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(20.2.29)大成功だ

おゆみ野四季の道」のテーマソング。以下のファイルをダウンロードすると曲が始まります。
 「pianotokurarinetto.mid」をダウンロード



 嬉しくなってしまった。大成功なのだ。例のタムさんブログの作成のサポートのことである。
何回か記したからタムさんのことをご存知の方もあるかと思うが、私より10歳ほど年配の、会社の先輩である。

 定年まじかになった頃から、世界の4大陸の最高峰の登山をしたり、サンチャゴの巡礼をしたりして都度その記録を残してきた。
なにしろタムさんは総合研究所主任研究員だったから、記録も現地調査報告書並みに詳細に記載されている。

これは絶対にブログに向く」私は確信した。
ブログを成功させるポイントの一つは「ニッチな情報を詳細に記載した記事があるかどうか」である。

 新聞やテレビを見れば分かるような情報は、パソコンでわざわざ検索する人はいない。パソコンで検索する人は、どこにあるか分からないニッチな情報を求めている。

 タムさんのサンチャゴ巡礼アコンカグア登山記録はまさにそうしたニッチな情報であり、ブログにぴったりの情報なのだ。

 タムさんのブログに記事をあげだしてから検索する人が徐々に増えてきた。
ここ1週間の平均では一日当たり12人の人が検索に訪れている。
年間に直すと約4000人であり、この種のニッチな情報としては大健闘だ。

 さらにタムさんのブログの完成度を高めようと、ここ数日間私はブログに写真を添付する作業を行なっている。
やはり記事だけでは物足りない。写真がほしい。

 しかし問題があった。
デジタルカメラで撮られていれば簡単なのだが、すべてがプリント写真なのだ。

 私にはプリント写真をスキャンしてデジタル化しても、画質が相当落ちるのではないかと危惧があった。
まあ、見えればよしとするか

 しかしやってみてびっくりしたのは、最近のプリンターのスキャン機能が非常に高性能だったことだ。
私が使用しているのはEPSONのPM-A750という2万円前後の普及機である。

 これでスキャンをしてその後でPicasaで編集すると、デジタルカメラで写した場合とそこそこ変わらない写真が出来上がった。
いやぁ EPSONのプリンターもなかなかやるじゃないか」感心してしまった。

下記に今回タムさんと約7年前に行った北海道の大雪山系の写真を掲載しておく。これを見るとプリント写真のスキャンがそこそこのものだと認めてくれるのではなかろうか。

 こうしてタムさんのブログは文字と写真を伴ったものになり、この種の情報を求めている検索者の希望にそえるようになってきた。

 タムさんも喜んでくれており、私も当初の目的が達成された喜びにしたった。
ブログはいい。やはり定年退職者はブログで自己表現すべきなのだ

 こんなすてきな遊びは、ほかにちょっと見つけることができないのではないかと思う


プリント写真をスキャンして、さらにPicasaで編集した写真です。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/FZeKgB?authkey=aSqVDVAwmIg

 なお、自分史を作成することに興味をお持ちの方は、「四季の道関連リスト」の「サンチャゴ巡礼の旅」をクリックするとタムさんのブログを見ることができます。

 

 

 

 

 

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(20.2.28)亀ゴンと遊ぶ

おゆみ野四季の道」のテーマソング。以下のファイルをダウンロードすると曲が始まります。
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 ここ数日の強風の中で清掃活動をしたため、身体がすっかり弱ってしまった。どうやら風邪をひいてしまったらしい。今日(27日)は朝から頭が痛い。

 マラソンのレースのとき以外休むことのなかった四季の道清掃活動も今日は取りやめだ。
こんな日はのんびりと亀ゴンと遊ぶに限る。

 我が家に陸ガメ、亀ゴンが来てからもう少しで1年になる。亀ゴンは私がブログを書いている書斎の中のケージで生活しているのだが、亀ゴンを毎日見ていて陸ガメの生き方にほとほと感心してしまった。

 なにしろ陸ガメの我慢強さは一級品だ。
いつも静かに私がエサをやるまでじっと待っている。犬のように催促することはしない。

 先日陸ガメの本を読んでいたら「亀は食料があるときは止めどもなく食べるが、一方ないといつまででも絶食して平気でいる。
そして最後は餓死して死ぬが、その死を天命を受け入れるようにして死ぬ
」と書いてあった。

すごい、即身成仏じゃないか」この記事を読んでから、陸ガメが修行僧のように見えてきた。

 我が家では私と娘が陸ガメフリークになっている。
娘は仕事から帰ってくると真っ先に私の書斎にやってきて「亀ちゃん、どーお、元気? 今日はお食事は食べたのかな? ウンチはしたのかな?」なんて亀ゴンに聞いている。

 亀ゴンは勿論答えないから私が代わりに答えるのだが「そうなの、そうなの、よかったね、亀ちゃん」なんて私の存在を無視して答えている。

 娘は最近私の書斎をよく掃除するのだがこれも亀ゴンのためだ。
亀ちゃんが埃まみれの部屋にいるなんて、耐えられないのよ。亀ちゃんは環境のいい場所で住まないとね
おかげでカフカが描いた「変身」の主人公、ザムザが住んでいたような部屋が見違えるほど綺麗になった。

 かみさんもこの部屋にやって来るのだが、これは家計費UP要請のためである。
亀ゴンのために電気代が1万円もUPしているのよ。いつもより1万円足しといてね

 実は亀ゴンのために暖房電気カーペットは常時つけている。なにしろ陸ガメは寒がりだから、常時室温を20度に保つようにしているので、確かに電気代は嵩むだろう。

 亀ゴンというと一も二もなく要求に応じることをかみさんは知っているので、UP要請はじつにに強気だ。


しかし陸ガメは実に心が和む。首の辺りを撫ぜてやると手足を伸ばしてリラックスのポーズをする。
顔には表情筋がないから、ただひたすら大きな目を見開いて私を見ているだけだ。
ちょうど乳飲み子がじっと母親を見ているようなもので、思わず抱きしめたくなるくらいだ。


 こうして疲れた時はひたすら亀ゴンと遊んでいるのだ

 

 

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(20.2.27) 強風

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 ここ数日の強風にはほとほと参ってしまった。四季の道清掃作業のことである。

 ビニール袋やダンボール、発泡スチロールの箱、飛ばされた洗濯物、自動車や自転車のカバー等が四季の道にあふれかえり、その処理にてんてこ舞いしてしまった。

 普段は45Lのゴミ袋があれば四季の道一周しても余裕があるのに、半周しただけでゴミ袋がいっぱいになってしまう。
仕方がないので拾ったビニール袋にゴミを詰め込むのだが、たちまちのうちにこれもいっぱいになってしまう。
それでもまだ処理しきれないゴミが散乱しているのだ。

 特に四季の道の上に道路が走っている場所は最悪で、上の道路上に散乱していたゴミが落ちてくる。おかげで道路下の四季の道の植栽はビニールの花が咲いたようだ。
また吹き溜まりにはいったいどこにあったのかと思われるような古い新聞紙や雑誌が散乱していて、見るだけで気分が滅入る。

今日はいくらなんでも無理だな
翌日に処理しようとしたら、信じられないことに翌日も強風だ。
朝から強風が吹きまくり、ゴミ袋は風をいっぱいに受けて、ちょうど昔の帆船のようになってしまった。身体をまともに動かすこともできない。
ため息をついてしまった。
主はこのロドリゴに試練を与えたもうたのだろうか

 この強風の後片付けをカモシカ姉さん二人でしたのだが、二人とも終戦直後の買出しスタイルになってしまった。

わたし、本当はダンボールを片付けるのはいやなのね。すぐゴミ袋はいっぱいになるし、重いでしょ。
でも、道の真ん中に落ちていると片付けないわけにいかないし、思い切って持ってきたけど、重くて走ることもできないわ

 カモシカ姉さんが、亀しか姉さんになってしまった。
私もゴミ袋を目いっぱい持って風に逆らいながら歩いたのですっかり疲れてしまった。
家に帰って1時間あまり寝込んでしまったが、やはりよる年波だ。
風邪もひいてしまったのか今日(27日)は頭が痛い。

 強風時の清掃作業は苦行そのものだが、カモシカ姉さんによると家の庭の清掃も大変なのだそうだ。

 カモシカ姉さんの隣は空き地になっていてまだ家が建っていないのだが、昨年の暮れに雑草の刈り取り作業をしたのだそうだ。
そこまではよかったのだが、作業中に雨が降ってきたため、従来は刈り取った草を持って行ったのに、今回はそのまま放置されていたのだと言う。

 それがここ数日の強風によりその枯れ草カモシカ姉さんの家の庭に飛んできて、庭中枯れ草だらけになってしまったのだそうだ。

ちょっとした草原なみね。でも枯れ草を取るの、大変なの。外の清掃をした後、庭の枯れ草まで取る気力がわかないし・・・近くの家の奥さんも困りきっていたわ

 いやはや強風のおかげで四季の道もカモシカ姉さんの庭も、てんてこ舞いだ。

 

 

 

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(20.2.26)帽子

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 私の趣味は帽子の収集だ。家の中には世界各地で集めた帽子がいたるところに飾られている。特に1998年のフランスワールドカップの時のイングランドの帽子はもっとも好きな帽子だ。

 私の帽子好きは家族の間では周知の事実だが、これが実は「はげ隠し」であることも知られている。
私はどこに行くにも帽子をかぶるが、これが家族のもの笑いの種だ。

おとうさん、いつも帽子をかぶっているとむれてかえって毛が抜けるのよ」かみさんの台詞だ。
親父の帽子コレクターの費用を全部集めたら、かつらが買えるんじゃない」息子の台詞だ。

 残念なことに私は30台の半ばではげ始めた。きっかけは大病をしたからである。
真珠腫性中耳炎の手術を受け、約1ヶ月間入院したのだが、その後急激に頭髪が薄くなった。おそらく強い薬を使用したのだろう。

 当初は育毛剤を色々付けてみたが、一向に効き目がない。
25年ほど前のことだが、当時の育毛剤はほんの気休めであり、薬をふりかけた後のマッサージのほうが効果があるくらいだった。

 髪の毛が薄くなるにつれて気もそぞろになってきた。

 そして帽子を常時かぶるようになった決定的なきっかけは、私の親戚筋の女性が「結婚の3条件」として「ちびと、でぶと、はげはいやだ」といったからだ。
女性の本音を聞いて愕然とした。

 幸い私はすでに結婚しており、かみさんがはげを離婚条件にするとは思われなかったので反論した。
はげはいいんじゃない。だいいちかわいらしい
しかし心は複雑だった。

 以来、この精神的的ショックで帽子を常時かぶるようになってしまった。
さすがに会社で帽子をかぶるわけにはいかなかったが、通勤を含めてそれ以外の場所では必ず帽子をかぶることにしたのである。

 そうすると恐ろしいことに、こんどは帽子を取ることに恐怖感がわくようになる。どこに行っても帽子が取れなくなったのだ。

 昔私が学生の頃、バイトをしていた留学生会館のコック長が絶対帽子を脱がないので有名だった。

おやじさんはハゲを人に絶対見せないな
もう年なんだからはげたっていのにね
コック帽を取ると、下に毛糸の帽子をかぶってるのよ。だから絶対に見えないの

 当時は私も笑って聞いていたが、ひとごとでなくなった。

 おかげで食事をする場所もマクドナルドのようなファーストフード店を使用することが多くなり、間違っても格式ある老舗のような場所には近づかない。帽子を取らなければならないからだ。

 難しいのは帽子を取るべきか否かのぎりぎりの場所はあり、判断に苦しむことだ。
以前コンタクトレンズを使用しようとして眼鏡屋に行った時は一騒動になってしまった。

 コンタクトレンズを使用するには、医者のチェックが必要で、その眼鏡店が契約している眼科医が検眼する。
その時私は帽子をかぶったまま、つばを後に回して検眼を受けようとしたら、眼科医が烈火のごとく怒ってしまった。
あんたは、いつも帽子をかぶって医者の前に来るのかね。礼儀と言うものをわきまえたまえ

 私は「はげ隠し」だととてもいえなかったので、ひどい気まずい状態になり、結局コンタクトレンズを購入するのを諦めた。
はげのためにコンタクトレンズも買えないのだ。

 こうして私の部屋は帽子で埋まってしまった。
事情を知らない人から「よほど帽子が好きなんですね」なんて言われると「ええ、私の唯一の趣味です」と陽気に答えるが、後でトイレに入って涙をこぼすのはいつものことだ。


 今日の写真は四季の道の梅の花です。今が一番美しい時期でしたので撮ってきました。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/2022303/photo?authkey=kWEx6Y79lYE#s5171010506661330674


 

 

 

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(20.2.25)Wikipedia革命

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 Wikipedia(ウィキペディア)革命といってもほとんどの人がなじみのない言葉だ。今は私一人で使用している言葉なのだから無理はない。
しかし、この言葉が21世紀のキーワードになる日は近いと私は思っている。

 実はこの言葉が頭をよぎったのは、信じられないような記事が2月22日の毎日新聞に掲載されたからだ。
表題は「たった3部で1億円」と言う記事だがそれは以下のように記載されていた。

国土交通省所管の公益法人『国際建設技術協会』が、07年、道路特定財源約9200万円で作成した海外の道路事情の調査報告書が、わずか3部しか作られず、インターネット上の百科事典『ウィキペディア』の表を引用するなどずさんな内容だったことが、21日の衆院の予算委員会で分かった

 私がこの記事をみてびっくりしたのは「インターネット上の百科事典『ウィキペディア』の表を引用するなどずさんな内容だった」と記載されていたからだ。

 私は最近、百科事典はウィキペディアしか使用していない。理由はGoogleで検索するとほとんどの項目が分かるのと、毎日新聞の記事とは違って実に詳細正確な内容だと感心しているからだ。

 Wikipediaについて知識のない人のために説明すると、これは特定の専門家が記載した百科事典ではない。
一般の普通の人が自分の持っている知識を無料でコンピュータ上に書き込んだ百科辞典である。
書くほうも無料だが、利用も勿論無料だ。


 新聞記事では「ウィキペディアは誰でも書き込めて誤りがある場合もあり、通常の論文では引用されない」から価値が低いと言っているが、そんなことを言ったら専門家の記載した論文でも誤りがあるのは常識だ。

 実際は新聞記事とは反対に、ウィキペディアに記載された内容はレベルが高い。その理由は記載が自由競争の原理に基づいているからである。

 誰かが記載した記事を見て、他のより知っている人が訂正を求める。その訂正文をさらに知悉している人が訂正を求める。
こうして記事は瞬く間に専門家がびっくりするような内容に変わっていく。

 だから毎日新聞のこの記事は次のように書かれるべきだと思ったのだ。
この調査はウィキペディアを使用する等、ネット情報を縦横に駆使して信頼に値する報告ではあるが、報告書作成費が1億円は法外である。

 通常ネット情報は無料で入手でき、しかも検索に要する時間は1日あれば十分なはずで、また報告書に仕上げるには最大でも1ヶ月程度あれば可能なはずである。

 通常このような報告書の値段は、資料だけであれば1百万円、それに提言等の付加価値が加えられていれば3百万円。さらに現地に確認等に出向いていれば取材費を実費で計上して、最大でも5百万円程度が報告書の相場と言える。

 ネット時代を迎えて、情報入手が無限にゼロ円に近づいているにもかかわらず、調査報告書作成費の見直しを行なわないのは、差額が当技術協会に対する補助金だと見なされても仕方ない


 私の推計では、約8700万円が補助金になる。

 実は21世紀と言う時代は知識の価格が無限にゼロに近づく時代なのだ。
従来この世界には学問ギルドと言うものがあり、ながく大学・研究所・出版業界・巨大メディア等がそのギルドの中心にいて、知識の発信を独占していた。
それ以外の情報は価値がないし、そもそも発信する方法もない

 その知識独占に挑戦しているのがWikipediaであり、普通の知識ある人が作成している無料でオープンな百科事典なのだ。
OSで言えばWindowsに対するリナックスのようなものだ

 従来はこうした百科事典は日の目を見ることはなかったが、Web革命によりGoogleで検索すれば誰でも見ることができる。

 だから、大学や研究所のような専門家にとって21世紀は実に恐ろしい時代なのだ。
通常の生活者が、誰もが自分の知識をWikipediaに書き込んでいく。
その知識の集積は瞬く間に専門家を凌駕してしまう。

 そうなると専門家の出る幕は、自分もWikipediaの書き手になる他手はない。
ただしこの作業は無料だから専門家としての収益源は無限にゼロに近づいてしまう。

 私はこうした知識の価格が無限にゼロに近づいていく現象をWikipedia革命と名づけることにした



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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(20.2.24)わくわくキャンパスに誘われた

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 最近は朝の清掃活動をしていると友達だらけだ。「おはよう」なんてハイテンションで挨拶を交わしているが、名前まではなかなか覚えられない。

 先日は犬を散歩させていた妙齢な女性から、小谷小学校の「焼き芋大会」に誘われた。
山崎さん、最近小谷小学校には来ています? こんど学校で焼き芋を焼くので来られませんか

 小谷小学校でよく会っていた女性であることをようやく思い出した。
はい、木曜日の3時ですね。いいですよ」女性から誘われて断わらないのは相変わらずだ。

 行ってみると顔なじみのお母さん方が何人もいた。誘ってくれた女性もいる。Tさんというらしい。そろいのジャンバーを着て準備に奮闘していた。
教頭先生も忙しげに飛び回っていたが、どこの学校でも教頭先生は保護者との橋渡し役だ。

 前に「おにごっこ」という通信だよりに私の記事を載せてくれたMさんもいた。今日の焼き芋大会を記事にするのだと言う。
しばらくしてクリーンクラブの仲間のNさんまで現れた。

 行って見てこれが「わくわくキャンパス」と言うものだと始めて知った。
コーディネーターがいて色々なイベントを企画する。Tさんはそのコーディネータらしい。
子供達が50名程度、保護者のお母さん方が20名程度集まった焼き芋大会だ。

 教育委員会から焼き芋作りや燻製作りのベテランが派遣されてきて指導をしている。Aさんという。
焼き芋作りや燻製作りのエキスパートで子供達の尊敬のまとだ。

 焼き芋作りは数十年ぶりだ。
焼き芋は、かつて自分がそうしたように火の中に芋を投げ込むだけだと思っていたが、大変な違いだった。

 芋を濡れた新聞紙で包み、その上からアルミフォイルで包む。
炎がおき火状態になったところで、芋を並べ、さらにその上に薪を重ねて上と下から熱する。
30分ぐらいこうしておくと焼き芋の出来上がりだ。

 当初は作業方法が分からなかったが、途中から私もコツが分かった。薪をくべたり、芋を取り出したりしているうちに身体中に煙が染み付いてしまった。

 保護者用の焼き芋も用意されていて、お母さん方からいもを分けてもらって食べさせてもらった。なかなかの味だ。
子供達も楽しそうに焼き芋をほおばっていた。

なるほど、これがわくわくキャンパスか
61歳になって始めてこうした行事に参加したが思いのほか楽しめた。
Tさんに感謝しておこう。

わくわくキャンパスの写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/20223?authkey=5UWP-VjaZt8

別件)金沢小学校から京成おゆみ野駅に下る坂道に設置されている街路灯が再び壊されました。
ここは以前にも壊されていたのですが、今回は4基壊されていました。金曜日(22日)の夜半に行なわれた犯行と思われます。
なお、緑土木事務所には連絡済です。

以下に写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/2022302?authkey=DNp3p2ytba4

 

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(20.2.23)石原都知事のガダルカナル

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 誰にでもたそがれがあるのを知って感慨深かった。
石原都知事が発表した新銀行東京400億円の追加出資のことである。

 東京都が1000億円を出資し「中小企業支援」を目的に設立した新銀行東京は、創業3年目にして約1000億円の累積赤字を計上し、実質的に倒産している。
倒産してないと強弁しているのは、石原都知事だけだ。

 東京マラソンのような大イベントを成功させたり、三宅島噴火に伴う危機管理で辣腕を振るった石原都知事も、新銀行東京では大失敗をしてしまった。
政治で経済を動かすことが出来ないのはソビエトロシアの崩壊で証明済みだが、その教訓を学ばなかったようだ。

 石原氏が03年4月の知事選で「中小企業支援を目的に、原則無担保・無保証の融資をおこなう金融機関を設立する」と言ったとき、私は冗談だと思っていた。

 と言うのも私自身ある金融機関の職員だったが、バブル崩壊後融資部門は慢性的な赤字体質になり、できれば撤退したい業務の一つだったからである。
融資部門に回されたら、出世からは取り残された」それが職員の常識だった。

 日本の公定歩合は長らく1%以下に押さえられているが、この意味は決定的に大きい
これは資金を借りる企業がないと言っているのと同じだからだ。

 融資担当者は名前を営業担当者と変え、優良企業にディリバティブという金融商品を熱心に勧めていた。
ディリバティブとは、企業の余裕資金の運用方法だと思えばいい。
融資ではない。運用である。

 一方融資を希望するほとんどの企業は、倒産予備軍の企業であり、営業担当者が融資をしたら背任行為になるような先なのだ。

 だから石原都知事が「中小企業に対する貸し渋り対策として、銀行を設立する」と言った時、「倒産することがほとんど確実に予想される企業に貸し出しをすることが融資なのか」と首を傾げてしまったのだ。
背任行為ではないか

 しかし、政治家は奥深い。「きっと裏がありそうだ」と私は想像した。これはきっと体のいい補助金政策でないかと思ったのである。

倒産しそうな企業に対し、直接補助金を出して救済すれば有権者から反発が出る。そこで融資という形態にして補助金を出す。

有権者には融資だから回収されると説明しておく。全部が焦げ付くことはないから、自分が都知事をしている間は、なんとかぼろはでないだろう。

補助金は1000億円程度あれば十分ではなかろうか

 とてもうまい方法だがぼろが出てくる速度が速すぎた。融資は次々に焦げ付き、たった3年で、累積赤字は1000億円になってしまった。
倒産予備軍の企業は石原都知事の予想をはるかに越えていたからだ。

 石原都知事は歯軋りして経営陣の無能さをしかったが、これは「俺が都知事をしている間に、ぼろを出すとは何事だ」と言う意味だ。

 そして今、さらに400億円の出資をするという。「これで何とか持たせろ」と言う意味だが、こうした方式を逐次投入方式という。

 これではガダルカナルだ。
ガダルカナルを覚えておられるだろうか。日米決戦の分水嶺になった戦いで、日本軍は都合3万の兵士を逐次投入し、うち2万が戦病死して敗退したあの戦いである。
このときまで劣勢だったアメリカ軍は乾坤一滴の勝負として、この島に大量の軍隊を派遣して日本軍を待ち構えた。

 この戦いを指導したのは辻正信と言う作戦参謀だが、アメリカ軍を甘く見た。
兵力を逐次投入し、たちまちのうちに打ち破られたのだが、敗戦を認めたくなかった辻正信は、責任を現地司令官になすりつけてさらに逐次投入を続けた。
日本が敗退した大きな原因の一つが、この時の作戦指導にある。

 なぜ辻正信は兵力を逐次投入しつづけたのだろうか。
この作戦が判断ミスであることが分かると、責任を取らなければならなかった」からである。

 同じことを今石原都知事がしようとしている。
私は政治家が失敗することを認める一人だ。人間のすることだから判断ミスがあるのは仕方ない。
しかし大事なことは、誰が見ても失敗したことが分かった段階で、権力者は強弁してはいけない。
私の判断ミスだった。許してほしい。新銀行東京を解散して、これ以上都民に迷惑をかけない」そういえばいいのだ。

 とても残念なことに石原都知事は強弁している。資金を逐次投入することで、責任を逃れようとしている。
悪いのは経営陣だ。俺じゃない

 だから新銀行東京は石原都知事のガダルカナルなのだ。




 

 

 

 

 

 

 

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(20.2.22)結婚適齢期

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Book ちっちゃなかみさん (角川文庫)

著者:平岩 弓枝
販売元:角川書店
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 結婚適齢期
という懐かしい言葉が頭をよぎったのは、このところ平岩弓枝氏の短編小説を読みふけっているからである。
ちっちゃなかみさん」という題名の本だが、実際は10編の短編小説が収録されており、「ちっちゃなかみさん」はそのうちの一編の題名である。

 ただし読んでみると分かるが、この「ちっかなかみさん」の小説としての完成度が一番高い。おそらくそのためにこの名を文庫本の題名にしたのだろう。

 この短編小説のテーマは江戸時代の女性が持っていた結婚観である。
江戸時代、女性は結婚こそが人生の目的であり、ある意味で強迫観念を持って結婚を切望していた。

 すべての女性が20歳までの結婚を目指し、20歳を過ぎるとあせりを覚え、23歳を過ぎると婚期をのがしたと思い、25歳おおどしまの世界だった。

 小説の一編「邪魔っけ」の主人公「おこう」は25歳である。母親が死に、気の弱い病気がちの父親を手伝って豆腐屋を切り盛りしている。妹が二人、弟が一人いるがいづれも家の手伝いは何もせず「おこう」に悪態をつくことしかしない。
妹と弟はその性格ゆえに結婚相手に恵まれないのだが、それをすべて「おこう」のせいにする。

姉ちゃんは好きで嫁に行かなかったんだもの、25にもなって、うすみっともない娘のなりをしていようと自業自得さ

姉ちゃんがいい年して家にいるんじゃ、誰も来てがあるもんか。小姑に鬼千匹ってね

 実際はおこうの懸命な努力でようやっと家計が支えられているのだが、気の弱い父親以外は誰も感謝はしない。

 平岩弓枝氏おこうにこう言わせる。

おっ母さんがいけないのよ。4人もの子供を残して、先に死ぬなんて・・・
二十歳まで泣き泣き言った言葉を、二十歳すぎてからは笑いながら言う。おこうはそんな自分の年齢(とし)を想った。苦労が教えた諦めである。

 10編の短編小説の中の主人公でおこうの存在感がひときは光っている。この短編小説を読めばだれでもおこうに同情と愛惜と憐憫の入り混じった複雑な気持ちになるはずだ。
男だったら間違いなく嫁にしたい第一級の魅力あふれる女性である。

 ところがこの小説では「うすみっともないおおどしまなのだ。

 現在では、結婚しない女性のほうが結婚する女性を上回りそうな勢いなので、読んでいてなんとも不思議な気持になる。
しかしこうした今風の結婚観が定着したのはそんな昔のことではない。

 この小説を読んで、私は50年前の小学生の頃のある記憶を思い出した。

 私の故郷は、絹織物の名産地であり、よく内職として家庭の主婦が木製の機織機で反物を織っていた。
そうした女性をよく街で見かけたものである。
その日はたまたま子供達の遊び場の横で、かなり年配の女性が窓をあけて機(はた)を織っていた。

 私はそのしぐさが大変興味があったのでその女性に聞いた。
おばちゃん、なにやってんの

 そのときの女性の顔を今でも覚えている。目を吊り上げ阿修羅のような形相をして私を睨(にら)みつけたのだ。
何も言わずただ睨んでいるのである。

 びっくりして逃げ出したが、後で友達から
あのおばちゃん、結婚してないから 怖いんだ」と聞かされた。
おそらくは30歳を少し越えたくらいの女性だったはずだが「おばちゃん」と言われた言葉に阿修羅のような形相になってその女性は答えたのだ。

あたしゃ、生娘だよ。あんたにおばちゃんなんて言われる年じゃないの」おそらく言葉に出したらそう言うことだったのだろう。

 確かに50年前はそおした時代だったことを平岩弓枝氏の小説を読んで思い出した。
そして今、結婚観は劇的に変わっている。
たった50年だが、人の意識も行動もこうも変わるものかと驚かされる。

男で苦労するなんて真っ平よ」よく娘が言っている台詞だ。

(追加)平岩弓枝氏の短編小説はとても魅力にあふれてます。もしまだ読まれていないならば是非一読を薦めます


平岩弓枝氏の小説を読んだことがあるかどうか教えてください

 

 

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(20.2.21)緑公園緑地事務所 Uさん ありがとう

  おゆみ野四季の道」のテーマソング。以下のファイルをダウンロードすると曲が始まります。
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 緑公園緑地事務所
Uさんのことを記載したい。Uさんおゆみ野地区の公園の担当者だ。
実はこのおゆみ野地区の公園の環境が紙一重で守られているのは、Uさんの努力が大きい。

 非常に残念なことにおゆみの地区の公園については、破壊行動が絶えない。これは緑区の中でも特に目立っており、はっきり行って最悪と言える。

 実際私が四季の道周辺の公園を見ていても、ベンチが焼かれたり壊されることは日常茶飯事だ。
また遊具や周辺の壁にペンキの落書きがされ、樹木の枝が折られたり、植栽が根元から抜き去られる事件が絶えない。

 こうしたなかでUさんは、毎日公園をチェックしては問題箇所の修復に努めている。
一度破壊が始まると、次々にエスカレートしていくんです。ですから見つけたらすぐにもとの状態に戻しておく必要があります

 Uさんの行動は実にすばやい。わたし達が破壊の現状を報告すると、ほぼ翌日には直っている。
F姉さんによると「どんな小さな問題にも、すぐに対応してくれて申し訳ないぐらい」なのだそうだ。

 私がUさんの存在を知ったのは昨年の夏のことである。
金沢小学校の横のはちまん方公園の落書きを、私とクリーンクラブNさんの二人で懸命に消したのだが、それでも地面のコンクリート部分の落書きは消せなかった。
こりゃ、無理だな。上からペンキを塗るしか手はなさそうだ

 翌日に行ってみると対象部分が同系色のペンキで綺麗に塗装され、落書きが消えていた。Uさんが対応してくれたのである。

 実はこの件について、緑公園緑地事務所に事前に通知はしたものの「役所のことだから、対応に時間がかかるに違いない。その間卑猥な文章が公園に放置されているのは問題だから、クリーンクラブで消しておこう」としたのだ。

 このとき以来、Uさん即対応してくれることを知った。
緑公園緑地事務所の対応はなんて早いのだ
今までの役所の対応を知っていただけに心底驚いた。

 Uさんのことをよく知っているF姉さんによると「おゆみ野の公園はUさんのこのすばやい行動によって守られている」のだそうだ。


 Uさんのこの行動を「公園を担当している公務員なのだから当然だ」と思ったら判断を誤る。

 「給与と地位が保証されれば、その人の利益を極大化する方法は仕事を最小限にすること」なのはアダムスミスの昔から経済学の法則として知られている。
いわゆる経済学でいう「経済人」とはそうした人のことをいい、多くの人はそのように行動する。

 しかしUさんはその対極に位置する人なのだ
なにゆえUさんがこれほど情熱的に公園を守ってくれているのか、私は知らない。
だが、Uさんのおかげで日常的に行なわれているおゆみの地区の公園の破壊が、その最後の一歩のところで踏みとどまっているのは、間違いない事実なのだ。

 公園で楽しく遊ぶことが出来るのもUさんのような人がいるからだと、知っておきたいものだ。
だから私はいつも心の中で、Uさんに「ありがとう」と言うことにしている。


おゆみ野にお住まいの方に伺います。Uさんのことをご存知だったでしょうか。

 

 

 

 

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(20.2.20)ウルトラマラソン練習再開

 おゆみ野四季の道」のテーマソング。以下のファイルをダウンロードすると曲が始まります。
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 5月に行なわれる、川の道250kmのレースの練習に本格的に取り掛かることにした。
このレースは2日半長野県の小諸から新潟県の日本海まで信濃川に沿って走るレースだ。

 時間的には余裕があり、決して無理なコースではないのだが、「基礎練習が十分にされていればと言う条件」がつく。
そうでないと必ず足のどこかが故障して、リタイアを余儀なくされる。

 このレースは途中で4時間の休息を取ることが決まりになっているが、その時間以外は走り続けることになる。
イメージとしては2日間寝ないで身体を動かし続ければ、日本海にたどりつけると言うイメージだ。

 このための練習として、24時間走を2回100kmを1回フルを1回走ることにしたが、これだけでは日常のトレーニングとしては不足だ。
レースがない週の対策として50km走を入れることにした。
毎週1回は長い距離を走っておきたい

 私の好きなコースは東武野田線の川間から葛西臨海公園まで江戸川を下るコースだが、今回は川間から江戸川を遡り関宿まで行って、関宿から利根川を下って取手まで行くコースを走ることにした。
どちらも約50kmである。

 普通この時期の利根川の北風は猛烈で途中でいやになるくらいだが、幸いに今日(19日)は風がまったくなかった。気温も10度程度で非常に快適なランニングが出来た。

 このコースのよさはリタイアする場所がないことだ。
自主練習をする時の最も重要な条件はリタイアが出来ないと言うことで、そうなるといやでも最後まで走りきることになる。
特に私のような意志が薄弱な人間には絶対の条件だ。

 走ってみると利根川べりは本当に何もないところだと言うことが分かる。橋も5kmに1本かかっている程度だ。
店もほとんどないので、食料を持参しないと飢餓に苦しむことになる。

 しかしそれでも利根川べりはとてもいい。
あの、三波春夫が歌う「大利根無情」の世界だ。

♪♪ 利根の 利根の川風 よしきりの  声が冷たく 身をせめる  
これが浮世か 見てはいけない 西空見れば
江戸へ 江戸へひと刷毛 あかね雲 ...♪♪


 私はこの歌がとても好きだ。歌いながら走っているうちにすっかり平手造酒(みき)になりきってしまうのはいつものことだ。

 止めてくださるな妙心殿
 落ちぶれ果てても平手は武士じゃ

 男の散り際だけは知っております
 行かねばならぬ そこをどいて下され

 行かねばならぬのだ

 大声でこんな台詞を言って走っているのだから、周りから見たら気が違ったみたいに見えるが、幸いなことに冬場に利根川の土手を散歩するような人はほとんどいない。

(注) マラソンランナーへの注意

 このコースは大変よいコースだが、2ヶ所ほど注意すべき場所がある。

 1ヶ所は関宿から20kmほど利根川を下った、海から100km地点で、急にゴルフ場が現れ土手がなくなる。
ここはゴルフ場の右側にそって走っていくと、国道にでるのでその国道を約4km走らなければならない。

土手に戻るには利根運河を越えたらすぐに左折すると戻れる。そのまま行くと柏に行ってしまうので注意。

 もう一ヶ所は取手の手前約5kmで橋が現れるので、橋を渡ってむかって左岸を走ること。そのまま右岸を行くと土手が約3mほど低くなった場所に出くわし、「立入禁止」の立て札が立っている。

 この場所は利根川の水位があがった時、水を外に出して堤防を守る場所であり、普段はただ堤防が低いだけの場所である。
そのまま通ってまったく問題ないがやはり「立入禁止」となっているので避けたほうがよい。


 今回のランの写真を掲載します
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/20219?authkey=Vwz3PS-ywew




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(20.2.19)定年退職者はブログを作ろう

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 定年退職者ブログを作るのが一番だとしみじみ思う。
これは私自身が過去1カ年間にわたって作成してきた経験からも言えるし、また最近始めたブログ作成の手伝いの結果からも言える。

 タムさんは一度このブログでも紹介したが、私より10歳も年長なのだが、定年が近くなった頃スペインのサンチャゴ巡礼や、世界の4大陸の最高峰の登坂を行い、それを記録として残してきた人である。

 タムさんはそれを一冊の本にまとめて、自分史として残したいとの希望を持っていたが、私はブログにその記録を掲載することをすすめた。

 理由は何よりも費用がかからないことで、自費出版をすると結果的に百万から二百万の出費を覚悟しなくてはならない。
そうまでして出版しても見てくれる人は家族や知り合いの範囲を超えず、しかも本棚に積まれるだけだ。

 タムさんの記事の場合もそうなのだが、サンチャゴ巡礼マッキンリーの登山をする日本人は年に数百人以下だ。
こうした人が本当の読者なのだが、出版をしても書店に並ぶことはないのだから入手する手段がない。
したがってそうした人にとって、タムさんの本は存在しないも同然なのだ。

 ところがブログに掲載すると、Webの技術によって「サンチャゴ巡礼」と検索した人はタムさんのブログを発見できる。
実際に1月の半ばにブログに掲載してから今日まで142人の人が検索に訪れており、最近では毎日4人前後の人が見るようになった。

 4名が少ないと思ってはいけない。年間に直すと1460名だし、自費出版が通常1000部程度で、実際はそのほとんどを押入れにしまっているのだから、大変な快挙だ。

 こうした本来埋もれてしまいそうなニッチな情報が、Web技術によって多くの人の目に触れる現象を、専門用語で「ロングテール現象」と呼ぶ。

 今回マッキンリーの登坂記録を上梓したが、さらにアコンカグワキリマンジェロの記録も上梓する予定だ。

 おそらく多くの定年退職者の人は、タムさんほどではないにしても、貴重ではあるが一部の人しか興味を示さない情報を持っているはずだ。

 こうした情報は社会的に貴重なものなので、ブログの技術を利用して後世に伝えておくのが社会的使命であるし、また自分が生きてきた証にもなる。

 ブログを立ち上げることは本を見れば半日で可能なのだから、十分な時間的余裕のある定年退職者にとって出来ない理由にならないと思う。

 大事なことは自分の生きてきた記録がそれなりの貴重な資産だと認識することであり、それを公表するほんのちょっとした勇気をだすことだ。

老年よ、大志をいだけ」とはあのクラーク先生の言葉でなかったか。

タムさんのブログは以下のURLをクリックすると見ることが出来ます。自分史の作成を検討している方は参考になりますので見てください。
http://takesitamura.cocolog-nifty.com/

(別件) 樹木が切断されてます。

四季の道のそばら公園の樹木が切断されたり、おられたりしています。本件については緑土木事務所に連絡しておきました。
なお、最近扇田小学校からそばら公園にかけての樹木がよく折られています。

http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/2021602?authkey=sVthRRhiETA

 

 

 

 

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(20.2.18)犯人逮捕は喜ばしい

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 私がよく見ているブログに以下の内容の記事が掲載された。

インターネットの2チャンネル掲示板において、『千葉の女子小学生を2月15日15時に殺しちゃいます』とする書き込みが2月1日にあり、警察に通報すると共に削除され、その後の捜査で14日の夕方には、23歳の容疑者が横浜の旅館で身柄を拘束されるという事件が起こった。

犯人が拘束されたにも関わらず、犯行声明の日の朝には模倣犯と見られる男の声で千葉市内の小学校に、「学校を狙うぞ。子どもを殺すぞ」という強迫電話、という記事があった

 実際15日の朝方は大変で、四季の道に隣接していた扇田小学校では多くの親御さん達が監視に立って、実に物々しい雰囲気だった。

 もっとも各学校の対応方法はそれぞれ違うらしく、親御さん達が学校の周りで監視活動をしていたのは扇田小学校だけだった。
他の小学校ではそれぞれの方法で対応していたらしい。

犯人は昨日捕まったのではないですか」扇田小学校の校長先生にたずねてみた。
危機管理の対応として、今回はフケイの方に出てきてもらっているのですよ。こうしたことはトレーニングも必要ですからね」先生の答えだ。

 一般的に2チャンネルに掲載した犯人を特定するのは難しいと言われている。多くの場合自分のパソコンを使用せず、ネットカフェのような不特定多数が使用するパソコンを利用して書き込みをするからだ。

 今回の県警の行動はすばやく、すぐに犯人逮捕につながったのだが、犯人がどのパソコンを使用したのか興味があった。
横浜の旅館で身柄を拘束されたところから見ると、自分のパソコンと言うよりもネットカフェのパソコンを使用した公算が高いが、詳細は知らない。

 もし自分のパソコンを使用しているなら、「逮捕してくれ」と言っているようなものだし、ネットカフェのパソコンなら、最近は監視カメラが常設されていて、使用した端末と使用時間が分かれば推定できるのかもしれない。

 ただし、犯人捜査にとって一番重要な生情報(生ログ)2チャネルサーバに保存されているのだから、どうやら2チャネルはこうした場合にすばやく警察に情報を提供するようになったらしい。
そうでなければこう早く犯人逮捕につながらないはずだ。

 従来はプライバシーの保護等の理由をつけて、生情報の提供を渋っていたのだから大いに進歩したと言える。
犯罪者にプライバシーはない」と言うのが私の立場だが、こうした考え方が世間一般の常識になってきたようで嬉しくなった。

 もっとも生情報を入手できたとしても、その分析は実際は大変なのだ。システムによほど慣れている捜査官でないと、何が書かれているのかさっぱり分からない。
私は情報処理の資格やネットワーク関連の資格をずいぶん持っているのだが、正直言って生情報(生ログ)を見てもよく分からない。

 さらに通常はいくつものサーバを経由しているから、2チャネル以外のサーバを追っていかないと分からないし、こうなると時間との勝負になる。

 だから千葉県警のシステム犯のすばやい逮捕には心底驚いてしまった。今回の事例はシステム犯罪捜査能力が犯罪者のシステム操作能力より高かった記念すべき事例だ。

千葉県警はなかなかやるじゃないか」拍手をしてしまった。


(追加)産経新聞に以下の記事が出ていることを読者が教えてくれた。

 「県警は、掲示板の接続記録などから14日に福田容疑者を割り出し、16日、脅迫容疑で逮捕した。
 調べによると、福田容疑者は今月1日午前7時5分ごろ、以前の勤務先から支給された携帯電話を使い、「千葉の女子小学生を2月15日15時に殺しちゃいます」などと女児の生命、身体に危害を加える内容の書き込みをし、県内の女子小学生16万4780人を脅した疑い

特定の携帯電話からの書き込みではかなり犯人の割り出しが早そうだ。


千葉県にお住まいの方に伺います。このような事件が発生していたことをご存知でしたか。
 

 

 

 

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(20.2.17)奇特な人

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 世の中には奇特な人がいるものだと思う。Kさんという。
私が四季の道の清掃をしている途中で氷雨に濡れ、もう少しで肺炎になりそうな時に傘を貸してくれたのはこのKさんだ。

拙僧は修行の身、たとえ雨に濡れようとも傘をさすわけには・・
辞退しようとしたが
お坊様の身に何かあれば、この地区の老若男女が生きて生活することができません。是非、是非、お持ちください
今でもこのときの傘を大事に使わせてもらっている。

 都川源流の里山のゴミを清掃していた時も、ペットボトルや果物の差し入れをしてくれた。
せめて水を飲まなければお身体にさしさわります

 この日はとても暑い夏の日で、私をはじめ修行僧は全員脱水状態だったから、このときもKさんのおかげで救われたようなものだ。

 そして今回、Kさんは私を食事に誘ってくれた。
何もございませんが、おむすびけんちん汁を召し上げってくださいませ。せめてもの功徳を施しとうございます

 実は最近私はやせ細っている。毎日の食事はジャスコのトップバリューの食パンだが、かつて70kgほどあった体重は60kgに落ちてしまい、腹と背中がくっつきそうだ。

 また私の妻は天女のような女性であり、お布施のほとんどを貧しき子らに分け与え、残ったわずかなたくわえも亀ゴンのレタスとキャベツにまわしている。
私と妻に残された食料は切干大根だけだ。

 Kさんは見かねたらしい。
せめてお坊様に人並みの食事をしていただきとうございます
妻と私を誘ってくれた。

 さらにKさんは私と一緒に修行している I さんも誘ってくれた。
 I さんはかつてある著名な航空会社のチーフパーサーをしていたのだが、乗客の残したパンくずを食べて飢えをしのいでいた人である。

 三人は嬉々としてKさんの家を訪問した。四季の道の近くの瀟洒な住宅が立ち並ぶ一角の、植栽がことのほか美しい家がKさんのお宅だ。
Kさんはおむすびけんちん汁を用意してくれていたのだが、私の目からは豪華なお刺身や、京料理栗ご飯に見えた。

 いつもは「飢餓線上のアリア」を奏でていた身であったが、この日は実に楽しいひと時を過ごさせてもらった。
お坊様には、日夜四季の道を掃き清めてもらい、仏の心を教えていただいております。そのせめてものお礼でございます
Kさんはあくまでも奇特な人だ。

 私はお礼にKさんが、市原の宿で行なわれている素走りの術の大会で、上位入賞が可能な秘伝を伝授した。
幸いにもKさんは、2位に入賞したが、これは秘伝の祈祷人払いの術」により3人以上の出場を出来なくしたからである。

 この日はまことに得がたい一日だった。ふたたびこのような仏の日が来ることを願ってやまない。

Kさんの家で食事風景の写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/K20216?authkey=-Qz_6NNp4xE

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(20.2.16)プロフェッショナル

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 プロフェッショナルという言葉は一般的にはほめ言葉だが、私の場合にはいささか疑問だ。

 実は私は犬のウンチ処理プロフェッショナルなのである。
四季の道には確信犯的な犬のウンチがされている場所があり、1箇所は秋の道のイモウンチであり、もう一箇所は春の道橋周辺のこれも巨大ウンチだ。

 秋の道のイモウンチについてはここ数年来の懸案事項であり、飼い主に処理するよう依頼の張り紙をしたり警告書を張ったりしてみたが一向に効き目がない。
道の真ん中に堂々とされるので、自転車に踏まれると昔の馬糞のような惨状になってしまう。

 このイモウンチは夜中にされるので、今はただただ朝早く起きて自転車に踏まれる前に処理するのが日課になってしまった。
よかった、今日はうまく処理できたぞ」プロとしての誇りだ。

 一方の春の道橋付近の巨大ウンチは、カモシカ姉さんが処理することが多いので、悪戦苦闘だ。
私は先輩のようなプロじゃないので、どうしても直接ゴミバサミでつかむのに抵抗があるの。
でも道の真ん中にしてあると、ほっとくわけにはいかないでしょ。
ストッキングが捨ててあったのでそれをかぶせてから取ったのだけど、なかなかね

 実はここ数日の雪のあと、犬のウンチが増加している。どうも穴をほって埋めるのが出来ないので雪を上にかけておくだけらしい。
雪が解けると露出していたるところが犬のウンチだらけだ。

 ここ数日こうした犬のウンチ処理に追われた。
先輩を見習わなくちゃと思うのだけど、どうしても犬のウンチには抵抗があるのよね。横っちょのウンチは無視ね。
先輩に処理をまかせてしまって、申し訳ない
カモシカ姉さんの台詞だ。

 私はプロフェッショナルだから、四季の道の犬のウンチはすべて処理しているが、最近はゴミ袋が犬のウンチ袋みたいになることがある。
重くなると左手で持っていられなくなるので肩に担ぐ。ちょうどサンタクロース大黒様だ。

♪♪大きな袋を肩にかけ 大黒様がきかかると ここに巨大なイモウンチ 肩にくいこみ あかはだか♪♪
最近のテーマソングだ。

 しかし本当にどうしたらよいのだろうか。私のようなプロフェッショナルがいる間はいいが、私はもうすぐ神様がお迎えに来る年なので心配でならない。

 それまでにカモシカ姉さん免許皆伝を伝えたいのだが、この苦難の修行に耐えられるかどうか心配だ。


よくぞここまで修行した。さればそちに免許皆伝を許すことにし、最後の秘伝を伝授しよう
先生、犬のウンチ処理の秘伝とはどのようなものでしょうか

されば、犬のウンチを素手でつかんでも、一切手につくことなくゴミ袋に入れられると言う、秘伝中の秘伝じゃ。
15年間の研鑽の結果、ついに編みだした秘剣ともいえる。
このワザを極めれば、なんとケーオーD2でゴミバサミを買わないで済むようになる

あの、先生のお言葉ですが、私はゴミバサミの方が好きなので・・・」

なぜじゃ、あの真剣白刃取りをした柳生宗矩(むねのり)でさえ、極めることが出来なかった高度なワザじゃぞ。
この奥義を極めれば、タイムの表紙に載って全世界の人に知られることになる」

あの、そうなると主人が食事の時にいやな顔をしそうなので・・

それならばご主人の前で犬のウンチをつかみ、一切手につかないことを見せてから食事を作ったらどうじゃ
あの、もっといやな顔をしそうなので・・・

 

 

 

 

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(20.2.15)夏の道のケヤキの剪定について、再度質問

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 おゆみ野四季の道ケヤキ並木(夏の道)の剪定について、千葉市緑土木事務所 維持建設課、および千葉市みどりの協会から回答をいただいた。

 緑土木事務所の回答の主旨は「昨年春頃から隣接住民の方より、日照の問題、落ち葉の問題、テレビ電波障害等で剪定要望が数件あり」「千葉市みどりの協会に剪定を依頼した」と言うものである。

 また千葉市みどり協会からの回答の主旨は
限られた歩道空間を末永くケヤキの街路樹を維持するためには、定期的にきり戻しのため剪定が必要となり

この作業を躊躇すると、剪定枝が太くなりすぎて、切断面が大きくなり樹木に負担がかかり、断面から木材不朽菌が進入し、枝枯れが発生し幹まで進行すると枯死する場合があり

 そのため
平成17年12月に当該地のケヤキの目標規格を歩専道と周辺の住宅地の状況等を考慮検討し、樹高12m、枝張り8m、下枝高さ4.5m、建設境界とのとの距離2mと設定した
ただし「この目標規格は、新芽が展開した夏期の樹形」だと言うことにある。

 上記回答をいただいたのであるが、この回答についていくつかの疑問点があるため、再度回答を求めることとした。

千葉市緑土木事務所 維持建設課 篠田様
千葉市みどりの協会  業務課    福原様



 ご回答をいただいた内容を検討した結果、以下の疑問点が出ましたので、再度ご回答いただければ幸いです。


疑問点1

ケヤキの剪定はクレームがついた場合にのみ、実施するのでしょうか。それともクレームがなくても剪定をする原則があるのでしょうか(今回の剪定範囲がクレームがついた場所周辺に限られているのでこの質問をしています


疑問点2

ケヤキの剪定をしてほしい人と、してほしくない人がいた場合、どのように判断されるのでしょうか。多数決で行なうのでしょうか(私が実施したアンケート調査では圧倒的に剪定結果に反対でした。反対者が多ければ剪定はやめるのでしょうか


疑問点3

目標規格を17年12月に決めていますが、誰がどのような判断で決めたのでしょうか(目標規格の論理的な説明がほしいのです)。


疑問点4

実施されたケヤキの剪定は夏の道橋から、小谷小学校前までですが、現在剪定されていない小谷小学校の前からNASまでの間のケヤキの剪定計画はあるのでしょうか(現在剪定されていないケヤキを本年度中、あるいは来年度に今回と同じ程度の剪定を行なう計画があるかどうかを知りたいのです

疑問点5

今回剪定されたケヤキの切断面は非常に大きく、木材腐食菌の進入が懸念されますが、対応策はこうじてあるのでしょうか。もしこうじてないとすると今後の対応を検討しているのでしょうか(過去の剪定結果で、秋の道のイチョウの立ち枯れ、春の道公園のケヤキの萎縮等の実績があるため聞いています)。


疑問点6

樹高の目標規格が12mなのに、市民ネットの福谷議員への回答は、「今回8mにしたが、初年度は9から10m」になるでしょうと回答されておられます。
夏期の樹形が10mとすると、明らかに原則より2m切過ぎていますが、目標規格は任意性があるのでしょうか(目標規格を厳格に適用するのか、単なる目安なのか知りたいのです。
もし厳格に適用することになると、現在残されている12m以上のケヤキはすべて剪定されることになるのですが、そのように理解していいのでしょうか



疑問点7

今回の剪定については著しく美観を損なっていると思いますが、剪定を行なう場合に美観の視点は無視されるのでしょうか(ケヤキ並木が夏の道の美しさだったのですが、今はあまりに醜悪な景観になってしまいました。
いま、私はこの場所を通る時は下を向いて通っています。美観を完全に無視した剪定は問題があると思い質問をしています
)。



疑問点8

今回の剪定については、クレームがあったところを中心に、目標規格に基づいて実施していますが、剪定の実施範囲、および樹高等は任意で担当者が適当に決めているように見えます。そのように判断してよいのでしょうか(これが私の率直な感想です)。


以上8点についてご解答いただければ幸いです。

                おゆみ野四季の道  山崎 次郎


(注)本件の関連記事は、カテゴリー「ケヤキ剪定問題」に入っております

なお、過去の強剪定を行なった、秋の道のイチョウと、春の道のさくら、春の道公園のケヤキ等の枯死、あるいは萎縮の写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/20214?authkey=W4d5-EMUfoE

 

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(20.2.14)アカカンガルーに夢想した

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 NHKが毎週日曜日のゴールデンタイムに放送している「ダーウインが来た」と言う番組をご存知だろうか。
私の大好きな自然もの番組だ。

 先週の日曜日の放送は「疾走! 熱闘! カンガルー」という表題で、アカカンガルーが主人公だった。
通常私たちがカンガルーと言うと頭に描く、あのオーストラリアの乾燥地帯の草原を走り回っているカンガルーである。

 オーストラリアの乾燥地帯は暑い。日中の温度は40度を越し、地面の温度は50度を越すという。
そんな場所でアカカンガルー10日も水を補給せず、なんと毎日100km近く走り回るのだと言う。

 実を言うとアカカンガルーがなぜ毎日100km近くも走り回っているのかその理由を知らなかった。
単に草を求めての移動としては距離が長すぎると思っていたが、この番組を見て初めてその理由が分かった。

 走っているのはオスで、メスを求めて草原を疾駆しているのだという。カンガルーメスの発情期は非常に短く10ヶ月間に2~3日程度で、しかも乾燥地帯に分散して住んでいるため、オスは懸命に発情期のメスを探して、毎日100kmも走り回っているのだと言う。

なんというけなげな努力だろう」感心してしまった。

さらにオスの苦難は続き、せっかく発情しているメスにめぐり合っても、そこにはすでに数頭のオスメスを狙っており、次はオスどおしのリーグ戦に勝たなければならない。
勝利したものだけがメスを獲得できる。

 戦いの方式はあのカンガルーボクシングである。
私はカンガルーボクシングはサーカスのショーだと思っていたが、実際は子孫を残すための熾烈な戦いの道具だと始めて知った。

 実はこの映像を見て、私がアカカンガルーにそっくりなことに気がついた。
私の遠い祖先はアカカンガルーではないか」と思ったのである。

 私の趣味はウルトラマラソンで、100km程度のマラソンに好んで出場するが、「なぜ私はウルトラマラソンをするのか」自分でも不思議に思っていた。
また、毎日筋肉運動をして上半身を鍛えているが、この理由も分からなかった。

 アカカンガルーを見て、私のこの行動が「種の起源」に基づく深い理由があることを初めて知った。
そお言えばかみさんが私と結婚した理由が「筋肉が盛り上がっていたから」だったではないか。

 
 夢想が始まった

 草原を疾駆し、メスを見つけてはオスとのボクシング競争に勝ち抜き、次々と子孫を残していくアカカンガルーたそがれの次郎」の夢想である。

ねえさん、あっしは『たそがれの次郎』と申しやす。100kmの道のりを疾駆して、ねえさんに会いにめいりやした。
もしや、ねえさんはその時じゃござんせんか

「『たそがれの次郎』さんとやら、確かにあちきはその時でござんすが、もしあちきと祝言を挙げたければ、目の前にいる『こわもての兄さん』と勝負してくれなまし。
あちきは強い男でないと、いやでありんす


これはこれは『こわもての兄さん』とやら、兄さんには何の恨みもござんせんが、浮世の義理で勝負をさせていただきやす

丁寧なあいさつ、おそれいりやす。
たそがれの次郎』さんとやら、あっしもアンさんには何の恨みもござんせんが、種の起源に基づくこの勝負、お受けいたしやしょう


「いざ」
「いざ」


 こんなことを夢想しているのをかみさんに知られたら大変だ。


この「ダーウインが来た」と言う番組を貴方が見られているか、教えてください。

 

 

 

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(20.2.13)やはり笑ってしまった eーTax

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 やはり笑ってしまった。e-Taxによる確定申告についてである。
e-Taxとは国税庁が鳴り物入りで作った電子納税システムのことだ。

国税庁のHP(ホームページ)を開くと、「確定申告書作成コーナー」というページが現れ、クリックすると「19年度の確定申告書作成コーナー」に移る。

 この画面を見られたことがあるだろうか。誰が見てもe-Taxによる納税画面と思ってしまうほどe-Taxが強調されている実に不思議な画面だ。
e-Taxを利用すれば5000円税額控除される」とか「これからe-Taxを始める」等の言葉が強調されてe-Taxオンパレードだから、e-Taxの作成画面と思わないほうが不思議だ。

困ったなあ、e-Taxでない単なる確定申告書の作成画面を探しているのに
 
 私は定年退職者だから確定申告をしなければならない。確定申告はパソコン上で出来るので、今年もそうしようとして国税庁のHPを開いた。
自分のつもりとしては、確定申告書をパソコンで作成して印刷し、必要書類を添付して税務署に送るつもりだったので、その画面を探したのだがちっとも分からない。

 何回も画面を行き来してようやく「19年度の確定申告書作成コーナー」が、e-Taxe-Taxを使用しない場合分岐画面であることが分かった。
確かに下の方にe-Taxを使用しない場合」と書いてある。

 ようやく見つけたと思ってクリックすると、通常のシステムでは絶対に表示されない魔か不可思議な画面が出てくる。
この画面を見て通常の感覚でいられる人がいたら不思議なくらいだ。
ウィンドウは表示中のWebページにより、閉じられようとしています。このウィンドウを閉じますか

 何を言っているのか分かるだろうか。通常の感覚ではせっかく見つけた画面が閉じられたら大変なので「いいえ」と答える。
そうする画面は動かない隠れた画面で「e-Taxを使用しない場合」の操作画面が出ている。
普通の感覚の人は隠れた裏画面に気づかず、画面が動かないと思ってしまう

 一方「はい」と答えると「e-Taxを使用しない場合」の画面が表面に出てくる。ここでは普通の感覚の人は、「はい」とは選択しないので「e-Taxを使用しない場合」の画面に移ることはない。

 笑ってしまったe-Taxの画面から一歩も動けないのだ。

 実際は「はい」だろうが「いいえ」だろうが、「e-Taxを使用しない場合」の操作画面に移れるのだが、ほとんどの人が分からない。
どうしてe-Taxを使用しない確定申告書作成画面にいけないのだろう
頭を抱えてしまう。

 実に信じられないようなシステムフローだが、これは国税庁がわざわざそのように誘導しているのだ。
絶対にe-Taxをつかわせる。印刷による確定申告書など作成させてなるものか


 実は昨年e-Taxでの確定申告をしようとして、その手続きの煩雑さにあきれて断念した。

 国税庁のシステム開発には実に問題が多い。このe-Taxは約500億円をかけて構築したのだが、利用率は個人の利用はほとんどなく、法人は1%程度だ。
実際に利用しようとするとわかるが、電子証明書の取得がなんともややこしい。

 区役所に行って申請すれば発行してくれるのだが、電子証明書を読むためのICカードリーダー家電店で別途3000円程度で購入しなければならない。
その後で、ソフトのインストールが必要になる。
こうまでしてがんばっても添付書類は別途税務署に送付しなければならないので、システムマニア以外はばかばかしくなってしまう。

 利用率がさっぱり上がらないので国税庁は躍起となって「19年度の確定申告書作成コーナー」を見た人をe-Taxに無理やり導こうと、こんなに不思議な画面を作っているのだ。

 それにしても国税庁とは不思議なところだ。とても利用できそうもないシステムを500億円もかけて作り、そのシステムを利用させるために納税者をペテンにかけるようなシステムフローを作って困惑させている。

 あまりのばかばかしさに私は笑ってしまった

 これは国税庁のガダルカナルだ。敗戦明白な戦場に納税者を次々に送り込んで、さらに死傷者を増やしている。
目的はただ一つe-Tax無能なシステムだと知られたくないためだけだ。

 大本営発表
わが軍はe-Taxを投入することによって、納税者の利便性を大いに高め、業務の合理化を大いに進めた。納税者は嬉々としてこのシステムを利用している

 確定申告をパソコンで実施している人に伺います。この情報は役にたちましたか


 

 

 

 

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(20.2.12)雪が屋根から滑り落ちた

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 今月3日に降った大雪の翌日、我が家の屋根から大量に雪が滑り落ちた。雪は直接庭に落ちたのではなく、2階のベランダに落ちたのだが、物音がものすごく、かみさんが飛び上がって驚いていた。

 実は我が家の屋根の南側には雪止めがない。そのため暖かくなると雪が屋根を滑って落ちてくる。山で言えば表層雪崩のようなものだ。

だから、Mホームはやだよ。手抜き工事ばかりしているかみさんはひどく立腹していたが、これはMホームの責任とはいえない。
私がMホームと交渉して、南側の雪止めを止めさせたのだ。

千葉のような暖かいところでは、雪止めはいらないでしょう
雪がいっぺんに落ちてきたら、周りの住民から文句がでますよ

家は庭が広いから隣に落ちることなんてないはずですが
しかし雪止めがあってこそ、100年の保障が出来るのです
Mホームのうりは100年保障だ。

雪の降らない場所で、雪止めをつけなければMホームは100年保障をしないというのですか

 結局妥協して、北側だけ雪止めをつけることにしたが、13年目になって大雪が降り、ベランダに大量の雪が滑り落ちてきた。
雪止めを止めた事による費用の節約は約10万円だったので、結局、ベランダからシャベルで雪を庭に落とした作業が10万円に相当したわけである。

 実はMホームとの契約ではひと悶着があった。本体価格は実にリーズナブルな価格だったのだが、付属設備を加えていくといつの間にか高価な買い物になってくる。
付属経費が本体価格の2分の1程度に膨らんだ時、これはやばいと気がついた。

 それからは不必要な設備を徹底的に削ることにしたのだが、そのうちの一つが雪止めだったのだ。

 Mホームの場合もそうだが、大手のプレハブメーカーと契約すると、一つ一つの資材や、工事に値段がついており、その積み上げ方式になっている。
かかった費用が具体的に分かる仕組みになっており、価格設定が明確です」そお宣伝していた。

 ただし素人にはなぜその資材や工事が必要なのか判断が難しい。
私も当初はMホームにまかせっきりにしていたが、あまりに付属経費が膨らむので、内容を懸命に吟味した

 するととても不思議な経費が一括して計上されていることに気がついた。
更地に建設するのに「既存建物解体工事費」があったり、交通の便がこれほどよいところはないのに「部材等小運搬費」が計上されている。

部材等小運搬費」とは道が狭いので大型トラックで資材が運べない場合に小型トラックに積み替える費用だ。

 クレームをつけてこうした費用を抑えたり、設備を価格の安いものに変更したりして約3百万円ほど削ることが出来た。
私としてはやれやれと思っていたのだが、最近になってカモシカ姉さんから実に興味深い話を聞いた。

 カモシカ姉さんの家は地元の中小規模の建設会社O住宅と契約して立てたのだが、かみさんが「こんなすてきな家は見たことがない」と言うぐらいすてきな家だ。

手すりの形や、窓枠などをこちらの要望を言うとその通りにしてくれて、それで費用がかからないの。

前のSハウスの時は、変更するとこれだけの費用がかかりますなんて言われて、思いどうりに出来なかったのよ。

100年保障はないけれど100年なんて生きられないのだから、気に入った家のほうがいいのよ

 私の場合、散々Mホームと価格交渉で悩んだので、O住宅が何を変更しても費用がかからないと聞いたのにはびっくりした。それで実に立派な家が建っているのだ。

 どうやら大手プレハブメーカーが品質的にも価格的にも地元のメーカーより上だと思うのは間違いだったのではないかと思うようになってきた。

 また家を作るだけの財政的余裕はないが、もし可能であったならカモシカ姉さんのような家を、一度信頼できる地元のメーカーに依頼して作ってみる経験をしたいものだと思っている。


(お願い)住宅建設における興味ある情報があったら教えてください。


大雪が降った翌日(4日)の雪景色の模様を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/2025?authkey=JZEjeVPSur4




 

 

 

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(20.2.11)XPが固まってしまう

おゆみ野四季の道」のテーマソング。以下のファイルをダウンロードすると曲が始まります。
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 ブログを書いていて最大の悩みは、私の使用しているパソコン、SHARPMebiusが固まってしまうことだ。
OSWindowsXP,メモリ1G(ギガ)、ディスク70G(ギガ)で空き領域50Gもある。

 どう考えても、システム資源に余裕があるはずなのに、ブログを書いている途中でウンともスンとも言わなくなってしまう。
こうなるとどのようにしても駄目で、仕方なく電源を落として再立ち上げだ。

 今まで書いていた内容はすべておじゃんだし、立ち上げに数分待たなければならないのでストレスは最高に達してしまう。

 何とかならないだろうかと思案して「XPを快適に使う方法」と言うような雑誌を大量に買い込んで研究を始めた。

 この中で「固まり対策」として本当に有効だと思ったのは、Windows Live One Care PCセーフティという無料ソフトを使用することだ。
このPCセーフティというソフトはマイクロソフトが無料で提供しているソフトでその都度ダウンロードして使用する。
Googleで検索すればすぐ分かる。

 機能は3つだ。
プロテクト(ウイルスの検地と検索)
クリーンアップ(ハードディスク上の不要なファイルの除去)
チューンアップ(PCのパフォーマンスの向上)

 この中で本当に有効なのは、二番目のクリーンアップで、他の二つは使用しないほうがいい。
このクリーンアップを使用すると、瞬く間に不要なファイルを除去してくれて、パソコンの動きは快調そのものになる。
パソコンが固まって動かなくなることがしばしば起こるなら、絶対のお勧め品だ。

もっともWindowsXPアクセサリシステムツールの中にも、同じ名前の「クリーンアップ」があるのだが、経験的に言うとPCセーフティの「クリーンアップ」の方が断然機能が高い
おそらくPCセーフティのソフトの方が日常的に機能アップを図っているからだと思うが、詳細は知らない。

 一方、プロテクトウイルスバスターのようなセキュリティソフトが常駐している場合は使用しないことだ
セキュリティソフトがない場合に、いっぺんにウイルスチェックをするソフトだと思えばいい。
いっぺんにするので時間がかかることおびただしい。
私はTESTで使用してみたが、3時間もかかってウイルスが発見できなかった
毎日ウイルスバスターでチェックしているので当然だ。

 チューンアップについては、Windowsデフラグと同じだ。
これはWindowsアクセサリシステムツールデフラグが十分機能するので、わざわざPCセーフティデフラグを使用する理由がない。
正直言って,PCセーフティデフラグWindowsデフラグの機能差が分からなかった。

 結論を言うと、この無料ソフトは「クリーンアップ」だけ使用することを進める。もう一度言うが、パソコンが固まって悩んでいる人にはとても快適な操作環境を保障してくれる。

 なお、使用法は簡単だが、作業終了の直前PCセーフティを購入するかどうかを聞いてくる。
無料ソフト以外に有料ソフトがあるのだ。
ここで「いいえ」と答えなければならない。「はい」というと有料ソフトを購入させられてしまう。

 無料の「クリーンアップ」は有料ソフトを購入させるためのエサなのだが、実においしいエサだ
これだけ食べて食い逃げするのが、賢い魚の心得だ。


パソコンが固まってしまって困っている方にお尋ねします。
この情報は役にたちましたか。

 

 

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(20.2.10)身体の調子が悪い

おゆみ野四季の道」のテーマソング。以下のファイルをダウンロードすると曲が始まります。
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 「最近はまったく医者にかかることはない」なんて威張っていたら、今日(9日)、からだの調子が急激に悪くなってしまった。

 朝、いつものように四季の道を清掃していたら、四季の道の途中あたりから数分おき位に左のコメカミあたりがズキンズキンと痛みだした。
思わず「うぅー」と唸るぐらいだ。

 本当は早く帰りたかったが、あいにくと四季の道はあと半周しないと家に行き着かない。1時間弱はかかりそうだ。
何回も立ち止まってはため息をついた。

 家に帰ってすぐに風呂に入り身体を温めたが、身体の調子はいまひとつだ。どうやら風邪の菌が身体に入ったようだ。

 実は昨日、新宿で高校時代の同窓会があった。夕方の7時ごろから9時ごろまでの2時間だ。
同窓会は気のあった仲間4人が集まった内輪のもので、実に楽しい時間を過ごしたのだが、私にとっては二つほど問題があった。

 一つは新宿のような人出の多いところに行くのは久しぶりで、おゆみ野周辺の環境のいい場所に住んでいると、雑菌の巣に入り込んだようなものだ。
アマゾンの無菌のインディオが急に都会に連れてこられたのと同じだ。
森の精霊よ、われに再び勇者の力を与えたまえ」祈ってしまった。

 もう一つは帰宅したのが11時を過ぎており、私の普段の就寝時間の8時を大幅にオーバーしていたことだ。
アー、大変、ガラスの靴が消えてしまうわ」シンデレラだ。
次回の同窓会は昼間がいいといったら笑われてしまうだろうか。

 すっかり体調が崩れた。本当はブログを書くのも止めたいのだが、これはよほどのことがない限り止めないことにしているので、気力を振り絞った。
次郎、がんばれ、ラストスパートだ

 さあ、今日は色々なことを考えずにコタツに入って一日中寝ていよう。
明日は、ハイテンションで楽しいブログを書けたらいいのだが・・・


追伸
 しばらく寝てからメールを見たら、先日私がおゆみ野walkersで紹介した花牟礼さんからメールが入っていた。メールの内容が期待したとおりだったので、気持ちがだいぶハイになった。

 私の病気は半分以上は精神的なものなので、気分がよくなると病気から立ち直ってしまう。
どうも新宿という雑菌の巣に行ったのと、8時に眠れなかったので、ナーバスになっていたみたいだ。

 




 

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(20.2.9)毒入り餃子がこわい

おゆみ野四季の道」のテーマソング。以下のファイルをダウンロードすると曲が始まります。
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 例の毒入り餃子事件以来、中国製の食品に対し非常にナーバスになってしまった。

 先日かみさん冷凍のたこ焼きを解凍してくれたのだが、最初は何気なく食べていたのに「もしかしたらこれは中国製」と思ったとたん、吐き気がしてきた。

 あわててかみさんに「このたこ焼きはどこで作られらの」と聞いたが要領を得ない。
たこ焼きの入っていた袋を持ってこさせ、原産地がどこかくまなく探した。
よかった、タイだ。それなら大丈夫だ
急に食欲がわいてきたのだから現金なものだ。吐き気もすっかりすっ飛んでしまった。

 実はこれは私だけでなくも同じような経験をしている。
娘はどこかの料亭で宴会のから揚げを食べたのだそうだが、「あれは安かったから中国製では?」と思ったとたん吐き気を催したらしい。
寝込んでしまった。
から揚げを全部食べずに残して、保健所に持っていけばよかった」悔やむことしきりだ。

 娘の場合も単なる食いすぎで、胃のもたれに過ぎなかったようで、次の日は元気に会社に出かけていった。

 しかし困ったものだ。中国製と聞くとそれだけで毒が入っていると身体が反応してしまう。
これでは中国製食品に対する精神的やまいみたいなものだ。

 実を言うと私は物理的やまいより精神的やまいのほうが多い。
昔会社に入った当初の頃、会社の門をくぐると急に頭痛がし、門から出るとすっかり直るのには閉口した。
中国製食品でまたそれが始まってしまった。

 このまま原因が判明せずに時間が立つと、私のような中国製食品に対する精神的やまいを持った患者が増大しそうだ。

 ホームズワトソン君に今回の事件の謎解きをしてもらわないと安心して暮らせない。

ホームズ、今回の毒の混入場所はほぼ確定されてきたようだね
中国政府も日本政府も正式には認めていないが、天洋食品の包装過程で毒が混入されたとターゲットを絞ったようだ。
神戸と福島の毒の接点はそこしかないのと、毒が袋の中に入っていたのが決めてだね

しかし誰がいったい何の目的でそのようなことをしたのだろう
中国政府は『日中両国の親善を望まない分子の破壊活動の可能性を否定できない』といっているようだが
破壊活動の可能性は少ないと思われる。もし破壊活動ならもっと多くの毒を使用するだろう。そのほうがインパクトが大きいからね。

 それにこうした活動をするグループは必ず犯行声明を出すものだ。
自分たちの行動が正しいと大衆にアピールしないと、何のために行動したのか分からないからね。
いまのところ犯行声明はない。だからこの可能性は小さいと思う

ではいったい誰が毒をいれたのだろうか
可能性が一番高いのは、天洋食品に何らかの不満を持つ従業員が会社を困らすためにやったと言う可能性だ。

 おそらくこの人は個人で、かつ農民か農民出身者だ。農薬の扱いに相当慣れている。致死量までは入れていないところが味噌だ。

 また特定の日に混入されているので、その日に作業をした人で、その後会社を辞めているか、辞めさせられた人を対象に捜査するのが一番だね

この事件は解決するだろうか
中国政府は威信をかけて捜査するはずだから、そのうちに犯人は捕まるだろう。中国の捜査方法は何でもありだから、解決は意外と早いかも知れないよ

早く事件が解決してくれないと、私の精神的やまいは治りそうにない。


(別件)有吉小学校のプランターが破壊されています。

 有吉小学校では、学校の前の四季の道沿いにプランターを設置し、通る人の目を楽しませていますが、最近このプランターを故意に壊す人がいます。

 学校の話では数年前にもこうした破壊行動が頻発したそうですが、また始まったのかと頭を抱えているようです。

破壊活動の写真を掲載します

http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/202602?authkey=uYS9tQtmKfk

 

 

 

 

 

 

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(20.2.8) アラカルト

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今回のブログは互いに関係のない2件の記事です。
1件は6日に行なわれたみやこ会の里山整備の報告、もう一件は、夏の道のケヤキの剪定について、千葉市みどりの会からの正式の回答をいただいたので、その全文の掲載です。

(1) みやこ会の里山整備活動報告
 
  6日(水)は断続的な雪が降りしきる寒い一日だった。
作業は朝の10時半から開始したが、この日のテーマは新たに発見した粗大ごみの撤去である。  参加者は7名だった。

 不法投棄されたバイク等を調節池から引き上げ、千葉地域整備センターのトラックでゴミを搬出するのが目的だ。

 意外と粗大ゴミは多く、ミニバイク2台自転車2台(1台は子供用)、タイヤ5本鉄管1本鉄筋2本鉄板ボーリング用ボール便座ヘルメットベニヤ板等実に大漁だ。
こんなに残っているとは思わなかった。

 またミニバイクの撤去では事前に警察に届ける手続きが要る。
警察に通報し、鎌取交番の警察官に車体番号や捨てられた状態等を確認してもらってから、撤去作業に入った。

 トラックを出してくれる千葉地域整備センターY さんから11時頃「が大分降ってきたので今日の作業は中止でしょうか」と、確認の電話が入った。
既に作業を始めており、ゴミを管理道路まで運び上げているので予定通りトラックをお願いします」と返答したところ、驚いた様子だったが雪の降りしきる中、快くトラックを出してくれた。
ありがたいことだ。

 従来セイタカアワダチソウが繁茂する場所は、まったく人が入るのが難しかったが、先日の雪の重みで草原の枯れ草が倒れた事により、足を踏み入れる事が可能となっている。

 今回初めて草原に葦を踏み入れたが、トイレ下の水溜りの範囲も探索出来き、さらに調節池内部の草原のゴミも回収出来た。

 寒さはひとしおだったが、これで本当に不法投棄されたゴミがすべて片付き、精神的にはほっとした一日だった。

作業状況が分かる写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/2026?authkey=tNabmL61MG8



 
(2) 夏の道のケヤキの剪定について千葉市みどりの協会業務課、福原様からの正式回答文です。全文をそのまま掲載します。

 おゆみ野四季の道(夏の道)にかかるケヤキの剪定について

日頃より公園緑地行政並びに街路樹にご理解とご協力を頂き誠にありがとうございます。

おゆみ野四季の道(夏の道)のケヤキの街路樹の剪定について、財団法人千葉市みどりの協会より回答いたします。

ケヤキを剪定する経緯から説明いたします。

夏の道(歩専道51号線)は歩行者専用道路として、歩道幅員19m 中央の舗装幅5mの規格であります。ケヤキの植栽位置から民地境界までは6mを確保しております。

剪定前の樹高は、15m~16m 枝張は、10m前後でありました。

ケヤキは、本来剪定を嫌う樹種です。ご指摘の通り自然樹形が望ましいのですが、(自然に任せると樹高30m、幹周り6~7mにも達します。)限られた歩道空間に末永くケヤキの街路樹を維持するためには、定期的に切り戻しのための剪定が必要となります。

 また、この作業を躊躇すると、剪定枝が太くなりすぎて、切断面が大きくなり樹木に負荷がかかり、断面から木材腐朽菌が侵入し、枝枯れが発生し幹まで進行すると枯死する場合があります。

 更に、民地敷地に越境した枝を剪定する場合には、安全確保のため剪定する枝をクレーン等の重機で吊り作業しなくてはなりません。
そこで、その重機の設置及び導線・活動空間の確保のために必要の無いケヤキの剪定が必要となります。
また、ケヤキは、枝枯れする性質があり強風時などに落下するケースがあります。歩道の安全確保のためにも剪定する必要があります。

平成17年12月に当該地のケヤキの目標規格を歩専道と周辺の住宅地の状況等を考慮検討し、樹高12m、枝張り8m、下枝高さ4.5m、建築境界との距離2mと設定しました。この目標規格は、新葉が展開した夏季の樹形です。

 今回剪定を実施しましたが、1年後にまた剪定を実施します。これは、今回剪定した切断面周辺から沢山の新枝が箒状に枝が伸び樹形を著しく損ないますので、新枝から不要枝を除去する作業が発生するからです。

 成長の良い高木の街路樹を維持するには、周辺住民との共存が不可欠であり、一時的にケヤキ本来の樹形が損なわれますが、ご理解を頂きたいと考えております。

           財団法人千葉市みどりの協会  業務課 緑化係

本件と関連する記事は以下の通り
夏の道のケヤキの剪定について






 

                    

 

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(20.2.7)「この人に会いたい」の通信員になった

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 おゆみ野walkersのブログ「この人に会いたい」の通信員になった。
おゆみ野walkersではTさんがライターとなって、おゆみ野在住の「これはと思った人」にインタビューをして、それをブログに掲載してきた。

 実は私もその一人になっているが、現在まで7名の方が対象になっている。確かに私以外の人は、このおゆみ野地区においてはなくてはならない人であり、立派な方たちではあるが、Tさんの悩みはインタビューの対象者がなかなか広がらないことにあったようだ。

 あるとき私に「山崎さんが足で稼いでお会いになった貴重な方々を紹介していただけないでしょうか」と依頼があった。
私が若干躊躇したのは、私の知り合いは「名をあげそれなりの地位も名誉もあるという人」ではなく、「今懸命に努力している人」や、「地位や名誉と無関係に人生を楽しんでいる人」がほとんどだったからである。

私の知っている方は、面白く興味のもてる人は多いですが、社会的評価が定まったような人はいませんよ。それでもいいのですか」念を押した。

それに、おゆみ野地区に限定されると、私の活動範囲はもう少し広いのでおゆみ野近在まで含めていいでしょうか
Tさんは両方とも了承してくれた。

山崎さんが、自由に自分の思ったように書いてください
正直に言えば私は文章を書くことがとても好きなので、そこまで言われれば喜んで引き受けることとした。

 そうして今回、私の最初のインタビュー記事を上梓できた。
第一作はあの「絵はがきにならない風景スケッチ」を制作してる花牟礼(はなむれ)祐一さんである。
前にも一度このブログ「おゆみ野四季の道」で紹介したことがあるが、失われつつある日本のちょっとした風景を水彩画スケッチで懸命に残そうとしている方だ。

 若くとても進取の気持ちを持った方で、独特の水彩画ストーリーというジャンルを切り開かれている。
インタビューを依頼したら快く応じてくれた。鎌取駅を挟んでおゆみ野と反対側の辺田(へた)町に住んでおられる。

 私は、今回書いた「この人に会いたい 花牟礼祐一さん」を是非読んでいただきたいと思っている。

 それは私が書いたからと言うのではなく、花牟礼さんの努力や生き方がとてもすてきだからだ。
そして、花牟礼さんHP(ホームペエージ)で公開している、「絵はがきにならない風景スケッチ」を見て、「ああ、こんな絵を書いている人がいるんだ」と楽しんでもらったら、インタビューアとしての役割は十分果たせたことになるはずだ。


以下のURLをクリックすると「この人に会いたい 花牟礼祐一さん」の記事を読むことができます。

http://oyuminow.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_7f02.html



 

 

 

 

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(20.2.6)私だけが知っている

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 「私だけが知っている」というテレビ番組を覚えておられる方がいるだろうか。
1957年から約6年間に渡って放送されたNHKの看板番組で、放送を見ながら、徳川無声を中心とする探偵が犯人を推理すると言う番組だ。
私が中学生から高校生の頃の番組である。

 最後に「私だけが知っている」から始まるナレーションが謎解きをして、探偵の推理が正しかったかどうかが分かる仕組みになっていた。

 実は先日我が家で「ボケはだれか」が論争になった。
ことの発端はかみさんが、溶けたチーズに野菜やパンやソーセージをつけた食べるチーズフォンジュと言う料理を作ったことに始まる。

 かみさんは最近盛んに料理番組を見ては新しい料理に挑戦しており「最近のママさんは、料理のバラエティーが豊かだな」なんて和気あいあいと食事が進んだ。
食卓を囲んだのは、かみさんの3名である。

 問題が発生したのは、ほとんど食べるものがなくなってきた頃だ。
見るとチーズを溶かしたボールの中に、食べかけのブロッコリーが入っていた。

お父さんはまたぼけちゃって、ブロッコリーにチーズをつけたのをわすれてるよ」かみさんがすかさず言った。
私じゃないよ、第一私はブロッコリーは食べない
私がブロッコリー嫌いなのは我が家では周知の事実だったので、かみさんは娘に向かって言った。

Aちゃん、若いのにぼけちゃって。ブロッコリーがボールに入ったままよ
これに娘が反論した。
おかあさん、私は自分のしたことをすぐ忘れるようなことはしません。お母さんが残したのじゃないの

かみさんがカチンと来た。
ブロッコリーの置いてある方向を見てごらん。茎の部分がAちゃんのほうをむいてるじゃない。Aちゃんがチーズをつけようとして置いたのよ

娘がカチンときた。
お母さんは最近物忘れが激しいから自分のしたことを忘れてるのよ

すっかり楽しい食事の雰囲気が一変してしまった。
しかしいったい誰が置いたのだろう。

推理1 おとうさん
しょっちゅう物忘れをする。ただしブロッコリーは嫌いだから通常は食べない。ブロッコリーを嫌いなことを忘れて食べようとして、そのままボールに置いたと言うことは考えられる。

推理2 おかあさん
最近物忘れが始まったが、お父さんほどではない。自分はいつも正しいと思っているので、何か問題があると他人のせいにする傾向がある。

推理3 娘
基本的にしっかりものだが、ブロッコリーの茎が娘のほうを向いていたのは痛い。あたかも娘がチーズをつけようとして忘れたような状態になっている。

さて、犯人は誰だと思いますか。
私だけが知っている。ぼけたのは誰か

     

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(20.2.5)夏の道のケヤキの剪定について

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 先日、夏の道のケヤキの剪定についてブログ(20.1.23 どう判断したらいいのだろう)を記載したところ、緑土木事務所 維持建設課篠田様から回答(20.1.29)をいただいた。
全文をそのまま掲載したい。


 いつもお世話になっております。
 先般頂きましたメールについて、遅くなりましたが別紙により回答いたします


(別紙)

 御高配を賜り誠にありがとうございます。

 さて、先般頂きましたメールのおゆみ野四季の道(夏の道)街路樹ケヤキの剪定についてでございますが、昨年春頃から隣接住民の方より、日照の問題、落ち葉の問題、テレビ電波障害の問題等で剪定要望が数件ございました。

 つきましては、街路樹の管理をお願いしている千葉市みどりの協会に剪定を依頼いたしました。

 なお、剪定手法につきましては、樹木管理の専門部門であります千葉市みどりの協会にお願いいたしましたことから、剪定手法につきましては、千葉市みどりの協会より回答いたしたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

 

なお「千葉市みどりの協会」からの文書を待っていたのだが、4日現在受領できていない。

 あまり時期を失するとこの問題の本質が薄れてしまうと危惧していたところ、市民ネット福谷議員が「夏の道のケヤキの剪定」について樹木管理の専門家から聞き取った内容をブログに掲載されていた。

 内容的に相違があるとは思われないので、福谷議員ブログ2008.1.30 春になるとケヤキがあばれる)を一部再掲させていただいて、千葉市みどりの協会の回答の代替をさせてもらう。 

樹木は、植えられた場所によって、人間の管理下におかなければならないものと、伸び放題にしても良いものとがある。 

たとえば、法律上民地に入った枝は伐らなければならない。 

また、あまり放っておくと、枝が大きくなって切り口も大きくなる。 

街路樹の場合は道幅や周囲の建物との位置関係で高さを設定しているが、夏の道のケヤキは12mを目標としていて、今回は1518mあったものを、8mにした。 

初年度は結構あばれる(一生懸命がんばろうとして、新芽がいっぱい出る)ので、来年は9~10mにはなるでしょう。 

剪定の適期は樹木によって異なるが、ケヤキは冬季。平成17年に雨どいが詰まるということで一部伐ったが、本格的な剪定は今回が始めて。本来ならばもう少し早い時期に伐るべきでありました・・・


私の掲載したブログ、および緑土木事務所等からの回答を参考に、夏の道のケヤキ剪定問題を考えていただければ幸いです。

 なお、今後とも本件ブログにおいては回答をいただいた意見・主張については全文を掲載することによって、読者の判断の参考資料を提供していきたいと思っております。

 夏の道のケヤキ剪定問題に関心のある方にお伺いします。今回の一連の情報提供は役に立ったでしょうか。

 

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(20.2.4)雪が降る

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 今日(3日)の関東地方は大雪だ。朝から降っていた雪は午後も止まず、窓から外を見ると積雪は10cmを越えているみたいだ。
近年は暖冬が続いていたので、関東地方でこんな大雪になったのは久しぶりだ。ここ数週間の寒さも本格的で、久しぶりに本当の冬を感じることが出来た。

 しかし喜んでばかりいられないのは、今日浦安で「東京ベイ浦安シティマラソン」が開催されることになっていたからで、朝雪が降り積もっていたのを見ていやな予感がした。
今日はこのままでは中止になりそうだな

 それでも一応会場までは行ってみるのがランナーのサガだ。
大雪の中を出かけようとする私を見てかみさんが「こんな大雪の中で、レースをするはずがないじゃない。ばかじゃない」と露骨に言う。

 かみさんは第三者に対しては実に丁寧な物言いをするのに、私には露骨だ。
ばかなのは主催者か、俺か」といいそうになって言葉を呑んだ。かみさんに言い争いで勝てないのはすでに証明済みだ。
聞こえないふりをして出かけた。

 舞浜の駅に着くと続々とランナーが戻ってくる。ランナーの一人に確認した。
今日はマラソンは中止ですか
ええ、でも会場で参加賞の交換と千葉真子さんのサイン会をやってますよ

 駅から会場までは片道15分程度なので、参加賞をもらって帰ることにした。

 中止になった会場の雰囲気は何か気が抜けたようなところがある。せっかくの1年間の準備が無駄になってしまったのだから無理ない。
約7000名がエントリーしており、競技役員も700名程度配置されていたのだ。

 選手でもトップクラスの選手は、この大会をターゲットに練習していたはずなので落胆が大きいだろう。
一方私のような市民ランナーは、いつ走ってもそこそこの記録しか出ないので諦めが早い。
次のレースでがんばろう」あっさりとしている。

 今日はせっかくの雪景色だから、写真をいっぱい取っておくこととした。20.2.3の大雪の記録だ。何年かしてこの写真を見返すと思い出深いものになりそうだ。

雪景色の写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/2023?authkey=YziLdeSnn_4

 

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(20.2.3)支援の輪

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 最近清掃活動に対する支援の輪が広がってきた。
清掃活動は完全にボランティアだから、ゴミ袋も手袋もゴミバサミもすべて自前でそろえている。

 四季の道を清掃していると「そのゴミ袋は自分で買うのですか」とか「集めたゴミはどのように処分しているのですか」とか聞かれることが多くなった。

ゴミ袋はジャスコで買っています」というと「私のところに余ったゴミ袋があるので使ってください」と提供してくれるのだ。

 先日(30日)は、金沢小学校教頭先生から、ゴミ袋と手袋とゴミバサミを大量に提供してもらった。
聞いてみると先生は地区の活動に参加するたびに、ゴミ袋をもらったり、手袋をもらうらしい。

 ところが先生の住居は茂原にあるので、千葉市のゴミ袋は使用できない。学校でも学校用のゴミ袋が指定されているので処理に困っていたところ、私を見てはっと気づいたのだそうだ。
そうだ、山崎さんに使用してもらおう

 そんなわけで最近は色々な方から資材の提供をしてもらっている。千葉市のゴミ袋は1枚10円で必ずしも高くはないが、毎日使用しているのでこうした支援は本当にありがたい。
感謝していただいた。

 教頭先生と話をしていて初めて知ったのだが、指定のゴミ袋の値段は市町村によってまったくばらばらのようだ。
無料から100円程度までばらつきがあるらしい。
先生の住んでいる茂原では,ゴミ抑制のために1枚70円程度に設定されているらしい。
だからゴミ袋に目一杯ゴミをつめて出すんですよ」笑って言っておられた。

 ゴミ袋の値段設定は地方自治体の財政事情によって異なり、一般に地方の財政事情の悪い市町村ほどゴミ袋の値段が高いらしい。
ゴミ袋の値段を上げるときの自治体の論理は「ゴミの減量化」であり、値段が高いほど減量化が出来ると言う。
データで見ると20%程度減量化した自治体が多い。

 一方住民からすると、「となりの自治体が無料で、なぜうちの自治体が50円なの」と言うことになり、実際下関市ではゴミ袋の値段を下げる署名運動が行なわれたらしい。
しかし傾向としてはゴミ袋の値段は高くなりそうだ。

おゆみ野クリーンクラブとしては、現行の45L、10円がたとえば50円になるとかなり痛い。
家庭のゴミの減量化は進むと思われるが、一方公共の場所へのゴミの放棄が増えると予想されるからだ。
50円なんて、払えるか。公園にでも捨てておけ

 ゴミ袋の値段があがり、かつ放棄されるゴミの量が増えるとダブルパンチだ。そのときは市や公的機関や有志からの支援がないとボランティア活動を続けることが出来なくなるのではないかと危ぶんでいる。


 現在、指定のゴミ袋が余っており、処理に困っている方がおられましたら、おゆみ野クリーンクラブのメンバーに提供をお願いします。
クリーンクラブのメンバーは青い腕章をつけて清掃活動をしていますので、すぐに分かります。

 

 

 

 

 

 

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(20.1.2)ちっちゃなかみさん

おゆみ野四季の道」のテーマソング。以下のファイルをダウンロードすると曲が始まります。
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 驚いた。珠玉の短編小説と言うものがあった。平岩弓枝氏の「ちっちゃなかみさん」である。
最もこれを知ったのは本を読んだからではない。朗読会で知ったのだ。

 ちはら台のコミュニティーセンターで年に6回行なわれる「目から耳から 本の世界のいざない」の一環として先日(1月31日)行なわれた朗読会のプログラムである。

 朗読をしたのはちはら台に住んでおられる主婦の方で、おそらく2ヶ月間に渡って特訓したはずだ。
読み間違いもほとんどなく実に立派な朗読だった。
あえて言うと登場人物ごとの台詞を、その人物になりきって話すことに物足りなさを感じたが、これは実際にやってみると難題中の難題なので、求めるほうが無理かもしれない。

 さらに私が感心したのはこの本の短編小説としての完成度であり、またこの本を朗読会用として選定したプロデューサの眼力である。
この会は実質的にちはら台の鬼軍曹が仕切っているのだが、鬼軍曹の小説を見る目は確かだ。

 今回の「ちっちゃなかみさん」は短編小説としてのつぼを完全に押さえた名作だ。
私は平岩弓枝氏の本を読んだことはなかったが、今回の朗読会で聞いて平岩弓枝氏を知らなかったことを恥じた。

 短編小説だから筋はいたって簡単である。

 向島で3代続いた料理屋、笹屋の一人娘、お京が一方の主人公である。お京は今年で20歳になった。江戸時代だから嫁ぐのが少し遅いくらいだ。両親は縁談でやきもきしている。

 一方お京はしっかり者の看板娘として店をきりもりし、親は手を出すすきもない。そして縁談話をすべて断る。自分では思う人がいるのだと言う。

 相手はかつぎ豆腐売り信吉といい、いたって評判のいい男だが、親から見れば、単に店に出入りしているかつぎ豆腐売りにすぎない。しかも娘は新吉とまともに口を利いたこともなく娘の片思いのようだ。

 新吉と夫婦になれなければ一生独身ですごすと言う娘の言葉に両親は大慌て。さっそく新吉の身辺調査を始めると『ちっちゃなかみさん』がいるという。

 実はこの『ちっちゃなかみさん』がこの短編小説のキーで、これがあるからこの小説を書いたようなものだが、新吉の姉がやくざな男との間に生んだ姉弟の姉の方である。

 新吉の両親はすでに死亡しており、姉とやくざは駆け落ちして二人の幼子だけが残されている。『ちっちゃなかみさん』のお加世11歳、弟の治助6歳だ。

 新吉はこの二人を実の兄弟として懸命に養育している。親代わりだ。そしてお加世は『ちっちゃなかみさん』として新吉を支えている。
まさにちいさなかみさんなのだ。

 ここから話はクライマックスに入る。
お京が思い余って新吉に思いを告げたが,新吉からは断られる。姉弟二人が一人前になるまでは結婚することが出きないという。
それが死んだ父母との約束だと言うのだ。

 お京は落胆し一生独身を宣言し、両親は「独身宣言」を聞いてさらに落胆してお寺参りに出かける。

 一方新吉は、本当はお京を深く愛していたが、姉弟の手前じっと我慢をしている。しかし夜中になると『お京さん』と呻吟してしまう毎日だ。
それを『ちっちゃなかみさん』のお加世が聞いてしまい、自分たちさえいなくなれば新吉お京が夫婦になれると小さな胸で決心をする。
11歳の少女の決心だ。

 お寺参りをしていた夫婦に、後をつけてきた姉弟が新吉とお京を夫婦にしてほしいと懇願する場面がこの小説のクライマックスになっている。
11歳の小娘が自分たちを犠牲にして、兄の幸せを思う気持ちを告白する場面は、聞いただけで涙が出てしまう。
「弟は子守をしながら自分が面倒を見る」ので、兄の願いをかなえてほしいと言う。
作者は明確には言わないが、この時代少女に出来ることは女郎しかない。

私はほとんど嗚咽しそうになり、かろうじて耐えたが涙は留まるところがなかった。周りの人たちも涙を流していた。
最終的にはハッピーエンドになるのだが、それまでは胸が張り裂けそうだった。


 この小説は日本人の琴線に触れる珠玉の名作だ。小さな姉弟が育ててくれた兄への恩返しとして、身を引いて犠牲になると言う心情は、日本人だったら誰でも泣いてしまう。

 それにしても平岩弓枝氏短編小説を創作する力量には驚いた。またそれを朗読会で取り上げた鬼軍曹の眼力にも敬服した一日だった。

 

 

 

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(20.2.1)確定申告の季節

おゆみ野四季の道」のテーマソング。以下のファイルをダウンロードすると曲が始まります。
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 確定申告の季節が再びやってきた。一昨年に定年退職して昨年始めて確定申告をしたのだが、その複雑さに頭を抱えた。
それまでは会社で年末調整の用紙に必要事項を書き込むだけだったので、「何と複雑な作業なんだ」と言う印象だ。

 今年も税務署から確定申告の用紙が送付されてきたが「また、あの作業をしなければならないのか」と思うと気が重くなった。

 ようやく決心して昨年の作業実績をチェックし始めた。幸いにも昨年の書類はすべてとってあるので、それを眺めているうちに少しづつ作業をする気になってくる。

 とりあえず本年度の控除がどうなったか調べようとしたが、少しも頭に入らない。
確か昨年も同じように悩んだはずだったが・・・・・

そうだ、さっさとコンピュータにデータを打ち込んで、コンピュータで計算したほうが早い
ようやく昨年の作業イメージを思い出した。

 始めると信じられないくらいスムーズに書類はできあがる。
ないしろ収入は年金だけなのだからいたって簡単だ。必要書類もばっちりそろっている。
いやー、こんなことなら悩まずにさっさと作業すればよかった

 しかし、計算された所得税の結果をみてびっくりした。
少ないのだ。
かつて私が最も所得が高かった時のほぼ1か月分に過ぎない。
現在の年金収入は最も所得が高かったときの約4割だから、収入が5分の2になると所得税は12分の1になってしまった。

 これは善政というべきか、累進税率が高すぎると言うべきか、悩んでしまう。
そういえば昔、年収が増大しても手取りがさして増えないことを不思議に思ったが、今は所得が減少しても手取りがさして減少しないことが不思議だ。

 住宅資金は退職金で全額返済しており、厚生年金は受領する立場だし、失業保険の支払いもない。
貯蓄をする理由はないし、保険も最低限で済ませられる。
そして税金は信じられないような安さだ。

 手取りだけで言うと昔とさして変わらない水準だ。
日本は退職者に対し天国のような生活を保障している国ではないか
思わずうなってしまった。
前にも書いたが現在の退職者の置かれている立場は「パンとサーカスを約束され、1000年の繁栄を謳歌したローマ市民」のようなものだと思う。

 だからこうした生活を保障してくれている社会に対し、ささやかな恩返しをするのが退職者の役割だと私は思うのだが、他の退職者の方はどのように考えられているのだろうか。

 

 

 

 

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