(20.5.14)マラソンシューズはアシックス
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「山崎さん、靴は何を履いたらいいですか」とランナー初心者に聞かれたら「アシックスがいいですよ」と答えることにしている。
私が過去30年余りのマラソン生活で履いた靴は、アシックスのほかにニュー・バランス、アディダス、ブルックス、ミズノがあるが、なんといっても履き心地がよかったのはアシックスだ。
アシックスは日本のメーカーだけあって、甲高で幅広という日本人の足の特徴をよく理解している。
私の足は典型的な日本人の足なので、どおしてもアディダスのような西洋人向けの甲が低く、細い靴は合わない。
当初はそのことを知らず、アディダスにあこがれた。あるマラソン大会の出展ブーツでアディダスが5000円で売っていた時は飛びついてしまった。
「こいつは掘り出し物だ」
しかしはいてみて驚いた。どおしても先の方が詰まってしまうのだ。
紐を緩めても駄目で、仕方がないので靴の一部を切って詰まっている部分を広げて使わなければならなかった。
「うぅーん、せっかくのアディダスだと言うのに切らなければいけないのか」
そこにいくとアシックスはまず絶対といってよいほどフィットしてくれる。最初から幅広だと想定して作っているようだ。
またクッション性も抜群で、まだ私が記録を狙っていた頃はアシックスのターサーを使用していた。定価で15000円弱とやや高いが、この靴を掃くと地面をきっちりとらえてくれるのでスピード感が抜群だった。
アシックスのスカイセンサーも好きな靴だったが、これは長い距離を走るのに重宝した。軽くて丈夫なことが気に入っていたので、よく100kmマラソンで使用したものである。
ただし、スカイセンサーはターサーに比べると軽い分安定性が弱いと見え、しばらくすると形が変形してしまったのは残念だ。
最近もアシックス専門だが、実はどんどん価格帯が低い靴にシフトしている。原因は定年になって資金不足に陥っているためだが、それ以上に定価が5000円程度の靴でも結構走れるからだ。
「アシックスはどんな靴をはいてもそこそこの品質だ」
しかし、これにも限界があったようだ。どうやら通常の使用をすればと言う条件があるらしい。私のように100km以上のウルトラマラソンをするものは、5000円程度の靴だと問題が起こってしまう。
かかと部分のクッションが弱いため、特に疲れてそった走りになると、重心が後に移動して、腰に非常な負担がかかるのだ。
地面の衝撃が直接腰にくる。
「いてー、腰痛になりそうだ」
さすがに安ければよいという態度にも限界があることが分かった。
今回川の道252kmを走るにあたって、「GEL 1120」という靴を新たに購入したのは、GELがかかとの衝撃の吸収材だからだ。
価格は定価で10000円弱程度だが、GELがあるとないとではまったくかかとにかかる衝撃が違う。
「いやー、さすがにGELだ。こんなにもかかとにやさしいのか」感心してしまった。
私はどうしても安い価格帯に目が行くが、このマラソンシューズだけはそおした選択が誤りであることを痛感した。
身体を痛めないためにも、マラソンランナーは最低でもGEL程度の靴をはく必要がありそうだ。
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