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(21.2.27) 為替相場を読むのは難しい  円安局面を見て

Images6  為替相場の先行きを読むことほど難しいことはないとつくづく思ってしまった。最近の円安傾向についてである。
つい最近まで90円前後で張り付いたままだったのに、今日(26日)は97円台になっており、ますます円安が進みそうだ。

 私は長期的には円高になり、本年度中にも70円台になると予想しているのだが、目先の動きはまったく反対だ。

 理由は二つ有って、日本経済のファンダメンタルズに対する疑念と、政局の不安定さに対する疑念だ
ひところまで相対的に一番ましなのは日本経済といわれていたが、今はアメリカ経済になってしまった。

 08年10月~12月実質経済成長率年率で12.7%減少したこと、および昨今の貿易統計が4ヶ月連続で赤字であり、特に1月が約1兆円の貿易赤字になったことが世界を驚かせてしまった。

 しかし、これだけでは円安がここまで急速に進む要因にはならない。たとえGDPが大幅に収縮し、貿易赤字が膨らんでも、アメリカのようにシティバンクが国有化されそうになり、GMクライスラーが倒産前夜になるほど実体経済が悪化しているわけではない。

 日本が売られている最大の原因麻生首相とその閣僚による不必要な舌禍である
なにしろここ1ヶ月余りの麻生内閣の舌禍はひどかった。
麻生首相は「私は(郵政)民営化に賛成ではなかった。・・・みんな勘違いをしているが、私は担当大臣ではなかった。反対だと分かってたので外された。担当は竹中(平蔵郵政民営化担当大臣)さんだったと、是非記憶して(ほしい)。濡れ衣をかぶせられると、俺もはなはだ面白くないから」と言ったのである。

 これを聞いた麻生内閣閣僚は次々とふんどしの紐を緩めてしまった。
これなら何を言っても、してもよさそうだ
中川昭一前財務・金融担当大臣G7のもっとも大事な席で、酒によってろれつが回らなくなるし、甘利行革担当相は麻生総理を無視して「内閣改造を大胆なものにするのは一つの選択肢」と言い出すし、ついに謹厳実直な与謝野馨大臣までが「(麻生首相の)発言は落第だが、政権が続く限り支える」と言い出してしまった。
いわば麻生内閣はテンヤワンヤの大騒ぎだ。

 こうした閣僚の発言は世界の目からは「麻生内閣がすでにその統制力を失い、大事な金融危機に対する法案一つ通せなくなったのではないか」と映る。

経済の悪化速度は世界最速なのに、政治の金融危機対応は世界最遅か」政府の信用が地に落ちた。
一方オバマ政権は景気対策を次々に打っており、政治的には信頼感が抜群だ。

 これで円安にならなかったらおかしい。おそらく円安は100円をかなり越えてしまうだろう
なにしろ為替相場は悪いもの同士の比較なのだから、アメリカやヨーロッパとて自慢できる状態になくとも、日本政府よりははるかにましだと市場は判断している。

 予算案が通り政局が安定してくれば再び円高に移るはずだが、それまでは円安局面だろう。
それにしても麻生内閣はもう少ししっかりしてもらわないと世界の物笑いの種になってしまう。
沈黙は金」と言う言葉を閣僚全員で復唱した方がいい。


亀ゴン、大変だ。予想に反してひどい円安になってきた
先生の予想は円高ですから、予想は大外れですね

うん、これほどまで麻生内閣が失態を繰り返すとは思わなかった。各国の政権運営の中で最低の水準と見られている
為替は経済のファンダメンタルズと政権の実行力との掛け算のようなものですから、実行力がマイナスではどうしようもないですね

そうだね、長期的にはオバマ政権は数百兆円の国債発行に追い込まれてドル安になるはずだが、当面は麻生内閣のレイムダックの要因が大きいから円安になりそうだ
先生は為替ディーラーでなくて良かったですね。ディーラーだったらすぐに担当を首にされますよ。『お前は相場を読む目がない』なんて

本当だ。今頃は大損してボスから怒鳴り散らされているところだった

 

 

 

 

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