(22.2.28) バンクーバーオリンピックが終わろうとしている。
バンクーバーオリンピックも今日(17日)を含めあと2日になった。
私はスポーツそのものが好きだからオリンピック放送はずいぶん楽しませてもらったが、一方でやはり寂しさは隠せない。
日本選手の活躍が今一歩で、前回荒川静香選手が金メダルを取った女子シングルのフィギアでも、浅田真央選手が銀メダルになってしまった。
真央ちゃんも泣いていたが私も泣いた。
私は前回のブログ(22.2.3)で「バンクーバーオリンピックはトリノ並みか」という記事を書き、具体的には「やはり今回のバンクーバーオリンピックは良くて金・銀・銅がそれぞれ1個ずつくらい、悪いとトリノのようにメダル1個に成りそうだ」と予想した。
実際は銀3、銅2で、メダルにウェイトをつけて評価してみると(金に3点、銀に2点、銅に1点)、予想は最高で6点だったので、今回は8点となって予想をうわまわったものの、しかし何とも寂しい。
この寂しさは「どうして日本はこんなに弱くなってしまったのか」という気持ちから来ている。
長野オリンピックでは金5、銀1、銅4の堂々たる成績だったが、その後ソルトレイクシティーでは銀1、銅1になり、前回のトリノでは金1だった。
1998年以降日本は凋落したのだが、最大の理由は企業スポーツの退潮ではなかったかと思っている。
日本で冬のスポーツを支えていたのは雪印乳業のような北海道の企業だったが、その雪印乳業は2000年の集団食中毒事件、2002年の雪印牛肉偽装事件を起こして企業そのものの存続が危ぶまれる事態になってしまった。
かつて大倉山、白馬のジャンプ用シャンツェを造成して寄贈し、雪印杯という伝統あるジャンプ大会を開催していたのが雪印乳業だったのだから、この企業の退潮はそのまま日本ジャンプ界の退潮につながっている。
注)雪印杯は今も存続している。
今回のバンクーバーのジャンプでは37歳の葛西選手が一人気をはいていたが、葛西選手は一昔前の選手で、外国ではアマンのような二十歳前後の若者が活躍している。
何か日本は年寄りが懸命にスポーツを支えているのが実情だ。
また雪印だけでなく他の冬のスポーツを支えていた企業も軒並み経営の合理化に迫られ、日本独自のシステムだった企業スポーツが一部を除いて今消えようとしている。
注)企業スポーツの選手は通常午前中だけ勤務をして、午後は練習に励んでいた。今はこうした恵まれた選手は少なくなり業後にしか練習できないようだ。
企業スポーツに変わる形態として世界的に認知されてきたものが、チーム形式だ。
今回女子フィギアで優勝した韓国のキム・ヨナ選手はチーム・ヨナというコーチ、トレーナー、振り付け師と一体となった体制でカナダでトレーニングをしていた。
日本では水泳の北島康介選手がこのチーム編成をしている。
ただしこのチーム編成はトップ選手しか可能でないから、それ以外の選手を育成する手段を考えないと、日本スポーツ界の低迷は続くだろう。
隣の韓国を見ると、金6、銀6、銅2個を取って国別でも堂々の5位になっている。
人口が日本の半分以下で、肉体的特長が似かよっている韓国がなぜこれほどまでに強いのか、日本は韓国の強さをまじめに研究する必要があるだろう。
注)映像はすべてNHKの放送を録画したもの。
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