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(22.3.28) 去るものは日々に疎く 朝青龍

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 「去るものは日々に疎く」とはこのことを言うのだろう。引退した元横綱朝青龍のことである。
この大阪場所が始まった直後はアナウンサーが「朝青龍が引退して一人横綱になった白鵬の奮起が望まれますが・・・・」と言う言葉を連発していたが、場所が進むにしたがって朝青龍と言う言葉を聞くことが少なくなってきた。

200pxbaruto_kaito_2008_may1_2   それも当然で白鵬が白星街道を突っ走り、把瑠都(バルト)が大関取りに邁進し始めると、興味の中心はすっかり白鵬の全勝優勝と、把瑠都が何勝したら大関に昇進できるかに移ってきた。

 7時台のNHKニュースの相撲ではいまや把瑠都が主役になって、いつもはにこやかな顔の把瑠都が今場所に限っては厳しい表情で何回も映し出されている。
そして「今場所の把瑠都はひと皮むけて、武器の突き押しが威力を増していますね」と言うのが解説者の常套句になっている。

 個人的には把瑠都は好きな関取だ。とてもユーモアのある受け答えをするので、インタビューをするアナウンサーの人気の的になっている。
なにしろ関取はほとんどがまともな受け答えをしてくれない。
今日の相撲は実に右上手が有効でしたね」なんてアナウンサーが言っても「ああ」とか「はあ」とかしか返ってこないので、アナウンサー泣かせだったが、把瑠都は違う。

 白鵬との対戦を前に「あすはいよいよ白鵬戦ですが、楽しみですね」と言う問いに「はい、私もとても楽しみです」と人事のようなとぼけた回答をしたので、笑ってしまった。

 今相撲ファンはほとんど朝青龍のことを忘れようとしており、相撲人気も朝青龍がいないからといって特別落ち込んだとの兆候はない。
去るものは日々に疎し」とはよく言ったものだ。

 私も現役の頃は「山崎さんはシステム監査のエキスパートで、余人を持って代えがたいですね」なんて言われたが、引退しても誰からも何も問い合わせが来たことがない。
すっかり「余人を持って代えてしまった」ようで、実際組織が維持されるということはそうしたものだ。

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 朝青龍などは25回の優勝をし、歴代3位の好成績を残した大横綱だが、それでも簡単に忘れ去られていくのだから、私が職場から忘れ去られるのも当然だ。

 思えば朝青龍は功罪半ばする大横綱だった。強さは紛れもなく強かったが、不要な決め出しを繰り返したり、プロレスのように場外で大乱闘をしたりして引退に追い込まれた。
日本の伝統ある国技を汚したと言う意味では、私は罪のほうが重いと思っており、朝青龍の引退でようやく大相撲の持つよき伝統が復活するのではないかと期待している。

 幸いに白鵬は礼儀正しい横綱だし、把瑠都はユーモア溢れる関取だ。
大相撲人気がまた復活するだろう。

注)把瑠都の写真はWikipediaより転写。

 

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