(20.5.2)村田川のこいのぼり その2
「おゆみ野四季の道」のテーマソング。以下のファイルをダウンロードすると曲が始まります。
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毎年この時期になると、村田川瀬又地区のこいのぼりを見に行っている。数年前に村田川をサイクリングしていたときに偶然このこいのぼりを見つけたのだが、以来とても気に入っている。
村田川はちはら台の南を横切り、東京湾に注ぐ中級河川だが、上総の国と下総の国を隔てる境界線の川で、歴史にも何回も出てくる川だ。
今年もきっと空に向かって力強く泳いでいるはずだと、期待しながら自転車で出かけた。村田川の土手はサイクリング道路になっていて気持ちがいい。
今日(1日)は特に気候がよかったのか、サイクリング道路にヤマカガシかマムシか判別できなかったが、蛇が寝ていた。
もう少しで自転車で踏みつけそうになって、蛇も私も悲鳴を上げた。
心臓の鼓動が収まらないうちに、今度は大きな毛虫がサイクリング道路を横切っており、よけるのに一苦労した。
暖かくなると外に飛び出してくるのは人間ばかりではないらしい。
村田川の水はお世辞にも清流と言うわけには行かないが、鯉がすむのには十分らしい。この時期、鯉の恋の季節なのだろうか、数匹の鯉が背びれを出しながら群がっていた。よく見てみるといたるところに鯉が泳いでいる。
こいのぼりを見るつもだったが、本物の鯉もこれほどいるとは知らなかった。
瀬又地区のこいのぼりは地元に住んでおられる方が、ある時期から始めたらしい。川の両側にポールを立てて縄を渡し、おそらく農家の奥にしまわれていたこいのぼりをみんなで集めてきたのだと思う。
「しまっているだけじゃ、仕方あんべえ。みんなで集めて、こいのぼりの川渡しをして瀬又の名物にすんべい」
農村部では男の子がいると必ずこいのぼりを飾る風習が残っている。子供が大きくなって飾ることがなくなるが、そおしたこいのぼりが多く残っていて、それをもう一度飾ろうということだろう。
私はこおした農村の伝統を守ろうとする習慣が好きだ。
若い頃は伝統と言うとそれだけで、時代遅れだと思っていたがその考えが間違いだったことに気づいた。
「こいのぼりもいいじゃないか」
過去は十分大事にするだけの価値がある。
今は過去と現在と未来にそれぞれ3分の1の価値を置いて生きていきたいと思っている。
今年もまた、村田川のこいのぼりを見ることができた。
サイクリングも気持ちよく、とても幸せな気持ちになった一日だった。
村田川周辺とこいのぼりの写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/2051?authkey=GhEHhnDtzU8
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