(22.1.23) 軽佻浮薄とは俺のことだ その2 企画のたまご屋さん

やはり私は軽佻浮薄だとしみじみ思う。頼まれ事は基本的に断れない性格が災いしてだんだんと窮地に追い込まれていく。
2日前のブログでJAL問題を取り上げ、「今思えばJALはもっと早くに、不採算航空路からの撤退、労務費の引下げ、ジャンボ機の売却等需要に見合った縮小路線をとるべきだったことが分かる」などとえらそうなことを言ったが、今やその言葉が自らに降りかかってきた。
実は私はKさんの読書会に参加している。Kさんは自身が作家であると共に、「企画のたまご屋さん」というNPO法人の運営にも携わっている。
この「企画のたまご屋さん」という組織は本を出版したい人の情報を雑誌社に取り次いで出版にこぎつけることを目的に設立されており、Kさんは読書会のメンバーに企画書を作成することを勧めていた。
注)本を出版する場合はまず企画書を作るところから始まる。
Kさんがとても熱心に勧めてくれるので「なら、私が書きましょう」なんて調子よく言って「ロドリゴ巡礼日誌」の企画書を書き上げてみた。
それをKさんに校正してもらい全国の雑誌社に配信してもらった。
Kさんの推薦文はとても親切で以下のように書かれていた。
「日本では四国のお遍路さんが有名ですが、ヨーロッパにも巡礼の道があるのをご存知でしょうか?
ルートは何本かあるようですが、フランスからスペインのサンチャゴにかけての巡礼道もその一つ。その昔、敬虔なキリスト教徒たちが辿ったというフランス古道やスペインの道を、いわば「人生のアカ落とし」のために自分の足で歩く中高年が近年とみに増えているようです。
今回の企画「ロドリゴ巡礼日誌」は、熟年の日本人男性二人によるサンチャゴ巡礼の珍道中を日記形式で描いたもの。もともとはブログに連載されたもので、道中で撮影されたフランスの田舎やスペインの町の景色の写真も美しく、秀逸です・・・・」
さらにKさんから、「オファーがあったときに完成原稿があれば一番なので書いておくよう」に言われ、「はい」と答えたものの完成原稿を作る気力がどうしてもわかず、これはそのままにしておいた。
注) かつて私はシナリオを書いていた時期があり、日テレからオファーがあったのだが、結局1年間も日テレに通ったのに映像化することはできなかった。
そうした経験があったので、前もって努力をするのにどうしても躊躇してしまう。
昨日Kさんから連絡が入り、K社から問い合わせが入ったので、完成原稿を持ってK社に出向こうとの知らせだ。
「まじぃ、何も書いてない」慌てふためいた。
実際本を書くとなるとブログで楽しく書くような訳には行きそうもない。事実関係を何度も確かめたり、場合によったら再度巡礼の旅をして再確認が必要だ。
「まずいな・・・やはり俺は軽佻浮薄だ。いつも安請け合いをしてしまう。はたして本にするだけの資料や内容があるのだろうか?」
すっかり弱気になってしまった。
正直言って自分でも判断できない。これから完成原稿の作成に取り掛からなければならず、しばらくナーバスな時間が過ぎそうだ。
注)本などは人が書いたものをあれこれと批評しているときが一番楽しくて、自分が書くとなると死ぬ思いだ。
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コメント
山崎さん 急かしているようで恐縮ですが、もし出版されたら一冊購入します、私。
きっと、作成する最小単位があって、それで一冊あたりの価格が決まってくるのでしょうね。
(山崎)ありがとうございます。企画書では1冊1500円を予定しています。しかしすべては書き上げてからで、今のところ明確な展望はありません。
投稿: yokuya | 2010年1月23日 (土) 07時50分