« (21.3.6) 雨の養老渓谷へ | トップページ | (21.3.9) 金正日総書記の偽札作り  高精度偽1万円札が現れた »

(21.3.8) 森の理解 インストラクター斎藤さんの話

2137_008

 おゆみ野の森はとてもユニークな森だ。ここは市が管理する公園ではないし、また個人の所有地でもない。市民(住民)が自発的に管理の主体となって守り育てていく森だと言う。

 しかし実際はUR都市機構の子会社の新都市ライフが中心となって、実質的にこの森の管理や催し物を実施してきた。
だが来年の四月には新都市ライフが撤退し、本当の意味で市民が管理の主体にならなくてはならない。
さてどのようにして行なうか?」

 今日(7日)は毎月1回の草刈隊の日だった。今までは新都市ライフのOさんが刈るべき場所と刈り方を指示してくれ、私達はもっぱらその指示の元に草刈をしていたのだが、それでは済まなくなって来た様だ。

 今日はインストラクターの斎藤さんから「森の理解」と言うレクチャーを受けたが、これは今後の草刈の方針を決めるための一助だと言う。

森には必ず遷移というものがあり、このおゆみ野の森がどのような段階にあるか理解することが必要です
一般的には森は数千年の単位で一旦は消滅し(富士山の噴火等)、まず草原が出現し、次に雑木林になり、最後は照葉樹林になって安定するのだと言う。

この森の状況をどう判断しますか。若い森と思いますか、古い森と思いますか
さっぱり見当が付かなかったが、「古い森ではないでしょうか。大木になっていますしつる草が繁茂してます」と答えてみた。

 どうやら森は「安定しているか」「安定してないか」で森の遷移段階が決まり、「安定していれば」後はその状況を維持するようにするのがよいらしい。

この森は、雑木林ですがおそらく40年近くはこの状態のままだったはずです。そしてこのような状態になるまでやはり数十年たっていたと思います。

 通常は雑木林は照葉樹林に移行するのですが、ここは地質の関係からかそうはなっていません。

 そうした意味で非常に安定した森といえます。また森は木だけでは成り立たず、潅木の下には篠や笹が生い茂っていますが、この笹と潅木の組み合わせこそが、この森を安定させている理由です

では、笹刈りをするのは問題があるのですか。放っておくと笹は2m近くになってしまいますが」聞いてみた。

ここは完全な公園でもなく、また自然保護運動を実施する場所でもなく、市民が参加して守っていく森です。従って市民がこの森に集まって活動をするという主旨と、森を安定させると言う主旨の妥協点を見つけることが必要です。
あまりに深い笹薮では何もできませんし、一方完全な運動場では植生が育ちません


私は50cm程度の笹薮と潅木の組み合わせが好きですが、そうした考え方はどうでしょうか

それをここに集まっているみなさんが方針を決めて草刈をしてください。私の説明はそのための助言です

 草刈一つにしてもなかなか大変なことが分かった。今までは「エイヤー」と草を刈っていたが、森の植生まで考えねばならない段階に来たようだ。
私はこの森の草刈隊長なのだから、森というものを少し研究した方がよさそうだ。

 

|

« (21.3.6) 雨の養老渓谷へ | トップページ | (21.3.9) 金正日総書記の偽札作り  高精度偽1万円札が現れた »

地域活動 おゆみ野の森」カテゴリの記事

コメント

ビオトープガーデン、ではわりと知られている(たぶん)、泉さんのweb siteも参考になるでしょうか。
(プロフィールによれば、ビオトープ・ガーデン提唱者・植物生態コンサルタント・自然造形作家とあります)
http://www.biotopegarden.jp/ (引っ越し途上のため一部のリンクが無効かもしれません)
http://6903.teacup.com/muzacjp/bbs 掲示板
http://sky.ap.teacup.com/kimama/ blog 佐久平の夏期の草原遷移、が判りやすい。

(山崎) ありがとうございます。さっそく見させていただきます。

投稿: 横田 | 2009年3月 9日 (月) 03時18分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (21.3.6) 雨の養老渓谷へ | トップページ | (21.3.9) 金正日総書記の偽札作り  高精度偽1万円札が現れた »