« (21.9.27) タムさんのサンチャゴ巡礼記 | トップページ | (21.9.29) 3党連立政権のほころび 亀井静香氏の砲号 »

(21.9.28) 野口健さんの富士山クリーンツアーに参加した

011
(西湖 いやしの里)

 娘が野口健さん富士山クリーンツアーに参加しないかと言う。
野口健さんはここおゆみ野の住民で、ヒマラヤ清掃登山や富士山清掃登山を行っている世界的アルピニストだ。
はっきり言えば、ここおゆみ野の誇りみたいなものだから、すぐに飛びついた。
よし、行こう。私も及ばずながら志を同じくするものだ

 娘の案内書を読んでみると、この富士山クリーンツアーを企画しているのは毎日新聞旅行で、それを資金的・人員的に各企業体がバックアップしていることが分かった。
娘が働いている企業もその一つで、毎年資金と人員をこのクリーン活動に投入しているらしい。

023

 そしてその活動を現地で指導してくれるのが、ここ富士山の裾野でクリーン活動を10年以上にわたって実施しているNPO法人富士山クラブで、野口健さんはそこの顧問のような役割らしい。

 東京駅に集合し、新宿経由で出発した。バス2台、約100名のボランティアである。ボランティアには企業からおそろいのオレンジのTシャツがくばられ、何か仲間意識が高まる。サッカーの応援団みたいだ。

 富士山のクリーン活動は上から5合目辺りまでは非常に綺麗に清掃が行き届くようになったが、まだ青木が原の樹海には不法投棄されたごみがあちこちに残されているのだと言う。

 富士山クラブのメンバーが週2回樹海をパトロールし、不法投棄をした場所を見つけるとチェックをしておいて、富士山クラブ自身で処理したり、今回のようなボランティア活動時にごみを搬出しているのだと言う。

037_2   今回の場所は西湖の近くの林道大和田線で行われた。青木が原樹海の真っ只中なので、ごみに夢中になると「自身がごみになってしまう」ので林道から離れないように注意された。

 実際ごみの投棄がされるのは林道の沿線だけで、溶岩のくぼ地などがあるとそこに集中的に捨てられるらしい。
渡された竹のへらで地面を掘ると、次々にビニール袋に入ったジュースの缶や家庭ごみがでてくる。
缶のラベルからいまから30年ぐらい前のごみと分かる。

いやー、これでは貝塚を掘っているようなものだ」びっくりした。
一緒に掘っていたボランティアの奥さんが「人間の骨なんか出てきたらいやですね」と言っていたが、確かにそんな可能性もある場所だった。

029  野口健さんも一緒になってクリーン活動をしていたが、たまたま私たちの清掃範囲と違っていたので娘が残念がっていた。
一緒に掘れれば、いろいろお話ができたのに残念だわ・・・・・」

 今回初めての野口健さんをまじかで見る機会を持ったが、とてもスピーチの上手な好青年だった。
娘が「野口さんは、私と同じ年なのにこんなにも差がでるのね。一方は世界的アルピニストで、クリーン活動の先駆けだし、26才頃からヒマラヤの清掃活動をはじめていたのね」と言っていた。

今回の清掃活動関係の写真です。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/kZdVoH?authkey=Gv1sRgCOS1pJ3j16mapQE#

 

 

|

« (21.9.27) タムさんのサンチャゴ巡礼記 | トップページ | (21.9.29) 3党連立政権のほころび 亀井静香氏の砲号 »

ボランティア」カテゴリの記事

コメント

野口健です。今頃になってブログを発見。コメント遅くなり御免なさい。昨年の富士山清掃キャンペーン御参加ありがとうございました。
同じ場所での清掃じゃなかったのですね。今年も富士山清掃続いていますのでまた良かったら参加してください。昨年から千葉県内の清掃も始めました。おゆみ野でもやらないとね。ただいま、アフリカ遠征中です。良かったらHPの方も覗いてみてください。それでは、
またお会いしましょう!

(山崎)わざわざコメントをいただいてありがとうございました。千葉県内の清掃には参加いたします。HPはときどき見ております。


2010年9月9日 ケニア・ナクルにて 野口健

投稿: 野口健 | 2010年9月10日 (金) 05時49分

春先に野口健さんの講話会に参加したことがありますが、大変面白いスピーチでした。
特に印象深かったのが、多大な環境への取り組み活動を実施しているにもかかわらず
そちらへ誘う事が一切なく、それどころか自身も、日々雑念に振り回される、
我々と変わらぬ人間であるという点や、
本人曰く「究極の自己責任」のアルピニストの世界での経験からか、
言葉に曖昧な表現が一切なかった事などが印象深かったです。
それにしても・・・おゆみ野在住だとは知りませんでした。

(山崎)私の家からも歩いていける距離に野口さんは住んでいます。最も本人は海外登山や講演活動等でとっても忙しく、あまり自宅に落ち着いていられないようです。
話は変わりますが、花牟礼さんの個展には出かけていくつもりです。とても楽しみです。

なお、花牟礼さんの個展の情報は以下のURL を貼り付ければ見ることができます。
http://8760.y.mepage.jp/

投稿: 花牟礼 | 2009年9月28日 (月) 23時29分

この記事へのコメントは終了しました。

« (21.9.27) タムさんのサンチャゴ巡礼記 | トップページ | (21.9.29) 3党連立政権のほころび 亀井静香氏の砲号 »