(21.9.18) 季節の変わり目
(タムさん撮影、山崎編集)
季節の変わり目にすっかり弱くなってしまった。このところ数日おきに風邪を引いている。症状は毎回同じで、のどが急激に痛み出し、鼻詰まりが始まる。熱があるわけではなく、喉以外はさして問題ないのだが、身体を動かすのが億劫だ。
仕方ないので風邪薬のルルを飲んで一日中家でごろごろしている。火曜日にこの症状が出て、その日、寝ていたら水曜日はすっかり回復した。
喜んで清掃活動や、マラソンや、読書会に出ていたら今日(木曜日)はまたのどの痛さに悩まされ、家で寝ている。
ここにきて暖かな日と寒い日が代わる代わる来ているのだが、それへの対応ができないらしい。
暖かな日は上半身裸で何をしても平気だが、寒くなると長ズボンに靴下を履き上は長袖を着なければならない。
どうもその着替えのタイミングを失するらしく、気がつくと風邪を引いている。
しばらく前までは気候がどのように変わろうとも、別に着替えのタイミングが遅れようともなんでもなかったのに、今はすっかり病弱になってしまった。
悶々と悩んでいたのだが、決定的な風邪を引く原因が分かった。
(タムさん撮影、山崎編集)
実はここ2週間あまり裸になって夢中で筋肉回復運動をしていた。身体から筋肉がなくなり、その代わり腹の周りにそれと分かる脂肪層がたまっていたからだ。
原因は2週間前まで母親の看病に八王子の実家に毎週2泊3日通い、母親の食事の世話や買い物をしていたのだが、その間身体を動かすことが少なかった。
私の身体は一日中動かしていないと脂肪が瞬く間にたまってしまう体質で、こうなると気持ちの悪いことこの上ない。
ちょうど海洋性のサメと同じで身体を動かしていないと生きていけない。
注)海洋性のサメは動くことでえらから酸素を吸収しているので、網にかかって動けなくなると窒息死する。
鏡を見ながら腹を触ると脂肪がつかめ、一方肩の周りの筋肉がやせ落ちている。
「まずい、何とかしよう。このままではサメと同じで死に絶えてしまう」
私は現役だったころ、毎日会社の屋上で昼休み筋トレをしていたことを思い出した。当時は筋肉が隆々としており、小柄なシルベスター・スタローンみたいだったので、「貴方はオリンピックの候補選手ですか」とよく聞かれたものだ。
それが引退していつの間にかまじめな筋トレから遠ざかってしまっていた。
筋トレはタイミングが必要だ。現役のときは昼休みと決めて何があろうとも筋トレをしていた。時々大事な会議があったのを忘れてすっぽかした。
今はいつも昼休みみたいなものだから、シャワーを浴びた後裸の状態で筋トレに入ることにした。
裸の醜い姿を見ると「これでは七福神の恵比寿様だ。何とかしなければ」と思うからだ。
腕立て伏せ50回、スクワット100回、爪先立ち200回、腹の前後動100回を毎回するようにした。時間にしたら10分程度でできる。
これを日に4回程度していた。
JOGもそれまでは毎日6km程度だったのを、倍の12kmに増やした。
「これだけすれば、筋肉が復活し、脂肪がなくなるだろう」
確かに肉体は見る見る回復し、腹の周りの脂肪も前側にわずかに残る程度になったのだが、気候の変わり目を無視して裸で行ったため、風邪を引くことを忘れていた。
年をとるというのはどうしようもないものだ。どこかに限界値があり無理が利かない。せっかく体型が戻ってきたのに、一方で風邪を引いて寝込まなければならない。
今日は悶々としてまた寝込んでいる。
(タムさん撮影、山崎編集)
「主よ、ロドリゴのあの肉体はどこに消えてしまったのでしょうか。今日も悪魔が風邪の菌を私に振りまきました」
「ロドリゴよ、お前は神のしもべなのじゃぞ。ミサをすっぽかして筋トレなどをしているから、悪魔君に頼んでまじめな信徒になるようにしたのじゃ」
「主よ、しかし私は筋トレをしながら主を讃えておりました」
「ロドリゴよ、お前の姿を見て有徳の信徒がお前のまねを始めた。今では神父までがカンフースタイルで説教をしておる。
このような異端は許すわけにはいかんのじゃ」
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