« (21.9.13) 周期性頭髪苦悩症候群 老いたるウェルテルの悩み | トップページ | (21.9.15) 温室ガス削減交渉COP15は成功するか? »

(21.9.14) 苅田郷(かったごう)のやきもの展

Image0  

 今年も古民具工芸の村苅田郷(かったごう)やきもの展が開催されている。この地域一体は緑区刈田子(かりたご)町と呼ばれている古い農家が残っている農村地帯だが、この刈田子(かりたご)古名は苅田郷(かったごう)で、もともとは北信濃の現在の飯山市近在にあった地名だ。
かつて、苅田郷に住んでいた人たちが、この刈田子に移り住んだという意味だ。

 やきもの展はこの苅田郷の若い当主が、笠間でやきものの修行をした後、ここに窯を構え、毎年1回笠間焼きの友人と開催している陶芸展だ。
毎年ここでコップ等を購入しているので招待状が来る。

 今年は9月12日(土)から9月23日(水)12日間開催されると言う。時間は朝の10時から夕方の5時までだ。

 さっそくかみさんと出かけて行って、いつものようにコップを購入してきた。土の香りがするこのコップがなんとも好きなのだ。

21913_016  民芸の里の
苅田郷高梨性だが、このあたり一体の農家の性はすべて高梨性だ。そしてここ民芸の里の高梨家が本家だと言う。
実は高梨家は戦国時代から続く由緒ある家柄で、現在NHKで放送している大河ドラマ「天地人」にでてくる上杉家の家臣であるが、当初は同盟者だった。

 なぜ高梨一族が上杉家の家臣になったかのいきさつは、武田信玄に追われたからである。
当時北信濃は諏訪氏、村上氏、高梨氏といった豪族が割拠していたが、いずれも武田信玄によってその領地を奪われた。

 高梨氏は娘を上杉氏(当時は長尾氏)に嫁がせ、その娘が上杉謙信(当時は長尾景虎)を生んだ。高梨家は長尾家の母方の親戚である。
この高梨家の領国北信濃現在の飯山市の一帯)の土地を武田信玄に奪われたことにより、その失地回復戦争レコンキスタが始まった。
上杉謙信と武田信玄の川中島の戦いである。
叔父上の土地を何としても取り戻してご覧に入れる

 しかしこの勝負は結局決着がつかず、高梨氏は旧領を回復することができなかった。
そのため上杉謙信の家臣となって高梨氏は生き残ることになったのだが、領地がないため、上杉家からあてがいぶちをもらっていたわけだ。

21913_004

 上杉氏はその後武田氏と和睦し関東の覇権をめぐって、北条氏と対立した。その時上杉方の先方として高梨一族は率先して戦闘に参加した。
北条氏の領地を奪って、高梨一族の再興を図ろうとしたのだと言う。
叔父上、北信濃はあきらめて下され。その代わり坂東の土地を進呈しよう」そういわれたのだろう。

 結局その試みは一部成功し、関東のあちこちに高梨一族が散らばることになったらしい。野田市の野田醤油高梨性だが、高梨一族の末裔である。

 そして苅田郷高梨家もそうして関東に居ついた一族の末裔だと言う。
この話は苅田郷高梨さんやきもの展をしている若主人のお父さん)から聞いた話だが、おゆみ野という近代的な街の隣に、このような由緒正しい人々が住んでいることに驚かされる。

Image02

 

 

|

« (21.9.13) 周期性頭髪苦悩症候群 老いたるウェルテルの悩み | トップページ | (21.9.15) 温室ガス削減交渉COP15は成功するか? »

地域活動 苅田郷」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (21.9.13) 周期性頭髪苦悩症候群 老いたるウェルテルの悩み | トップページ | (21.9.15) 温室ガス削減交渉COP15は成功するか? »