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(22.3.13) 海の男になれるだろうか

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(館山漁港

 私の趣味の一つにペンキ塗りがある。それも通常のペンキ塗りではなく、落書きけしのペンキ塗りで、四季の道や公園に落書きがされようものならすぐに飛んで言って落書きを消してしまう。

 当初は剥離剤を使用していたがうまく落書きが落ちないことが分かってから、ペンキで上塗りをすることに変えた。ただし実際にしてみると分かるが、ペンキの色は二つとして同じものがなく、同じメーカーの同じ種類のペンキでも色落ちがあって微妙に違う。
だから結果的には全面塗装になることが多い。

 こうした話を友達のTさんにしていたら、「そんなにペンキ塗りが好きなら私のヨットの船底のペンキを塗ってくれませんか」と頼まれてしまった。
Tさんは千葉の富浦漁港外洋型の8m程度のヨットを持っているのだが、ちょうど今は2年に1回程度のメンテナンスの時期で、館山ヨット修理場で外装の塗り替えをしているのだという。

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(修理場の親方 Yさん

 私はクルーザーといわれるこのヨットに関してはまったく知識がない。2回ほど友達の斎藤さんに乗せてもらい一回はひどい船酔いで「ヨットとはこんなに苦しいものなのか」と思った経験があるだけだ。

 Tさんによるとこのヨットは建造されてから30年程度経っていて、一時は廃船同様の状態で、水が室内に入ってジャブジャブしていたのだそうだ。
それを5年前Tさんが引き取って修理を繰り返し、今は昔の見違えるような姿まで回復させたのだという。

 エンジンを取替え、腐ってしまった室内の床や壁の板を張替え、しらっ茶けた木材にニスを塗り、新たに魚群探知機深さを測るのだそうだ)や、自動操縦装置GPS船舶無線を設置し、室内にはテレビまでついていて、非常なハイテク船になっていた。

ここまでするには大変だったでしょう
天気がいいときはほぼ毎週やってきて、舟の補修をしていたのです
おゆみ野から富浦までは自動車で1時間半程度かかる。

 Tさんと館山の修理場に行ってみると、ここの修理場の親方Yさんが黙々と舟の外装の補修をしていた。
見るとヨットの喫水線の下はこげ茶色の塗料が塗られており、今回はその上に特殊な塗料を塗るのが私の仕事だという。

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(この底のペンキを塗った)

 Tさんによるとその塗料はフジツボが付着するのを防ぐためのもので、フジツボが付くと塗料と一緒に剥がれ落ちていくのだそうだ。
昔は一種の毒の塗料を塗っていたのだが、環境保全の立場から禁止され、今は自然にフジツボと一緒に落ちていくこの塗料を使用しているのです

 この日は午前中は船底の塗料塗り、午後はチーク材のニス塗りをしたが、正直言って油性塗料油性ニスの匂いには悩まされた。
海岸の風通しのいい場所での作業でマスクまでしていたのだが、私はシンナー系の匂いに弱い。
自分が使用するときはシンナーが入っていない水性塗料を使うことにしているが、クルーザーのような日常的に海水に洗われるものは、油性塗料でないとダメらしい。

 しかしクルーザーの船底の塗装なんてめったにできることではない。はじめての経験はできるだけすることにしているので、勇んで出かけたが経験としては面白かった。
Tさんクルーザーはこの補修で見違えるような美しい船体に変わってきている。
山崎さん、補修が終わったらヨットに乗りませんか」誘われた。
私は前にヨットに乗ったときの船酔いを思い出して、「はは」とあいまいに答えておいたが、Tさんの誘いを無下に断るわけにもいくまい。

 この年になって「海の男」になるとは想像すらしなかった。一度は外洋に連れて行ってもらうのも悪くなさそうだ。

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作業員の私

   

 

 

 

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コメント

海の男になれるでしょう。でもね、一度、漕ぎ出したら陸の常識人には戻れないのが定めです。館山には、個性的な人物がゴロゴロしてます。多分、直ぐ朱に染まってこんな世界があったのか?なんて感想を漏らすことになるでしょう。老婆心ながら。

投稿: おかめ | 2010年3月14日 (日) 18時17分

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