(20.4.30)ユニクロがイオンおゆみ野SCに来る
「おゆみ野四季の道」のテーマソング。以下のファイルをダウンロードすると曲が始まります。
「pianotokurarinetto.mid」をダウンロード
ユニクロがここおゆみ野から撤退した後は、ユニクロ製品を購入するのが実に不便だった。蘇我のハーバーシティ蘇我まで行けばユニクロ店があるのだが、私のように自転車しか乗らないものは行く気がしない。蘇我駅から歩いてもかなりの距離だ。
すっかり諦めていたところ、嬉しいことにイオンおゆみ野SCに進出するという。
「よかった。またユニクロが買える」
私が特にユニクロが好きになったのは、マラソン用の上下のタイツを低価格で販売したからだ。
マラソン用タイツは非常に高い。特にワコールが発売したCWXというタイツは筋肉を外からささえて、あたかももう一つ筋肉をつけたような履き心地だったため一躍脚光を浴びた。
ほとんどウルトラランナーの必需品になっている。ただし非常に高価で、タイツの下だけで15000円はする。
「なんとかならないものか」特売品が出ないかとチェックをしたが、CWXはなかなかでない。どう見てもワコールが値崩れを抑えているようだ。
諦めていたときにユニクロから「慶応大学の研究室と共同で開発したタイツ」を売り出した。価格は3000円程度だ。飛びついてしまった。
私はこのユニクロのタイツを好んで着ている。履き心地は申し分ない。もっと購入したいと探しているのだが、最近は売っていないのだと言う。
「なぜだ。私のようなファンがいるのに」
ところで私はユニクロは拡大一辺倒の企業で、ロンドンやニューヨークに進出したりして業績は常によいのかと思っていたが、2002年から2003年にかけて業績が低迷したのだと言う。
あまりに1900円フリースや2900円ジーンズが売れすぎて、日本中ユニクロ製品ばかりになり「あらいやだ、あなもユニクロ」という状況になって、急激に売上が落ち込んだらしい。
そおいえば私のかつての同僚も「俺はユニクロで買うほど、落ちぶれたくはない」と言っていた。
幸い2004年からは、高価格品にシフトして業績は持ち直したと言う。
たしかこの時期に「ユニクロは低価格品ではありません」なんて宣伝していたのを思い出した。
ユニクロが非常に特異な会社だと知ったのはこのブログを書くためにGoogleで検索したからだ。
ユニクロのような会社を製造型小売業(SPA)と言って、アメリカにGAPというモデルがあるのだそうだ。
品質がいいのは自分で企画し製造して販売しているからだと言う。
「なるほど、冷凍餃子と違って丸投げをしてないみたいだ」
さらに驚いたことに、長野冬季オリンピック、ソルトレイクシティ冬季オリンピック、アテネ夏季オリンピックの日本代表公式ユニフォームを提供したのはユニクロだと言う。
「知らなかったが、なかなかやるじゃないか」
また、障害者の雇用では突出した実績を持っており、法定雇用率1.8%をはるかに越える7,42%なのだそうだ。
従業員5000人以上の企業の中ではトップで、2番目はマクドナルドの2.94%だという。
「これは実に立派な企業じゃないか」ますます感心してしまった。
私はいままでユニクロのスポーツウェアに惚れていたのだが、企業体としてのあり方も実に堂々としたもので、こんなに立派な企業だったことを知らなかった。
ユニクロが再びおゆみ野に来てくれるという。こんな企業が来てくれるとは、おゆみ野にとっても幸いだ。
(注)正確に言うと、ユニクロはファーストリテリングという持ち株会社の子会社です。
このグループの中でユニクロが占める売上割合は80%程度で、他にg.u(自由)というユニクロ製品より安価な製品を販売している会社もあります。
おゆみ野1丁目からユニクロが撤退した後入った会社は、このg.uでしたが、はっきり言って魅力のない店でした。
ユニクロの周辺への拡大路線はあまり成功していないようです。
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