(21.7.8) 青森の山 登山NO 31
2006年 60才
八甲田・岩木山 10月23日~30日
この年の8月に定年退職した。暇になったので一度行きたかった青森の山に登ることにした。やや時期が遅かったが、津軽にあこがれたのだ。
八甲田山は新田次郎の小説でも名高い青森第五連隊が遭難したところだ。
行ってみて初めて知ったのは、遭難現場はかなり青森市側で、八甲田の連山がそびえている場所ではないことだった。
「こんな場所で遭難したのか」意外な感じがした。
酸が湯(すがゆ)温泉のキャンプ場でテントを張ったが誰もいなく、また風雨が非常にきつかった。10月の終わりになると青森は初冬の厳しさで、夜半は寒くて寝付けない。
翌日、大岳を目指したが、風はますます強まり、歩くこともできなくなったので途中から引き返した。稜線を吹き抜ける八甲田の風は冷たく強い。真冬ならきっとあおられると、とても耐えられないだろう。
「これなら遭難してもおかしくない」納得した。
八甲田に登ることができなかったので、岩木山は登って見ることにした。弘前市からバスで岩木山神社のテント場まで行き、そこででキャンプをしたが、ここも誰一人いなかった。青森はこの時期になると登山客でテントを張る人は皆無になるらしい。
夜中にヨタカが「ぎゃー」と鳴いた時は、飛び起きてしまった。
実に恐ろしげな鳴き声だった。
岩木山にはかなり頂上近くまで道路が通じているが、いつものようにふもとから登るルートを取った。途中から沢筋になり、頂上付近は雪が降ったあとがあった。寒かったのですぐに下山したが、10月下旬の青森の山にはもう冬山だということがよく分かった。
八甲田山の写真です。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/18102903
岩木山の写真です。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/18102902
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