(22.1.29) 確定申告の季節 21年版
今年もまったく気乗りのしない確定申告の季節がやってきた。定年退職してから確定申告をすることになり、今回で3回目なのだがまったく苦痛だ。
もっとも私の場合は完全年金生活者で、年金以外の所得はほぼ皆無なのだから、作業そのものはいたって簡単だ。
作業はコンピュータで確定申告書の画面を呼び出してインプットすればよい。
いくつかの年金支払い先からの書類をインプットし、健康保険保険料をインプットすれば、後は自動的に計算してくれるのだから何と言うこともない作業だ。
だがまったく気乗りがしない。
「確定申告など止めてしまおうか」と思ってしまうが、確定申告をすれば若干の還付金があり、またそれによって来年の国税や地方税が確定するのだからしないわけにはいかない。
仕方がないのでいつものように風呂に入り、潔斎(けっさい)して気合を入れて作業することにした。
国税庁の「確定申告書作成コーナー」という画面を呼び出す。
「申告書の作成を開始」をクリックすると、今年もあの魔か不可思議な画面が出てきた。
「ウィンドウは表示中のWebページにより、閉じられようとしています。このウィンドウを閉じますか」
何を言っているのか分かるだろうか。通常の感覚ではせっかく見つけた画面が閉じられたら大変なので「いいえ」と答える。
そうする画面は動かないが隠れた画面でe-Tax(コンピュータによる直接申告)か書面提出(コンピュータで計算して紙で打ち出し、それを郵送する)を選択する画面が出ている。
普通の感覚の人は隠れた裏画面に気づかず、画面が動かないと思ってしまう。
「何でだろう、何回やっても画面が移動しない」途方にくれる。
一方「はい」と答えると「e-Tax」と「書面提出」の選択画面が出てくる。
毎回のことで私はなれてしまったが、一体この画面は何のためにあるのかさっぱり分からない。
おそらくインターネット・エックスプローラを使用することからどうしても出てしまうシステム画面のように見えるが、誰か解説してくれないだろうか。
今年も私は郵送で書類提出をするのでその作業に入った。Googleおじさんによるとe-Taxはなかなか便利で、当初あった証拠書類の郵送もなくなったので、「山崎さんもe-Taxを利用したら」といわれたが、そうする気にならない。
なにしろ電子証明書の発行をしてもらわないとe-Taxは利用できないのだが、その発行がなんとも面倒だ。
注)区役所に行って申請すれば発行してくれるのだが、電子証明書を読むためのICカードリーダーを家電店で別途3000円程度で購入しなければならない。
その後、ソフトのインストールが必要になる。
1時間もすれば印刷も終わるので、後は証拠書類を貼り付けて郵送すればお終いだ。
やりだせば何と言うこともない作業なのだが、今年もやるまでにぐずぐずとブルーな時間を過ごしてしまった。
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