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(21.6.19) 家族との登山他 NO12

1983年 37才 

(1) 奥秩父(西沢渓谷の沢登り) Tさん 5月 

Image1  

 Tさん
沢登りをしたいという。奥秩父の西沢渓谷は日本有数の沢で、日本一美しいなめ滝が続いていると評判だったので、一緒に行くこととした。
沢への入口は一般道から「危険立入禁止」の立て札がある場所を入り込むのだが、通常の登山者は入山できない。沢登の装備をして、ロッククライミングの基礎はマスターしていないといけない。

 なめの美しい川原が続き,登れそうもない箇所にはトラバースの標識があった。無理して直登しなくてもいいようになっている。

 にもかかわらず私は無理をして滝の側壁を飛んで、滝つぼに落ちてしまった。
このときは直登していたのではなく、滝の縁の3mくらいの場所をへつっていたのだが、急にへつりが途切れたため、1m位前にある崖に飛び移ろうとしたのだ。

 滝つぼに落ちたのは初めての経験だったが,一旦は深くもぐってしまうため、脱げた帽子が水面に浮かんで水中から見ると月のように見えたのを覚えている。
あぁ、お月様が見えている」何とも不思議な感覚だった。

 さすがにそれ以降は無理をせず、天気が良く水も十分有るので,気持ちのいい沢登ができた。甲信武岳の肩小屋で泊まって,破風山経由で降りた。

(2)八ヶ岳(三つ頭,権現岳,赤岳) 8月 家族 

Image0  家族で八ヶ岳に登った。娘が10才小学校4年、息子が8才小学校2年だった。

前回は北八ヶ岳だったので,今回は南八ヶ岳に登ることとした。編み笠ルートではなく,三つ頭ルートで登った。あいにくと雨模様の天気だった。

 権現岳2715mの山頂は岩場になっていて,雨にぬれて滑りやすかった。娘は身体が柔らかいためなんということなく登ったが,息子は岩場で足をすべらせておびえてしまった。

 登山では岩場ではおびえることが一番駄目で、身体が硬直して動けなくなってしまう。こうした場所は気持ちを強くして登らせる必要があるため、「おびえるんじゃない」と大声で怒鳴ってしまった。

 息子はこのときのことを良く覚えていて「子どもを恐怖のどん底に落とすなんてひどい親だ」とあとで何回も言われたものだ。

 赤岳2899mからは真教寺尾根経由で美の森に下りたが,このルートは岩肌が侵食されているため急峻な鎖場が続いていた。私はこの時も子供たちがおびえないように叱咤激励しながら降りたが、本音は自分でも恐ろしいくらいだった。

 やや無謀なルート選定だったが、子ども達に鎖を使用した下降方法を手ほどきしたところ、信じられないような器用さでマスターしてしまった。子どもはほとんど動物に近いと感心したものだ。

 美しの森には会社が契約した山小屋があり、そこに一泊して東京に戻った。

 

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