(21.5.19) おゆみ野の森の市民参加
ここ数ヶ月、おゆみ野の森の今後のあり方をめぐってJunJun姉さんをはじめ、フォーシスターズ(ファイブシスターズとも言う)が悩んでいる。
ことの起こりは来年4月以降は、この森の管理運営を市民が行なうことになるのだが、その運営母体をどのように立ち上げるかで苦慮しているからだ。
ここおゆみ野の森は普通の公園ではなくて、元々はUR都市機構が保有していたものを、10年間の契約で千葉市に貸与したものだが、その維持管理は市ではなく市民が行なうことになっている。
市民緑地設置事業と言うのだが、千葉市で2件目でありあまり例がないだけに、運営母体を立ち上げるのが難しい(注、市も財政が厳しく、すべての公園の管理に手が回りかねており、ボランティアによる管理を試行しているのがこの事業)。
現状はUR都市機構の子会社新都市ライフが、ここおゆみ野の森の実質的な維持管理やイベント企画を行なってきており、それを来年4月から市民主体に変えようとしている。
ここでは月一回の定期活動と、これも月1回の草刈、それ以外に年2回、春と秋のお祭り、それ以外のイベントとしてキャンプ等が行なわれている。
従来はこうした企画の詳細はすべて新都市ライフのOさんを初めとするスタッフによって計画されてきた。
「しかし、来年からは新都市ライフに頼むわけにはいかない。さてどうしたらよいものか」
フォーシスターズは「やってみ隊」という組織を立ち上げ、来年以降の準備として企画にも参加し始めたが、自分達だけでは荷が重い。
そこで男衆を集めるため実行委員会を立ち上げることにした。
この森には「やってみ隊」「草刈隊」「キャンプ実験隊」「ふれあい隊」といった組織があるので、その責任者と有志による実行委員会の設置がようやく昨日(17日)決まった。
これでJunJun姉さんはじめフォーシスターズの肩の荷はだいぶ下りたのだが、 だがそれでも問題が残る。
ここの組織は三層構造になっており、
① おゆみ野の森を育てる会メンバー(参加している人全員)、
② 実行委員会(実際にイベントの準備や実施をしている市民メンバーとそのサポーター)、
③ 執行委員(予算、年間計画、詳細計画の立案をしている新都市ライフ)、から構成されている。
問題は執行委員が今のところ新都市ライフ(男性3名、女性2名)によって行なわれているのだが、これをどのようにして市民団体が引継いでいくかで、やはり給与をもらっての仕事とボランティアではおのずと密度は異なる。
私の当初のイメージは、最低限草刈と清掃をして森の維持管理を行なうことと、年2回のイベントを行なうことだったが、最近のイメージは毎月イベントを行なっていくというイメージになっている。
そうなると執行委員が大変で、なり手がいなくなってしまうのではないかと危ぶんでいる。
JunJun姉さん達フォーシスターズの悩みもそこなのだから、今年はともかく来年4月以降は催し物を制限して、自分達のできる範囲内で行なうのがいいのではなかろうか。
市民参加の公園管理も、実際行なうとなるとなかなか苦労することが分かった。
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