(21.12.28) 年賀状の季節 グリーティングカードで済ませよう
いつもこの時期になると憂鬱になるのは年賀状を書かなければならないからだ。
定年退職して3年以上たったのだから、世間様との形式的なお付き合いはしないで済みそうなものなのだが、そう割り切れないところが苦しい。
こちらが書かなくても相応の年賀状が来てしまうし、来たら返事を書かないわけにはいかないので、「それくらいなら最初から書いてしまおう」ということになる。
もっとも最近はパソコンで住所録さえ登録しておけばあて先の印刷は可能なのだが、悲しいことに我が家のインクジェットプリンターの印刷速度は遅い。
住所録の印刷だけで半日仕事になってしまう。
「何とかならないものだろうか」
悩んだ結果2年前からメールアドレスが分かっている先は、グリーティングカードを送ることにしている。
このグリーティングカードは無料の場合がほとんどで、元旦の適切な時間帯に配信してくれるし、メッセージも十分書けるだけの容量がある。
定年退職者にとって一番の魅力は無料ということで、はがき代も印刷代もかからず、それでいてなかなかこった年賀状ができるので嬉しくなってしまう。
だがこの年賀状をグリーティングカードで済ます人が増えると郵便事業会社は大ピンチになるらしい。
もともと郵便事業は赤字体質なのだが、唯一この年賀はがきで黒字を稼ぎ出してなんとか収支トントンまでもっていくのが、郵便事業のビジネスモデルになっている。
ところが通常の郵便が電子メールに代替され、年賀はがきまでグリーティングカードに代替されてしまえば、郵便事業の生き残るすべがなくなってしまう。
亀井金融・郵政担当相が「地方の郵便局を行政の窓口にしよう」といっているのは、郵便事業が21世紀のネットワークの時代から完全に取り残され、地方の郵便局にとって行政のサービスぐらいしか仕事が残らないからだ。
今日一日はグリーティングカードの作成に費やし、どうしてもはがきでないと困る先だけ年賀はがきにするのだが、できるだけはがきは作成しないつもりだ。
ネットワークの時代とは、あらゆる通信手段が無料になっていく時代なのにわざわざ金をかける気持ちにならない。
おそらく私が神様のお迎えを迎える頃には、「かつて郵便事業があって、毎年正月には年賀はがきの交換をしていたんだ」なんて話をしているのではなかろうか。
注)ただしグリーティングカードの作成にも問題がある。今回は楽天の無料サービスを使用しているが、電子メールでは自由にやり取りしているメールアドレスを、なぜか受け付けない場合がある。
「なぜ、このアドレスではダメなのだろうか」分からないことが多い。
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