメルーンには勝てまいと思っていただけに朝のニュースを見て飛び上がった。
前回までのワールドカップの時はたとえ試合が深夜に及ぼうが必ずテレビを見ていたが、今回はまったく見る気がしなかった。
「どうせぼろ負けだから見ないほうが精神衛生上いい、寝てしまおう」
注)試合を録画して後で見たが、録画をしようとしたのは日本のどこに弱点があって世界で戦えないか確認するためだった。
今回の岡田ジャパンは、どんな苦境にたっても諦めず努力すれば勝利の女神が微笑んでくれることを示しただけに、実に教訓になった。
本田があげた虎の子の1点を守りきったのだからすばらしい。
練習試合のイングランド戦で1点先行して逃げ切りを試みて失敗したが、今回はうれしいことに大成功だ。
ディフェンダーもカメルーンのエース、エトーをマークして仕事をさせなかったし、キーパーの川島の動きもよかった。
私は川島は世界のキーパーの中でも一流のキーパーと評価しており、敏捷でほとんどのシュートを止めてしまう能力を持っている。
それにしても岡田ジャパンの能力を見くびった私のサッカー鑑識眼を恥じた。
「岡ちゃん、ごめんなさい」完敗だ。
なにしろ私の予想では3連敗で引き分けすらできないと思っていたのだから、このカメルーンからの1勝は、快挙以外の何者でもない。
次のオランダ戦で引き分けに持ち込めればベスト16に進める可能性が高いのだから、興奮してしまう。
この岡田ジャパンの快挙といい、前日の惑星探査機「はやぶさ」の帰還と言い、日本人の逆境から立ち上がる粘り強さには驚くほどだ。
「日本人はこんなに能力が高かったのだろうか・・・」63年間も日本人をやっていた私が驚いている。
ここ20年余りの経済不振は一向に明るさが見えず、出てくる政治家はことごとくお坊ちゃんで無能な人ばかりだと思っていたが、本当の逆境に陥ると思わぬ力が湧き出るのが日本人のようだ。
菅総理は「奇兵隊」という言葉を使用したが、本当に今はそうした奇兵隊が必要な時代で、くしくも岡田ジャパンと川口「はやぶさ」がそれを実証してくれた。
「そうか、再び明治維新が始まったのか・・・・・・・・」そんな感じだ。
最近私は年寄りの愚痴のようなものが多くなって、なにか因業じいさんのブログみたいになっていたが、もっと日本人を前向きに評価することの必要性をしみじみと感じた2日間だった。
「俺も諦めず、ささやかながらでも日本のために貢献しよう」そう思っている。
なお、以下のURLをクリックすると日本経済新聞社が配信しているサッカーの映像を見ることができます。http://www.nikkei.com/news/viewer/photo/g=96958A88889DE2EBE0E1E7E1E3E2E3E7E2E4E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
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