(20.7.2) 友達 その2
最近は信じられないことばかり起こる。友達が何かと支援してくれるのだ。
男気の大将は毎日早朝、四季の道をJOGで一周しており私が清掃活動をしている時に必ず会う。フォームはとても綺麗で速さもなかなかのものだ。
私は大将がレースにも出ているものと思っていたが、健康維持のために走っており競技には興味がないとのことだった。
男気の大将は、四季の道で未成年者がタバコを吸っていたり、空き缶をポイ捨てしているのを見つけると厳しく叱責して止めさせる。
「あんた、空き缶を道に捨てるなんて常識がないじゃないか。ちゃんと拾っていきなさい」
「未成年者がタバコを吸うなんてダメだ。止めなさい」
見てみぬふりを絶対にしない。
男気の大将は私のブログのファンでもあり、私がユニクロのマラソン用スポーツウェアを探していることを知っていた。
「使ってないユニクロのスポーツウェアがあるけど、使う?」
ここ1年以上もユニクロのマラソン用スポーツウェアを探していたので、飛びついてしまった。
「ぜひ使わせてください」喜んで着ている。身体にぴったりだ。
このマラソン用スポーツウェアはユニクロが慶応大学と共同で開発したもので、上下で6000円程度するのだが、大将は「使用していないので代金はいらない」と言う。これまた夢ではなかろかと思っている。
これも先日のことだが、金沢小学校の近くに住んでいる有徳の女性がいて、私の貧しい生活を知って何かと支援してくれる。この人も私のブログのファンだ。
「お坊様が毎日四季の道を清掃して下さっているおかげで、毎日気持ちよく過ごすことができます。これは些少ではありますが、山形のサクランボをお召し上がりください」
「いや、このような高価なものはいただくわけにはいきません」
「お坊様、功徳と思っておうけとりください」
「されば、我が家には餓死寸前の妻がおりますので二人でありがたくいただくことにいたしましょう」
ここ数日サクランボで飢えをしのいでいる。
有徳の女性は、私が花を街のあちこちに植え、この街をフラワータウンにしようとしていることも知っている。
「もしよろしければ、我が家にありますアジサイの苗木をお使いください」プランターに植えてあった苗木を分けてくれた。
これを小谷小学校の周りの、植栽が枯れて裸状態になっているところに植えるつもりだ。
新都市ライフのOさんも、私が乏しい年金でペンキを購入し、落書きを消しているのを見かねた一人だ。
「山崎さん、新都市ライフがおゆみ野の市民活動の助成をしていますので、応募されたらいかがですか」情報を教えてくれた。
応募し審査をうけたら、適切な活動だと評価され5万円の助成金をいただいた。おかげで落書き消しを心置きなくできるようになった。
なぜこのような僥倖が次々に起こるのかはわからないが、ありがたいことだとしみじみ思っている。
おかげで毎日にこやかに清掃活動ができるのだが、先日四季の道でよく会う女性から「山崎さんの笑顔を見ていると、とても幸せな気持ちになる」と言われた。
私は私を支援してくださる方に感謝して笑顔になっているのだが、さらに私の笑顔で幸せにな人がいるのなら、これは信じられないような好循環だ。
「私の笑顔程度で喜んでくれるなら、これからもいつもにこやかにしていよう」そう思っている。
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