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(21.4.24) 千葉市炎上

Images  私が住んでいる千葉市炎上し始めた。千葉市長鶴岡啓一氏が、市道の拡張工事に伴う入札の便宜で、警視庁捜査第2課に昨日(22日)逮捕されてしまった。

 新聞報道によると鶴岡市長は東京都江東区にある東(あずま)起業から、千葉市の土木事業の指名業者に選定されるように依頼を受け、その見返りに100万円のワイロを受け取ったのだという。

 この業者は首尾よく指名業者になった後、入札予定の他の9社と談合して東起業が受注できるように金額調整をし、05年10月約4000万円の工事を受注した。通常は他の9社の名簿は秘密にされるのだが、談合しやすいように千葉市は東起業に名簿をもらしたのだと言う。

 鶴岡市長については、「金に貪欲な印象はない」「まじめで堅実な役人タイプ」と言われており、市民ネットの福谷議員も「お金については不正はないと信じていたので逮捕は非常に残念」とコメントを述べているくらいの人だ。

 常識的には鶴岡市長に限って収賄容疑で逮捕されることなどありえないと思っていたので、ほとんどの人にとって晴天の霹靂と言う感じだ。

 今回の鶴岡市長逮捕劇の発端になったのは、東起業内部の内紛に伴う警視庁への垂れ込みである。

 東起業の千葉支店長はとてもやり手ではあったが、いわゆる裏金によって代議士や県会議員、および市役所に取り入っていたと言う。
本人の言葉として「5000万~6000万は発注者側に渡した」と言うのだから、今回の100万はその内のほんの一部ということになる。

 しかしこうした金は領収書など取れないので、しばしば贈賄側の千葉支店長もネコババすることができ、東起業の経営者にとってはなんとも、信頼が置けないことになる。
ちゃんとリベートは市長に渡っているのだろうか

 疑心暗鬼が嵩じてついにこの千葉支店長は首になってしまったのだが、こうした措置に憤った元支店長は証拠書類を持って警視庁に「おおそれながら」と訴え出てしまった。

 鶴岡市長にとっても今回の逮捕は晴天の霹靂だったろう。まさか信用していた東起業側から情報が漏れるとは露ほども思っていなかったに違いない。

東起業は談合により市から多くの便益を受けているし、会社がそうした裏情報を警視庁に流すはずが無い。
また金額的には100万(他に有るのかもしれないが)程度であり、贈収賄事件としては規模が小さすぎる


 だが、「堅実」の誉れ高い鶴岡市長としても東起業で内紛が起こり、元支店長が垂れ込みをするとまでは予想できなかったに違いない。
あと2ヶ月で勇退と言うのに何と言うことだ」歯軋りする思いだろう。

 確かに本件逮捕には鶴岡市長ならずとも非常な違和感がある。
一番の違和感は元支店長が「5000万~6000万は発注者側に渡した」と言っているのに、100万程度の千葉市長がなぜ槍玉に挙げられたかである。

 もうすぐ勇退するので逮捕しても問題ないと警視庁が判断したのだろうか。
もっともこの事件はどうも100万程度では終わりそうも無い。警視庁には次のターゲットの名簿が用意されているはずだから、東起業から甘い汁を吸った人は枕を高くして眠れないことだけは確かだ

 

 

 

 

 

 

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コメント

社会・経済記事の題名にはいつも惹きつけられます。旨いですね!。
記事も庶民感覚に適合し、論旨明快、週刊誌を読んでいるようです。
さて、鶴岡容疑者ですが、退任間際になって、内部告発から発覚するとは想定外、まさに晴天の霹靂、いや千慮の一失だったのでしょう。晩節を汚しましたね!。財政危機で公共工事も縮小・制限されれば、「旨み」は小さくなる。後は林 後継候補に託して勇退を決めたのでしょう?。選挙後、夕張市なみになるのはすぐですからね!。行政サービスの低下はもう避けられません。
ブログ「独居Q翁つぶやき」でも、この事件に触れていますね!。格調高く人生論まで言及しています。

投稿: G爺 | 2009年4月24日 (金) 08時40分

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