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(20.8.24) 大相撲は生き残ることができるのだろうか

 最近の大相撲の不祥事を見ていると、大相撲は生き残るとができるのだろうかと思ってしまう。
朝青龍が仮病をつかってモンゴルでサッカーをしていたため2場所出場停止になり、時津風部屋の若い力士が暴行を受けて死傷し、朝青龍白鵬が土俵上でガンヅケをし、今度は若ノ鵬が大麻を吸って相撲協会から解雇された。

 大相撲は日本の国技と言われて久しく太古から連綿と続いてきて、今後も未来永劫に続くと思われているがそれは誤解だ。
大相撲が本当に国技になったのはここ100年ぐらいの間であり、それまではかなり怪しげな技芸だった。

 江戸時代から江戸と大阪等で相撲は行なわれていたが、力士はほとんど給与はもらえず、一部の人気力士以外は男を売っていたほどである。いわゆる河原者の世界だと思えばいい。

 そのため明治の初期東京府は「裸体禁止令」を出して東京相撲を禁止しようとしたほどだ。
これを救ったのは明治天皇1884年展覧相撲を開催して社会的に相撲を公認した。

 さらに大相撲が本当の意味で国技となったのは1925年に当時摂政宮だった昭和天皇摂政宮賜杯後に天皇杯)賜った時からで、相撲をこよなく愛された昭和天皇がいなかったら、相撲が国技になることはなかっただろう。

 だから大相撲は伝統の上に胡坐(あぐら)をかいていられるほど、過去から連綿と続いてきたわけではない
少しでも油断すると大相撲の人気ががた落ちになるのは当然で、NHKの相撲放送を見る人は年々少なくなり、地方場所では升席ががらがらに空いてしまった。

 私が所属しているクリーンクラブのメンバーのカモシカ姉さんは、正式名がある大相撲の部屋の名前と同じで、今までは「○○部屋と同じ名前です」というとすぐ記憶してもらえたが「最近の若い人は誰も知らない」と困っていた。
私も昔は幕内力士の顔と名前は全て知っていたが、今では上位力士と人気力士の顔と名前しか知らない。

 はっきり行って大相撲は他のサッカーや野球等のプロスポーツからは取り残されており、第一力士の給与は非常に少なく、横綱でも4千万を少し上回るぐらいだ。

 この低い給与を補うのが懸賞金タニマチの制度で、これでは京都の芸子とほとんど同じだ。
こんな古臭い給与体系を我慢できるのは外国の貧しい子弟だけだだろう。

 しかも北の湖理事長相撲協会は大相撲が抱えている問題に対し適切な対応ができていない。

 私は相撲放送が午後6時で終わることが最大のネックだと思っているが、この時間帯を変更する気はないらしい。
これではサラリーマンが相撲を見ることは基本的にはできず、一部の有閑階級しか相撲を楽しめない。
かつてはそれでも企業が升席を買占め、接待として使用していたがそうした接待の風習もなくなった。

 また相撲そのものがプロレスみたいになってきたのを北の湖理事長は止めることもできない。
朝青龍白鵬が土俵でガンヅケをしたのを北の湖理事長白鵬だけをしかり横綱審議委員から処分の見直しをさせられたが、今回の若ノ鵬の大麻問題で、間垣親方の処分を不問に付して、また片手落ちの処分をしている。

 若ノ鵬間垣部屋で大麻を吸っていたのにかかわらず、部屋の親方の責任がないと言うのだ。世間ではこうした場合管理責任を問われる。
高校野球や大学のクラブで選手が大麻を吸えば監督が必ず辞任する。
北の湖理事長は大相撲を見る世間の目が厳しくなっており、仲間内だけの処分で済ませられないことを理解していないらしい。

 北の湖理事長の対応はかつての国鉄長銀の幹部と同じ対処療法であり責任逃れの対応に終始している。
これでは相撲が国技の位置から滑り落ちるのは時間の問題で、「かつて日本に大相撲と言うスポーツがあった」と歴史の教科書に書かれてしまいそうだ。


本件と関連するブログは以下の通り
大相撲はなぜ問題が起こるのか
悪いのは白鵬か

 

 

 

 

 



 

 

 

  

 

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