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(21.5.8) ちはら台走友会Y会長の萩往還奮闘記

35203aa0000003833_11_4   ちはら台走友会Y会長萩往還250kmを見事完走した。この競技は毎年5月の連休にネット2日間かけて開催されている。
スタートは山口市の瑠璃光寺(るりこうじで、ほぼ山口県を一周し、最後に萩と山口市をほぼ直線で結ぶ萩往還路(かつて幕末の志士が疾駆した道を経て、再び瑠璃光寺に戻ってくるコースだ。
今回は2日の夕方6時にスタートして、4日の夕方6時までにゴールにつかなければならなかった。

 日本で開催される250kmレースとしてはもっとも伝統のあるレースで平成元年からスタートして、すでに21年になる。
このレースは元々は手作りの大会で、小野さんという個人が独力で始めたレースだが、雑誌ランナーズ人気投票でしばしば1位を占めるほど評判が高い。

 大規模レースのようなしっかりしたエイドステーションが用意されているわけではないが、地元の中学生住民ボランティアがエイドを支えており、とてもフレンドリーな大会といえる
しかもボランティアはすべて小野さんの人柄を慕って集まっていると言うのだからすごい。

 Y会長はこの250kmの競技に始めて参加し、見事46時間47分(制限時間48時間)で完走した。私が素晴らしいと思うのは、私自身過去3回この競技に参加し、いずれも途中でリタイアしているからである。

 この250km走ではちょうど175kmの地点に宗頭文化センターという休憩所が用意されており、ここで仮眠できる。私の場合は常にここで仮眠が本当の眠りになって、走る気力を失ってしまった。
間に合いそうもないからここでリタイアしよう

 もし眠らずに250km48時間で完走すると仮定すると、1時間で5.2km進めばいいことになる。これはほとんど早足程度の速度で、誰にでも可能な速度だが、実際は食事の時間や睡眠をとるとたちまちのうちに時間が足らなくなってしまう。

 Y会長は今回の競技に参加するに当たって、完走のための4つのモットウを心に叩き込んだと言う。
そしてこの4つのモットウを守りきれば確かに完走できるのだが、実際はなかなか難しいのが実情だ。

・「気持ち」を切らさないこと長距離走は気持ちで走るので最も大事

・よく「食べる」こと(
エネルギー切れになると身体が動かなくなる

・「抑える」こと(
時速5.2kmでもかまわないと割り切る。通常ランナーは長距離走でも時速8km位で走って身体にダメージを与え、後半失速する

・「寝ない」こと(
これには精神革命がいる。通常の常識では2日間寝ないで走るなどありえないことだが、2日程度は寝なくても人間死なないことを理解する。本当に眠たくなれば道路の脇でも仮眠はとれる

 
Y会長はこの4つのモットウを守って完走したのだが、さすがに2日間寝ないと幻覚症状が出たのは止む終えない。
なぜか同僚の顔がこびりついてはなれなくなった」り、「マメを気にすると別の同僚が出てきた」り、「吐き気がするとクラブの某氏(
私のことかしら?)が出てきた」りしたそうだ。

 Y会長が非常に詳細な記録を残してくれたので、萩往還250kmで今回失敗した人や、あるいは今後この競技に参加を希望している人にはとても参考になると思う。

以下のURLをクリックすると、Y会長の結果報告を見ることができます。特に「完踏のために」はランナーには必読だと思います。
http://yamazakijirou1.cocolog-nifty.com/shiryou/


 


 

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コメント

掲載していただき、ありがとうございました。苦労が報われる思いです。
資料にまで入れていただき、光栄です。
完踏できたからこそ、4つの心がけも自信を持って書けました。
やればできるもんだと、なんか、生活も仕事も明るくなってきて、世界が大きくなったような感覚です。
やったんだなあと、実感がわいております。
山崎さんのアドバイスもとても参考になりました。ありがとうございました。
なお、吐き気幻覚の某氏は山崎さんではありませんので^^

投稿: Y会長 | 2009年5月 8日 (金) 22時29分

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