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(21.2.17) 国内消費拡大のために頭をしぼろう

20090216k0000e020022000p_size51   今日(16日)のトップニュースは、08年10~12月期実質GDPが年率換算で12.7%の減少だったと言う記事だ。35年ぶりの2桁減で、輸出だけに限れば戦後最大の下落だと言う。
この下落率は金融危機の震源地アメリカの▲3.8%、ドイツの▲8.2%と比較しても突出していて、日本が主要経済国の中で最悪の数字になったと危機感を募らせている。

 しかしとても不思議なことに、為替レートは何の反応もしない。通常これだけ日本の実態経済が失速しているのだから、ドル高になりそうなものだがそうならない。
今日(16日)は91円後半とひところよりややドル高ではあるが、やはり90円前後に張り付いたままだ

 かつて120円前後だったドルが急激に90円近くまで円高になったときに言われた説明はもっぱら円キャリー取引の解消説だった。
円が低金利で安かったので、ヘッジファンド等が円を調達して外貨で運用していた。ところが昨今のようにどこの国も低金利政策を採るようになれば、メリットがなくなり円を返済し、そのため円高になる」と言うのである。

 この説明では円キャリーの解消が一巡すれば、経済実態を反映して再び円安になると言われていたが、実際は90円前後に張り付いたまま動かない
ならば、日本の経済実態はアメリカやヨーロッパより良いのか」と言うことになる。

 トヨタやキャノン等の輸出産業の苦境を目の辺りにすると、日本の実体経済がお世辞にもいいとはいいがたいが、しかし世界の市場の目は円は買いだという。

 たしかに自動車産業一つをとっても、アメリカではGMクライスラーが今にも倒産しそうで、政府の公的資金でかろうじて生きながらえているが、日本では赤字とはいえトヨタホンダは独り立ちしている。

 投資銀行についてもアメリカの5大投資銀行は倒産するか吸収合併されるか、普通銀行に転換してすべて消えてしまった。
今残っている独立系の投資銀行は野村HDだけになった。

 商業銀行はまだアメリカでも命脈を保っているが、シティグループバンカメもやはり公的資金の投入によってだから、日本のメガバンクのほうがマシだ。

 通貨の価値は所詮相対的なものだから、日本よりアメリカの経済実態がわるければ当然円高になる。
だが悪いもの同士で比較しあって心を慰めても、何の意味もないことも確かだ。
貴方は末期がんだけど、私は初期がんだから良かったわ」と言っているのと同じだ。

 日本の輸出産業が壊滅的な打撃を受けていることは確かで、これは全世界的に需要がなくなっているからだ。
当面世界のGDPが増加するとは期待できない。

 外国にものを売ってGDPをあげることは不可能なのだから、ここは国内消費を向上させる以外には手はない。だが、国内消費を拡大するのも大変なのだ。

 かつて何回も国内消費の拡大が叫ばれたが、実際はことごとく失敗した。なにしろ輸出が好調のときに国内消費拡大をいくら叫んでも誰も本気になるはずがない。
世界中が日本の商品を欲しがっているのに、売らない訳には行かないじゃないか」

 しかし今回、日本経済にとって始めて日本商品に対する需要がなくなってきた。
輸出産業がほぼ壊滅状態になり、国内消費の拡大を本気で取り組まなくてはならなくなってきた。

 問題はどのように拡大するかだ。自民党道路族は好機とばかりに道路建設を拡大しようとするが、この経済効果はほとんどゼロだ。
なにしろ自動車の交通量は毎年減少しており、さらにこれだけ自動車が売れなければ今後も劇的に減少する。
北海道の僻地の舗装道路は熊が遊んでいると揶揄されている。

 しかし黙っていれば自民党道路族の餌食になってしまうので、ここは各人が自分の街の公共事業は何が適切か考えて提案するよい機会だ。

 私の提案はここおゆみ野の街並みを世界で一番美しい街並みに改造するプロジェクトを立ち上げることだ。
私は毎日おゆみ野の四季の道を清掃したり、落書きを消したり、壊れたベンチを直してもらうように依頼したりしているが、それだけでは目的は達成しない。

 最も問題なのは、駅の周辺を除いて電線の地中化がなされていないことだと思う。私の家の窓からも複雑に入り組んだ何本もの電線がぐるぐる捲きになっている。これではおゆみ野の街並みがお世辞にも美しいとは言いがたい。

 もともと電線の地中化対策は日本ではほとんど進展しておらず、日本全体で2%程度の地中化率になっている。

 毎年2000億程度の費用でちょぼちょぼと実施しているのが現状で、これを最終的に100%にしてしまおうと言うのが私の提案だ。
費用は道路特定財源に相当する約6兆円規模にしよう。
これでも今までの30倍のスピードで地中化が進展する。

 これは私の提案だが、各人が自分が住んでいる街の効果的な提案を出し合って、何とか国内消費を拡大する方法を考えなければいけない。単に嘆いていたり政府に文句を言うだけでなく、提案合戦をする方がはるかに生産的だ。

 

 
 

 

 

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評論 日本の政治・経済」カテゴリの記事

コメント

提案合戦、私も同感です。
ETCを、地下鉄のパスモのように特定の改札同士で30分以内なら一続きの切符扱いとするようにすれば、日本橋の高架道路を取っ払いやすくなりそうなんですが。

「通行料が勿体ないから降りない」(その逆もあり)事から来る集中を分散させられるからです。
もちろん、強引に環状の高速道路を組む必要もなくなり、コストも抑制できることになります。

有料道路制度は、東名を造るために世界銀行から金を借りた分を返すための暫時措置だったはずなので、本当はその後はもう「有料道路として」造る必要はなかったのですがね・・・。

投稿: 横田 | 2009年2月19日 (木) 23時48分

こんばんは。
本当にその通りだと思います。
外人が日本橋を見てびっくりするらしいですね。
「これが、浮世絵で有名な日本橋か?」って。
美しい国を取り返して欲しい、いや、取り返したい、と思います。
こういった意識が行動に変化すれば、
100年後、後世の人も先祖に感謝するのでは無いかと
思うのです。

(山崎) 私も「三丁目の夕日」で昔の日本橋が再現されているのを見て、感動しました。今が美しい日本を取り戻す好機です。

投稿: たか | 2009年2月17日 (火) 22時37分

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