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(20.9.5) 大相撲の大麻汚染はどこまで拡大するか

 大相撲は果たして生き残ることができるのだろうか。そうした心配をしなければならないほど、ことは切羽詰っている。
日本相撲協会若ノ鵬の逮捕を受け、身の潔白を証明する意味でこの9月2日に抜き打ちの尿検査を行なった。

これで、大相撲が大麻に汚染されていないことが分かるはずだ
当初は再発防止委員会の伊勢ノ海理事は自信満々だった。
検査は日本アンチドーピング機構の専門員で、慶応大学スポーツ医学研究所大西祥平教授の指導の下に行なわれた。
内容は簡易検査である。

 チッコを10cm四方の容器にたらして陽性か陰性かが分かる
結果は露鵬白露山のチッコから陽性反応が出た。再度やり直しをしたがやっぱり陽性だ。露鵬3回やったがいずれも陽性だった。
大西祥平教授再発防止委員会のメンバーは頭を抱えた。あれこれ思案したが結局警視庁に届け出て、再度詳細な検査をしてもらうことになった。

 露鵬白露山は事情徴収のためパトカーに乗せられ、相撲協会は大騒ぎだ。詰め掛けた記者に大西祥平教授が説明をした。
ここ2~3日前まで大麻を使用していないと陽性反応は出ない

 白露山北の湖部屋の力士だ。北の湖理事長は言葉を失いしどろもどろになった。おそらく頭が真っ白だったのだろう。
しかしようやく3日になり、気持ちが落ち着いてきたと見える。

正式な検査の前に、簡易検査の結果を発表した大西教授の対応は力士の権利が侵害されている」と大西教授に噛み付いた。
相撲協会の専属医師なのだから、少しはこっちの立場を考えてくれ」という意味だ。

 おりしも露鵬白露山も「絶対にやってない」と身の潔白を主張したので大西教授が折れた。
抗議は無理もない。露鵬と白露山にプレッシャーをかけたことをお詫びしたい北の湖理事長に謝った。

 当初詳細な分析結果4日に分かることになっていたが、なぜか5日に延長され、さらに8日にならないとわからないと言う。
ドーピング検査に準じた方法をとることで、両力士の権利も担保できるだろう大西教授の談話だ。

 さて、その結果はどうでるだろうか。状況証拠は明らかにだ。
 若ノ鵬、露鵬、白露山は全員がロシア北オセチア出身同郷力士であり(露鵬、白露山は兄弟)、同じレスリングクラブの出身だ。常に一緒にいたといってもよいくらい仲がいい。
北オセチアはロシアの紛争の只中にあり、麻薬類が軍資金確保のためにいとも簡単に栽培されている場所だ。

 若者はタバコ感覚で大麻を吸っており、若ノ鵬北オセチアにいたときから大麻を吸っていたと自供している。

 しかも今回の場合は陽性反応が出た力士は露鵬、白露山だけだ。もし露鵬、白露山以外の力士だったら、私もたまたま陽性反応が出たのだと思うだろう。
だが露鵬、白露山は最も疑われてしかるべき立場にいる力士だ。
誰でも思う「やはりそうか

 ただし簡易検査陽性反応がでただけでは露鵬、白露山が言うように間違いがあることも確かだ。たとえば鎮痛剤等の使用で陽性反応が出ることはある。

 しかしもう一度言おう。簡易検査で引っかかったのは最も疑われている力士で、かつての東ドイツ中国女子水泳選手のような立場の力士だ。

 
 このブログを記載している時には詳細な分析結果は出ていないが、と裁定されれば北の湖理事長の首は勿論、大相撲秋場所の興行も危うくなりそうだ。

 一方であった場合は、可能性として二つ考えられる。本当に白の場合と、大相撲が日本から消えないように温情で白とする場合だ。
明確に白と判定されれば、私も一応それを受け容れなければなるまい。
本心は「今現在は白ということだろう」と思ってもである。

 一方検査結果が灰色に近い白の場合は、はっきり言ってだ。曖昧模糊の解決法は、中国産毒入り餃子事件の解決と同じ手法でいわゆる政治決着というヤツだ。

 はたしてどうなるだろうか。詳細分析結果が待たれるが、私の予想は「分析結果は灰色に近い白になる」だ。それだけが唯一ピンチの相撲協会を救う道だからだ。
しかし当面はそれでしのげても次々に難題が発生してきそうだ。相撲協会が自民党と同様、このままでは存続できないピンチにおちいっていることは確かだからだ。

(20.9.8追加)本日北の海理事長が辞任し、露鵬、白露山は解雇された。6日に詳細な分析結果が出て、いづれも大麻の反応が出たからだ。
私の予想は政治決着がされて、「灰色に近い白」になると思っていたがより厳しい結果になった。
大相撲は露鵬、白露山を解雇することによって、すべての膿を出したかったのだろう

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コメント

我那覇はドーピング検査を受けないまま、点滴を受けた事実により当初”黒”と判定されたのであり、大相撲の件とはまったく経緯が違います。
(その後、その点滴が違反薬物を使用していない純粋な医療行為であること、Jリーグがドーピング規定をまともに作っていなかったことがCASという国際スポーツ裁判所に認められ”白”が確定しました。)

事実を混同して大相撲の件と同列に扱わないで下さい。

(山崎)静脈注射が問題だということを知りませんでした。ご指摘ありがとうございます。なお、我那覇選手に関する記載は削除しました。

投稿: 川崎サポ | 2008年9月 6日 (土) 18時08分

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