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(20.11.29) 北朝鮮の政変は近い 張成沢政権の誕生か 

Images7  金正日総書記の病状悪化は本物らしい。最近までは合成写真やしばらく前の写真を掲載することによって何とか体裁をつくろっていたが、かなり確実な情報が北京筋の情報として流れ出した。

 それによると8月に脳梗塞で倒れた金総書記をフランスと中国の医師団が手術をし、その後回復基調にあったが、再び10月末に倒れ、今度はほとんど回復は難しい状態になっていると言う。

 そうしたことをうかがわせる状況証拠が最近多くなっている。たとえば山崎拓前自民党副総裁が北朝鮮から招待を受け本年度中に訪朝する予定でいたが、急遽北朝鮮から訪問をキャンセルされた。また軍事境界線の南北の往来を急に3分の1に制限されたり、金剛山観光の韓国要員を現状から半数に制限され始めた。
全ては金総書記に一大事が起こった時の対応と思われる。

 北京筋の情報では、現在は序列第二位金総書記の妹の亭主である、張成沢朝鮮労働党部長がほとんどすべての実務を取り仕切っているといわれている。
張成沢氏レーニンが脳卒中で倒れた時のスターリンと同じ立場にいるわけだ。

 金総書記が死亡した場合は、金王朝を継続するために表面的には金総書記の3人の息子の一人が形式的元首になるとしても、張成沢氏が北朝鮮の実権を握ることが確実のようだ。

 問題は張成沢氏が指導するであろう北朝鮮がどのような外交政策を採るかに絞られてきた。金正日総書記がとってきたこわもてのせとぎわ政策か、中国の鄧小平を真似た開放政策かということになる。

 疲弊しきった北朝鮮経済を立て直すため、張成沢氏がとれる選択肢は二つある。ひとつは韓国に援助を求めること、もう一つは中国に援助をもとめることである。
前者は東西ドイツの統一と同じだが、実際にこの方法を選択することは不可能と思われる。

 東西ドイツが統一した時はGDPは3対1と言われていたが、ふたを開けてみればインフラがほとんど崩壊していたため、西ドイツは東ドイツの援助に多大な資金をつぎ込み、その結果ドイツは15年余りも経済が停滞してしまった。

 現在の北朝鮮韓国とのGDPは10対1と言われているが、実際は北朝鮮には資源以外は何もなく、世界でも有数の最貧国であり、韓国の経済ではとても北朝鮮を韓国並みの生活水準に引き上げられそうもない。
しかもこの方法では北朝鮮国内の民主化が進むため、朝鮮労働党が崩壊してしまい張成沢氏自身の生存すら危うくなる。

 現状で張成沢氏をはじめとする労働党幹部が出来る選択は、北朝鮮の鉱物資源(石炭、鉄鉱石、タングステン等)を担保に中国に取り入り、自らは中国の衛星国として朝鮮労働党を生き延びさせることだけだ。
そして朝鮮労働党の指導の下に中国並みの開放政策を採るのが、最も現実的で自らの権力保持にも役立つことにもなる。
わが国は元々貧しいのだから、中国の植民地になるほうがマシだ

 だから近い将来北朝鮮は現在のチベットウイグルと同じような立場に成るだろう。
一方韓国は中国と日本の狭間で揺れ動くことになり、これは朝鮮をめぐる主導権争いで中国と日本が対立した日清戦争前の国際関係と同じだから、日本にとってもかなり厄介な国際情勢だといえそうだ。


 

 

 

 

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