(20.11.3) 成田POPラン奮闘記 もうハーフも走れないのか
ほとんど毎年のように出場している成田POPランに今年も行ってきた。この日(2日)はほぼ快晴で、気温も20度程度とほぼベストコンディッションだったが、私のパフォーマンスは最低だった。
この5月の川の道252km以降、坐骨神経痛が痛み、ほぼ9月まではほとんど走ることを止めていた。10月に入りさすがに若干は準備をしなければならないと思い、ちはら台走友会のサンライズマラソンに参加したりして、月間で120km程度走ったが、この程度ではすぐに化けの皮がはがれてしまう。
最初の10kmまではそれでも5km、26分のペースで進んでいたのだが、10kmを越えたあたりから急に足が重くなり、次々にランナーに抜かされてしまう。レースをしたことがある人はよく知っているのだが、抜かされることはあっても抜かすことがなくなると、気分が完全に落ち込んでくる。
「ああー、今日はダメだ。早くゴールにならないかな」気持ちがブルーなってしまう。
15kmを過ぎた頃からは、坂道を登れなくなった。この成田POPランは、スタート地点の陸上競技場から田園地帯に一気に降りて、最後は降りた分だけ登らなくてはならない。標高差は50m程度ありそうだ。
坂道でグダグダと歩いていたら、四季の道の女性ランナーOさんに追い抜かされた。Oさんは今回始めてのレースだがなかなか快調だ。いつも四季の道を2周、颯爽と走っているがその成果が現れている。
何度も歩きを入れながらようやっとのことでゴールした時は完全に疲れきってしまい、芝生でしばらく寝てしまった。
かつてはゴールしてもまだ余裕十分で、遅く入ってくるランナーを見ながら「何でこんなに遅いのだろう」なんて思って見ていたが、今はわが身だ。
ゴール地点で成績表を渡されるのだが、見ると60歳以上の男子177名中108位で、2時間3分11秒だった。
「昨年までのフルマラソンの中間地点のタイムより悪いのか」ため息が出た。
しかし人間こうして年をとり、現実に向かい合っていくのかもしれない。走れただけでも幸運とすべきなのだろう。
帰りにこれも四季の道のランナーWさんに会った。Wさんはそこそこのタイムで走っていた。
「山崎さんはどうでした」聞かれたが、思わず口ごもってすぐに回答できなかった。
「えー、あのー、散々でね。えー、やはり年だね。えーと、3分、2時間3分だった」回答するのにこんなに時間がかかったのは初めてだ。
達観してあっさりと答えられるようになりたいものだ。
(注)写真はゴール直後に後続ランナーを写したもの。
今回の成田POPランの写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/Pop20122?authkey=QWp-gs_7P7I#
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コメント
5kmなら26分でいけるんですね。
長柄駅伝の5区3.8km、よろしくお願いします。
(山崎) この程度の走力ですが、参加させてください。一度長柄駅伝に出たいと思っておりました。
投稿: 走友会Y会長 | 2008年11月 3日 (月) 23時33分
年のせいではないですよー!
腰痛を持ちながらのマラソン、かばうところあれば本調子で走れないのが普通だと思われます…
距離は違えど、学生時代に走っていた時の心の動きを思いだして、抜かされて行く時の心境が他人事に思えませんでした。
萎えますよねー…↓↓
なによりも、今日も腰が砕けることなくご無事にご帰還されたことを喜んでいますo(*^▽^*)o
前向きに、前向きに…☆
(山崎)ありがとう。そのように考えます。
投稿: 大和撫子 | 2008年11月 3日 (月) 18時34分