(20.10.12) 坐骨神経痛 その4
何とかならないものだろうかと真剣に考え込んでしまった。坐骨神経痛のことである。私はここ数年来坐骨神経痛に悩まされている。
坐骨神経痛になった原因は明確で、超長距離走をしすぎたせいだ。
特にトランスエゾ1100kmに出場した後、この症状がきつくなった。トランスエゾ1100kmとは、毎日80km前後の距離を2週間走り続ける競技である。
今年に入ってから帝京市原接骨院で身体を揉みほぐしてもらっており、直後は身体が大変柔らかくなるのだが、少し休むと硬い元の身体に戻ってしまう。
マラソンそのものは5月の川の道252kmを最後に止めてもっぱら自転車に乗っていたのだが、11月から小学生のマラソンの指導をしなければならない。意を決して10月に入って休んでいたマラソンの練習を再開した。
「いくらなんでも指導者が走れなくては示しがつかない」
四季の道を1周しているのだが、10日目頃からまた極端に腰が痛むようになってきた。
「まずいな、これじゃ、指導どころではないじゃないか」
接骨院の治療は一種の対処療法で、痛みを和らげることは出きるが、完全に痛みをとることは出来ない。根本治療のためにはやはり手術になりそうだ。
前にヘルニアの手術をした人の経験談を聞いたことがある。それによるとその人は約3ヶ月程度入院していたと言う。
「この年で3ヶ月も入院したら、身体が完全に老人になってしまう」
先日からGoogleで坐骨神経痛の手術の情報を検索し始めた。どうやら3ヶ月と言うのはかなり昔の手術だったようで、最近の手術は日帰りから3週間程度の間に有ることが分かった。
最も最新の手術方法はレーザー治療で、レーザーでもって飛び出してしまった髄核を椎間板内に引き戻す治療だと言う。
施術時間は15分から30分位で全く痛みがないのだが、保険対象外で費用が20万~60万(病院によって費用が異なる)かかるのと、再発がしやすいのが弱点とされる。
医者の間では「まあ、金儲けの道具ですよ」と言うのが一般的な評価だそうだ。
最も伝統的でどこでも行なわれている手術はLOVE法と呼ばれるもので、通常坐骨神経痛の手術と言えばこの方法を指すらしく、保険対象である。
背中側を5~6cm程度切開して、腰椎の一部を削り、脊髄神経を圧迫しているはみ出たヘルニアを切り取る手術である。目視下で行なうため、最も確実な手術と言われているが、欠点は入院期間が長く1~3週間程度かかることと、傷跡が大きいことである。
「3週間も入院していたらブログも書けないし、傷も痛そうだ」唸ってしまった。
このLOVE法をマイクロ顕微鏡を使用してする手術(MD法)もあり、これだと傷口をLOVE法の半分以下にすることが出来、患者の肉体的負担は小さい。ただしマイクロ顕微鏡を操作するため、もっぱら医者の腕が問題になる。
「経験の少ない医者にかかると、再手術が必要になりますよ」と言われており、手術例が多い病院を選ぶ必要がある。入院は1週間程度で、保険対象だ。
私にとって好ましい手術の条件は、① 保険対象で ②入院期間が短く、③傷が小さいことだから、どう見ても上記の中ではMD法が一番なのだが、それでもいま一つ決心がつかない。
「手術をしたら本当に痛みがなくなるのだろうか? それにマラソンを再開できるだろうか?」 そうした心配がどうしても残る。
現状は立ちっぱなしでいたり、走ったり、歩いたりしたら痛むが、それ以外のときは特に支障がないので、すぐに結論を出すことは止めた。
「仕方ない、小学生のマラソンの指導はだましだましして、走るのは一緒に指導してくれるWさんに依頼しよう」
しばらく坐骨神経痛の手術について研究することにした。
(お願い)坐骨神経痛の手術について有用な情報をお持ちの方がおられましたら、教えてください。
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