« (21.11.1) 人間の精神力はどこまで強いのだろうか  第一幸福丸の3名の生還 | トップページ | (21.11.3) NHK特集 自動車革命 スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち »

(21.11.2) 高級ブランド店の撤退と、文化度の向上

Image01

 経済危機が思わぬところに反映してきた。海外の高級ファッションブランド店が日本から相次いで撤退しているのだという。
私のように着るものといえばスポーツ用ジャージかユニクロだけの生活をしているものにとっては、まったく関係ない話ではあるが、経済動向としては興味がある。

 最近の高級ブランド店の撤退の状況は以下のようだそうだ。
① ヴェルサーチ 4店舗閉店して日本から撤退
② ルイ・ビィトン 銀座への出店中止
③ シャネル 九州の店舗を閉店
④ ポロ ラルフローレン 東京、銀座の2店舗閉鎖
⑤ ダンヒル 表参道店を閉鎖

 私のように名前は聞いたことはあるが、何を売っているのかさっぱり知らないものにとっては、「だからどうなの」という世界だが、高級ブランド店の国内市場は約1兆円で、ここ2ヵ年は毎年10%程度の落ち込みだという。

Image14

 顧客層はしばらく前までは金持ちの日本人が対象だったが、昨今は中国人観光客がお得意様に変わってきた。
中国では偽ブランドばかりで、本物を求めるならば日本で買い物をするのが一番だと中国人のあいだではいわれている。

 かつて日本の観光客がパリの高級ブティクで買い物競争をしていたが、それと同様なことを、中国のお金持ちが日本でしていることになる。

 ところが、昨今の中国の経済成長が著しく、場所によっては高級ブランドの直営店を中国に出すことが可能になってきたらしい。
日本人の顧客は高級品に見向きもしなくなったし、買い物客が中国人ばかりなら、中国で店を持ったほうが合理的だ

 かくして高級ブランド店は大挙して中国進出を始めた。
もっとも中国は偽者天国だから、ほとんどの人が偽のルイ・ビィトンのバックを持って天安門広場を歩いていたなんてことになりそうで、高級店の中国進出も一筋縄では行きそうもない。

 それに高級品嗜好が強いのは一種の成金趣味で、日本人観光客がルイ・ヴィトンのバックを買いあさっていたころ、当のフランス人は一部の人を除いて見向きもしなかったそうだから、ようやく日本も文化的先進国になってきたわけだ。
成金趣味は中国人にバトンタッチしたほうがいい。

Image11

 ブランド好きの放送作家、山田美保子さんの話が毎日新聞に載っていた。
高級ブランドブームは私たち50代前半が女子大生のころから引っ張ってきたけど、ブランド好きにはエルメスのバーキンもいきわたり、私たちも将来の蓄えにシフトしている。
若い人は数十万円のスーツなんて買いません。衰退も仕方ない
」のだそうだ。

 もっともエルメスバーキンといわれても何のことかわからない者にはどうでもいい話だが、日本が貧しくなってきた分文化的には向上したことだけは確かなのだから喜ばしいことだ。



 

 

 

 
 

|

« (21.11.1) 人間の精神力はどこまで強いのだろうか  第一幸福丸の3名の生還 | トップページ | (21.11.3) NHK特集 自動車革命 スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち »

評論 日本の政治・経済」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (21.11.1) 人間の精神力はどこまで強いのだろうか  第一幸福丸の3名の生還 | トップページ | (21.11.3) NHK特集 自動車革命 スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち »