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(21.10.16) 犬に心があるのだろうか?

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 我が家には犬はいないが、私はとても犬好きである。四季の道で会う犬にはすべて声をかけることにしている。
元気かい?」などと言っていたら、犬の友達が増えてきた。

 思えば子供の頃はいつも犬と一緒だった。
長い間飼っていた犬はハチといい雑種だったが、お世辞にもかわいらしいさとは縁遠い犬だった。

 当時は犬は番犬として飼われており、昼間は鎖につながれているが、夜半は鎖から離され不審者が近づくと猛烈な勢いで吠え立てたものである。
年をとり、皮膚病にかかって背中はほとんど毛がなくなっていたが、それを病気だとは思っていなかった。
老人になりハゲたのだと思っていた位だ。

 このハチが老衰で死んだときは私が墓を作って庭に埋めた。その近くにグミの木が植わっていた。そのグミの木が毎年少し渋いが多くの実をつけるとハチがそのグミの実に変わったのだと子供心に思ったものである。

 その後も我が家には熊という獰猛な秋田犬が飼われたりして、犬とはいつも一緒だったが、「犬に心があるかどうか」などと考えたことは無かった。
番犬」それが私の犬に対するイメージになっている。

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 ところが最近、私がいつも見ている「元気姉ちゃんと散歩おじさん」と言うブログに、かぐや姫さんが以下のような記事を掲載したので驚いてしまった。犬は番犬でなく心の友達だと言う。少し長いが全文を掲載する。


竹ちゃん、有難うペットが家族になる時


 我が家の愛犬ラブラドール・レトリバーの竹ちゃんは本当に優しい性格です。

 朝晩気温が下がってくる今日この頃。私が風邪で38℃の熱を押して竹ちゃんと散歩に行くと、私に合わせて歩く速度を遅くしてくれるばかりか、一緒に病に伏してくれるのですよ。
 
 今朝の散歩は昨夜の熱の後ですから正直、嫌でした。散歩中、竹ちゃんに異変は無かったのですが、夕方の散歩では、ウンチは下痢便で食欲もありません。

 これと良く似た事があった事を思い出しました。1回目は2年前の秋。丁度今頃、家族に入院する者があり私が気落ちしていると竹ちゃんの口元に二つの禿げができました。500円玉と十円玉を並べた感じです。獣医さんの診断では私が元気の無いことに心を痛め、免疫力が落ちてダニに毛根付近を攻撃されて禿げてしまったと、説明されました。確か、血便が出ていました。

 二回目は今年の一月に私が風邪で39℃の熱を出した時も、鼻の際中央がちょっと禿げました。下痢と食欲不振がありました。

 こうなるともう偶然ではなく私の体調が悪いと数日後には竹ちゃんの体調も悪くなります。それだけ竹ちゃんにとって私は大事な人なのですよ。病気になるほど慕われるなんて経験はないですね。なんと繊細で優しい性格なのだろう。私の生涯において一番愛された経験です。(犬でも嬉しい!)

 ペットだけど家族。家族だけどペット。この微妙な距離が段々縮まっていくのです。我が家で無言の『』を語る竹ちゃん。本当に有難う!早く元気になるからね。

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 「うぅーん」とうなってしまった。主人が病気になると犬も病気になるのだと言う。これでは犬と言うよりも確かに家族という感じだ。なにしろ免疫力が落ちてダニに攻撃されて禿げてしまうほど悩んでいるという。

本当に犬に心があるのだろうか
そういえば梅爺閑話梅爺さんが、「人の心、動物の心」(全文は長いのでリンクを張っておきました)と言う記事で「犬も、不安には怯え、それが原因でノイローゼにもなりますが、少なくとも、人間のように『変化がもたらすであろう先のことを推察』して、悩んでいるようには見えません。犬にとっては、わけもわからない『現在の不安』がノイローゼの原因です」と言っていたのを思い出した。

 梅爺さんも犬には心があるという。「現在の不安」などと聞くと芥川龍之介みたいだが、未来はともかく現在の状況を悩んでいることになる
私のように長い間「犬は番犬」と思っていたものには、驚くべきことだが我が家の陸ガメ、カメゴンでさえ呼べば飛んでくるくらいだから、犬に心があってもおかしくないのかもしれない。

 そう思っていたら、今度はチンパンジーが相手の要求行動に応じて道具を渡す「手助け」をするとの報告が京都大学霊長類研究所からされていた。
その棒とって
あいよ」という具合だ。

 どうやら動物は思いのほか賢いと思ったほうがよさそうだと認識を新たにした。




 

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個人生活 ワンちゃん」カテゴリの記事

コメント

梅爺さんのいうことはわたしもずっと考えていたことです
犬は寂しさを感じますし怯えや恐怖も感じます。
悲しさも感じますし、いやなことも辛いけとも感じれば、その反面人やものに愛着を持ち、また愛しさを伝えることもします。

心ってそういうもんなんだと思います

人間以外に心はないという前提がそもそも間違えているのです。
それは古い何も知識がなかった時代の考えですからね。

わたしの家にはトイプードルがいますが家族の愛を受け、愛をもつ心ある犬です。

(山崎) コメントありがとうございます。

投稿: 零姫 | 2010年1月13日 (水) 18時02分

私の拙い文章をご紹介下さり有難うございます。次郎さんの人気ブログにのるなんて竹ちゃんもいよいよ全国区だわ。実は、竹ちゃんは全く番犬はしません。以前、庭に浮浪者が入り込んだときも吠えずにウェルカムポーズの尻尾をビュンビュン振るばかり。代わりに私がほえました。
竹ちゃん独自のお友達(電気検針のお姉さんや地域新聞配達のお姉さん等)もいて、散歩中に出会うと挨拶しています。交遊関係は未知数で、結構、モテテいるようです。
皆さんに可愛いがって頂き、心豊かに生活しているような気がします。


投稿: かぐや姫 | 2009年10月17日 (土) 06時00分

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