« (21.1.2) 千葉南警察は市民の期待に答えられるだろうか | トップページ | (21.1.4) 人口減少下の日本の将来 »

(21.1.3) 09年はどのような年になるか

Images1  元日の毎日新聞に「経済観測子が占う09年」と言う特集が乗っている。ここには毎日新聞社の「経済観測者」3名の予想が掲載されている。興味深く読んでみたが私の予測とはだいぶ違うことに気づいた。
一番大きな違いは今回の金融危機が半年程度で収束すると楽観的に見ていることで、私の「09年はジャブジャブの大雨」との予想とは大きく異なる。

 そこで私も毎日新聞経済部の向こうを張って予測をしてみることにした。

① 麻生政権は9月の任期一杯まで解散しない。

 今解散すれば小沢民主党が3分の2の多数を占める。従って麻生政権としては絶対に解散できない。9月の総選挙後は一旦小沢政権が出来るがすぐに行き詰まり、政界再編が進む。

② アメリカのビッグスリーは行き詰まり連邦破産法11条の申請をする。

 アメリカ政府の金融支援によってもビッグスリーの経営は安定しない。結局破産法11条を申請し、社債、株式、労働者の賃金等の切捨てを行なった後に再生を図ることになる。クライスラーは実質的に解体され、ビック2となる。

③ 世界のGDPは▲3%~▲5%となり、世界的なデフレが進む。

 先進国経済は▲5%程度の大幅な落ち込みとなる。新興国についてもプラス成長は難しい。中国の成長は0%~2%の間。

④ 原油価格は30ドル前後。穀物価格もバブル発生前の価格に戻る

 原油に対する需要はGDPの落ち込みと同程度落ちる。一部に言われているイスラエルとアラブの全面戦争は起こらない。従って原油の価格が上昇する要因はない。原油価格で経済運営をしてきたオペックおよびロシアの経済は低迷する。
また穀物価格も投機資金が剥げ落ちるのでバブル発生前の水準(現在の半値程度)に戻る。

⑤ 円高は70円程度まで進む。

 オバマ政権の大量のドル供給によってドルは常にドル安圧力にさらされる。資金は相対的にまともな経済運営を行なっている日本に集中して70円程度まで円高は進む。多くの輸出産業は国内では成り立たなくなるため国外での生産に比重を移す。輸入産業は大幅な利益が出る。

⑥ 市場万能主義に歯止めがかかる。

 オバマ政権もサルコジのEUも自由すぎる市場に歯止めをかける。特に投資銀行ヘッジファンドレバレッジを現行の原則無制限(実際は30倍程度)を商業銀行並みの11倍に抑える。
これにより市場のかく乱要因は大幅に低下する。

⑦ 不動産価格は引き続き低下する。

 アメリカとイギリスの不動産価格はもう一段の大幅な低下が見込まれる。従ってサブプライムローンを組み込んだ証券化商品の含み損は拡大し、各国の大手商業銀行にも甚大な影響を与える。
日本の金融機関でも証券のウェイトの大きな金融機関の経営が苦境に落ちいる。

⑧ 韓国は実質破算、北朝鮮は実質張成沢政権になる。

 韓国の経済は完全に行き詰り、日本と中国の通貨スワップ協定によってかろうじて命脈を保つことになる。北朝鮮の金正日総書記は死亡するか、死亡しないまでも完全に判断能力を失う。結果として張成沢氏が実権を握る。

⑨ 株価は09年中は低迷する。

 現在の株価はアメリカの株価の動向によって全て決まっている。09年度にアメリカ経済は立ち直ることはないので傾向的に株価は低下する。それにつられて各国の株価も低迷し、日本の株価も上がらない。

⑩ 地球環境問題は主要課題から外れる。

 経済が低迷し、実質的に二酸化炭素等の排出量が減少する。地球環境は自然に良い方向に向かう。各国は自国の経済振興に全力を注ぎ、地球環境問題は棚上げされる。

  

 

|

« (21.1.2) 千葉南警察は市民の期待に答えられるだろうか | トップページ | (21.1.4) 人口減少下の日本の将来 »

評論 予想」カテゴリの記事

コメント

実にシャープな洞察です。
輸出業界の国外シフトは仰る通りで、その結果として下請け、孫受け等、国内の関連産業の衰退と、それに伴う不況は大きなものがあるでしょう。輸入産業がいかに好調でも、これは支えきれますまい。
そして、アメリカの弱体化を横目で見ながら、世界がきな臭くなるのを恐れます。アメリカそのものも、中産階級の没落と不景気はモラールの低下が避けられないでしょうから、これも心配です。

経済学者は、起きた事の説明は巧いが、これから起きる事の予想はできないと言われます。しかし、カジノキャピタリズムを一貫して批判し警鐘を鳴らしていた学者も存在します。新聞やTV(私は見ませんが)に登場する方々は、ある程度は感じていても自分の身がかわいいのでしょう。外れた時が怖いですから。
悲観論をばら撒けばGDPを下げかねない、くらいの自負があるとしたら大したものですが、そうではないでしょうね。

投稿: yokuya | 2009年1月 4日 (日) 00時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (21.1.2) 千葉南警察は市民の期待に答えられるだろうか | トップページ | (21.1.4) 人口減少下の日本の将来 »