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(20.11.30) 小谷小学校のこやつ祭り

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小谷小学校の小谷祭りが29日(土)に行なわれた。私がパソコンを教えている隣の部屋で、この祭りのためにこやつ会の会長さんはじめ、多くのお母さん方が数日かけて懸命に準備していた祭りだ。

山崎さんも是非見に来てくださいね」旧知の会長さんから言われれば断るわけに行かない。「ええ、喜んで

 午前中は子供達の催し物、午後からはおやごさんや地域の名人さんたちの催し物が組まれていた。
子供達はアリーナで演奏会をしたり、各クラスでそれぞれの催し物をしている。わらでぞうりを編んだり、紙芝居をしたり、クイズをしたり、ちょっとした演劇をしている。

 担当の先生も総出で参加しており、ふけいの参観も多くなかなかにぎやかだ。
子供達のバイタリティーはなかなかのものでしょう」校長先生の言葉だ。

 外ではゲートボールと竹馬の実技が行なわれていた。ゲートボールは地区の年配者が指導していたが、さすがに上手だ。
また竹馬はなれた子供が相当高い竹馬に乗って歩いているのにはビックリした。

 音楽教室に行ってみた。音楽担当のM先生がパワーポイントを使用してこの日のための資料作りをしていたのを知っていたからだ。
かなりM先生の趣味が色濃く出ている選曲でアイーダバブァロッティトゥーランドットなどを聞かせてくれたが、トゥーランドットがM先生が用意した字幕をみて千夜一夜物語の中の「カラフ王子と中国の王女の恋物語」を歌った歌だと始めて知った。

 教室や会場を歩いていると「あ、パソコン先生だ」なんて随分声をかけられる。子供達から声をかけられるのはとても嬉しいのだが「先生、髪の毛を切ったの」と何人にも言われたのには当惑した。

 私はパソコンを教えるときはハンカチを頭に巻いてハゲを隠しているのだが、今日は何もせずに出かけたので子供達がビックリしてしまったようだ。
実はこれが普通なのだ」とはとても言えず笑ってごまかしたが、若づくりも大変だ。

 まあ、しかしお母さんがたも張り切って理科の実験の手伝いをしていたり、子供達も楽しげでなかなかのものだった。すでに小学校を出てから50年もたっていたが、何か昔に戻った感じがしたものだ。

 

 

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(20.11.29) 北朝鮮の政変は近い 張成沢政権の誕生か 

Images7  金正日総書記の病状悪化は本物らしい。最近までは合成写真やしばらく前の写真を掲載することによって何とか体裁をつくろっていたが、かなり確実な情報が北京筋の情報として流れ出した。

 それによると8月に脳梗塞で倒れた金総書記をフランスと中国の医師団が手術をし、その後回復基調にあったが、再び10月末に倒れ、今度はほとんど回復は難しい状態になっていると言う。

 そうしたことをうかがわせる状況証拠が最近多くなっている。たとえば山崎拓前自民党副総裁が北朝鮮から招待を受け本年度中に訪朝する予定でいたが、急遽北朝鮮から訪問をキャンセルされた。また軍事境界線の南北の往来を急に3分の1に制限されたり、金剛山観光の韓国要員を現状から半数に制限され始めた。
全ては金総書記に一大事が起こった時の対応と思われる。

 北京筋の情報では、現在は序列第二位金総書記の妹の亭主である、張成沢朝鮮労働党部長がほとんどすべての実務を取り仕切っているといわれている。
張成沢氏レーニンが脳卒中で倒れた時のスターリンと同じ立場にいるわけだ。

 金総書記が死亡した場合は、金王朝を継続するために表面的には金総書記の3人の息子の一人が形式的元首になるとしても、張成沢氏が北朝鮮の実権を握ることが確実のようだ。

 問題は張成沢氏が指導するであろう北朝鮮がどのような外交政策を採るかに絞られてきた。金正日総書記がとってきたこわもてのせとぎわ政策か、中国の鄧小平を真似た開放政策かということになる。

 疲弊しきった北朝鮮経済を立て直すため、張成沢氏がとれる選択肢は二つある。ひとつは韓国に援助を求めること、もう一つは中国に援助をもとめることである。
前者は東西ドイツの統一と同じだが、実際にこの方法を選択することは不可能と思われる。

 東西ドイツが統一した時はGDPは3対1と言われていたが、ふたを開けてみればインフラがほとんど崩壊していたため、西ドイツは東ドイツの援助に多大な資金をつぎ込み、その結果ドイツは15年余りも経済が停滞してしまった。

 現在の北朝鮮韓国とのGDPは10対1と言われているが、実際は北朝鮮には資源以外は何もなく、世界でも有数の最貧国であり、韓国の経済ではとても北朝鮮を韓国並みの生活水準に引き上げられそうもない。
しかもこの方法では北朝鮮国内の民主化が進むため、朝鮮労働党が崩壊してしまい張成沢氏自身の生存すら危うくなる。

 現状で張成沢氏をはじめとする労働党幹部が出来る選択は、北朝鮮の鉱物資源(石炭、鉄鉱石、タングステン等)を担保に中国に取り入り、自らは中国の衛星国として朝鮮労働党を生き延びさせることだけだ。
そして朝鮮労働党の指導の下に中国並みの開放政策を採るのが、最も現実的で自らの権力保持にも役立つことにもなる。
わが国は元々貧しいのだから、中国の植民地になるほうがマシだ

 だから近い将来北朝鮮は現在のチベットウイグルと同じような立場に成るだろう。
一方韓国は中国と日本の狭間で揺れ動くことになり、これは朝鮮をめぐる主導権争いで中国と日本が対立した日清戦争前の国際関係と同じだから、日本にとってもかなり厄介な国際情勢だといえそうだ。


 

 

 

 

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(20.11.28) アメリカ経済はモグラたたき    金融危機対応

Images1  アメリカ経済はとうとうモグラたたきになってしまった。大手金融機関シティグループに対する二度目の公的資金の投入を余儀なくされたからだ。
10月末2兆5千億の公的資金をシティに投入した時、ポールソン財務長官は言ったものだ。
これ以上の金融機関の支援は現政権では実施しない

 それから3週間後、まだ舌の根が乾かないうちにさらに2兆円の公的資金の投入と、証券化商品を30兆円までFRBと政府が保証することが必要だと言う。シティはすでに6兆円の評価損を計上しているが、これでシティの総資産200兆円のうち、30兆円が今後焦げ付く可能性があることが分かった。

 アメリカ政府は次々に金融対策を打ち出しており、25日にはFRBが総額77兆円の金融対策を発表している。
政府系住宅金融会社2社が保証しているMBS(住宅ローン担保証券)を最大50兆円、2社が貸し出した住宅ローンを最大10兆円を買い取るのが主な柱だ。
政府系住宅金融会社の焦げ付きはどうやら最大60兆円規模らしい。

 一体何時になったらこの金融恐慌から抜け出せるのだろうか。その答えは「住宅価格が安定し、さらに上昇するようになったら」である。
アメリカ経済ほど住宅価格にディペンドした経済はない。他に同じような経済構造をしているのはイギリスだけである。

 アメリカのGDPに占める個人消費の割合は約70%だが、これは日本の60%より10%も高い。一般に過剰消費と言われているが、アメリカ人といえども金がなければ消費を増やすことは出来ない。
アメリカ人がおおらかに消費を拡大できたからくりは、ひとえに住宅価格が上昇していたからである。

 アメリカでは住宅価格から住宅ローンを差し引いて余裕があれば、金融機関から差額の融資がうけられる。これを元手に生活費や家電製品や自動車を買いまくっていた。
日本も中国もおかげで輸出が大幅に伸び我が世の春を謳歌させてもらった。

 アメリカの住宅価格は右肩上がりに上昇し何時までも上昇するものと世界中が思っていたら、都市部では06年にピークをうち、その後低下し始めた。バブルがはじけた訳だ。

 サブプライムローン問題が表面化したのはそれから1年後だが、元々値上がり益以外に返済財源がないのだから焦げ付くのは当たり前だ。

 その後のアメリカ経済は奈落の底に落ち始めた。
サブプライムローンでたっぷり儲けていたリーマン・ブラザーズのような投資銀行は次々に破綻し、今はシティのような商業銀行が破綻し始めている。

一体どこまで落ちるのだ
住宅価格は都市部で30%程度、その他は15%程度低下した。バブルがはじけた場合の好事例が日本にある。日本では土地価格が最高時から70%程度まで低下している。
アメリカでは住宅価格の代表的な指数として大都市部住宅価格の推移を表すケース・シラー指数が使用されている。これによると2000年ごろまで100前後であった指数がその後急上昇し、2006年190程度になってその後急反落している。

 バブル前に戻るのだと考えればピーク時の半分程度にはならないとおかしいので、住宅価格はさらに20%程度は落ちてもおかしくない

 やはりアメリカのバブル退治は道半ばで、今回はシティだが、さらにバンク・オブ・アメリカJPモルガン・チェスも控えている。
アメリカ経済はこれからもモグラたたきが続くと考えなくてはならないだろう。

 

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(20.11.27) マイマップに挑戦だ

 マイマップをご存知だろうか。Googleが提供しているGoogleマップの最近提供された追加機能で、自分の地図が作れると言う機能だ。
私は最近四季の道駅伝コース管理の担当をしており、交通整理やコース管理の担当者に「どこで何をするか」を伝えなくてはならない。

 この時にこのマイマップが大変役にたって、この画面さえ開いてくれれば全ての情報が得られると言う優れものだ。
ただしこのマイマップを使用するに当たって重要な注意が必要で、これを知らないと新聞種になってしまう。情報漏洩の問題である。

 最近特に多いのは学校教員が家庭訪問用に作成したマイマップが流出してしまう案件で、住所・氏名・場所が第三者に分かってしまったと言うケースだ。
これは初期設定が一般公開になっているのを、限定公開に変更しないまま使用しているために起こる。

 一般公開とは誰でも自由に見られると言うことであり、限定公開とはURLを知らないと見れない。後者はグループメールと同じような機能で、ある限定されたグループのみが見ることが出来るようになっている。

 新聞等では、「まだリリースしたばかりのためにセキュリティーが弱い」との話があり、たとえば「Yahooなどの他の検索エンジンでは限定公開でも直接検索できる」と言った情報も有った。
しかし私が実際他の検索エンジンでテストしてみた結果では限定公開はURLを知らない限り検索できなかった。
だから限定公開ではメーリングリストを使用したグループメールレベルの注意があればよさそうだ。

 したがってマイマップを使用するに当たっては、 第3者に見せたくない場合は限定公開に必ずすることと、 念のため限定公開でも通常は個人情報が分かるような記載をしないのがよさそうだ。

 しかし本当にGoogleはありがたい。こうした地図情報はかつては地図の専門ソフトとしてしかるべき金額で購入しなければならなかったが、今では全く無料で、しかも自分の地図まで出来てしまう

 今回以下に、マイマップの事例をお見せするが、これを見るといかにこの機能が優れているかお分かりになるのではなかろうか。

取り扱い上の注意
① 左側の矢印で移動を、プラスマイナスで拡大縮小が出来る。
② バルーンをダブルクリックすると説明が現れる。
③ 説明の箇所をダブルクリックすると、その場所の写真が現れる。

操作には若干の慣れが必要)  

どうだろうか。使用しての感想を聞きたいものだ。

大きな地図で見る

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(20.11.26) 元厚生事務次官殺傷事件の闇

   本当にこれほど摩訶不可思議な殺傷事件があっていいものだろうか。
元厚生事務次官の山口さん夫妻が殺害され、おなじく元厚生事務次官の吉原さんの奥さんが重症を負わされた事件のことである。

 当初メディアでは「年金問題に不満を持った犯人像」が喧伝され、だれしもそう信じて疑わなかったが、警視庁に出頭してきた小泉容疑者は「30年以上も前に保健所にペットを殺された恨み」だと言う。

本当だろうか」誰でも信じられない思いのはずだ。
もしそれが真実だとしても元厚生事務次官を襲う理由にはならない。なにしろ相手は保健所なのだから保健所の責任者を襲ったならそれなりに理由は分かるが、年金問題のスペシャリストとペットの処理とは無関係だ。

 いまメディアでは小泉容疑者の生い立ちや住んでいたアパート住民とのトラブルを盛んに伝えている。

 過去についてはさほど際立った特色があるわけでない。佐賀大学理工学部に入学しているのだから、それなりに知力も学力があったはずだ。その後中退しているが、昨今は中退者の数も多いので不思議でもない。
中退後、コンピュータソフト会社への就職は最も一般的な職業選びだし、2,3年で退社するのもこの業界ではよくあることだ。

 その後は宅配便のアルバイトをしたり、またソフトウェア会社に再就職していたと言うのだから順風だとはいいがたいが、よくある人生行路の一つと言える。
だから過去の履歴からは小泉容疑者が特別な事件を起こすような人物という像は浮かんでこない。

 一方アパートの住人や、隣近所の人達とのトラブルはたえまなく、いわゆるトラブルメーカーだったようで心理的に気持ちがすさんでいたことは分かる。
しかしだからと言って厚生事務次官を襲う理由にはならない。
気持ちがすさみ世の中を憎んだ場合は、過去の事例(秋葉原の事件等)からは無差別殺人事件になる方が普通だ

 小泉容疑者は自首をする時証拠品を持参しているが、おそらく持ってきた刃物やダンボールや靴は実際に殺傷に使用したものだと思う。
しかし「だから俺が犯人だ」と言う小泉容疑者の言葉を素直に信じられない気持ちだ。
なにしろ犯人は指紋を拭いとっていくほど周到なのに、数日後には「自分が犯人だ」とわざわざ警視庁に出頭しているのである。
なら指紋などふき取らずにいたほうが、すぐに犯人逮捕につながるはずなのに・・・・・・。

 私はこの事件を見て戦前に有った、あの血盟団事件を思い出した。
1932年、日本が不況のどん底にあった時、前大蔵大臣井上準之助、三井財閥の重鎮団琢磨の両氏が銃弾に倒れたあの事件である。
犯人は小沼正、菱沼五郎という青年だったが、背後に黒幕がいた。

 当初マスコミは何が起こったのか分からず右往左往したが、ようやく判明したのは日蓮宗の僧侶、井上日召(にっしょう)が唱える「一人一殺」に共鳴した血盟団メンバー二人の政治テロだと言うことだった。

 井上日召は言う。「ただ私利私欲のみに没頭し、国防を軽視し、国利民福を思わない極悪人」約20数名の要人を殺害せよ。

 小泉容疑者の犯行声明では「私は魔物一匹と雑魚一匹を殺したが、やつらは今も毎年、何の罪もない50万頭ものペットを殺し続けている」。だから「復に10名余の厚生省の高級官僚を殺す」と言うのだ。

 井上日召と小泉容疑者は約80年の時を隔てて兄弟のように似ている。
80年前の世相は政治家と財閥に対し、国民は深い憤りを持っていた。そして今日は厚生行政に対する不満が渦巻いている。

小泉容疑者の背後にはたして黒幕がいることはないのだろうか。

  

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(20.11.25) ロシア経済はジェットコースター

Images3_2   今回の経済危機を見ているとロシア経済の好不調の波の大きさに驚かされる。今年の5月までは株価は上昇の一途をたどり、原油価格が7月の始めに1バーレル147ドルになった時は、ロシア経済こそが中国をしのぐ次世代の牽引役かと思ったが、その後の経緯を見るとジェットコースターのようにまっさかさまに落ちて失速してしまった。

 ロシア経済ほど分かりやすい経済はない。原油価格にほぼ100%左右されると言ってもいいほど単純な構造をしているからだ。
ここ数年の原油価格の上昇で、ロシアのGDP毎年8%近くの伸びを示していたし、貿易収支は毎年大幅な黒字で特に05年以降12兆円前後の黒字を計上していた。

 おかげでエリチェンが積み上げた対外債務07年にはほぼゼロになり、反対に外貨準備はこの8月には60兆円まで膨れ上がり、この世の春を謳歌していた。
こういうときは戦争にも強いらしく、この8月グルジアサーカシベリ大統領グルジア領南オセチアの分離独立派の拠点を攻撃すると、ロシアはすぐに反撃に転じてまたたくまにグルジア軍を蹴散らしてしまった。
今は南オセチアはロシアの実質支配の下にあり、ロシアは久方振りに領土拡張に成功した訳だ。

 しかしこの時がロシアが目指した「強いロシア」復活の最後の戦いだった可能性が高い。その後原油価格がまっさかさまに低下し始めると、ロシア経済はそのトレンドにあわせて凋落の一途をたどっている。
株価は世界のどこよりも低下がはなはだしくピーク時だった5月の4分の1まで落ち込んでしまった。
今では国家破産指標と言われるCDS指標が最も高い国の一つに並んでしまい、再びロシア経済破綻の懸念が世界を駆け巡った。

 ロシアほど鉱物資源、わけても石油と天然ガスに負うている経済は少ない。他には中東の産油国があるが、ロシアはつい最近まではアメリカと覇権を争っていた大国で、人口も1億4千万であり日本より少し多く、G8の一員なのだかられっきとした先進国だ。
サウジアラビアのように人口26百万人の国とは違う。

 しかし鉱物資源と軍需産業以外はまともの産業はなく、輸出の約6割が石油と天然ガスだ。そして国家予算のほぼ70%程度が石油産業や天然ガス産業からの税金でまかなわれている。

 その原油価格147ドルから50ドル以下に約3分の1まで低下してしまった。08年度の国家予算では1バーレル70ドルで均衡するようになっており、それ以上では余剰がそれ以下では溜め込んでいた基金の取り崩しが行なわれる。

 ここ数年は増加の一途をたどった余剰資金を年金資金の原資等に当ててロシア国民、わけても高年齢層の支持を得ていたが、一気に歯車が逆回転し始めた。

 アメリカと同様に金融機関や石油関連企業が政府の公的資金の援助を求め、すでに15兆円規模の資金援助がなされたらしい。
外貨準備も急激に減少しており、8月まで60兆円あった外貨準備は10月には53兆円まで減少している。毎月3兆円の規模の減少だ。

 今後のロシア経済はどうなるだろうか。はっきりいえることは原油価格がこのまま50ドルを割り込み、さらに低下していくと1998年のデフォルト宣言をしたあの時期に限りなく近づいていくと言うことだ。
ロシアには売れるものが石油と天然ガスしかない。

 ロシア経済は本当に単純な経済だ。今原油価格はジェットコースターのようにまっさかさまに落ちており、ロシア経済もそれに合わせてまっさかさまだ。

(注) 書きかけの評論がありましたのでリリースいたしました。

 

 

 

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(20.11.24) 第1回四季の道駅伝大会の練習会が行なわれた

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 昨日(23日第1回目の四季の道駅伝大会の練習会が行なわれた。私はマラソンの指導者に指名されているので、マラソン仲間のAさん、Wさんとマラソン指導を行なうことにしていたが、なにしろ初めてなので勝手が分からない。

 今回の対象は小谷小学校、金沢小学校、おゆみ野南小学校の生徒が対象なのだが、一体何名程度が集まってくれるのか見当がつかなかった。
誰も来なかったらどうしょう。1~2名程度でもがっくりせずにがんばろう」前日は心配で胃が痛くなった。

 しかしふたを開けてみると50名程度の児童が集まってくれた。さらに父兄やマラソン実行委員会のメンバーも集まってきたので、総勢は100名を越えるほどの盛況な練習会になった。
こうなると張り切らざるをえない。

 大声で説明をしたり、準備運動をしたり、走っている間声を出していたら喉がからからになりだみ声になってしまった。
しかしやってみるものだ。多くのことが分かった。

 走力には相当程度の差がある。6年生になると楽々と1km程度を走ってしまうが、4年生の場合はあごがあがる児童がかなりいた。

 フォームについては全く自己流なので、次回からはマラソンの走り方の講習も必要だ。

③ タスキリレーのイメージをわかすために、次回はタスキリレーについても練習に含めてみる。

 練習終了後水と清涼飲料を用意したが、次回からは水とポカリスェットでよさそう。

 子供達や父兄の方もかなり熱心に取り組んでくれており、本番ではかなり盛況なマラソン大会が出来そうだ。


 練習会をするまでは「どうなるものか」と思っていたが、やはり「案ずるよりするが安し」だ。
次回の12月14日の練習会も張り切ってやろう。

(注1)次回練習会の明細
・場所:春の道公園
・時間:午後1時からおおよそ1.5時間
・内容:往復2kmのJOG(3年生は1km)、タスキリレー、走り方教室
・対象:泉谷小、有吉小、扇田小



(注2) おゆみ野四季の道駅伝大会のブログにも練習会の記事が記載されています。
http://yamazakijirou1.cocolog-nifty.com/ekidenn/

  

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(20.11.23) 主夫は大変だ

 昨日からすっかりペースが狂ってしまった。かみさんが左足の指の付け根の骨折で全治3ヶ月になってしまったからだ。
そのため私が食事作ったり、洗濯物をほしたり、かみさんと病院に行ったりしていたらすぐに時間がたってしまう。

 病院通いが一番大変だ。
我が家の自動車は最近までの物価高に耐えかねて処分してしまっている。タクシーを呼んで行こうかとしていたら娘の嫁ぎ先のお父さんとお母さんが自動車でやってきて、かみさんを病院に連れて行ってくれた。

 二人はおゆみ野の近くの農村地帯がまだ残っている旧家に住んでいるのだが、田舎の人の親切には頭が下がる。
田舎の人は困っている時は、本当に親切なのね」かみさんの台詞だ。

 病院は幸い近くではあるが、診療時間やリハビリでかれこれ3時間程度はかかってしまう。帰ってきたら私はさっそく夕飯作りだ。
かみさんが後に座っていて食事作り方の指示をするのだが、こちらは慣れていないのでダシ汁一つ作るのにも大騒ぎだ。

 本音を言えば黙って私に任せてくれて、出来たものをかみさんに食べてほしいのだけど、かみさんは優れたコーチなので指示が細かい。
今は精神的に疲れてしまって、そっと二階にあがってブログを書いている。こうして一人でいられる時間が至福の時間だとは知らなかった。

 しかし本当に主夫は大変だ。今までの清掃活動と、小学生のパソコン教師をして、あとはJOGとブログを書いていた生活が一変してしまった。
特にブログについては事前調査が必要な記事が全く書けそうもない。
最近私は好んで経済問題に関する記事を書いていたのだが、最低でも2時間から3時間程度の事前チェックが要る。

 新聞の切り抜きから必要事項を帳面に写して、次にGoogleで関係のありそうなニュースと記事をチェックしているのだが、相応の時間がどうしても必要だ。
しばらくは近辺報告しか書けそうもないな」そう思っている。信じられないことに私の経済評論の愛読者の方はかなりいるのだが、申し訳ない思いだ。

 明日はおゆみ野駅伝大会の事前練習で小学生のコーチをしなければならない。これからしばらくは主夫に専念しなければならないから、今までのように何でも引き受けるのは止めにしよう。

お礼) 何人からの方からお見舞いと、困った時の自動車でのサポートのメールやコメントをいただきました。ありがたく思っております。3ヶ月の間には予期しないことが起こることも考えられますので、その時はよろしくお願いいたします。

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(20.11.22) 大変だ

 これはまれに見るピンチだ。我が家のかみさんが左足の指の付け根を骨折してしまった。自転車に乗っていて後ろから来たバスをよけようとして転んだのだそうだ。全治3ヶ月で最初の1ヶ月間は左足を一切使用してはいけないのだそうだ。
近くの整形外科で治療をしてもらって、今かみさんは松葉杖をついている。

 明日も医者に行かなければならないのだが、我が家では少し前に自動車を処分している。年に1回か2回しか乗らない自動車なんてあっても無駄だと思っていたが、こういうときは困る。

 近くに息子と娘が住んでいるのだが、あいにく息子は外国に出張中だし、娘は時期をずらした新婚旅行に行っている。自動車を頼むことも出来ない。

 うなっていたら「お父さん、明日からは食事と洗濯と掃除を頼みます」と言われてしまった。
食事と洗濯と掃除はいいのだけれど、今まで我が家はかみさんも私もいたって健康であることを前提に成り立っていたので、明日からも目いっぱい私の計画が入っている。

まいったな。清掃活動をして小学生にパソコンとマラソンを教えて、ブログを書いて、さらに食事と洗濯と掃除か」ため息が出てきそうだ。

 少し手抜きをしないと身体が持ちそうもない。今日は長いブログを書かずに寝ることとした。

 

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(20.11.21) 中国経済は闇の中  

Images1_2 中国経済ほど分かりづらい経済はない。そもそも社会主義資本主義の融合経済なんてどこにも事例がないし、中国の発表する経済指標中国的歪曲があるので、指標を見ても何が何だか分からない。

 たとえばGDPは世界各国の経済状態を比較するのに最も適した指標なのだが、中国の計測方法が資本主義国一般が採用しているSNA(国民統計計算)でなく、社会主義経済特有のMPS(物的生産システム)の改良型なので、いわば資本主義と社会主義のハーフのような計測方法なのだ。

 社会主義経済のMPSでは元々サービス業はGDPの対象にされなかった。現在は徐々にサービス業も計測されているが、具体的な内容は分からない。
そのためどのようなハーフかがさっぱり分からずブラックボックスなっている。
知っているのは中国の統計担当者だけで、それ以外は信ずるより他に手はない状況だ。
しかたない、中国が10%の成長だと言っているのだから、そうなのだろう

 中国が発表するマクロ数字はいづれも華々しいものである。上記のGDPは毎年10%程度の成長だし、外貨準備は200兆円で世界一だし、アメリカ国債の残高も9月末には59兆円と、日本の57兆円を追い越してしまった。
そして何よりG20前に57兆円にものぼる経済対策を打ち出して、麻生首相が華々しく打ち出した、日本の27兆円の経済対策を色あせたものにしてしまった。

 これを聞いた世界銀行ゼーリック総裁などはすっかり舞い上がってしまい「中国の経済対策は賢明で、金融危機に対応する能力が世界で最も高い」と絶賛したほどだ。

 しかし、一方で中国の各機関が発表するミクロの数字はどう見てもマクロの数字と整合性がない惨憺たるものだ
明確に誰にでも分かる株式市場の相場はピーク時対比深センで4分の1、相対的にマシな香港で2分の1程度であり傾向的にはますます悪化している。

 また不動産市況については中国指数研究院が「1月~9月までの全国主要都市の不動産取引数は対前年比46%減」だと発表した。
不動産取引は半減しているわけだ。

 さらに中国銀行国際金融研究所が国内不動産の価格見通しを「今後2年間は毎年10%~30%下落する」と発表した。10%は政府に媚びた数字、30%が本気である。

 現在最も不動産価格の低下が著しいのは鄧小平が絶賛したあの深セン地区で、当地の不動産研究センターが「10月の不動産価格が対前年比28%低下しており、1月~9月までの不動産の売買成約件数が対前年比68%減少した」と発表した。
深セン地区の不動産の暴落は北京地区、上海地区に波及しており、他地区でも下期には10%~20%低下が確実視されている。

 問題なのは中国の国民が住宅を手当てした方法がアメリカのサブプライムローンを組んで住宅を購入したアメリカ人と酷似していることだ。
ローンで買ってしまえ。すぐに住宅価格は倍増するんだから、売れば半分は儲かる。借金がなんだ
いまこうした不動産融資の焦げ付きが激増しており、中国の金融機関は不良債権問題で頭がいっぱいだ。

 また中国の中小企業の対GDP割合は60%相当と言われているが、倒産件数が極度に増えており、中国政府発表では1月~6月までの間に玩具メーカー67000社が倒産したと言う。これは全玩具メーカーの半分に当たり、合俊集団という玩具メーカーが倒産して6500人の従業員が職を失った時は、テレビで大々的に放映されていたので見た方もあるのではなかろうか。

 あわてた中国政府は各金融機関に対し中小企業向け融資の拡大を呼びかけたが、不動産融資で痛手をこうむっている金融機関は馬耳東風だ。
政府の保証のある、鉄道、電力供給網、空港整備に資金を出しましょう」日本のバブル崩壊後の金融機関と同じだ。

 これがミクロの実態なのだから、世界銀行ゼーリック総裁がそのことを知ったら腰を抜かしてしまいそうだ。

 中国は本当に不思議な国だ。
マクロとミクロの数字が全く反対の方向を向いている
。どちらが真実かは来年あたりはっきりするのではなかろうか。

 

 

 

 

 

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(20.11.20) おゆみ野夏の道のケヤキ剪定問題

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(手前のケヤキが今回の見本木

 おゆみ野夏の道ケヤキ並木NASの前の並木道)の剪定がこの冬に予定されている。私は昨年の夏の道(ジャスコの近くの太鼓橋から小谷小学校まで)の強剪定に愕然としてしまい、本年度のケヤキの剪定について注目してきた。
このままだと、夏の道のケヤキ並木はみんな巨大サボテンになってしまう

 先日緑土木事務所経由千葉市に本年度のケヤキ剪定計画について質問書を提出したが(下記参照)、回答が得られなかったため、市民ネットの福谷議員にお願いして市の計画について聞いていただいた。

 以下は福谷議員が聞いていただいた内容を、一部不明な点があったため私がさらに市に再確認したものである。

ケヤキ剪定の予定について
緑土木事務所浅川管理課長 → みどりの協会福原係長
という順に確認。

以下の通りです。


 夏の道のケヤキの剪定に関しては、現在は、「昨年ばっさり剪定した並木の樹形を整えるための準備」と、「昨年剪定をしなかった並木道の剪定の準備」をしている。

 前者についてはまだ見本木を作っていない。
後者については最近、見本木を業者に2本作らせたところで、明日(18日)確認に行くつもり。
良い状態にできていれば、見本木の通りに、剪定する。
そして、来年、もう一度整える予定。


 私がさらに緑の協会福原係長に確認した内容では、見本木2本のなかでより剪定が進んだ木の形で本年度は剪定をすることにしたとのことである(写真参照)。
剪定の範囲はNASの前の直線の道約200m。

 今回の剪定方法は前年度の強剪定ではなく透かしの方法をとっている。福原係長に「なぜ剪定方法の変更をされたのか」と聞いてみたが明確な回答は得られなかった。
しかし、昨年のようなひどい剪定でないことだけは確かなようだ。



(20.10.19の質問書の内容

緑土木事務所殿
                                   山崎次郎

 今年の2月15日に、おゆみ野四季の道(夏の道)のケヤキの選定方法について確認をしました山崎次郎です。

 先日来、NASの前のケヤキの選定が始まり、2本剪定されましたが、今回の剪定方法は筒きりでなく透かしの方法をとられています。
残された小谷小学校からNASまでのケヤキの剪定は今回の透かしの方法をとると理解してよろしいのでしょうか。

 剪定方法を教えていただければ幸いです。なお私は住民として景観を極度に悪化させる筒きりの方法に反対しており、そうした意見を持つ住民も多数おります。
ぜひとも剪定は透かしの方法をとられるようお願いいたします


見本木の詳細写真は以下のURLをクリックして確認することが出来ます。なお、ケヤキ剪定問題についてはカテゴリー「ケヤキ剪定問題」に時系列的に入っております。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/20111904?authkey=D0tWrTV2bpk#

 



 

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(20.11.19) 韓国経済は危険水域に入ったままだ 韓国経済の危機

Images6  韓国は実に不思議な国である。貿易収支97年の危機の後黒字が定着したが、一方で旅行を中心とするサービス収支が大幅な赤字で十分な外貨準備を蓄えてこなかった。
毎年約3兆円貿易収支の黒字約2兆円サービス収支が食いつぶしてきており、毎年の経常収支の黒字幅はほぼ1兆円だった日本はこの間毎年20兆円前後の経常収支を計上している)。

 せっかく稼いだお金を海外旅行に当てていたのだから、日本人と比較するとアリとキリギリスのようなものだ。
自慢の外貨準備は9月末現在で24兆円(日本は約100兆円だが、98年以降自分で稼いだ金は約15兆円程度で、後は海外からの借入だから底が浅い。

 しかも今年になって貿易収支は完全に変調をきたし、基本的に赤字基調になってしまった。その結果本年度の経常収支はほぼ1兆円の赤字が見込まれている。
どうしたらいいんだ。金がなくなる」韓国当局は頭が真っ白になって、法人や個人のドルに目をつけた。
国家存亡の危機だ。持っているドルを国家に供出しろ

 今年に入ってからあらゆる経済指標がアラームを鳴り続けている。

 貿易収支は過去毎年黒字を計上してきたが、本年度に入り急激に輸入が増えだした。原油を中心とする原材料費が高騰し、一方自慢の液晶や携帯もアメリカ経済の失速で売れなくなったからだ。
月別推移で貿易収支が黒字だったのは5月と10月だけで、通年では約1兆円の赤字になる見込みだ。
 
 株価はアメリカとの通貨スワップ協定3兆円で一時持ち直したが、再び低下のトレンドをとっており、KOSPI(日本の日経平均に相当)は1000の大台を切りそうだ。これは最高時の約半分の水準である。

 ウォンレート1400前後で推移しているが、これは韓国政府の懸命なウォン買い支えによって維持しているので、おかげで韓国の外貨準備は1ヶ月間でほぼ3兆円減少している。
虎の子の外貨準備は10月現在21兆円で、毎月3兆円ずつ減少すれば7ヶ月でゼロになる。
GMの会長だったら「来年の上半期には決済資金が底をついて韓国は倒産する」と言いそうだ。

 CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)と言うものをご存知だろうか。現在国別の倒産指標に使われている。

 JPモルガンが考案した金融商品で世界に50兆円の残高があると推定されているモンスターのような商品である。
国や金融機関が発行する債券の再保証のようなもので、再保証先はある国や金融機関が倒産したら、その債券相当額を支払わなければならない。

 韓国が倒産したら韓国政府発行の債券相当額を再保証先は払うことになる。
したがって危うい債券は、再保証利率が高くなり、現在韓国のCDSプレミアムは6.84%と極端に高い。ジャンク債並だ。
高いクラスにはウクライナ、ベネズエラ、ロシア、トルコ等があるが韓国はこの仲間入りをしてしまった。このうちウクライナとトルコはIMFの支援を要請している。

 私は10.23のブログ(金融危機と国家の破算 韓国が危ない)「リンクが張ってありますで、貿易収支、株価水準、ウォンレートの三つが改善しなければ韓国経済は危機に陥ると述べておいた。
それから約1ヶ月間立ったのだが、この3つの指標に改善の兆しは見られない。

やはり韓国経済は危険水域に入ったままだ。

 

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(20.11.18) おゆみ野四季の道駅伝大会がせまって来た

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 昨日(16日)、おゆみ野四季の道来年2月15日(日)に開催される駅伝大会の第5回目の打ち合わせがあった。
今まではまだ先のことだと思っていたが、今週の日曜日からマラソンの練習会がはじまる。
そうか、もうそんな時期にきたのか」少しあわてた。

 今月1回、12月1回、1月2回ほど四季の道でのマラソンの講習会が予定されている。さらに来月は有吉小学校での体育授業の補助教官としてマラソンの指導をすることになった。

 通常マラソンをしたことのない子供は、一斉に全力で走り出して途中で息切れがしてしまう。50m競争のように走りだすからだ。
だから今回の練習では1km(今回走る距離を息切れをしないような走り方の指導が必要なのだ。

 私は小学校でパソコンの指導はしているものの、体育の指導は初めてだ。子供達とは慣れているのだが、やはり不安感は拭えない。
考えてみれば私は昔から体育の教官になりたかったのだが、実際にその機会が与えられると怯んでしまった。
うまくいくだろうか」不安がよぎる。

 しかしこうしたことは考えているよりもやってしまうほうが楽なので、いつものようにあまり深く考えないことにした。

 それに、四季の道の駅伝大会本格的な準備も始めなければならない。今回の駅伝では泉谷メッツの子供達の父兄の方が交通管理係をしてくれるのだが、その人達をどこに立たせるかのマップを作ることになった。
いつも清掃活動をしている四季の道だが、あらためてチェックをしなおしている。

 さらに、中継所の正確な場所の指定や、コースを明確にするためのコーンの設置、および白線をどこに書いたらいいか等の作業がある。

 コーンは小学校から借りることが出来るが、前日までに借りておいてレースの朝方に配置するのだが、今のところ人の手当てが出来ていない。コーンは運ぶのに運搬用具が必要でかなり大変なのだ。
うぅーん、困った。コーンを配置したり、返す人がいないじゃないか。それに白線を引くのだけれど白線引を引く道具は確保できるのだろうか

 具体的に作業を考えていくと、誰が当日どのようにするのかのアサインが全く出来ていないことに気づいた。
まずい、このままでは当日のコース管理が全く出来ていない」急に胃が痛くなってきた。定年退職して実に優雅な生活をしていたのに、また現役に戻ってしまったようなものだ。
ぼくちゃん、おなかが痛いの、熱もあるみたい」うつ病が始まりそうだ。

 こうした時は一つ一つ作業を重ねていくに限る。昨日からコース管理係のコミュニケーションをよくするためのグループメールを作ったり、四季の道駅伝大会のブログも立ち上げている。

(報告) 四季の道駅伝大会のブログを立ち上げました。以下のURLをクリックすると見ることが出来ます。
http://yamazakijirou1.cocolog-nifty.com/ekidenn/



また、コース管理係と交通整理係を対象にメーリングリストを作っております。メーリングリストは他の担当の方も利用できますので、参加希望の方は私宛メールをして下さい。

 

 

 

 

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(20.11.15) なぜ韓国と中国は沈黙しているのだろうか 田母神論文

Images1_2  信じられないような沈黙が続いている。前航空幕僚長田母神(たもがみ)俊雄氏の懸賞論文に対する韓国・中国の対応である。

 

田母神氏の論文は「日本は侵略国家であったのImages6」と題しおおよそ以下のような論説になっている。

 太平洋戦争の開戦については「日本はルーズベルトの仕掛けた罠にはまり、真珠湾攻撃を決行」したのであり、全て日本の責任とは言えず「戦争責任を全て日本におしつけようとしている(連合国の)マインドコントロールから解放されなければならない」し、

 また19世紀後半以降の日本の朝鮮半島や中国への軍事的行動は「相手国の了承の元に行なっており」また日中戦争については「蒋介石によって引き釣りこまれたもの」で日本は被害者だと言うものだ。

 本懸賞論文を発表したあと田母神氏浜田防衛相によって更迭され、定年退職したのだが、日本のマスコミがテンヤワンヤの大騒ぎをしているのに対し、韓国・中国の報道は従来の歴史観問題に比較すると、信じられないような沈黙を守っている。

 たとえば韓国は外交通商省の報道官名で「歴史の真実をごまかすもの。こうした歴史歪曲が繰り返されてはならない」とあっさりと述べただけで、抗議としては最も低いレベルの抗議にとどまっている。

 また中国は外務省の副報道局長が「自衛隊の現役の高官が公然と歴史を歪曲し、侵略を美化したことに非常に驚き憤慨している」が「日本政府が表明した態度とすでに取った措置は知っている」ので、問題これ以上荒立てるつもりはないとの態度だ。

 過去歴史認識問題が発生する都度、ノムヒョン韓国大統領や、江沢民中国国家主席が声を荒げて抗議し、「日本人のやつらを再教育する」と息巻いていたのとは大違いだ。
韓国も中国も過去にばかりこだわらず、大人の付き合いが出来るようになったのだろうか。
とても不思議だ。

 ホームズとワトソン君に謎解きをしてもらおう

ホームズ、今回の田母神前航空幕僚長の歴史認識問題では、日本のマスコミだけがフィーバーし、いつもはすぐさま日本避難をしてきた韓国や中国が沈黙を守っている。なぜだろうか
韓国と中国はそれぞれ違った理由で沈黙しているのだが、目的は日本から金を引き出すためだ

よくわからないな。具体的に説明してくれないか
韓国については、今倒産前夜と言っていい位経済状況が悪い。韓国ウォンは40%近く値下がりしており、ほとんど暴落といっていいほどの状況だ。株価はやはり昨年と比較すると半減している。
そうして何より問題なのは貿易立国の韓国でほとんど毎月のように貿易収支が赤字なのだ。
市場関係者はアジアでIMFの支援を仰ぐ国はパキスタンの次は韓国だと思っている


韓国の経済状況は分かったが、それと歴史認識はどう関係するんだい
韓国は日本の金融支援がなんとしてもほしいんだ。過去に韓国は一度倒産してIMFの支援を受けたが、融資条件が非常に厳しかった。
この経験から支援を得るには日本が一番だと悟った。なにしろ日本に対してはIMFと異なり
踏み倒しが可能だからだ。過去の贖罪だといえば日本が怯むのを知っている


そうすると韓国は日本から金を巻き上げるまでは歴史認識のカードは切らないというわけか。中国も同じかい
中国は韓国とは違う理由だ。
金融危機の影響を最も受けていない国は中国と日本だ。一方アメリカは金融危機で唯一の覇権国家から滑り落ちそうだ。中国はこの機会をチャンスと見て、アジア経済圏を独自に作ろうとしている。
その時のパートナーを日本にしたいのだ


具体的にどのようなことをしようとしているんだい
アジアでIMFのアジア版を作って、そこに中国と日本から出資を募る。このとき中国の出資割合を日本より高くして、実質的に中国のアジア銀行にする。日本は単に資金だけを出す従属国にしたい。
現在のIMFのアメリカと日本の関係と同じだな

しかし麻生首相はIMFに10兆円拠出するといっているが
確かに今はまだ日本はアメリカ組にいるが、中国はなんとしても日本を中国組に入れたいのだ。なにしろ日本のGDPは中国の4倍で金がある。

日本は金だけ出せ、政治は俺がしてやろう』と言うわけだ。EUのフランスとドイツの関係にも似ているね

そうすると中国も日本の金を当てにして歴史認識を棚上げしているわけか
中国にとっても韓国にとっても歴史認識は日本を揺さぶる最後のカードだ。今切ってしまうと、日本からの資金は得られない。
資金さえ得られれば後は歴史認識で踏み倒せる。

だから今は田母神論文は日本のメディアだけがフィーバーしている訳だ

 

 

 

 

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(20.11.16) ようやく夢を見ることが出来るようになった

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 私が前立腺肥大症で悩んでいることは先に記した。
なにしろ夜半は1時間ごとにトイレに行くので眠った気がしない。こんなにしばしばおきると夢もまともに見ることが出来ない。
昼間は常に頭がボーとしていて気分の優れないことこの上ない。

 思い余って近くのみどり泌尿器科皮膚科医院に駆け込んだ。実はここの院長先生とは四季の道の友達で、とても礼儀の正しい方である。
会うと深々と頭を下げて「ご苦労様です」と言われるのでこちらが恐縮してしまうほどだ。

 先生に窮状を訴えたら、2週間分の排尿障害を改善する薬と、細菌の感染を抑える薬を出してくれた。薬をまじめに飲んだらトイレに行く回数が劇的に減少し、今は1回~2回程度だ。
よかった、これで頻尿から解放される

 さっさと病状を改善してしまうところなんかはさすがだ。Googleおじさんが名医だといっている意味が分かった。
今度四季の道であったらその旨伝えよう。
先生は、おゆみ野の名医だと評判ですよ

 実は私は夢を見るのがとても好きだ。最近はまともに夢を見ることが出来なくなっていたが、頻尿がなくなるとまた十分みれるようになる。
夢などほとんど覚えてないのだが、明け方のうとうとした時間帯の夢だけは記憶に残る。

 昔読んだユングの心理学では、夢は無意識の深層心理を現しており、この夢を分析することによって自分の本当の姿を知ることができると書いてあった。
すっかりユングの心理学にはまって、一時期、夢を毎日記載してその深層心理を探ったことがある。

 以下は私が30代のある時期の夢である。

柔道をしている。乱捕りになりA、Bチームに分かれて対抗戦をして、各チームの優勝者が、最後に対戦してチャンピオンを決めるようだ。

私はAチームで優勝したはずなのだが、審査員が現れて私は優勝していないと言う。みんな不思議そうな顔をしている。
ぼくは実力があるのだが、みんなにみとめてもらえない』と抗議すると、私が所属していた部の部長が現れて『そういう態度がいかんのだ』という。

私は頭にきて優勝決定戦で、対戦者を部長に投げつけることにする

 久しぶりに夢日記を読んで笑ってしまった。当時の状況がありありとよみがえってきた。


 (注1)前立腺肥大症
前立腺は男性のみに存在し、精液をつくっている臓器。高齢化に伴い前立腺が肥大し、50歳代の男性の約40~50%、80歳以上の男性では80%を超える人が前立腺肥大症にかかる。肥大した前立腺が尿道を圧迫して狭くするので、尿が出にくくなり、さらに進行すると、尿閉(尿が殆んど出なくなる状態)となり、尿道にカテーテルを入れて強制排尿する。

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(20.11.00) おゆみ野恐喝事件 Aさんのメールに対するF姉さんからのメール

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 先日(11月12日)掲載した「おゆみ野恐喝事件 その後 Aさんからのメール」(リンクが張ってあります)に対してF姉さんから長い感想のメールをいただいた。
大変興味深い内容で、一読して読者にも読んでいただきたい内容だったので、全文をそのまま掲載することにした(若干読みやすいようにレイアウトを変更しています)。

Aさまへ

19年度の千葉県での刑法犯として検挙された少年は、5186人

 殺人、強盗、強姦などの凶悪犯で検挙された少年は70人で、その中の強盗52人中、路上強盗33人


② 粗暴犯で検挙された少年は380人、そのうち傷害が245人、恐喝73人

③ 窃盗犯で検挙された少年は2860人、そのうち万引きが1670人。

検挙された少年5186人のうち、窃盗犯と占有離脱物横領(放置自転車の持ち去り)で全体の8割以上を占めていて、その多くは中学生と高校生で全体の7割以上を占めているのです。

南警察の少年犯罪に関するホームページを見ると、こういった県警のデーターが毎年出ています。Aさんのお子さんの場合も20年度のデーターとしていずれ上がってくるでしょう。

千葉県で検挙された少年、5186人のうち8割を占めるといわれる万引きや自転車泥棒といった犯罪はざっと考えても、4000人はいます。
おゆみ野では、日常的に乗り捨ての放置自転車が多いことがパトロールをしていてもわかりますし、店舗まわりから万引きを見逃すケースも多いことから、動機が単純で手段が容易で、軽く思われがちなこれら犯罪の見過ごしや見逃しの積み重ねが、やがて重大な犯罪である傷害や恐喝に移行していくであろう非行少年たちにつながるのではないかと思います。

万引きの疑いをもたれるような仕草をする子や(カバンの口を開けている)学校帰りの制服姿の子も店ではマークしていますから帰るように促したり、遊歩道にある放置自転車の撤去を迅速に行うなど、育成環境部としても地域のおとなの立場としても、犯罪につながる小さなきっかけをなくすように努力しています。

学校行事で校内に入った折や登下校の挨拶運動でのふれあい、買い物中などに地域のおとなとして「早く帰りなさいよ」程度の言葉を交わす関わり、公園やたまり場の状況を常に気にして回っている、そういった自分たちにできる範囲のことはやろうと思っています。こういったことを常に気にかける地域のおとなが増えればと日々願っています。

Aさんのお子さんが犯行にあった時間帯の少し前くらいに、タバコを吸っている少年グループが中学近くの遊歩道の階段付近に溜まっていたので、「お宝」に自転車泥棒の件で来ていた警察官にあとでもいいので、その周辺を見回ってくださるようにお願いしたこともありました。

そういうことも必要なことですよね。

私は、刑法犯として検挙された少年の家庭環境や心の闇について、深くは関わったことがないですし、被害にあった人の心の痛みもそれぞれ体験した人にしか分かり得ない苦しみがあって、体験していない人がそういう苦しみを持つことはありません。

それでもできることは、苦しみを聴くことで、そういった気持ちを共有することぐらいです。

我慢せずに苦しい気持ちを吐いて救われることがあります。

中学が荒れていた頃、不登校になった息子のことで初めて不登校という現実に親が直面し、この苦しさをいくら周りの人に訴えても、解決せず、苦しい思いだけをしたことがありました。友人にいくら悩みを聞いてもらっても、“あなたのお子さんは学校に行けているからわからないことがある”そういう気持ちがむなしく襲ってくるのです。

そういう日々のあと、考えたのが「不登校の親の会」を学校の中に作って、同じように学校に行けなくなった子を行かせようする苦しみやそこから抜け出す術を共に同じ境遇の親と考えようとした会です。

運良く、集まった不登校経験者や不登校中の親で、進路のこと、子への扱いのこと、薬のこと、行けなくなった原因や荒れている子のことなど、真剣に話し合いました。ただ、学校は荒れている子達に手一杯だったので親だけの会になってしまいましたし、学校は、ひとりひとりの生徒と学校の問題という解釈であったと思います。

・・・学校が荒れて行けなくなった生徒の親も一人で悩んでいては行き止まりの毎日でした。そこから学んだのは、会に参加した不登校の子は家に安心の場を求めたということ、親も真剣に問題に向き合う姿勢を持ったこと、同じ境遇の親と悩みや喜びが分かち合えたことです。


学校や地域で荒れた子たちのこと、その親の無責任さや境遇などを垣間見たり、知ることもあり、非行や犯罪を犯した子の親たちこそ、こういった場が必要だと思います。自分が変わらなければいけないということを学ぶ機会はそうはありません。

親も子も人のせいにして逃げたり、自分のせいだと自己評価を下げて自暴自棄になったりします。非行少年の多くが学校でさらに落ちこぼれていく状況、おとなに突き放されていく状況などが一冊の本と出会ったことで見えてきたものがありました。

まずは、「こころからのごめんなさいへ品川裕香:著/中央法規、宇治少年院で取組んだ矯正教育のあり方をお読みになることをオススメします。

今の学校教育にこそ、必要な取り組みではないかと思うのですが・・・小さな非行の芽だけでなく、多くの子どもたちに言える問題だと思います。

取り留めなくなりましたが、被害者の家族としての意見や考えというものを前面に出された文面は、苦しさと闘いに満ちた姿、乗り越えようとする父親の勇気と優しさを感じます。
まずは、同じような少年事件の被害者の方々とスクラムを組まれる場所を作られたほうが、おひとりで苦しみ取組まれるよりも大きな何かを得られるのではないかと思いました。

 私も、自分にできる範囲で少年犯罪の芽を摘む努力をしていきたいと思います。

F姉さん

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(20.11.14) GMワゴナー会長が居直った GM倒産の危機

86391_3    GMワゴナー会長がとうとう居直ってしまった。
政府の支援がなければ来年前半には資金がそこをつく」と先日(7日)GMが倒産前夜にあることを会長自ら宣言したのだ。

 おかげで市場はパニックになって、昨年の今頃は30ドルを越える株価水準だったのに、この11日には3ドルを割り込んでしまった。
第二次世界大戦のときの株価と同じだそうだから、時代が一気に60年以上も遡ったことになる。

 ドイツ銀行などは「政府支援を受けたとしても実質的な破綻に近い状態になるのだから、GMの予想株価は0ドルだ」とにべもない。

 GMと言えばビックスリーの中のトップ企業で、アメリカ製造業の代表のような企業だから、日本で言えばトヨタが倒産するようなものだ。

 しかしブッシュ政権はビックスリーの救済にはあまり乗り気でなく、「GMの金融子会社から支援の要請があれば、金融安定化法の枠内で対応してもよい」という態度だ。

 これでは民主党としては気が気じゃない。もたもたしてオバマ政権が出来る来年1月を待たずにGMが倒産でもしたら、金融恐慌以上のパニックに陥ってしまう。
さっそく民主党の実力者ペロシ下院議長が「経営破綻を回避するため、金融安定化法に基づく緊急支援を実施すべきだ」とブッシュ政権の尻をたたいた。

 オバマ次期大統領も「自動車産業は米国製造業の中核」だと言ったが、問題はこの年末をGMがどのようにして乗り切れるかに移ってきた。

 GM10月の新車販売台数は対前年比45%もダウンし、5四半期連続で赤字で、累積赤字は7兆円に登っている。手元資金は1兆5千億円あるが、年末にも底をつくかもしれない。

しかし年末まではブッシュ政権が続き、オバマ氏としても直接的な手段は取れない。
自動車産業向け政府保証融資枠250億ドル(2兆円強)が有るものの、これとてもブッシュ政権の腹一つだ。

ブッシュとオバマの狭間でGMが倒産するかもしれない」市場は固唾を呑んで見守っている。
さらにGMに見放されて倒産同然のクライスラーをどうするかという問題も残っている。
フォードは相対的にはマシだが、販売の落ち込みは他と変りがない。

 アメリカはこの自動車産業の苦境にどのように対処するだろうか。私の予想はアメリカ政府はGMフォードは助けるがクライスラーは実質的に倒産させると言うものだ。
アメリカの自動車市場は確実にパイが縮小しており、対前年比30%減が続いている。3社が生き残る条件にはない。

 GMについては金融安定化法70兆円と、政府保証融資枠2兆円を使用して年末を乗り切らせ、さらにオバマ政権になれば各国にアメリカへの自動車輸出の自主規制を求めて、国内市場の囲い込みを図ることになるだろう。
アメリカ市場は国内メーカーのためにある

 あの1970年後半の自動車摩擦の再来である。幸いに日本のメーカーはその時の経験を生かし、トヨタホンダもアメリカ企業になりきっているから、アメリカ国内での締め出しはなさそうだが、そのようにしても小さくなったパイの争奪戦は厳しいだろう。

 結局アメリカのビックスリーの時代は終わり来年度はビックツーになっている可能性が高い。

なお、本件と関連する記事はカテゴリー「経済 アメリカ経済」に入っております。





 

 


 

 


 

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(20.11.13) バルジ大作戦 健康は回復するか

34161  バルジ大作戦を存知だろうか。1944年12月にドイツ軍最後のタイガー戦車による大反撃を実施したあの作戦のことである。すでに制空権は連合国に支配されていたので、飛行機が飛べない12月の雪空の下、ベルギーのアルデンヌの森に集結した戦車軍団が反撃を始めた。

 しかしほとんどガソリンの補給がなかったため、連合国の補給所を襲ってガソリンを確保する等かなり無理な作戦で、アイゼンハワーの逆襲にあって最終的には失敗している。

 1965年に「バルジ大作戦」と言う題名で映画化されているので見られた方もあるのではなかろうか。

 実は私も最後の戦いをすることにした。ここ数年特に坐骨神経痛の痛みに耐えかね、走ることはおろか歩くことにも支障が生じている。
毎日四季の道約6kmの清掃活動をしているのだが、途中のベンチで休まないと家にもたどり着けない。
走ることはほとんどダメで、先日の成田POPハーフマラソンでは、なんと2時間3分もかかってしまった。
それなのに四季の道の駅伝の指導や、近くの小学校のマラソン教室の指導も引き受けている。

まずい、何とかしなければ。このまま、年をとり神様のお迎えをまっているだけでいいのだろうか」悶々と悩んでしまった。
やはりこれは坐骨神経痛の痛みに耐えているだけではダメで、バルジ大作戦と同様に、最後の賭けで一か八かの逆襲を試みることが必要だ。

 反撃ののろしを上げることにしたが、このようなことは景気づけが必要だ。作戦名を「バルジ健康大作戦」と名づけた。

 実は先日、ちはら台走友会のサンライズマラソンの時に、走友会のイエティーと呼ばれるKさんから、耳寄りの話を聞いたのだ。
Kさんは若いときに腰痛に悩まされ、大手術をしたのだが毎日腹筋・背筋を鍛え上げてその後全く腰痛から解放されたという
毎日、腹筋と背筋を300回ずつ、スクワットを800回、それに柔軟を欠かさない」という。

そうか、腹筋と背筋を徹底的に強化して鋼鉄のような腹回りにすれば坐骨神経痛の痛みから解放されるかもしれない」ひらめいた。

 先日から暇さえあれば腹筋と背筋を鍛えている。Kさんと同じくらいはするつもりだ。腹の周りに筋肉コルセットをつけて、腰への負担を最小限に抑える訳だ。
実際JOGをしている時も、腹筋で身体を固定すると右足の痛みから解放されることは経験的に知っていた。それをさらに強化すればいい。
うまくいけば再びランナーに戻ることができる。

亀ゴン、最後の大作戦だ。これで失敗したら諦める
毎日腹筋・背筋300回、スクワット800回と柔軟ですか。大変ですね

うん、だから景気づけのために作戦名を『バルジ健康大作戦』と名づけた
バルジ大作戦は最終的には失敗してますから、あまり好い命名ではないのではないですか

最後の戦いというところが気に入っているんだ。それにこの映画の中で歌われたパンツァー・リート(戦車の歌)と言う歌も景気がよくて好きなんだ
そうですか。先生がそこまで意気込んでいるなら、不肖亀ゴンも応援しましょう。がんばってください

なお「パンツァー・リート(戦車の歌)」は以下のURLをクリックして、You Tube(ユー チューブ)をスタートさせると聞くことが出来ます
(You Tubeはひらく場合に時間がかかることがあります)
http://www.worldfolksong.com/anthem/lyrics/pat/panzerlied.htm

 

 

 

 

 

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(20.11.12) おゆみ野恐喝事件 その後 Aさんからのメール

20128_008_2   この6月にご子息が暴行を受けたAさんからメールをいただいた。Aさんのその後の行動を見ていると、このおゆみ野から青少年の犯罪をなくすためにどのような活動が必要かが具体的に分かる。

 私は青少年犯罪を防ぐためには、これと言った特効薬があるわけでなく色々な対策の積み重ねが必要だと思っている。
人間は完全に悪人でもなく、また完全に善人でもないのだから、100%完全な警察国家的な取締りも、また100%完全な教育による善導も間違いだ。

 悪質な児童の警察の逮捕は当然だし、また一方学校教育や社会教育の場で懸命な指導も必要だ。
だから泉谷中の親父の会のように、子供達と触れ合いながら、子供達に範をたれようとする対応はとても有効だと思っている。
最近泉谷中の評判がとてもよくなってきているが、こうした父親達の活動もそうした評判に役立っていると思う。

 またAさんのメールにある福谷市議スクールソーシャルワーカーの創設提案については、地域の有徳の氏がボランティアで参加するのが効果的と思われる。
私自身は小学校の特別講師としての経験しかないが、全体の一員として教育することが不可能な児童は確かにいる。

 こうした児童に正式な教員を一人一人配置することは予算措置としてほとんど不可能だろうが、地域の有徳の士やお母さん方が個別にマンツーマンとして対応するのがよさそうだ。
この活動はかなり実際に行なわれてはいるのだが、見ていると十分とはいえない。まだまだ多くの地域の人々の参加がほしいところだ。

 Aさんからのメールはかなりの長文なので下記に一部抜粋して掲載する(なお原文を読みたい方は「全文」をクリックすると見ることが出来ます)。

 御世話になっております。

息子の治療は一段落しましたが、痛みなどの自覚症状が残っているため12月に診察を受けることになりました。6月から5ヶ月が経過しようとしています。10月3日の貴兄のブログを拝読し、思うことがありましたので投稿します。

四季の道にある公園などでの悪質な破壊活動がほとんど見なくなった。警察が悪質な中学生を逮捕するようになってからだ。ところが、何者かによるゴミの放棄が増え出した」と10月31日の記事は伝えている。

 悪質な中学生などの勢力分散で一時的に治まっているが、根本的な解決に向かっているのだろうか。ゴミ放棄にせよ大人のモラルの低さは依然として改善していない。子どもはその姿を見ている。大人の変化なくして、子どもの変化はあり得ない。そんな中、大人たちの動きを幾つか知ったので紹介したい。

 
①泉谷中おやじの会

 なかなか学校の活動に参加することのないおやじ達。強制なし、都合のつくメンバーで3年前から活動を再開した。校内の清掃や補修、おゆみ野夏祭りでの模擬店など着実に活動を積み重ねている。

 10月18日打ち合わせと草刈りを行った。打ち合わせの中で育成委員会の夜間パトロールへの参加や、日々最寄駅から帰宅する際セーフティウォッチャーの腕章を付けるなど一人一人が小さくても何か変化して行こうと話し合っている。

 草刈りも実施。遊歩道沿いの斜面をおやじ+先生18名、生徒(バスケ部)23名、計41名で行った。私も過去何回か草刈りに参加したことがある。生徒と共に汗を掻いての環境整備は、本当に心地良い。生徒達も実に良く働く。共に体を動かし、お互いの姿に触れあう事は時として年齢を超え理屈を超えた共鳴があると感じる。

 12月20日には、おやじvs先生のソフトボール大会を予定している。2回目の企画である。前回は先生チームが勝利した。おやじチームのリベンジなるか。腕に自信がある方は、おやじの会に参加されたい。お子さんの担任に連絡してもらえれば、詳細を知ることができるはずだ。

②福谷さんの市議会での一般質問

 しかし、中にはより深刻な状況がある。家庭が出来る範囲で精一杯躾をしたつもりでも、子どもの中に暴行を受けた相手の痛みや恐喝そのものの善悪に対する価値観が発達していないケースがあるのだ。子どもも、その親も、被害を受けた側も皆救われない。

被害者の立場になってみろ。親の責任だ」私も随分憤り、加害者の親やその弁護士などに感情をぶつけた。加害者に痛みを知ってほしかった。少しは伝わったと思う。でも、ふと思った。自分が逆の立場であったならと。個々の家庭には、いろいろな事情がある。子どもの道徳感の一部が育っていなかったり、親も躾け方に間違いはないと信じていても、犯罪を起こしてしまったら・・・。

福谷市議は10月市議会の一般質問で「
犯罪に巻き込まれた子どもに向き合ってとことん面倒を見るには誰か、家族をサポートするのは誰か」を問い、スクールソーシャルワーカーの重要性を訴えている。それに対する市側の回答は言い訳に終始している。

 「それは、市としての責任権限を越えている。やりたくても、できません」今社会で起こっている問題の解決を目指す時、既存の行政組織や関係団体の活動では限界があると感じる。
毎年の予算を消化することが目的となっていないか。なぜ、今起こっている少年犯罪とそこでもがいている被害者、加害者に寄り添い、耳を傾けようとしないのか。

③関係機関の連携

 おゆみ野周辺の中学校、南警察署、青少年補導センターなど少年犯罪に関係する機関での事件情報共有を推進する動きがあると聞いた。誰か具体的な取組をご存じであれば教えてほしい。

 おゆみ野で少年犯罪が頻発した。その反省から、いろいろな改善への取り組みが始まっている。紹介した取り組みの他にも、いろいろな取り組みがあるはずだ。ご存じの方は山崎さんのブログに投稿又はコメントしてほしい。既存でも、新規でも何でも良い。情報を共有しよう新しい発見、新しい発想があるはずだ。少年犯罪を個別の罪として特別扱いするのでなく、加害者も被害者も居場所が在るおゆみ野を作れないか。この思いが真の解決へのスタートになるのではと感じています。

息子に申し訳ないと思う。無力である。被害者側が自ら動かなければ、ほとんど情報は入ってこない。来たとしても、それを理解し事件との、加害者に対する怒りと憎しみとの折り合いを付けることは至難の業である。

少年犯罪による不幸を少しでも失くすためには、お互いが望むのであれば千葉市も被害者と加害者の声を聞き、当事者たちが何を必要としているのかを知ることも大切ではないのか。私たちも一人一人普通の千葉市民なのだから。

(注)なお、本件と関連する記事は、カテゴリー「おゆみ野 恐喝事件」に入っております。

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(20.11.11) 金正日総書記の合成写真

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金正日総書記の合成写真!?影がヘンだよ!
(タイムズ)

 金正日総書記の誠に不思議な写真が今月5日に朝鮮中央通信から配信された。朝鮮人民軍の将兵に囲まれた金総書記と言う写真だが、この写真を見て世界のメディアは思わず笑ってしまった。一目で合成写真だと分かるからである。

 英紙タイムズはこの写真を掲載して次のようにコメントした。

不自然な点として
〕総書記と他の軍人らで影の角度が違う。
〕軍人が立つひな壇には地面と平行に黒い線が伸びているが、総書記の後ろだけこの線が神秘的にも見えない。

総書記が8月中旬に脳卒中で倒れ、手術を受けたとされることから、写真が本物なら、驚くべき回復だ
』と皮肉っている。

 
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 金正日総書記の写真は他にも朝鮮人民軍によるサッカー試合を観戦したという模様が今月2日労働新聞にも掲載されたが、こちらは左手が何か不自然で麻痺しているよう見える写真だった。

 立て続けに金総書記の写真が掲載され、その健在振りをアピールしているわけだが、朝鮮人民軍との写真は合成だし、サッカーの試合観戦の写真は身体の異変をうかがわせる。
なぜ、北朝鮮はこんなに無理して金総書記の写真を掲載するのだろうか。


 ホームズとワトソン君に聞いてみよう。
ホームズ、金総書記の朝鮮人民軍との合同写真は合成だが、なぜこんな稚拙な合成写真を発表するのだろうか
原因は二つ考えられる。一つは北朝鮮の写真合成技術が非常に低い場合、もう一つは時間がなくて間に合わせ的に作った場合だ。
私は原因は後者だと思っている。おそらく朝鮮人民軍の視察が予定されていて記念写真を撮るつもりが、金総書記の健康が急に悪化して記念写真が撮れなくなったのではなかろうか


それならなにも無理して写真など掲載しないほうがいいんじゃないかい
実は11月5日と言う日が重要なのだ。この日はオバマ新大統領が選ばれた日だ。オバマ氏に対するメッセージが必要だったんだ。『私は健在だ。北朝鮮問題は米国と私の間で決めよう』という意味だと思う。だから金総書記からなんとしても写真を掲載しろと命令が出されたのだろう

それは分かったが、金総書記の病状はどうなのだろうか
現状では肉体的無理はきかないが、指示命令はできると言う状況のようだ。しかし金総書記がかかっていると思われる血管系の病気はだんだんと悪化していくから、時間が経つにつれて病状は悪くなるだろう。近い将来判断力がなくなると思っておかなければならないだろうね

北朝鮮は金総書記の指示だけで動いている国だから、中枢部がなくなって動乱状態になる可能性もあるわけだ
そうしたことも視野に入れて北朝鮮問題に取り組まなければならない段階にきていると思うよ
(注)本件と関連する記事は以下の通り
風雲急を告げ始めた北朝鮮情勢
 

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(20.11.10) 再びデフレの時代が始まった

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 ひところあれほど騒がしかった物価の上昇を聞かなくなった。ガソリン価格は日を追って低下しており、今では120円台になっている。
この夏ごろは原油価格は1バーレル147ドルまで上がり、年末には200ドルも突破すると言われていたが、実際は60ドル程度になっている。
この先もさらに低下しそうで50ドルが視野に入ってきた。

 穀物価格2007年から急騰したが、いずれも本年度に入り急落しており、まだ上昇前の2倍程度の価格になっているものの、以前の価格に戻るのも時間の問題だ。

 たとえば小麦の値段は長らくトン当たり100ドルから200ドルの間を推移していたのに、一時期440ドルになったが先月は237ドルまで下がってきて、さらに低下しつつある。

 小麦の価格上昇期にはパン業界はパニックになり、パン製品は一斉に価格があがり、大好きなぶどうパンが160円から230円になったときは目を剥いた。
もうぶどうパンも食べられない
しかしそうした心配も杞憂に終わりそうだ。

 再びデフレの時代に戻ってきた。

 私のように定年退職者は所得が決まっているのでインフレに弱い。対応策として自動車を処分してもっぱら自転車に変えたり、ジャスコのトップバリュや6時以降の値下げ時期に買い物をするようにしていたが、これで一息つけそうだ。

 インフレからデフレへの転換は実にドラスチックだった。アメリカの3月のベア・スターンズの倒産、9月のリーマンブラザーズの倒産が契機であり、世界の投資家が震え上がった。
まずい、全ての投資の手仕舞いをしろ」あらゆる投資資金が市場から引き上げられて、残ったのは実需だけになってしまった。

 気がついてみれば穀物も石油も1年前に比較してそんなに需要があるわけでない。中国やインドが経済成長をとげていると言っても、世界全体の石油や穀物の需要が1年で2倍や3倍になるはずがない。
バブルがはじければ元に戻るのは世の常だ。

 資金は最も安全と見られている円に殺到している。
アメリカはオバマ大統領になり大きな政府のもと赤字国債を増発するから、ドル安になる。
ヨーロッパは弱い輪がほころんで、アイスランド、ウクライナ、ハンガリーが倒産しそうなので、ユーロ圏もかなり危ない。
中国元は魅力的であっても市場性がないからなかなか入手できない。
やはり、円しかないじゃないか」世界の趨勢がそうなっているので、円高はとどまることがないだろう。

 少し長いスパンで見ればドルもユーロも50円程度まで円高になりそうだ。穀物も原油もドル表示での価格がさがり、さらに円高のメリットで価格が下がるのだから、物価は加速度的に低下しそうだ。
すでにスーパーやデパートでは一部製品で円高還元セールが行なわれているが、そのうちあらゆる商品の値下げ競争が始まるだろう。

やれやれだ」定年退職者には本当に住みよい時代が再び始まろうとしている。

 

 

 

 

 

 

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(20.11.9) アメリカが時価会計を諦めた (金融恐慌対応)

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(注) 本件の記事を作成した後、G翁さんからコメントをいただき、当時長銀の有価証券の評価法は低価法を採用していたので、下記に記載したように時価会計の問題ではないのではないかとの指摘を受けました。
確認したところ、確かにG翁さんの指摘が正しいので、長銀や日債銀の問題を、本件と関連付けるのは適切でないと判断しました。

したがって不適切な部分は抹消しましたが、抹消前の原文を確認したい方は以下のURLをクリックすると見ることが出来ます

http://yamazakijirou1.cocolog-nifty.com/shiryou/

 世の中でこれほどひどい話はめったにない。アメリカのSEC証券取引委員会)が時価会計を一部停止しようとする話である。
私のように長い間金融機関に勤めていた者は、かつてアメリカが日本に時価会計を採用させるため、すさまじい恫喝をしたことを覚えている。

日本の金融機関は取得原価(上場国債は低価法)を採用しており、不動産および株式に多大な含み損が発生しているのにそれを隠蔽している。これでは世界の金融市場に参加する資格がない。透明性の欠如だ。
ニューヨークやロンドンで市場に参加したいのであれば、時価会計にあらため、格付会社の格付けを取得してから参加しろ。
それまでは村八分だ
」90年代後半のバブル崩壊後のことだ。

 やむなく日本の金融業界が時価会計を採用したのは98年3期からだったが、ほとんどアメリカからてごめにされたようなものだ。
アメリカには逆らえない。時価会計を採用してくれ」金融庁のお達しがあった。

 その後日本の金融機関は歯を食いしばって耐えてきた。
時価会計こそは世界の潮流だ。なにしろアメリカの金融機関はこの時価会計のおかげで投資家に適切な情報を提供して信頼を得ている。我々もアメリカの金融機関のようにならなければならない」実にけなげだった。

 ところがアメリカではサブプライムローンでアメリカの金融機関がバッタバッタと倒産し始めるとSECは掌を返したように、時価会計の一部凍結を検討すると言う
金融市場の信用収縮で取引が成立しにくくなっている証券化商品に対する時価会計の適用を一時凍結する

 なんてことはない、サブプライム商品は取得原価でいいと言っているわけだ。
こんなご都合主義が通っていいのだろうか。
透明性の原則が不透明じゃないか」皮肉の一つも言いたくなる。


 そして今その同じSECが「サブプライム商品はなぜか取得原価の価値がある。なぜならSECが価値ありと言っているからだ」と言う。

会計基準の世界標準なんて信じるほうが馬鹿だ。すべてアメリカの都合によってどのようにも変るのだ」これがアメリカの本音らしい。

 考えてみれば会計基準取得原価であろうと時価会計で有ろうと、それ自体は中立的なものであり、どちらかが選りすぐれていると大声で主張するほどの差はない。
大事なことは一方の原則を採用したら、継続してその原則を採用していくことのほうが大事で、その時の経済状況で両者を使い分けるほうがおかしい。

 余りにもばかばかしく、90年代の終わりから2000年の初めにかけて吹き荒れた時価会計の嵐は一体なんだったのだろうかと、しみじみ思ってしまった。


(注)写真は近くの調節池の朝霧の写真です。

 

 

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(20.11.8) 小学校のパソコン教育 その2

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 私は近くの小学校でパソコンの特別講師をしており、最近は週3回程度小学校に出向いていって教えている。現在までのところ教えている学年は1年生から4年生までだが、下期には5,6年生も教えてほしいと言われているので、全学年を見ることになりそうだ。

 パソコンの授業は私としてはとても楽しく張り切ってやっているのだが、それでも時々落ち込んでしまうこともある。難しい子がいるのだ。
小学校の先生をしてみて一番タフな仕事は教えることよりも難しい子の相手をすることだと言うことが分かった。

 ほとんどの子供は素直でかわいらしくて孫みたいなものだが、それでも学年で何人かは扱いに苦労する子がいる。授業中に教室を走り回ったり、パソコンがうまく動かないとパソコンの操作卓をたたいて壊そうとしたりする子がいるのだ。

 先日はパニックに陥ってパソコン机の下を足で蹴飛ばし始めた子がいた。ドンドンとひどい音が出ている。ここにはパソコンの配線がわんさかとまとめられているのでビックリした。
担任の先生が「壊れたら山崎先生ぐらいしか修理できないのですよ。そんなことをしてはいけません」と強く注意したが、配線が切れたら私でも対応が無理だ。
一方注意された子は「ぼくじゃないよ」とうそぶいていた。

 本当はそうした子供をマンツーマンで教えればパニックには陥らないのだが、そうすると他の子供達の授業が出来なくなってしまう。
どうしたらいいのだろうか」頭を抱える。

 最近は1日4時間ぐらい生徒の指導をすることがあり、そうした日はすっかり疲れ果てて家で寝込んでしまった。疲れると気持ちがすっかりブルーになる。
あのワンパクにどう対処しようか。悶々・・・・・・

 しかし疲れているときは何も考えず、決心しないのが生活の知恵だ。
寝て元気になれば、また考えが変る
私も十分に年を取ってきたので、自分の気持ちをコントロールすることがうまくなった。

 いつものように8時から寝たら翌日はすっかり元気になった。
あのかわいい生徒達に今日は何を教えようか」様変わりだ。

 5,6年生まで教えるとなると,プレゼンテーション、表計算初歩、ホームページ基礎程度は教えなくてはなるまい。
山崎先生も忙しいのだ。

「亀ゴン、パソコン先生もなかなか大変なのだぞ
昨日は『クソガキ』なんて言っていましたが、今日は元気ですね

寝れば誰でも元気になるんだ。最近は生徒のパソコン技術があがったといって喜ばれているんだ。1年生の先生から『授業では引き算をさせても嫌がるのに、パソコンだととても楽しくするのですよ』と言われたんだ
きっと、子供は身体を動かしながら学ぶのが楽しいのですよ。頭だけで理解するのは難しいものです。
先生は時々気落ちしているみたいですが、深刻に考えないで、気楽にやってください

 

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(20.11.7) オバマ大統領のチェンジが始まる

200801090911301  2008年のアメリカ大統領選挙は一般の予想をはるかに上回るオバマ氏の圧勝で終わった。事前の世論調査でオバマ氏は10%程度のリードを保っていたが、投票結果もほぼ同様の結果となったのは、64%(従来は50~55%と言う高い投票率に支えられたものといえる。

 実は今回の選挙はアメリカ人にとって非常に大きな岐路選択の選挙だった。
マケイン氏を支持することはブッシュ政権の継続を意味し、戦争と経済破綻の道につながるが、一方オバマ氏を支持することは敗戦と経済再建を意味するからだ。

 オバマ氏は「イラクから16ヶ月以内に撤退する」と表明しているが、16ヶ月でイラクが安定政権になることはありえない。そのような状況でアメリカ軍が撤退すると言うことは、アメリカのベトナムに次ぐ2回目の敗北を意味する。
しかし、それでもいい。もう疲れた。イラク人のことはイラク人に任せて、アメリカは世界の警察官を降りる」

 これは単にイラクだけでなく、アフガン、北朝鮮等従来アメリカがかかわってきたあらゆる戦場からの撤退を意味する。撤退戦が一旦始まれば、全ての戦場から撤退することになるのは世の常だ。
アメリカは19世紀のモンロー主義の時代に逆戻りし、世界の舞台から降りる決心をした。
それがオバマ氏の外交政策だ。

 したがって日本は日米同盟が実質的に終了することを見越して、普通の国家として自立する覚悟が必要になる。オバマ大統領のアジア政策は中国と日本の等距離外交になり、中国問題ではアメリカの支持は全く期待できなくなるからだ。
日米同盟が最も重要な同盟関係」だった時代は終わろうとしている。

 一方経済については、特に大型の財政支出を伴った大きな政府が実現するだろう。緊急の課題は青息吐息の金融機関の救済と、ビックスリーを初めとする実体経済の救済だ。
アメリカはこうした資金を赤字国債を発行してまかなうことになるから、傾向的にドル安円高が進むことになりそうだ。

 さらにオバマ氏医療保険の改革を唱えており、日本のように全アメリカ人が加入する保険制度の創設を公約とした(現状はそれぞれが自分の経済状況と相談して民間会社と保険契約を結んでいる)。
これはアメリカ国民としては僥倖だが、日本の医療制度がそうであるように莫大な金額の国庫負担が必要になる。
ここでも赤字国債の増発が必要になりそうだ。

 こうした赤字国債の販売先は世界に2国しかない。日本と中国だ。
国債の暴落がいやなら、もっと国債を買え

 日本は自主防衛の資金手当てのほかに、大量に発行する赤字国債を売りつけられることで、青息吐息になりそうだ。アメリカ国債は利回りはともかく将来的にはドル安が避けられないのでとどまるところなく減価してしまう。

 この点は中国も同様で、世界最大の債権国としてはドルが紙くずになることは耐えられないだろう。しかも両国が買い支えるとしても限界がありそうで、いずれはアメリカ国債とドルの暴落を予想しておかなくてはならない。

 オバマ新大統領のチェンジとは、結局戦争の停止と大きな政府の実現、その結果としてのアメリカ国債の増発と、それを購入させられる日本と中国のがまんくらべになりそうだ

 

 

 

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(20.11.6) 音楽著作権はいかにして保護されるのだろうか 小室哲哉氏の事例

20081103k0000e040027000p_size51    4日に小室哲哉氏が逮捕された事件は、アメリカの大統領選挙結果と同じ程度のニュースバリューで報道合戦がされている。
私などは小室哲哉氏と聞いて、著名な評論家の小室直樹氏と間違えてしまうほど芸能音痴なのだが、さすがに安室奈美恵の作詞・作曲を手がけてレコード大賞をとらせたと聞けば、ようやくイメージがわく。

ああ、あのレコード大賞を取って、紅白歌合戦のおおとりを任せられて、泣いて歌っていた安室某の作詞・作曲家か

 私の知識は非常におぼつかないものだが、平成7年から10年にかけ、レコード大賞を4年連続でとり年収20億円だったそうだから、日本を代表する才能の一人であったことは間違いない。
なにか音楽界のイチローのような感じだ。

 この小室哲哉氏音楽著作権の譲渡で、5億円の詐欺容疑で逮捕されたのだが、報道を見る限りとても不思議な気がした。
音楽著作権はどのように保護され、譲渡されるのか」と言う問題についてである。

 ようやく分かったのは「音楽著作権と言うものは株や債券や不動産のように市場で流通することはほとんどないらしい」と言うことだ。

 作曲家や作詞家は自身の音楽著作権を、契約先の音楽出版社に譲渡する。
② 音楽出版社はこの音楽著作権を日本音楽著作権協会に預け、著作権使用料の徴収を委託する。
③ 日本音楽著作権協会は徴収した著作権料(印税)を音楽出版社に支払い、さらにその一部が作曲家や作詞家に印税として支払われる

 これがほとんどのケースであり、したがって作詞・作曲家の小室哲哉氏が音楽著作権を所持しそれを譲渡するようなことは常識的にはありえない
もっとも音楽著作権の市場性の確保と所有者の権利を保護するために、文化庁に登録すると言う仕組みがあるのだが、実態が上記のようだったためにほとんど利用されていないと言う。
市場性がないんだから登録したって何の意味もない

 小室哲哉氏はこのような音楽業界の実情に無知な投資家A氏から5億円を詐取したのだが、その手口が「文化庁への登録」の仕組みの悪用だった。

 音楽出版社が文化庁に登録しないことをいいことに、自身の企画会社との間で譲渡契約を結び、主要なヒット曲34曲を文化庁に登録した。
これで法律上はこの34曲は自身の企画会社の所有物になる。
なぜか806曲全ての登録でないが、34曲以外は全く商品価値がなかったからだろう。

 今回の音楽著作権の詐欺事件は、文化庁への登録で投資者を信用させ5億円を詐取したものだ。小室哲哉氏は音楽だけでなく、詐欺の才能もなかなかのものだと感心してしまった

 ただし企業家としての才能は全くダメで、百億円近くをかけて香港に設立したといわれる会社はまたたくまに倒産した。その原因は中国市場での偽ブランド品の横行に対処できなかったからだ
人気のCDをいくら販売しようとしても、すぐに海賊版が出て純正品は全く売れないのだが、こうした中国市場の常識を知らなかったのは、企業家として不覚だったとしかいいようがない。

 音楽著作権が曲がりなりにも保護さえているのはアジアでは日本だけで、中国や東南アジアではコピー製品こそが商品になっている。小室哲哉氏は余りに中国でひどい目にあったので、日本で意趣返しをしようとして墓穴を掘ったと言うのが今回の事件の真相のようだ。
散々中国でだまされたんだ。俺だって人をだまして何が悪い

 日下公人氏が、「中国と取引すると人品が卑しくなる」と言っていたがそのとおりの結果になってしまった。

(注)写真は毎日JPに掲載されていた映像です。

 

 


 

 

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(20.11.5) おゆみ野に何が起こっているのだろうか

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 最近のおゆみ野地区の動向は今一つはっきりしない。四季の道を毎日チェックしている限りは、悪質な器物の破壊はなくなったが、一方で公園等に無造作に捨てられるゴミの量が増えている。

 昨日はカモシカ姉さんから信じられないような話を聞いた。
都川の調節池の周りを早朝JOGをしていたら、前方の道に大きな犬が2匹と、その犬の所有者らしい人がいたのだそうだ。
幅が3M程度の道幅なので「ちょっとやだな」と思いつつ近づいてみると、中学生か高校生ぐらいの男子1名、女子2名が道に毛布みたいなものをかぶって寝ていたのだそうだ。女性の髪の毛が金髪だったため遠くから見ると犬に見えたのだと言う。

じろじろ見て因縁つけられたらやなので、わざと視線をそらせたんだけど、地面の上に寝てるのよ
おそらくかなり寒かったはずだが、そういえば私も昨年そばら公園で中学生が寝袋で寝ていたのを目撃している。

 こうした少年や少女が寝ていた場所の周りには、ゴミ屑が無造作に捨てられているのが普通で、またちょっと間違えば犯罪に巻き込まれる可能性が非常に高い。犯罪予備軍と言ってよい子供達だ。

 「路上生活者の少年、少女か。まずいな」と思っていたら、F姉さんからイオンFCの横にあるどうのうしろ公園が最近若者達のたまり場になっているとの情報をいただいた。コンドームもしばしば見かけると言うのだ。
以下はF姉さんの情報である。

山崎さま

本日(11月4日)もどうのうしろ公園に行ったところ、ひどい状態でした。
31日は菓子ゴミとアルコールビンが5・6本分砕けてあぶない状態でしたが、公園管理事務所に連絡したので、これは片付けられていたのですが・・・。

今日(11月4日)は遊具への落書、カラースプレーが3本落ちていて、改造の後などがみられないので、ほとんが遊具(タイヤにも黒で吹きつけ)へのいたずら目的のような印象です。

ポテトチップス、おつまみでゴミが3袋(買い物袋)
ビール(金麦)や酎ハイの缶のゴミが2袋
またしてもアルコールビンが割られたもの2本分
カラースプレー3本とライターをまとめると7袋分のゴミです。
補導センターに連絡して巡回対象の強化もし、今日の連絡会で警察にも情報提供はしていると思います。

公園管理事務所にも連絡してあるので、まとめたゴミ(カラースプレーも)回収し、状態の確認にくるとは思います。


去年のような暴走族がらみのものではなさそうですが、不純異性交遊なども見られる公園も多いので地域情報として流していただけたら幸いです。

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(20.11.4) おゆみ野の森のキャンプ実験隊 その2

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 先日(1日)おゆみ野の森で第2回目のキャンプ実験隊が実施された。約40名程度のお父さんやお母さん、それに子供達が集まったが、ほとんどの家族が顔なじみだ。

 今回は初めてこの森で宿泊体験をした人がいた。新都市ライフのUさんで、自宅が埼玉県にあり夜遅くなると帰宅の便がなくなる。
この森には雉や野うさぎ、それにもしかしたらリスもいると思われるから、さぞや夜中のおゆみ野の森はにぎやかだったのではなかろうか。
一度Uさんに聞いてみたいものだ。

 今回の食事メニュウは前回とおなじく豪華で、ニワトリの丸焼き、スイトン、バームクーヘン、焼き芋、バーベキュウーと私などはすぐに腹いっぱいになってしまった。
会費制なのだが800円といたって安く、どうしてこんなに安価なのか不思議なくらいだ。もしかしたら新都市ライフさんが浄財を寄付してくれているのかもしれない。

 今回のニワトリの丸焼きのために3羽のニワトリが用意されていた。入手するのにかなり苦労したらしい。それをYさんNさんたちと、悪戦苦闘しながら足や羽をタコ糸でしばったり、お尻から2m程度の竹を差し込んだが、なかなか刺さらない。
この作業はどうも男衆の力がいるみたいで、私が渾身の力をこめて竹をねじ込んだらようやく刺しこめた。

 昔、鬼畜米英に対抗するため銃後の女性が竹やりの訓練をしていたのだが、よほどの豪腕でないととても竹やりで人間を刺すのは無理なことを追体験してしまった。

 またニワトリを丸焼きにするため余計な首を切り落とそうとして、Yさんが何回も包丁で切ろうとしたが、骨が邪魔して切れない。
ニワトリでも首を切るのにこんなに苦労するのだから、人間をバラバラにするのは並大抵のことじゃなさそうねYさんがかつて住んでいた福岡で、そうした事件があったそうだ。

 子供たちは穴を掘ったところにマキや落ち葉を入れて焼き芋つくりを懸命にしていた。この日はかなり風が強かったため、穴で落ち葉を燃やさないと飛び火しそうだったからだ。
バームクーヘンは竹に銀紙を巻きつけ、その上に素材を貼り付けては少しずつ焼くのだが、これもなかなか面白そうな作業だった。

 私はFお父さんたちと、鶏の丸焼きにも挑戦してみたが、中まで焼けるのにはずいぶんと時間がかかる。子供たちが鶏肉を食べたがったので、ちょうど豚の丸焼きのようにナイフで焼けた場所を切って与えることにした。全部焼きあがるには2時間程度かかりそうだ。

 市民ネットの福谷さんがハンドベルのセットを持ってきて、子供達と演奏会を始めた。それぞれのハンドベルにド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの音が割り当てられていて、私も参加してみたがそこそこの演奏ができるのには驚いた。

 毎回毎回新たな試みをするので、私も子供のように楽しませてもらえる。このような活動のノウハウがだんだんと身につき始めた。まさに実験隊だ。

写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/20121?authkey=ICAeMjuxMIA#

(注)新都市ライフのOさんから新都市ライフの浄財についての回答をいただいた。
ブログ文中に、新都市ライフの浄財?とありましたが、第1回実験の打合せ時「会費制でやろう!」との提案、合意をいただき、それに基づいて実験隊の食材等については、なんら提供もさせていただいていません。当日集めたみなさんの会費でまかなっています。

取り寄せた鶏3羽の代金も会費より返却いただきました。
(1羽3㎏の九州佐賀産大型田舎鶏、3羽で\5670(送料込)でした)
800円で不思議?
ということについては、そうですね、いつものようにNさんが、さつま芋、紫いも、野菜にお米等をまとめて低廉な価格で提供いただきました

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(20.11.3) 成田POPラン奮闘記 もうハーフも走れないのか

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 ほとんど毎年のように出場している成田POPランに今年も行ってきた。この日(2日)はほぼ快晴で、気温も20度程度とほぼベストコンディッションだったが、私のパフォーマンスは最低だった。

 この5月川の道252km以降、坐骨神経痛が痛み、ほぼ9月まではほとんど走ることを止めていた。10月に入りさすがに若干は準備をしなければならないと思い、ちはら台走友会のサンライズマラソンに参加したりして、月間で120km程度走ったが、この程度ではすぐに化けの皮がはがれてしまう。

 最初の10kmまではそれでも5km26分のペースで進んでいたのだが、10kmを越えたあたりから急に足が重くなり、次々にランナーに抜かされてしまう。レースをしたことがある人はよく知っているのだが、抜かされることはあっても抜かすことがなくなると、気分が完全に落ち込んでくる。
ああー、今日はダメだ。早くゴールにならないかな」気持ちがブルーなってしまう。

 15kmを過ぎた頃からは、坂道を登れなくなった。この成田POPランは、スタート地点の陸上競技場から田園地帯に一気に降りて、最後は降りた分だけ登らなくてはならない。標高差は50m程度ありそうだ。
坂道でグダグダと歩いていたら、四季の道の女性ランナーOさんに追い抜かされた。Oさんは今回始めてのレースだがなかなか快調だ。いつも四季の道2周、颯爽と走っているがその成果が現れている。

 何度も歩きを入れながらようやっとのことでゴールした時は完全に疲れきってしまい、芝生でしばらく寝てしまった。
かつてはゴールしてもまだ余裕十分で、遅く入ってくるランナーを見ながら「何でこんなに遅いのだろう」なんて思って見ていたが、今はわが身だ。

 ゴール地点で成績表を渡されるのだが、見ると60歳以上の男子177名中108位で、2時間3分11秒だった
昨年までのフルマラソンの中間地点のタイムより悪いのか」ため息が出た。

 しかし人間こうして年をとり、現実に向かい合っていくのかもしれない。走れただけでも幸運とすべきなのだろう。

 帰りにこれも四季の道のランナーWさんに会った。Wさんはそこそこのタイムで走っていた。
山崎さんはどうでした」聞かれたが、思わず口ごもってすぐに回答できなかった。
えー、あのー、散々でね。えー、やはり年だね。えーと、3分、2時間3分だった」回答するのにこんなに時間がかかったのは初めてだ。
達観してあっさりと答えられるようになりたいものだ。

(注)写真はゴール直後に後続ランナーを写したもの


今回の成田POPランの写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/Pop20122?authkey=QWp-gs_7P7I#

 

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(20.11.2) 麻生総理は希代の強運児だ

08351f392eac43bb822cf2990aaf06721  麻生首相は本当に強運な首相だと思う。福田前首相公明党に寝首をかかれ無念の退陣を余儀なくされたが、100年に1度の金融恐慌を追い風に、公明党の解散戦術を封じてしまった。

 自民党にはどうしても解散できない理由がある。今選挙を行なえば過半数割れは確実で、場合によっては民主党が小泉郵政選挙の逆バージョンで3分の2をとるかもしれない。

 確実に負ける選挙など誰もしたくないもので、総選挙に打って出るとは自殺をすることと同義語だ。それでも11月末の総選挙が実施されるとマスコミが報じていたのは、自民党のかく乱戦術が功を奏したからである。

 細田幹事長はじめ、自民党の重鎮がいづれも11月選挙に言及していたが、これは民主党を欺いて新テロ対策法案を通過させるための高等戦術であることはすでに述べた。
自民党に神風が吹いている」参照(リンクが張ってあります

 これにひっかかって民主党は衆議院ではあっさりと新テロ対策法案を通過させたが、さすがに怪しいと気づいた。
わが党は麻生首相にだまされているのではないか

 はっきりと麻生首相のペテンにかけられたことが分かったのは、首相が30日追加経済対策を発表した時である。この記者会見で年内の衆議院解散はしないことを明確に述べた。
今は政局より景気対策である
民主党は参議院での新テロ対策法案の審議を、一転慎重審議に変更したが、首尾一貫性のないことこの上ない。

 民主党以上にだまされたのは公明党である。麻生首相は公明党にも11月30日投票の日程を伝えていた。
公明党がこの時期の選挙日程を望んだのは来年の夏に行なわれる都議会選挙とのバッティングを避けようとしたからだ。
両方の選挙に党員や支持者を動員する余力はない
このあたりは公明党独特の選挙運動の方式に関連している。

 麻生首相から総選挙の延期を伝えられた公明党の太田代表は「了承したといえば、了承したと言うことだ」とコメントしたが、無念さがにじみ出ていた。
今までの選挙協力をどう考えてるんだ」本心は歯軋りする思いだろう。

 麻生首相としては「2兆円の特別減税を飲むから、衆議院解散は先延ばしを了承してくれ」と説得したようだが、まさに「してやったり」と言うところだ。
2兆円で政権が伸びれば安いものだ

 麻生首相の本音はなんとしても来年9月の衆議院の任期までは解散しないと言うものだ。

来年9月まで持てば、俺も安倍さんや福田さんと同じように1年は政権を担当したことになる。そうすれば選挙管理内閣と言う汚名をきせられないし、うまくいけば民主党が自分で転んでくれるかもしれない。
なにしろ政治は一寸先は闇の世界だ


 世界中が金融恐慌で大騒ぎになったので、本当は世界で一番安定している日本の経済状況を騒ぎ立てて、追加経済対策まで策定した。
これを通さないと日本が沈没する」脅しをかけている。
公明党は泣く泣くついてきたので、衆議院での再可決の体制が整い、何でも法案が通りそうだ。

 逆風を追い風にしてしまうところは、オリンピックのヨット選手のようだ。ホテルのラウンジで食事を取りながら、きっとほくそ笑んでいることだろう。
金融恐慌が続く限り、俺の政権は安泰だ

 麻生総理は本当に強運の人だと思う。

 

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(20.11.1) アメリカ大統領選挙の行方 日高義樹氏はなぜマケインが勝つというのだろうか

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  アメリカの大統領選挙11月4日の投票日まで数日にせまって来た。この段階での世論調査の結果は圧倒的にオバマ氏が優位で、支持率で10%程度の優位を保っている。

 アメリカの選挙分析機関クック・ポリティカル・レポートによるとオバマ陣営は、28日現在で基礎票とあわせると選挙人は過半数の270人をはるかに越え、286人の選挙人を確保したと言う。
もう選挙は決まったようなものじゃないか」私などはオバマ氏が優位だと素直に思っているのだが、信じられないことにアメリカ分析の第一人者、ハドソン研究所主席研究員の日高義樹氏は、マケインが勝つという。

 私は日高義樹氏のファンで日高氏の「ワシントン・レポート」(東京12チャネル)はほとんど見ているし、日高氏が書いた評論は余すことなくチェックしている。その日高氏の言葉だけに気になるのだ。

 日高氏Voice11月号に「強さを捨てたアメリカ人」と言う論文を寄稿し、その中で次のように述べている。
アメリカのマスコミは大統領選挙についてまだ予想を差し控えているが、私はビックリするような大差でジョン・マケインが勝つだろうと見ている

 日高氏がマケインが勝つ理由として以下の3点をあげている。
① アメリカ最大の宗教勢力バブチスト派グループがマケインを応援している。
 カソリックで中流の労働者が従来はヒラリー・クリントンを支持してきたが、今回はマケインについた。
 白人の女性グループがサラ・ペイリン副大統領候補に期待をかけている。

こうして大きな勢力が3つもマケイン陣営についた結果、・・・・・大統領選挙の帰趨を決める8つの州で、・・・・・勝つ態勢を整えた」という。

 また日高氏は従来からアメリカ選挙制度の特殊性について述べており「中西部の保守的な州の選挙人の数が、都市部の進歩的な州の選挙人より手厚く配置されていること」および「大統領選挙の投票率は50%前後と高くなく、組織票に有利なこと」をあげている。

 つまりいくら世論調査でオバマ氏が優位であっても、実際に選挙に行くのは熱心な共和党の宗教団体だからマケイン氏が勝つ、と言うわけだ。

うぅーん、本当だろうか」唸ってしまった。私はどう見てもオバマ氏が勝つと思っているのだが、これはどうやら投票率に左右されると言うことのようだ。
従来のように有権者の50%程度の投票率では、2000年の選挙でブッシュゴアを破ったように、マケイン氏が勝つこともあるが、一方投票率が上がればオバマ氏が勝つということではなかろうか。

 今回の投票率はオバマ陣営の懸命な勧誘策が功を奏して、かなり上がるのではないかと私は見ている。
もし有権者の55%以上の投票率になれば間違いなくオバマ氏の勝利、50%以下ではマケイン氏の勝利、50~55%の間ではどちらかと言うとオバマ氏が有利になるのではなかろうかというのが私の予想だ。

(注) アメリカでは住民登録制度がないため、一般選挙をするためには有権者登録をしなければならない。したがって両陣営は盛んに有権者登録をするように訴えている。

 最近の選挙では登録者の65%前後が投票しているが、有権者に対する比率では50%前後になっている。

 

 

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