(21.7.7) 南アルプス南部縦走 登山NO 30
2005年 59才
南アルプス南部縦走 タムさんとその同僚二人 7月31日~8月6
今年はトランスエゾに参加しないので,登山をすることにした。タムさんに話したところ南アルプス赤石岳に31日から3泊4日程度で身障者を引率していくことになっていると聞いたので一緒にいくことにした。
タムさんは六つ星の会という目に障害のある人に登山をしてもらうボランティアの会のメンバーだ。
昔、タムさんと登山をしたコースで帰り際にタムさんが雷をおそれて飛ばすので大変きつかった思い出がある。今回は身障者がいるためかなりゆっくりした工程になった。
初めて目の見えない人のサポートをしたが、二人一組になって前と後からサポートし、身障者は前の人の肩かザックに手を置き、前の人がコースの指示をしながら進むという方式だった。
「右に大石」
「崖で約10m、鎖があって足場はしっかりしている」等だ。
しかしこの時はタムさんは体調を壊していて,熱と腹下しに悩まされていた。強い薬でかろうじて体調を維持している状況で、無理をしてでも引率していくというような状態だった。
私の方は時間が十分あったので、タムさんたちと赤石岳3120mで別れてから、南アルプスの南部を縦走することにした。
聖岳3011mから茶臼岳2604m、光岳2591mに縦走し、光岳から寸又川に降り、最後は林道を40K歩いて寸又峡温泉に泊まることにした。
このコースはやたらと長く通常の登山客は通らないルートで、光岳の小屋でルートを確認すると「夏場だったら一日に一人ぐらいは通りますよ」とのことだった。
「道は分かりますか」
「私なら大丈夫ですが」なんとも分からない返事だった。
実際行ってみると光岳の下りは道がはっきりとせず,しばしば獣道に紛れ込みそうになった。最後の下りの道を見失い、寸又川のどこに出たのかさっぱり分らなくなってしまった。
目印のつり橋を見つけるまで30分程度、川をうろうろしたものだ。
ここからさらに寸又峡温泉まで約40Kを歩いたが、林道はほとんど土砂で埋まっており、一部でも残っている場所ではマムシ昼寝をしていた。
遠くから石を投げてどいてもらったが、人がほとんど通らないのでマムシものんびりしている。
途中で土砂降りの雨にあい、気持ちがすっかりなえてきた。途中の小屋で泊まるか温泉まで下るかだいぶ迷ったが、結局温泉までおりた。
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