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(20.7.27) 戸隠西岳 NO1

1971年~72年 25歳~26歳

戸隠西岳登山

 戸隠西岳は実に思い出深い山だ。修験道の山で、標高は2千メートル弱の山だが、急峻な岩山で稜線では左右に鋭く落ち込み、初心者だと足がすくむような場所だ。
私の最初の勤務地が長野市だったこともあり、登山にのめりこんで行ったが、その中でもこの戸隠西岳は好きな山だった。

 長野市からバスで1時間程度で行け、しかも冬季の厳しさは日本一険しいと言われる剣岳並と言われていた。
実際冬季の登山は禁止されており、無理に行って遭難したりしたらそれこそ新聞で「無謀登山の犠牲者」と書かれてしまう。

 私はこの戸隠西岳に都合4回登ろうとして、内2回は頂上までたどり着けなかった。
戸隠西岳には戸隠神社の奥社から登るルートと、川筋から登るルートがある。奥社からのルートが通常の登山道で、川筋からのルートはベテラン向きのルートだった。

 私は好んで川筋のルートから登ったが、川のとっつきの場所が非常に分かりずらく、赤い布切れだけが目印で、よく見ないと見落としてしまいそうな場所だった。

 川筋のルートは夏と秋にそれぞれ1回登り、さらに冬季に登ろうとしたがこのときは雪で赤い布が隠れてしまい、とっつきの場所が分からなかった。
今思えば分からなくて幸いだったのだが、当時は西岳の冬季登山を敢行し「山と渓谷社」に登山報告を書くつもりだったので非常にがっくりしたことを覚えている。

 川筋ルートは途中から急峻になり、特に1箇所身体を空中に放り出さないと渡れない箇所があった。手でぶら下がるようにして、次の岩を足でまさぐるのだが、下は完全に切れていて空中散歩のようだった。

 当時私は信じられないほど体力があって、そうしたアクロバットのような登山を平気でしていた。シルベスター・スタローンクリフハンガーの世界だ。

 今は坐骨神経痛でまともに走ることも出来ないが、のような身のこなしだった当事が懐かしい。
人間には確かに「その時」だけ出来るような体の身のこなしというものがあるということをしみじみ感じている。

 

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